
この記事では、新モデルのHP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル:実機)と、旧モデルのHP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル ※実機レビュー)を比較しながら、新製品の特徴や変更点などを詳しく解説しています。
【2018/12/04】実機ベンチマークを公開!
◆HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
最終更新 : 2019年6月5日【2018/12/04】実機ベンチマークを公開!
◆HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
■目次(ページ内リンク)
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【新モデルの紹介】
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)の特徴について
【新旧モデルの外観やデザインの違い】
◆新モデルは「エメラルドカット」が施されたデザインが大きな特徴
◆アンギュラーフォーム(角ばった形状)を採用したボディの周囲
◆「SPECTRE」のロゴが刻まれたヒンジ部分
◆位置を把握しやすい角に電源スイッチを配置
◆指紋認証リーダーは右側面からパームレスト部分に変更
◆ジオメトリック(幾何学的な)デザインになったスピーカーグリル
◆冷却効率を高めるために両側面の排熱口を大型化
【新製品のディテール】
◆ボディの質感・表面処理・プレミアムロゴなど
◆底面・リサイクルマーク
【新モデルに追加された新機能】
◆WebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」
◆冷却ファンの制御方法を変更できる「HP コマンドセンター」
【スペックの比較】
◆新モデル(2018年10月モデル)のスペック:SSDはカスタマイズ可
◆新モデル(2018年10月モデル)と旧モデル(2018年6月モデル)のスペック比較
◆新旧モデルのサイズ・質量はほぼ同じ
◆高精細で美しい15.6インチ・4K (3840 x 2160)・IPSタッチディスプレイ
◆4Kディスプレイの色域をチェック!新モデルのsRGBカバー率は98%
◆インターフェースの違い
◆テンキー付きのキーボード:新モデルのバックライトは2段階調光
【実機ベンチマークテスト】
◆インテル Core i7-8750H プロセッサーの性能について(CINEBENCH R15)
◆「Fire Strike」でGTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスの性能をチェック
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターのベンチマーク
◆ファイナルファンタジーXVのベンチマーク
◆SSD (PCIe NVMe M.2)の性能をチェック! ※12月28日更新:最新バージョンのBIOSで起動時間が約3秒短縮
◆バッテリー駆動時間のテスト
【Spectre アクティブペン2について】
◆Spectre アクティブペン2の仕様・描き心地について※新旧モデル共通
【リカバリメディアの作成】
◆リカバリメディア作成方法の変更
【壁紙や付属品など】
◆所有欲をUPするSpectre の「プレミアム壁紙」 ※新旧モデル共通
◆新モデルのACアダプターは電源容量が135Wに変更
◆蓋つきで使いやすい専用スリーブケース※新旧モデル共通
◆大きくなった新モデルの「プレミアム化粧箱」
【まとめ】
◆先進的なデザインになりプロセッサーの性能が大きく向上した新モデル
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【新モデルの紹介】
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)の特徴について
【新旧モデルの外観やデザインの違い】
◆新モデルは「エメラルドカット」が施されたデザインが大きな特徴
◆アンギュラーフォーム(角ばった形状)を採用したボディの周囲
◆「SPECTRE」のロゴが刻まれたヒンジ部分
◆位置を把握しやすい角に電源スイッチを配置
◆指紋認証リーダーは右側面からパームレスト部分に変更
◆ジオメトリック(幾何学的な)デザインになったスピーカーグリル
◆冷却効率を高めるために両側面の排熱口を大型化
【新製品のディテール】
◆ボディの質感・表面処理・プレミアムロゴなど
◆底面・リサイクルマーク
【新モデルに追加された新機能】
◆WebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」
◆冷却ファンの制御方法を変更できる「HP コマンドセンター」
【スペックの比較】
◆新モデル(2018年10月モデル)のスペック:SSDはカスタマイズ可
◆新モデル(2018年10月モデル)と旧モデル(2018年6月モデル)のスペック比較
◆新旧モデルのサイズ・質量はほぼ同じ
◆高精細で美しい15.6インチ・4K (3840 x 2160)・IPSタッチディスプレイ
◆4Kディスプレイの色域をチェック!新モデルのsRGBカバー率は98%
◆インターフェースの違い
◆テンキー付きのキーボード:新モデルのバックライトは2段階調光
【実機ベンチマークテスト】
◆インテル Core i7-8750H プロセッサーの性能について(CINEBENCH R15)
◆「Fire Strike」でGTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスの性能をチェック
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーターのベンチマーク
◆ファイナルファンタジーXVのベンチマーク
◆SSD (PCIe NVMe M.2)の性能をチェック! ※12月28日更新:最新バージョンのBIOSで起動時間が約3秒短縮
◆バッテリー駆動時間のテスト
【Spectre アクティブペン2について】
◆Spectre アクティブペン2の仕様・描き心地について※新旧モデル共通
【リカバリメディアの作成】
◆リカバリメディア作成方法の変更
【壁紙や付属品など】
◆所有欲をUPするSpectre の「プレミアム壁紙」 ※新旧モデル共通
◆新モデルのACアダプターは電源容量が135Wに変更
◆蓋つきで使いやすい専用スリーブケース※新旧モデル共通
◆大きくなった新モデルの「プレミアム化粧箱」
【まとめ】
◆先進的なデザインになりプロセッサーの性能が大きく向上した新モデル
HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)の特徴について

日本HPプレミアムノートの最上位モデル「Spectre シリーズ」
「Spectre シリーズ」は日本HPの プレミアムノートの最上位モデルで、『Masterpiece(マスターピース:最高傑作)』という位置付けで販売されている高級機です。洗練されたデザインや高い質感の素材を採用し、性能面でも高性能なプロセッサーや最先端のテクノロジーをいち早く取り入れています。
新モデルのHP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)はSpectreシリーズの4世代目の製品になります。2018年10月モデルは側面や後部のデザインが大きく変更され、性能面では第8世代インテルプロセッサー(6コア12スレッド)を搭載しマルチスレッド性能が大きく向上しました。
この記事では旧モデルのHP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル ※実機レビュー)と比較をしながら、新製品の特徴や変更点を中心ご紹介していきます。
※Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)は10月下旬に発表。2018年11月29日より販売開始。
※Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)は10月下旬に発表。2018年11月29日より販売開始。
15.6インチモデルは性能重視で「クリエイティブな用途」をターゲット
HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)は「クリエイティブな用途」をターゲットとしている製品です。
15.6インチモデルは外に持ち運ぶ用途には適しませんが、マルチスレッドの処理能力が高い6コア12スレッドのインテル Core i7-8750H プロセッサーや大容量の16GBメモリ(DDR4-2666MHz)、読み書き速度が高速なSSD(PCIe NVMe M.2)、カジュアルゲーム向けのNVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスなど、13.3インチモデルよりも高性能なPCパーツを搭載しています。
ディスプレイは高精細で美しい4K(3840×2160)解像度で、タッチやペン入力にも対応。視野角が広いIPSパネルなので斜めから見ても色調の変化が少ないことが大きな特徴です。
ディスプレイが360度回転する「コンバーチブルPC」呼ばれるタイプなので、通常のノートブックだけではなくタブレットとしても使用することができます。Spectre アクティブペン2(充電式)が同梱されているので、ペン入力による操作やスケッチなどが可能です。
新モデルは「エメラルドカット」が施されたデザインが大きな特徴
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)のデザイン NEW!
新モデルは「エメラルドカット」が施された外観が大きな特徴で、アンギュラーフォーム(角ばった形)が強調されたデザインになりました。
・アッシュブラック&ブロンズゴールドのカラーリング
・側面に「エメラルドカット」が施されたデザイン
・アクセントカラー(ブロンズゴールド)を後部にも採用
従来モデルはアクセントカラーを3側面(前方、左側面、右側面)のみ採用していましたが、新モデルは後部にもアクセントカラーを採用し、ボディの周囲すべてがブロンズゴールドになっています。ブロンズゴールドは銅色なので通常のゴールドよりも少し赤みがあります。
ベースカラーの「アッシュブラック」とアクセントカラーの「ブロンズゴールド」は引き続き採用されていますが、新モデルのアッシュブラックの色味は、従来モデルよりもほんの僅かに薄くブラウンの色味も若干増しているように見えました。
新旧モデルを一緒に並べて比較した時に「ほんの少し違って見える」程度なので、色味を変更したのではなく個体差による違いかもしれません。基本的には従来モデルとほぼ同じ色と言ってよいと思いますが、光の当たり方や環境によっては画像よりも茶色っぽく見える場合があります。
新モデルは「エメラルドカット」が施された外観が大きな特徴で、アンギュラーフォーム(角ばった形)が強調されたデザインになりました。
・アッシュブラック&ブロンズゴールドのカラーリング
・側面に「エメラルドカット」が施されたデザイン
・アクセントカラー(ブロンズゴールド)を後部にも採用
従来モデルはアクセントカラーを3側面(前方、左側面、右側面)のみ採用していましたが、新モデルは後部にもアクセントカラーを採用し、ボディの周囲すべてがブロンズゴールドになっています。ブロンズゴールドは銅色なので通常のゴールドよりも少し赤みがあります。
ベースカラーの「アッシュブラック」とアクセントカラーの「ブロンズゴールド」は引き続き採用されていますが、新モデルのアッシュブラックの色味は、従来モデルよりもほんの僅かに薄くブラウンの色味も若干増しているように見えました。
新旧モデルを一緒に並べて比較した時に「ほんの少し違って見える」程度なので、色味を変更したのではなく個体差による違いかもしれません。基本的には従来モデルとほぼ同じ色と言ってよいと思いますが、光の当たり方や環境によっては画像よりも茶色っぽく見える場合があります。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )のデザイン
・アッシュブラック&ブロンズゴールドのカラーリング
・側面は平坦な形状
・アクセントカラーは3側面(前方、左側面、右側面)とヒンジ部分のみ
旧モデル(※2018年6月モデル実機レビュー)の側面は平坦な形状になっています。後部はヒンジ部分のみアクセントカラーが採用されているので、新モデルよりも落ち着いた雰囲気に見えます。
・アッシュブラック&ブロンズゴールドのカラーリング
・側面は平坦な形状
・アクセントカラーは3側面(前方、左側面、右側面)とヒンジ部分のみ
旧モデル(※2018年6月モデル実機レビュー)の側面は平坦な形状になっています。後部はヒンジ部分のみアクセントカラーが採用されているので、新モデルよりも落ち着いた雰囲気に見えます。
アンギュラーフォーム(角ばった形状)を採用したボディの周囲
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の側面 NEW!
新モデルの側面はアンギュラーフォーム(角ばった形状)を採用した立体的な形状になっています。光が当たる部分が従来モデル(側面が平坦)よりも細くなるのでシャープな印象が強調されます。
新モデルの側面はアンギュラーフォーム(角ばった形状)を採用した立体的な形状になっています。光が当たる部分が従来モデル(側面が平坦)よりも細くなるのでシャープな印象が強調されます。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )のデザイン
旧モデル( ※2018年6月モデル実機レビュー)の側面は平坦な形状になっています。スタイリッシュなデザインですが、新モデルと比較すると平凡に見えてしまうかもしれません。
旧モデル( ※2018年6月モデル実機レビュー)の側面は平坦な形状になっています。スタイリッシュなデザインですが、新モデルと比較すると平凡に見えてしまうかもしれません。
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の前方 NEW!
新モデルは3側面(前方、左側面、右側面)が立体的な形状(△型)になり「指の引っかかりが良くなっている」ので、ディスプレイを開けやすくするための「くぼみ」は廃止されています。
新モデルは3側面(前方、左側面、右側面)が立体的な形状(△型)になり「指の引っかかりが良くなっている」ので、ディスプレイを開けやすくするための「くぼみ」は廃止されています。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の前方
旧モデルは側面が平坦なので、前方にディスプレイを開けやすくするための「くぼみ」があります。
旧モデルは側面が平坦なので、前方にディスプレイを開けやすくするための「くぼみ」があります。
「SPECTRE」のロゴが刻まれたヒンジ部分
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)のヒンジ部分 NEW!
新モデルはヒンジ部分に「SPECTRE」のロゴが刻まれています。素材はボディと同じアルミニウムで、ボディの周囲と同様にヘアライン仕上げが施されています。光沢感はありますが旧モデルほどピカピカではないので、少し落ち着いた雰囲気に見えますし高級感も増しました。
新モデルはヒンジ部分に「SPECTRE」のロゴが刻まれています。素材はボディと同じアルミニウムで、ボディの周囲と同様にヘアライン仕上げが施されています。光沢感はありますが旧モデルほどピカピカではないので、少し落ち着いた雰囲気に見えますし高級感も増しました。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )のヒンジ部分
旧モデルのヒンジ部分はスムーズで光沢感がある(ピカピカな)仕上がりになっています。「SPECTRE」のロゴはヒンジの右側に刻まれていました。
旧モデルのヒンジ部分はスムーズで光沢感がある(ピカピカな)仕上がりになっています。「SPECTRE」のロゴはヒンジの右側に刻まれていました。
位置を把握しやすい角に電源スイッチを配置
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の電源スイッチ NEW!
新モデルは最も特徴的なデザインの角の部分に電源スイッチを配置。わかりやすい位置にあるので、手で探ることなくスイッチを押すことができます。
新モデルは最も特徴的なデザインの角の部分に電源スイッチを配置。わかりやすい位置にあるので、手で探ることなくスイッチを押すことができます。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の電源スイッチ
旧モデルは側面に電源スイッチを配置。毎日使っていれば大体の位置は把握できますが、それでもスイッチがどこにあるのか探ってしまうことがあります。
旧モデルは側面に電源スイッチを配置。毎日使っていれば大体の位置は把握できますが、それでもスイッチがどこにあるのか探ってしまうことがあります。
指紋認証リーダーは右側面からパームレスト部分に変更

■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の指紋認証リーダー NEW!
新モデルは「指紋認証リーダー」が右側面からパームレスト部分に変更されています。通常のノートブックモードでは使いやすい位置です。
タブレットモードで机に置いた場合は指紋認証リーダーに触れることができない状況になりますが、指紋認証リーダーは機能しているので触れることができれば指紋認証でログインが可能です。
新モデルは「指紋認証リーダー」が右側面からパームレスト部分に変更されています。通常のノートブックモードでは使いやすい位置です。
タブレットモードで机に置いた場合は指紋認証リーダーに触れることができない状況になりますが、指紋認証リーダーは機能しているので触れることができれば指紋認証でログインが可能です。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の指紋認証リーダー
旧モデルの指紋認証リーダーは右側面に搭載されているのでタブレットモードでも使用可能です。
旧モデルの指紋認証リーダーは右側面に搭載されているのでタブレットモードでも使用可能です。
ジオメトリック(幾何学的な)デザインになったスピーカーグリル
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)のスピーカーグリル NEW!
新モデルはスピーカーグリルにジオメトリック(幾何学的な)デザインを採用し、近代的な印象になっています。
新モデルはスピーカーグリルにジオメトリック(幾何学的な)デザインを採用し、近代的な印象になっています。

■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )のスピーカーグリル
旧モデルのスピーカーグリルは、2017年2月モデル(※参考画像)から採用されたものと(大きさは少し違いますが)同じデザインです。
旧モデルのスピーカーグリルは、2017年2月モデル(※参考画像)から採用されたものと(大きさは少し違いますが)同じデザインです。
冷却効率を高めるために両側面の排熱口を大型化
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の冷却機構 NEW!
新モデルは発熱量が多い6コア12スレッドのプロセッサーを搭載しているので、旧世代のモデルよりも冷却機構が強化されています。
外観は側面の排熱口が2ヶ所になっている点が大きな違いですが、内部はデュアルファンの大型化、放熱面積が大きなデュアルラジエーター、3本のヒートパイプを搭載するなど排熱設計が大きく見直されています。
新モデルは発熱量が多い6コア12スレッドのプロセッサーを搭載しているので、旧世代のモデルよりも冷却機構が強化されています。
外観は側面の排熱口が2ヶ所になっている点が大きな違いですが、内部はデュアルファンの大型化、放熱面積が大きなデュアルラジエーター、3本のヒートパイプを搭載するなど排熱設計が大きく見直されています。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の冷却機構
旧モデルの排熱口は新モデルと同様に両側面にありますが比較的シンプルな形状です。プロセッサーやグラフィックスの搭載位置が異なるので後部側に寄った位置に吸気口が開けられています。
旧モデルの排熱口は新モデルと同様に両側面にありますが比較的シンプルな形状です。プロセッサーやグラフィックスの搭載位置が異なるので後部側に寄った位置に吸気口が開けられています。
新モデルのディテール:ボディの質感・表面処理・プレミアムロゴなど
この項目では新モデルHP Spectre x360 15(2018年10月モデル)をご紹介します
【ボディの素材・質感】
・CNCアルミ削り出しボディ
・手で触れる部分は手触りが良い「梨地仕上げ」
ボディは美しさと丈夫さを兼ね備えたアルミニウム素材で、表面には手触りが良い梨地処理(微細な凹凸がある)が施されています。
【ボディの素材・質感】
・CNCアルミ削り出しボディ
・手で触れる部分は手触りが良い「梨地仕上げ」
ボディは美しさと丈夫さを兼ね備えたアルミニウム素材で、表面には手触りが良い梨地処理(微細な凹凸がある)が施されています。

【ヒンジ部分の素材・質感】
・ボディと同じアルミニウム素材
・へアライン加工やアルマイト処理が施されている
ボディのアクセントカラー(ブロンズゴールド)の部分にはアルマイト処理が施されていますが、ヒンジ部分もボディと同様な処理で仕上げられています。
・ボディと同じアルミニウム素材
・へアライン加工やアルマイト処理が施されている
ボディのアクセントカラー(ブロンズゴールド)の部分にはアルマイト処理が施されていますが、ヒンジ部分もボディと同様な処理で仕上げられています。
側面が平面ではなく立体的な形状になったので、光が当たるとメリハリ感が出てより細くシャープな印象に見えます。

アルマイト加工が施されたボディ周囲のアクセントカラー部分。ヒンジ部分と同様に表面にはへアライン加工(細いスジ)が施されています。
ディスプレイ上部に搭載されている「HP Wide Vision フルHD Webcam (約200万画素) / IR カメラ」は顔認証でログインが可能です。この2018年10月モデルには新たにプライバシースイッチが搭載され、物理的にWebカメラをオフにすることができるようになっています。
【関連項目】
◆WebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」
【関連項目】
◆WebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」
ディスプレイの下部の「プレミアムロゴ」は光沢感があるシルバーです。ここもブロンズゴールドにするとキッチリとした印象(色を使いすぎるとこってりとした印象に見える場合がある)になりますが、ここを白に近いカラーシルバーにすると抜け感が出るので「スッキリとした印象」になります。
天面の「プレミアムロゴ」は鏡のような光沢感がある仕上がりで、カラーは側面やヒンジ部分と同じブロンズゴールドです。
底面・リサイクルマーク
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の底面 NEW!
新モデルの底面は多角形を利用したデザインで、中央付近にに大きな吸気口があります。内部の熱を放出する排熱口は両側面にありますが、デザイン的な制約で開口部を大きくできないので底面側にも穴が開けられています。ゴム脚は旧モデルと同じような細長い形状で、前後に2つ装着されています。
※目に見える部分にあるネジは星形の特殊な形状でトルクスレンチのT5が必要になります。
新モデルの底面は多角形を利用したデザインで、中央付近にに大きな吸気口があります。内部の熱を放出する排熱口は両側面にありますが、デザイン的な制約で開口部を大きくできないので底面側にも穴が開けられています。ゴム脚は旧モデルと同じような細長い形状で、前後に2つ装着されています。
※目に見える部分にあるネジは星形の特殊な形状でトルクスレンチのT5が必要になります。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の底面
旧モデルの吸気口は後部側に近い位置に配置されています。
旧モデルの吸気口は後部側に近い位置に配置されています。
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)のリサイクルマーク NEW!
旧モデルのリサイクルマークは底面の前方側にあります。
旧モデルのリサイクルマークは底面の前方側にあります。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )のリサイクルマーク
旧モデルのリサイクルマークは底面のエアインテークの近くにあります。
◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
旧モデルのリサイクルマークは底面のエアインテークの近くにあります。
◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
WebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」

新モデル(2018年10月モデル)にはWebカメラのON/OFFを切り替えることができる「プライバシースイッチ」が搭載されています。これは物理的にWebカメラの回路を遮断する仕組みなので、スイッチをオフにするとカメラが動作しないようになります。
プライバシースイッチのON/OFFを切り替えると、画面に上のようなマークが表示されます。
冷却ファンの制御方法を変更できる「HP コマンドセンター」
新モデルには冷却ファンの制御方法を変更できる「HP コマンドセンター」というソフトがインストールされています。
選択できるモードは、「通常モード」、「高温時に回転数を上げるモード」、「パフォーマンスを下げて冷却するモード」の3種類で、この記事のベンチマークテストでは「高温時に回転数を上げるモード」を使用しています。
ファンの回転速度はプロセッサーやグラフィックスの温度に応じて制御されるので、それらの温度が低い時はファンも低回転で動作し音も静かです。常時「高温時に回転数を上げるモード」でも特に問題ないと思います。
新モデル(2018年10月モデル)のスペック:SSDはカスタマイズ可
HP Spectre x360 13-ap0000 (2018年10月モデル) のスペック比較 | ||
モデル名 | 15-df0009TX | 15-df0010TX |
OS | Windows 10 Pro (64bit) | |
カラー | アッシュブラック | |
プロセッサー | インテル Core i7-8750H プロセッサー (2.20GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ 9MB) | |
メモリ | 16GB オンボード (2666MHz,DDR4 SDRAM) | |
ストレージ ※カスタマイズで選択 | 512GB SSD (PCIe NVMe) | 1TB SSD(PCIe NVMe) |
オプティカルドライブ | 非搭載 | |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス 4GB (GDDR5) | |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・UHD(4K)ブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (3840×2160 / 最大1677万色 / 340nit / 282ppi) | |
キーボード | バックライトキーボード (日本語配列 / テンキー付き / 2段階調光機能) | |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n/ac (MU-MIMO / ギガビット対応) Bluetooth 5.0 | |
セキュリティ | Windows Hello対応(顔 & 指紋認証) | |
インターフェイス | HDMI 2.0 出力端子 × 1 USB3.1 Gen2 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応) USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | |
メディアカードスロット | microSDカードスロット | |
サイズ | 359 x 249 x 19 - 21 mm | |
質量 | 2.17 kg | |
ACアダプタ | 135W | |
バッテリ駆動時間 | 最大 13時間45分 | |
アクティブペン | Spectre アクティブペン2 が同梱 ※USB Type-C(充電専用) | |
付属品 | 専用スリーブケース、速効!HPパソコンナビ特別版、 ACアダプター、電源コード、保証書等 | |
価格 | 252,780円~(税込) | 274,780円~(税込) |
新モデル(2018年10月モデル)はSSDのカスタマイズのみ可能(512GBと1TB)で、プロセッサーやメモリの容量、グラフィックスなどのスペックは共通です。
新モデル(2018年10月モデル)と旧モデル(2018年6月モデル)のスペック比較
15.6インチHP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の特徴・変更点
新モデル(2018年10月モデル)と旧モデル(2018年6月モデル)のスペックの違いを簡単にまとめました。
・プロセッサーがCore i7- 8705G(4コア8スレッド)からCore i7-8750H(6コア12スレッド)に変更
・メモリの高速化(DDR4-2400MHz→DDR4-2666MHz)
・メモリがオンボード(マザーボード直付け)になった
・グラフィックスがRadeon RX Vega M GLからGeForce GTX 1050Ti with Max-Q Designに変更
・SD Cardスロット→microSDスロットに変更
・キーボードのバックライトが2段階調光になった
・インテル Wireless-AC 9560を搭載しギガビットWiFiに対応(MU-MIMOにも対応)
・Bluetoothが4.2から5.0にバージョンアップ
・ACアダプターの容量が150W→135Wに変更
・質量が約 2.13 kg→約 2.17 kg(+40g)
・バッテリー駆動時間が約11時間→約13 時間45 分 ※メーカー公称値
・メモリの高速化(DDR4-2400MHz→DDR4-2666MHz)
・メモリがオンボード(マザーボード直付け)になった
・グラフィックスがRadeon RX Vega M GLからGeForce GTX 1050Ti with Max-Q Designに変更
・SD Cardスロット→microSDスロットに変更
・キーボードのバックライトが2段階調光になった
・インテル Wireless-AC 9560を搭載しギガビットWiFiに対応(MU-MIMOにも対応)
・Bluetoothが4.2から5.0にバージョンアップ
・ACアダプターの容量が150W→135Wに変更
・質量が約 2.13 kg→約 2.17 kg(+40g)
・バッテリー駆動時間が約11時間→約13 時間45 分 ※メーカー公称値
新旧モデルスペック比較 | ||
モデル名 | ![]() HP Spectre x360 15-df0000 NEW! | ![]() HP Spectre x360 15-ch000 ※実機レビュー |
OS | Windows 10 Pro (64bit) | Windows 10 Pro (64bit) |
カラー | アッシュブラック | アッシュブラック |
プロセッサー | Core i7-8750H ※最大4.1GHz, TDP 45W 6コア12スレッド | Core i7-8705G ※最大4.1GHz, TDP 65W 4コア8スレッド |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design | Radeon RX Vega M GL |
ディスプレイ | 15.6インチワイド 4K (3840 x 2160) 光沢 IPS タッチディスプレイ (340nit、282 ppi) | 15.6インチワイド 4K (3840 x 2160) 光沢 IPS タッチディスプレイ (340nit、282 ppi) |
メモリ | 16GB DDR4-2666MHz ※オンボード | 16GB DDR4-2400MHz ※2スロット (SO-DIMM) |
ストレージ | 512GB / 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) | 512GB / 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
キーボード | バックライトキーボード (日本語配列、テンキー付き) ※バックライトは2段階調光 | バックライトキーボード (日本語配列、テンキー付き) |
ネットワーク | IEEE802.11a/b/g/n/ac (MU-MIMO / ギガビット対応) Bluetooth 5.0 | IEEE802.11a/b/g/n/ac Bluetooth4.2 |
セキュリティ | Windows Hello対応 (顔 & 指紋認証) | Windows Hello対応 (顔 & 指紋認証) |
インターフェイス | HDMI 2.0 出力端子 × 1 USB3.1 Gen2 ×1 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート×1 | HDMI 2.0 出力端子 USB3.1 Gen1 ×1 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート ×1 |
メディアカードスロット | microSD | SD Card ※参考画像 |
サイズ (幅 × 奥行き × 高さ) | 約 359 × 249 × 19.0- 21.0mm | 約 359 × 249 × 19.0- 21.0mm |
質量 | 約 2.17 kg | 約 2.13 kg |
ACアダプタ | 135W ACアダプター | 150W ACアダプター ◆製品仕様 |
バッテリ駆動時間 | 約 13 時間 45 分 | 11 時間 |
ファストチャージ (急速充電) | 対応 ※30分で50% | 対応 ※30分で50% |
付属品 | 専用スリーブケース 速効!HPパソコンナビ特別版 ACアダプター 電源コード 保証書等 | 専用スリーブケース 速効!HPパソコンナビ特別版 ACアダプター 電源コード 保証書等 |
アクティブペン | Spectre アクティブペン2 ◆製品仕様 | Spectre アクティブペン2 ◆製品仕様 |
価格 | 【標準価格】 252,780円~(税込) 【キャンペーン実施中!】 ※512GB SSD 搭載 「HP Sprocket」セットモデル ¥220,770(税込)~ ※1TB SSD 搭載モデル ¥241,780(税込)~ | 241,780円~(税込) ※スタンダードモデル 512GB SSD 263,780円~(税込) ※パフォーマンスモデル 1TB SSD |
新旧モデルのサイズ・質量はほぼ同じ
新旧モデルのサイズ比較 | |||
モデル名 | HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル) | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | |
ディスプレイ | 15.6インチ | 15.6インチ | |
幅 | 359 mm | 359 mm | |
奥行き | 249 mm | 249 mm | |
高さ (最薄部-最厚部) | 19 - 21 mm | 19 - 21 mm | |
質量 | 約 2.17 kg(+40g) | 約 2.13 kg | |
ACアダプター | 約396g(-39g) (※電源コード含む) ◆関連項目 |
新モデル(2018年10月モデル)と旧モデル(2018年6月モデル)のサイズは同じです。質量は新モデルの方が約40g重くなっていますがほんの僅かな違いです。ACアダプターは約40g軽くなっています。
PC本体とACアダプターを含めた質量は約2.6kgくらいになります。モバイルPCのように気軽に持ち運べるような重さではありませんが、しっかりとしたバックパックがあれば持ち運ぶことは可能です。室内で移動する程度なら特に問題ありません。
高精細で美しい15.6インチ・4K (3840 x 2160)・IPSタッチディスプレイ
■高精細で美しい4Kディスプレイ
Spectre シリーズの15.6インチモデルは、新旧モデルともに高精細な4K(解像度:3840x2160)ディスプレイを搭載しています。画素密度は282ppiで、肉眼でピクセルを認識できる限界の300ppiに近いスペックです。
4KとフルHD(1920x1080)の違いはドットの緻密さで、4Kで表示される文字は曲線がとても滑らかでくっきりとキレイに見えます。(※フルHDと4Kの比較イメージ)
画像や動画などのコンテンツの場合は、フルHD向けに作成されたものを高解像度の4Kで表示してもキレイに見えることはありませんが、4K解像度で制作されたものはとても美しく表示されます。
Spectre シリーズの15.6インチモデルは、新旧モデルともに高精細な4K(解像度:3840x2160)ディスプレイを搭載しています。画素密度は282ppiで、肉眼でピクセルを認識できる限界の300ppiに近いスペックです。
4KとフルHD(1920x1080)の違いはドットの緻密さで、4Kで表示される文字は曲線がとても滑らかでくっきりとキレイに見えます。(※フルHDと4Kの比較イメージ)
画像や動画などのコンテンツの場合は、フルHD向けに作成されたものを高解像度の4Kで表示してもキレイに見えることはありませんが、4K解像度で制作されたものはとても美しく表示されます。
ディスプレイの比較 | |||
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モデル名 | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | |
画面のサイズ | 対角 15.6インチ ※幅345mm、高さ194mm | 対角 15.6インチ ※幅345mm、高さ194mm | |
解像度 | 4K(3840x2160) | 4K(3840x2160) | |
画素密度 | 282ppi | 282ppi | |
駆動方式 | IPS | IPS | |
表面処理 | 光沢 | 光沢 | |
輝度 | 340nit | 340nit | |
表示色 | 最大1677万色 | 最大1677万色 | |
ぎらつき感 | 少なめ | 少なめ | |
タッチ | 〇 ※10点タッチ対応 | 〇 ※10点タッチ対応 | |
ペン | 〇 | 〇 |
ディスプレイのスペックは新旧モデルの違いはありません。いずれも「光沢」なので映り込みはありますが、視野角が広いIPS方式なので斜めから見ても色調の変化が少ないことが大きな特徴です。
※上の画像の壁紙は当サイトで用意したものです。
4Kディスプレイの色域をチェック!新モデルのsRGBカバー率は98%
Spyder5 ELETEでディスプレイの色域をチェックします。下記のグラフの赤い三角がHP Spectre 15 x360に搭載されている4Kディスプレイの色域で、緑の三角がsRGBの色域になります。
sRGBの色域比較 | |
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) |
![]() sRGBカバー率 98% | ![]() sRGBカバー率 95% |
sRGBカバー率は新モデルの方が少し高くなっていますが、旧モデルも95%となかなか良い結果が出ています。いずれのディスプレイも実際に見た場合は発色が良くきれいです。目視ではわからない程度の違いですが、sRGBカバー率を気にするのなら新モデルをおすすめします。
AdobeRGBの色域比較 | |
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) |
![]() AdobeRGB カバー率 76% | ![]() AdobeRGB カバー率 74% |
AdobeRGBは写真編集や印刷など専門的な用途で使われる色域です。新旧モデルともにAdobeRGBのカバー率は70%中盤になっていますが、sRGBの色域が広い新モデルの方が少し良い結果が出ています。
一般的な用途(インターネットで画像や動画を見る)で使用する場合は、sRGBの色域の方が重要になるのであまり気する必要がない数値です。
インターフェースの違い
左側面のインターフェース比較 | |
![]() | ![]() |
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) |
電源ボタン 電源コネクター HDMI 2.0 出力端子 × 1 ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート | 電源コネクター USB3.1 Gen1 ×1 電源ボタン ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート SDカードスロット |
新旧モデルのインターフェースの配置は大きく異なっています。新モデルは左側面のSDカードスロットが廃止され、右側面に「microSDカードスロット」が搭載されています。
いずれのモデルも USBとHDMI端子が両側面に分かれているので、HPのVRヘッドセット(※VR1000-123jp レビュー)のケーブルは延長ケーブルがないと届かない位置になります。
右側面のインターフェース比較 | |
![]() | ![]() |
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) |
microSDカードスロット プライバシースイッチ 新機能 USB3.1 Gen2 ×1 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 | 音量ボタン 指紋認証センサー USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 HDMI 2.0 出力端子 |
新モデルは 「指紋認証センサー」がパームレストに移動し、WebカメラのON/OFFを切り替える「プライバシースイッチ」が新たに搭載されています。(◆関連項目:プライバシースイッチ)
■オプティカルドライブを搭載しない理由
Spectreシリーズは下記の理由によりオプティカルドライブ(DVDやブルーレイなど)は搭載していません。
・映画やドラマなどをストリーミング配信(Netflix、hulu、Amazonプライムビデオ)などで視聴する方が増えてきて、オプティカルドライブを使用する機会が減った。
・ドライブを搭載するとデザインの自由度が下がるので、「Spectre らしい」スタイリッシュなデザインを追求することが難しくなる。
Spectreシリーズは下記の理由によりオプティカルドライブ(DVDやブルーレイなど)は搭載していません。
・映画やドラマなどをストリーミング配信(Netflix、hulu、Amazonプライムビデオ)などで視聴する方が増えてきて、オプティカルドライブを使用する機会が減った。
・ドライブを搭載するとデザインの自由度が下がるので、「Spectre らしい」スタイリッシュなデザインを追求することが難しくなる。
テンキー付きのキーボード:新モデルのバックライトは2段階調光
新旧モデルのキーボード比較 | |||
![]() | ![]() | ||
モデル名 | HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | |
キーピッチ | 約18.7×18.4mm | 約18.7×18.4mm | |
キーストローク | 約1.55mm | 約1.55mm | |
キー配列 | JIS標準準拠 [106キー] ※テンキー付き | JIS標準準拠 [106キー] ※テンキー付き | |
イメージパッド (タッチジェスチャー対応) | 約120×60mm | 約120×60mm | |
バックライト | 2段階調光 | あり ※明るさは1段階のみ |
キーボードの配列やキーピッチ、キーストロークなどは新旧モデルで違いはありません。いずれもテンキーが付いているので数値の入力がしやすくなっています。
新モデルはバックライトが「2段階調光」ができるようになりました。従来のOFF→ON(明るい)の間にON(少し光る)が追加されています。バックライトは「F5」キーでオン/オフが可能で、OFF→ON(明るい)→ON(少し光る)順に切り替わります。
バックライトが最も明るい状態はキーの周囲から少し光が漏れる状態になりますが、新たに追加された明るさ(少し光る)
の場合はキー周囲の光漏れが少なくなります。
の場合はキー周囲の光漏れが少なくなります。
イメージパッドは新旧モデルともに同じサイズで、中央ではなく少し左寄りの配置になっています。
※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。
※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。
※「右クリック」は2本指タップでも可能です。
※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。
※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。
※「右クリック」は2本指タップでも可能です。
インテル Core i7-8750H プロセッサーの性能について(CINEBENCH R15)
プロセッサーの性能を測定するベンチマークソフト「CINEBENCH R15」で、新モデル(2018年10月モデル)に搭載されているインテル Core i7-8750H プロセッサーの性能をチェックします。
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i7-8705Gとの比較 | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (1コア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Core i7-8750H NEW! (最大4.1GHz, 6コア12スレッド) ※2018年10月モデル(15.6インチ) | 1143 cb (143%) | 175 cb (104%) | 約67.5W (135%) |
Core i7-8705G (最大4.1GHz, 4コア8スレッド) ※2018年6月モデル(15.6インチ) | 798 cb (100%) | 168 cb (100%) | 約50.0W (100%) |
Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) ※2017年11月モデル(13.3インチ) | 544 cb | 157 cb | 約29.9W |
Core i5-8250U (最大3.4GHz, 4コア8スレッド) ※2017年11月モデル(13.3インチ) | 542 cb | 141 cb | 約29.9W |
Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) ※2017年2月モデル(13.3インチ) | 354 cb | 145 cb | 約18.6W |
Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) ※2017年2月モデル(13.3インチ) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
新モデルに搭載されているインテル Core i7-8750H プロセッサーは、6コア12スレッドなのでマルチスレッドのスコアが大きく伸びました。
2018年6月モデル(15.6インチ)に搭載されているCore i7-8705Gと比較した場合は約1.4倍、2017年2月モデル(13.3インチ)のCore i5-7200Uと比較した場合は約3.5倍の差になります。
シングルスレッド(1コア)の性能はマルチスレッドほど伸びていませんが、Core i7-8705Gよりも約4%高いスコアが出ています。
■ベンチマーク時の温度について(室温24~25℃)
6コアを全て使用するマルチスレッドテスト時の動作温度は最大約85℃(平均72℃)くらいでした。40秒程度で処理が完了するテストなのでサーマルスロットリング(過熱を防ぐセーフティー機能)は発生していませんでしたが、長い時間負荷をかけ続ければそのような機能が働く可能性があります。
【実機ベンチマーク】6コアを全て使用するマルチスレッドテスト時の動作温度は最大約85℃(平均72℃)くらいでした。40秒程度で処理が完了するテストなのでサーマルスロットリング(過熱を防ぐセーフティー機能)は発生していませんでしたが、長い時間負荷をかけ続ければそのような機能が働く可能性があります。
◆HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
「Fire Strike」でGTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスの性能をチェック
3DMARKの「Fire Strike」は負荷が高いベンチマークです。「フルHDで重めの3Dゲームをどれくらいのフレームレートでプレイできるか?」の大体の目安になります。下の表は当サイトで行った3D MARK「Fire Strike」のテスト結果(※グラフィックスのスコアのみ)をまとめたものです。
グラフィックス | スコア | テスト1 Graphics test 1 | テスト2 Graphics test 2 |
GeForce GTX 1080 Laptop | 19843 | 94.59 FPS | 79.30 FPS |
GeForce GTX 1070 Laptop | 16579 | 79.62 FPS | 65.85 FPS |
GTX 1070 with Max-Q Design | 14694 | 68.81 FPS | 59.63 FPS |
GTX 1060 with Max-Q Design | 9859 | 46.32 FPS | 39.90 FPS |
GTX 1050Ti with Max-Q Design NEW! ※Spectre x360 15(2018年10月モデル) | 7319 | 33.99 FPS | 29.92 FPS |
Radeon RX Vega M GL ※Spectre x360 15(2018年6月モデル) | 7267 | 35.43 FPS | 28.52 FPS |
Intel Iris Plus Graphics 640 | 1118 | 5.37 FPS | 4.45 FPS |
Intel UHD Graphics 620 | 1028 | 4.70 FPS | 4.26 FPS |
新モデル(2018年10月モデル)に搭載されている「GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス」は、旧モデル(2018年6月モデル)のRadeon RX Vega M GLのスコアを少し上回りましたが、誤差程度の違いなのでこのテストではほぼ同じスコアと言ってよいと思います。
フレームレートが30FPS前後なので、最新3Dゲームを最高画質でプレイするには少し厳しい性能です。そのようなゲームをある程度快適プレイするには、画質を「標準~低」くらいまで下げる必要があります。
【実機ベンチマーク】
◆HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
「ファイナルファンタジー」のベンチマーク
「ファイナルファンタジーXIV::紅蓮のリベレーター」のベンチマークでPCの性能を測定します。
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク設定 画面サイズ: 1920x1080、フルスクリーンモード DirectX バージョン: 11 | |||
(2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | ||
最高品質 | 標準品質 (ノートPC) | 最高品質 | 標準品質 (ノートPC) |
7351 (128%) | 14010 (122%) | 5707 (100%) | 11486 (100%) |
49.636 FPS (平均) | 97.640 FPS (平均) | 38.461 FPS (平均) | 79.057 FPS (平均) |
非常に快適 | 非常に快適 | とても快適 | 非常に快適 |
ゲームベンチマークはグラフィックスの性能だけでなく、プロセッサーやメモリの性能も影響します。新モデルは旧モデルよりも最高品質では約1.28倍、標準品質では約1.2倍高いスコアで、ほぼ同スコアだった「Fire Strike」よりも新旧モデルの差が大きくなっています。
ファイナルファンタジーXVのベンチマーク
「ファイナルファンタジーXV」ベンチマークでPCの性能をチェックします。動作は紅蓮のリベレーターよりもかなり重くなっています。
FF15(ファイナルファンタジー15) ベンチマーク設定 画面サイズ: 1920x1080、フルスクリーンモード DirectX バージョン: 11 ※フレームレートはFrapsで計測 | |||
(2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | ||
高品質 | 軽量品質 | 高品質 | 軽量品質 |
2691 (131%) | 4959 (114%) | 2049 (100%) | 4329 (100%) |
29 FPS (平均) | 48 FPS (平均) | 22 FPS (平均) | 42 FPS (平均) |
やや重い | やや快適 | 重い | 普通 |
新モデルは旧モデルよりも高品質では約1.3倍、標準品質では約1.14倍高いスコアで、負荷が高いテストの方が差が広がっています。いずれのモデルでも高品質では快適にプレイすることはできませんが、軽量品質ではとりあえずプレイできるフレームレートが出ています。
■FF15ゲームベンチマーク時の動作温度(室温24~25℃)
このテストではプロセッサーの温度が瞬間最大97℃(平均75℃)くらいでした。テスト時間は約6分40秒です。
40秒程度でテストが完了するCINEBENCH R15(最大温度約85℃:平均72℃)よりもテスト時間長いので最大温度が12℃くらい高くなっていますが、平均温度は75℃くらいに収まっています。
同じようなスペックのHP Pavilion Gaming 15-cx0000(※実機ベンチマーク)と同じくらいの動作温度なので、Spectre x360 15-df0000はゲーミングノートと同等の冷却性能を備えていると言えます。
このテストではプロセッサーの温度が瞬間最大97℃(平均75℃)くらいでした。テスト時間は約6分40秒です。
40秒程度でテストが完了するCINEBENCH R15(最大温度約85℃:平均72℃)よりもテスト時間長いので最大温度が12℃くらい高くなっていますが、平均温度は75℃くらいに収まっています。
同じようなスペックのHP Pavilion Gaming 15-cx0000(※実機ベンチマーク)と同じくらいの動作温度なので、Spectre x360 15-df0000はゲーミングノートと同等の冷却性能を備えていると言えます。
SSD (PCIe NVMe M.2)の性能をチェック!
SSDのベンチマークソフト「CrystalDiskMark6」で、新旧モデルに搭載されているSSDの性能を測定します。
SSDの性能比較 | |||
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW! | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | ||
1TB SSD(PCIe NVMe M.2) KXG50ZNV1T02 TOSHIBA OSのバージョン:1803 ※BIOSのバージョン:F.06 | 1TB SSD(PCIe NVMe M.2) KXG50ZNV1T02 TOSHIBA OSのバージョン:1709 | ||
![]() | ![]() | ||
起動時間:15~16秒 ※高速スタートアップ:有効 ※初期の状態は「無効」 | 起動時間:10秒前後 ※高速スタートアップ:有効 | ||
SSDのメーカーは販売時期によって変わる場合がありますが、型番を見る限り新旧モデル共にTOSHIBA製で同じ型番のSSDが搭載されていました。
ベンチマークでは大体の項目で同じくらいの速度が出ていますが、旧モデルのSSDの方が若干速いことが多い傾向で、新モデルのRandom Write 4KiBのみ大きな差があります。
■初期設定は「高速スタートアップ無効」
新モデルは初期の状態で「高速スタートアップ」が無効化されていました。無効化した状態での起動時間は22~24秒くらいになります。有効にした場合でも起動時間は旧モデルの方が数秒くらい高速でした。
今のところ、新モデルの起動時間が数秒ほど遅くなった原因はわかりませんが、ハードウェアの変更(グラフィックス、Webカメラの切り替えスイッチなど)やOSのバージョンの違いなどが影響しているのかもしれません。
【2018年12月18日追記】
※12月中旬ごろ日本HPに問い合わせたところ、「新規出荷分はすべて高速スタートアップが有効になっている」という回答をいただいています。販売開始直後の初期出荷分はBIOSのバージョンが古いものになっているかもしれません。
【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
新モデルは初期の状態で「高速スタートアップ」が無効化されていました。無効化した状態での起動時間は22~24秒くらいになります。有効にした場合でも起動時間は旧モデルの方が数秒くらい高速でした。
今のところ、新モデルの起動時間が数秒ほど遅くなった原因はわかりませんが、ハードウェアの変更(グラフィックス、Webカメラの切り替えスイッチなど)やOSのバージョンの違いなどが影響しているのかもしれません。
【2018年12月18日追記】
※12月中旬ごろ日本HPに問い合わせたところ、「新規出荷分はすべて高速スタートアップが有効になっている」という回答をいただいています。販売開始直後の初期出荷分はBIOSのバージョンが古いものになっているかもしれません。
【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
■起動時間はBIOSアップデートで改善する可能性あり
13.3インチモデル(※速攻レビュー)も15.6インチモデルと同じような起動時間でしたが、BIOSをF.06→F.08(※スクリーンショット)にアップデートすることで起動時間が3秒くらい速く(※高速スタートアップ有効で12~13秒に)なりました。起動時のHPマークが表示される時間が短くなるので体感的に速いとわかります。
【2018年12月28日追記】最新バージョンのBIOSで起動時間が約3秒短縮
上記のテストはBIOSのバージョン「F.06」で行ったものですが、2018年12月時点の最新バージョン「F.09 Rev.A」にアップデートすると起動時間が12~13秒(高速スタートアップ有効)になりました。
BIOSのバージョンが古い場合は試してみる価値があるかもしれません。下記のサポートページでは最新バージョンの「F.09 Rev.A」が公開されています。
◆サポートページ:ソフトウェアおよびドライバー
13.3インチモデル(※速攻レビュー)も15.6インチモデルと同じような起動時間でしたが、BIOSをF.06→F.08(※スクリーンショット)にアップデートすることで起動時間が3秒くらい速く(※高速スタートアップ有効で12~13秒に)なりました。起動時のHPマークが表示される時間が短くなるので体感的に速いとわかります。
【2018年12月28日追記】最新バージョンのBIOSで起動時間が約3秒短縮
上記のテストはBIOSのバージョン「F.06」で行ったものですが、2018年12月時点の最新バージョン「F.09 Rev.A」にアップデートすると起動時間が12~13秒(高速スタートアップ有効)になりました。
BIOSのバージョンが古い場合は試してみる価値があるかもしれません。下記のサポートページでは最新バージョンの「F.09 Rev.A」が公開されています。
◆サポートページ:ソフトウェアおよびドライバー
バッテリー駆動時間のテスト
「バッテリー駆動時間」の テスト方法は、ディスプレイの明るさ(輝度)を50に設定し、Youtubeの動画(フルHD)を1時間視聴してバッテリーの減り具合をチェックします。
■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
・切り替え可能なグラフィックスは「パフォーマンスを最適化」
※視聴する動画によっては、当サイトのバッテリー駆動時間とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
・切り替え可能なグラフィックスは「パフォーマンスを最適化」
※視聴する動画によっては、当サイトのバッテリー駆動時間とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。
YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量 | |||
HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) ※OSのバージョン:1709 | |||
![]() 【バッテリー残量】87% | ![]() 【バッテリー残量】90% | ||
※1時間で約13%消費 計算上はバッテリー残量が0になるまで 7時間42分くらい視聴可能。 | ※1時間で約10%消費 計算上はバッテリー残量が0になるまで 10時間くらい視聴可能。 | ||
この動画視聴テストでは旧モデルの方がバッテリーの持ちが良いという結果が出ました。新モデルはプロセッサーのコアが4から6に増えた影響があるのかもしれませんが、室内で好きな場所に移動してインターネットや動画を楽しむには十分な駆動時間です。
Spectre アクティブペン2の仕様・描き心地について
同梱されているペンは新旧モデルで変更はありません。Spectre シリーズの15.6インチモデルには「Spectre アクティブペン2」が付属しています。
アクティブペン2の筆圧検知は1024段階で、2048段階や4096段階のペンと比較すると見劣りしているように見えますが、とりあえずイラストを描くことができるスペックです。
私が気になるのは筆圧検知のスペックよりも「画面とペン先が触れるときのフィーリング」です。適度な筆圧(押し付けて描く必要はない)で描けば問題ありませんが、軽い筆圧でササっと速くペンを動かしたときに、筆圧が弱すぎる場合は線が入らないことがあります。
私はWACOMの板タブ(※Intuos Pro PTH-651/S1を使用:参考画像)を使用しているので、「液晶画面に直接描くときに筆圧をかけることを躊躇してしまう」ことも少し影響しているのかもしれません。
Spectre x360 15でイラスト作成できないことはないと思いますが、本格的にイラスト制作に取り組む場合や、紙に描くときのような描き味やフィーリング、ペンを持った時のグリップ感にこだわるのならWACOMのツールやペンを使用した方が良いと思っています。
アクティブペン2の筆圧検知は1024段階で、2048段階や4096段階のペンと比較すると見劣りしているように見えますが、とりあえずイラストを描くことができるスペックです。
私が気になるのは筆圧検知のスペックよりも「画面とペン先が触れるときのフィーリング」です。適度な筆圧(押し付けて描く必要はない)で描けば問題ありませんが、軽い筆圧でササっと速くペンを動かしたときに、筆圧が弱すぎる場合は線が入らないことがあります。
私はWACOMの板タブ(※Intuos Pro PTH-651/S1を使用:参考画像)を使用しているので、「液晶画面に直接描くときに筆圧をかけることを躊躇してしまう」ことも少し影響しているのかもしれません。
Spectre x360 15でイラスト作成できないことはないと思いますが、本格的にイラスト制作に取り組む場合や、紙に描くときのような描き味やフィーリング、ペンを持った時のグリップ感にこだわるのならWACOMのツールやペンを使用した方が良いと思っています。
アクティブペン2と初代のアクティブペンとの違いは、傾き検知機能がある、ペンの上部のボタンに消しゴム機能がある、充電式になった、少し軽くなったことで、側面のボタンは1つになっています。
充電式のメリットは電池(単6形 AAAA)を交換する必要がないことですが、ある程度使用したら充電しておく必要があります。充電中はペンを使うことができないので、途中でバッテリが切れてしまった場合は不便に感じることがあります。
【Spectre アクティブペン2の仕様】
・Microsoft Penプロトコル(N-Trig)
・筆圧検知は1024段階
・傾き検知機能あり
・指や手の側面などよりもペン先を優先するパームリジェクションに対応
・側面のボタンは1つ(※初代アクティブペンは2つ)
・パームリジェクションに対応(指や手の側面などよりもペン先を優先)
・テールスイッチ(ペンの上部のボタン:消しゴム機能)
・14g(※初代アクティブペンは16g:電池含む)
・充電式(※連続利用可能時間は約10時間:利用条件により異なります)
・カラーはアッシュブラックのみ
※充電中はペンとして利用できません
※充電用ケーブル(約60cm)、ペン先(替え芯)x2(※参考画像)、セットアップガイドなどが同梱
◆製品詳細ページ
充電式のメリットは電池(単6形 AAAA)を交換する必要がないことですが、ある程度使用したら充電しておく必要があります。充電中はペンを使うことができないので、途中でバッテリが切れてしまった場合は不便に感じることがあります。
【Spectre アクティブペン2の仕様】
・Microsoft Penプロトコル(N-Trig)
・筆圧検知は1024段階
・傾き検知機能あり
・指や手の側面などよりもペン先を優先するパームリジェクションに対応
・側面のボタンは1つ(※初代アクティブペンは2つ)
・パームリジェクションに対応(指や手の側面などよりもペン先を優先)
・テールスイッチ(ペンの上部のボタン:消しゴム機能)
・14g(※初代アクティブペンは16g:電池含む)
・充電式(※連続利用可能時間は約10時間:利用条件により異なります)
・カラーはアッシュブラックのみ
※充電中はペンとして利用できません
※充電用ケーブル(約60cm)、ペン先(替え芯)x2(※参考画像)、セットアップガイドなどが同梱
◆製品詳細ページ
リカバリメディア作成方法の変更
リカバリメディア作成方法の違い | |
HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW | HP Recovery Managerはインストールされません。 ※OSのバックアップ機能を利用する。 |
HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) | インストールされているHP Recovery Managerを使用して リカバリメディア(USBメモリ)を作成します。 |
旧モデルはインストールされているHP Recovery Manager(HPリカバリ マネージャー)を使用して、リカバリメディアを作成することができましたが、新モデルはリカバリ マネージャーではなく「OSのバックアップ機能」を利用してパソコンの状態を初期の状態に戻せるようになっています。※OSのバックアップ機能や回復機能は旧モデルでも利用可能です。
◆ユーザーガイド:バックアップおよび復元を参照
下記のレビューは13.3インチモデルになりますが、Windows 10の回復ドライブの作成方法や注意点、使用可能だったUSBメモリをご紹介しています。
◆HP Spectre x360 13-ap0000の「Windows 10 回復ドライブ」を作成する
上記の方法以外に「HP クラウドリカバリツール」というものも用意されています。インターネット環境や最小32GBの空があるUSBドライブなどが必要になりますが、この機能を利用するとシステムリカバリができるようです。
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)
カスタマイズで「リカバリメディア DVD」が選択可能です。DVDドライブを別途用意する必要がありますが、「リカバリメディアの作成方法がわからない」「メディアを作成するのは面倒」という方は、注文時にリカバリメディアも一緒に購入しておいても良いかもしれません。
オプション品の在庫の状況にご注意ください。HPのストアは「注文した商品がすべて揃ってから発送する」ので、本体の在庫があってもオプション品が在庫切れの場合は納期が遅くなります。
リカバリメディアは本体購入後でも下記のサイトから購入できる( ¥ 5,400 税込)ので、お急ぎの場合は本体と別で購入することをお勧めします。
◆Spectre x360 15-df0000シリーズ Windows 10 Pro 64bit <日本語キ−ボード> 用 リカバリメディアキット(DVD)
リカバリメディアは本体購入後でも下記のサイトから購入できる( ¥ 5,400 税込)ので、お急ぎの場合は本体と別で購入することをお勧めします。
◆Spectre x360 15-df0000シリーズ Windows 10 Pro 64bit <日本語キ−ボード> 用 リカバリメディアキット(DVD)
所有欲をUPするSpectre の「プレミアム壁紙」※新旧モデル共通
Spectre x360 15にはプレミアムPC向けのテーマがインストールされています。爽やかで近代的なイメージやSpectre向けのイメージなどが4種類のテーマが用意されています。(※新旧モデル共通)
公式サイトと同じイメージで楽しめるSpectre の「プレミアム壁紙(1種類)」はHP Spectre x360 15 製品詳細ページ>製品写真/各部名称ページからダウンロードすることができます。
新モデルのACアダプターは電源容量が135Wに変更
高性能なプロセッサー&グラフィックスを搭載したHP Spectre 15 x360には、モバイルPCよりも大容量のACアダプターが付属しています。
新モデルのACアダプターは電源容量が旧モデルより少なくなり135Wになりました。サイズは同じですが約39g軽くなっています。
ACアダプターの比較 | ||
| HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)NEW | HP Spectre x360 15-ch000 (2018年6月モデル) |
ACアダプター | ![]() | ![]() |
サイズ | 138mm(幅) 66mm(奥行き) 22mm(厚さ) | 138mm(幅) 66mm(奥行き) 22mm(厚さ) |
質量 | 291g(-39g) | 約330g |
電源容量 | 135W(-15W) | 150W |
電源コード | ![]() | ![]() |
質量 | 約105g | 約105g |
蓋つきで使いやすい専用スリーブケース ※新旧モデル共通
Spectre 360 15シリーズには「専用スリーブケース」が付属しています。新旧モデルともに同じデザインで、マジックテープ式の蓋やペンを収納することができるポケットが付いています。
表面はフェイクレザーですが、内側はSpectreのボディを傷つけないような素材※になっています。出し入れもしやすいので保管するときに十分使えるケースです。
※たぶん大丈夫だと思いますが、初めて使用するときは念のため中をチェックすることをおすすめします。
表面はフェイクレザーですが、内側はSpectreのボディを傷つけないような素材※になっています。出し入れもしやすいので保管するときに十分使えるケースです。
※たぶん大丈夫だと思いますが、初めて使用するときは念のため中をチェックすることをおすすめします。
大きくなった新モデルの「プレミアム化粧箱」
■HP Spectre x360 15-df0000(2018年10月モデル)の専用化粧箱 NEW!
新モデルのSpectre専用化粧箱(※参考画像)は、13.3インチモデルの箱(※HP Spectre x360 13-ae000の化粧箱)をそのまま大きくしたようなデザインになりました。梱包の内容も同じで、化粧箱はしっかりとしたクッションに保護( ※参考画像)されています。
新モデルのSpectre専用化粧箱(※参考画像)は、13.3インチモデルの箱(※HP Spectre x360 13-ae000の化粧箱)をそのまま大きくしたようなデザインになりました。梱包の内容も同じで、化粧箱はしっかりとしたクッションに保護( ※参考画像)されています。
■HP Spectre x360 15-ch000(2018年6月モデル )の専用化粧箱
旧モデルの化粧箱は本体のみが入るような薄型でスリムなサイズです。付属品は別の箱(※参考画像)に収められています。2重箱仕様なので、化粧箱は大きなクッションに保護された状態で梱包されています。
◆HP Spectre x360 15-ch000 の専用プレミアム化粧箱&付属品
旧モデルの化粧箱は本体のみが入るような薄型でスリムなサイズです。付属品は別の箱(※参考画像)に収められています。2重箱仕様なので、化粧箱は大きなクッションに保護された状態で梱包されています。
◆HP Spectre x360 15-ch000 の専用プレミアム化粧箱&付属品
【まとめ】先進的なデザインになりプロセッサーの性能が大きく向上した新モデル
デザインが大きく変わった新モデルSpectre x360 15(2018年10月モデル)
2018年10月モデルはアンギュラーフォーム(角ばった形状)を積極的に採用した先進的なデザインで、旧モデル(※2018年6月モデル実機レビュー)よりもシャープな印象になっています。特にエッジの部分に施された「エメラルドカット」が大きな特徴で、これまでになかったデザインになっています。
新たな機能はWebカメラのON/OFFを切り替えるスイッチ「プライバシーカメラ」や、冷却ファンの制御モードを切り替えることができる「HP コマンドセンター」というアプリが追加されています。顔認証や指紋認証機能などは従来モデルと同様に使用できますが、指紋認証リーダーは側面からパームレストの部分に変更されています。
■15.6インチモデルはこのような方向けのプレミアムPCです
・スタイリッシュでデザインが良いPCが欲しい。
・ほとんど外に持ち運ばない。(室内で移動する程度)
・モバイルPC(13.3インチ以下)よりも大きな画面で作業したい。
・発色が良く高精細な4K(3840×2160)ディスプレイで写真や映像などを楽しみたい。
・高性能なプロセッサーで作業したい(画像や動画などの編集をされる方)
・軽めのゲームをプレイする(重めのゲームは画質が低めでもプレイできれば良い)
13.3インチモデルのSpectre x360 13(※速攻レビュー)よりも高性能で、画面が大きく作業がしやすいことが大きな利点です。
・スタイリッシュでデザインが良いPCが欲しい。
・ほとんど外に持ち運ばない。(室内で移動する程度)
・モバイルPC(13.3インチ以下)よりも大きな画面で作業したい。
・発色が良く高精細な4K(3840×2160)ディスプレイで写真や映像などを楽しみたい。
・高性能なプロセッサーで作業したい(画像や動画などの編集をされる方)
・軽めのゲームをプレイする(重めのゲームは画質が低めでもプレイできれば良い)
13.3インチモデルのSpectre x360 13(※速攻レビュー)よりも高性能で、画面が大きく作業がしやすいことが大きな利点です。
新旧モデルのどちらを選ぶべきか?
性能重視なら高性能な新モデルの方が快適に作業できますが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフト、ちょっとした画像処理などでは旧モデルでも十分な性能を備えています。
・デザインに関しては好みがあるのでどちらが良いとは言えません。旧モデルも十分スタイリッシュでカッコ良いと思いますが、比較をすると新モデルの方がよりシャープで先進的なイメージに見えます。
・性能面では6コア12スレッドのインテル Core i7-8750H プロセッサーを搭載した「新モデル」の方が高性能です。CINEBENCH R15のマルチスレッドテストでは旧モデルよりもスコアが43%向上しました。6コアに対応したソフト(動画のエンコード、画像処理、写真編集など)を使用する場合は新モデルの方が快適に作業することができます。
・新モデルはSDカードスロットが廃止され「microSDカードスロット」に変更されました。写真編集をされる方にとっては「ちょっと・・・」と思うところかもしれません。
・ディスプレイの色域は新モデル(sRGBカバー率98%)の方が少し良いのですが、旧モデル(sRGBカバー率95%)と大きな違いはありません。新旧モデルどちらのディスプレイも発色が良くきれいに見えます。
・グラフィックスの性能も「新モデル」の方が少し高性能です。Fire Strikeではあまり差が出なかったのですが、ファイナルファンタジーのテスト(GPUだけでなくCPUやメモリの性能も影響します)では20~30%くらいの違いが出ています。ただし、「GTX 1050Ti with Max-Q Design」はエントリークラスのGPUなので、重い3Dゲームをプレイする場合は画質を妥協(標準以下に設定)する必要があります。
■キャンペーン実施中!
キャンペーン価格は2019年10月5日時点のものです。最新価格はメーカー製品詳細ページをご確認ください。
HP Spectre x360 15-df0000 キャンペーンモデル(512GB SSD)
【標準価格】¥252,780(税込)~
【キャンペーン価格】¥225,280(税込)~
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)製品詳細
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 15-df0000 x360 Convertible PCサポートページ
◆ユーザーガイドPDF(取扱説明書:コンピューターの概要・使い方)
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)
【実機レビュー】
◆速攻レビュー:HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)の特徴や性能・新旧モデル比較
◆ベンチマーク:HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
【関連記事】
◆Spectre 2018年10月モデル(Folio 13、x360 13、x360 15)の性能・使い勝手を比較
◆Spectre シリーズ(2018年10月モデル:Folio 13、x360 13、x360 15)のディスプレイの色域を測定!
【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
■レビューについて
※商品仕様/価格については2019年6月5日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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