HP-Spectre-x360-15-df0000_速攻レビュー_181201_05a

この記事では、2018年11月29日に販売開始された「HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)」の性能が「旧モデルからどれくらいアップしたのか?」をチェックします。

2018年10月モデルは、6コア12スレッドのインテル Core i7-8750H プロセッサー(最大4.1GHz)、NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスを搭載。
 



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■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
※Fire FoxやMicrosoft Edgeは「BackSpace」キーでこの位置に戻ります。
※Google Chomeの場合は「Alt + ←」になります。

【ベンチマークについて】
◆ベンチマークで使用するパソコンについて
◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて
◆冷却ファンのモードを変更できる「HP Command Center」の設定

【プロセッサー】
◆インテル Core i7-8750H プロセッサー(6コア12スレッド)の性能について
※1~2コア動作時は最大4.1GHz、5~6コア動作時は最大3.9GHz
◆プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15)

【メモリ】
◆2666MHz,DDR4 SDRAMの仕様・容量について

【ストレージ】
◆1TB SSD (PCIe NVMe M.2)の性能テスト
※【2018年12月28日追記】BIOSを最新バージョンにすると起動時間が短縮

【グラフィックス】
◆NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスの性能について

【3D MARK ベンチマーク】
◆Time Spy(DirectX 12 ベンチマーク)
◆Fire Strike Ultra(DirectX 11 ベンチマーク:4K)
◆Fire Strike (DirectX 11 ベンチマーク:フルHD)

【ゲームベンチマーク】
◆ファイナルファンタジーXV(FF15)
◆ファイナルファンタジーXIV::紅蓮のリベレーター
◆PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4
◆ドラゴンクエストX
◆F1 2018(Steam版)

【VRベンチマーク】
◆VR(仮想現実)対応システムのためのベンチマーク

【バッテリー駆動時間】
◆バッテリー駆動時間のテスト(YouTubeのフルHD動画を1時間再生)

【動作中の温度・消費電力】
◆Webサイト閲覧、動画の視聴、ベンチマーク中の温度・消費電力について

【ベンチマークテストのまとめ】
◆新モデル(2018年10月モデル)はプロセッサーのマルチスレッド性能が大きく向上!
 



ベンチマークで使用するパソコンについて

 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A8693c

HP Spectre x360 15-df0000 (2018年10月モデル)の特徴

 
日本HPのプレミアムモデル「HP Spectre x360 15-df0000」はスタイリッシュなデザインの2in1コンバーチブルPCで、エッジの部分に「エメラルドカット」が施されたデザインが大きな特徴です。

 
HP Spectre x360 15-df00000G1A8919_01a

15.6インチワイドのディスプレイは高精細な4K(3840×2160)で、視野角が広いIPS方式を採用。表面処理は「光沢」で、タッチやペン入力に対応しています。(※Spectre アクティブペン2が同梱)
 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9255
マルチスレッド性能が高いインテル Core i7-8750H プロセッサー(最大4.1GHz、6コア12スレッド)、16GBメモリ、1TB SSD、ライトゲーム向けのNVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスを搭載。


スクリーンショット_HP Spectre x360 15-df0000_スペック_GTX 1050Ti
 
HP Spectre x360 15-df0000 シリーズのスペック
OSWindows 10 Pro(64bit)
プロセッサーインテル Core i7-8750H プロセッサー
(2.20 GHz - 4.10 GHz、6コア12スレッド、TDP45W)
チップセットモバイル インテル HM370 チップセット
メモリ16GB オンボード (2666MHz,DDR4 SDRAM)
ストレージ1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
グラフィックNVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
電源135W ACアダプター




ベンチマークの設定・使用するソフトついて

 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9470c
この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチなど)は下記の設定で行います。

【Windows10のバージョン】

・バージョン 1803
・OS ビルド 17134.345

【Windows10の電源プラン】
・電源モード(接続):高パフォーマンス(※スクリーンショット

【NVIDIA ドライバ】
・GeForce 398.73 Driver

※OSやドライバのバージョンや電源プランの設定が異なる場合は、当サイトと同じような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のツールを使用しています。
 
スクリーンショット_3D設定_高パフォーマンス_s

■2つのGPUは負荷に応じて自動的に切り替わりますが、ベンチマークテストではNVIDIAのグラフィックスを優先した設定で行います。

・NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
・インテル UHD グラフィックス 630(プロセッサーに内蔵)
 
※最大パフォーマンスを重視しないテスト(インターネットや動画視聴、バッテリー駆動時間など)では、標準的な設定の「自動選択」に設定しています。
ノートPCには2つのグラフィックス(プロセッサー内蔵GPUとゲーム向けGPU)を搭載しているモデルがあります。

インターネットや動画の視聴などの負荷が軽い用途では、消費電力を抑えるためにプロセッサー内蔵GPUの「インテル UHD グラフィックス 630」が動作しますが、負荷が高いゲームやベンチマーク時はNVIDIAのグラフィックス(HP Spectre x360 15-df0000の場合はGTX 1050Ti with Max-Q Design)に切り替わり高い性能を発揮します。

負荷に応じて2つのグラフィックスを自動的に切り替える仕組みですが、プロセッサー内蔵GPUでもそこそこ快適に動いてしまうような負荷が軽いゲーム(PSO2やドラクエなど)は高性能なNVIDIAのグラフィックスに切り替わらないことがあるので、当サイトではNVIDIAコントロールパネルでGTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスが優先的に動作するように設定してテストを行っています。


ベンチマークで使用するソフト
 CrystalDiskInfoHDD/SSDの基本情報を確認できるソフト
 CrystalDiskMarkストレージの速度を測定するベンチマークソフト
CPU-ZCPUの詳細な情報を表示するソフト
GPU-Zグラフィックカードの詳細情報を表示するソフト
HWMonitorPCパーツの温度を測定するソフト
HWiNFO64PCパーツの温度を測定するソフト
※HWMonitorよりも詳細な情報を表示
Frapsゲーム中のフレームレートを表示できるソフト
ワットチェッカー REX-BTWATTCH1 消費電力の測定で使用
 ※デスクトップPCの消費電力はディスプレイを含みません。
 ※ノートPCの消費電力はディスプレイを含む数値になります。
 ※ノートPCや液晶一体型PCのディスプレイの輝度は100%に設定。
 



冷却ファンのモードを変更できる「HP Command Center」の設定

 
サーマルプロファイル_高負荷用_02s

Spectre x360 15-df0000には、冷却ファンの制御方法を変更することができる「HP Command Center」というアプリケーションがインストールされています。

このアプリでは、冷却ファンの設定ができる「サーマルプロファイル」、製造番号やシリアル番号などが表示される「システム情報」、このHP Command Centerの「バージョン情報」などを見ることができます。

今回のテストでは負荷が高いベンチマークでは「パフォーマンスモード」を、インターネットや動画視聴時の温度測定は「標準モード」を使用しています。


「サーマルプロファイル」では下記の3つのモードが用意されています。

【オートモード】
通常使用時はこのモードを選択します。システムのパフォーマンス、ファン、および温度を最適化します。

【パフォーマンスモード】
CPU使用率が高いソフトウェアに最適なモード。標準よりも冷却ファンの回転数を上げてデバイスを冷却します。このモードは外部電源アダプター接続時のみ有効です。

【クールダウンモード】
熱くなったデバイスをなるべく早く冷却したいときに使用するモード。有効にすると、ファンの回転数が上がるとともにCPUのパフォーマンスを下げてデバイスを冷却します。

【サイレントモード】※13.3インチモデルにのみ追加されるモード
静かな環境に最適なモード。発熱を抑えるためCPUのパフォーマンスは下がりますが、ファンが「オフ」、または最低速度で動作します。
 


クーリングモードでベンチマークテストを行った場合

 
スクリーンショット_クーリングモード

「クーリングモードはどのように動作するのか?」を、FF15のベンチマークテスト(フルHD・軽量品質)試してみました。

通常はプロセッサーの動作周波数が4.0GHzくらいまで上がるのですが、「クーリングモード」に設定してベンチマークを行うと平均1.1GHzくらい(最大動作周波数の4分の1)で動作していました。

ベンチマーク中の温度は、通常時は瞬間最大97℃(平均74℃)くらいまで上がりますが、「クーリングモード」の場合は瞬間最大61℃(平均55℃)くらいまで下がりました。

スコアは通常時の7割程度(4959→3536)に下がりましたが、平均動作温度は大幅に(73℃→56℃に)下がっています。アプリの説明の通りかなりの冷却効果を確認できました。
 
冷却ファンの音に関しては、このモードを使用したときの状況で変わります。本体が熱い時に「クーリングモード」を使用したときはそれなりに回転音が大きくなりますが、今回のテストのようにプロセッサーが50~60℃くらいで動作している場合は、静かとは言えないまでも煩いと思うほどではありませんでした。

ファンの回転数はプロセッサーやグラフィックスの温度に応じて制御されます。「パフォーマンスモード」に設定したとしても常に高回転でファン回るわけではないので、温度が高くない状況ではファンの音は静かです。



プロセッサーの仕様・性能について

 
525x110_HP-Spectre-x360-15-df0000_プロセッサー_03a

HP Spectre x360 15-df0000 シリーズには、6コア12スレッドの「インテル Core i7-8750H プロセッサー」が搭載されています。

ゲーミングPCのPavilion Gaming 15-cx0000(※実機ベンチマーク)やOMEN by HP 15-dc0000(※実機ベンチマーク)などに搭載されているプロセッサーと同じです。
 
・インテル Core i7-8750H プロセッサー
(2.20 GHz - 4.10 GHz、6コア12スレッド、TDP45W)

インテル Core i7-8750H プロセッサーの性能について

 
HP Spectre x360 15-df0000_passmark
※上のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。

6コア12スレッドの Core i7-8750H プロセッサーは「マルチスレッド性能が高い」ことが大きな特徴です。旧モデル(※Spectre x360 15-ch000 ベンチマーク)に搭載されているCore i7-8705Gよりもマルチスレッドのスコアが2割ほど伸びています。

コアが多いプロセッサーはマルチスレッドを活用できるアプリケーションを使用したときに高い処理能力を発揮します。

インターネットや動画視聴、オフィスソフトのような負荷が軽めの用途では4コアと6コアの違いは体感できないと思いますが、マルチスレッドに対応しているクリエイティブなアプリ(画像処理や動画編集など)を使用する場合は6コアの恩恵を受けることができます。
 
バックグラウンドでファイルをダウンロードしながらWebサイトを閲覧するような使い方は4コアのCore i7-8705Gでも十分に対応できますが、6コアのCore i7-8750Hの場合はさらに処理能力に余裕があります。
 

プロセッサーの仕様

 
CPU-Z_Core i7-8750H_01CPU-Z_Core i7-8750H_03
 
CPU-Zで表示されるインテル Core i7-8750H プロセッサーの詳細。チップセットは「モバイル インテル HM370 チップセット」が搭載されています。


Core i7-8750HCore i7-8705G
開発コード名Coffee Lake
(第8世代)
Kaby Lake G
(第8世代)
プロセス14 nm14 nm
コアの数64
スレッド数128
ベース動作周波数2.20 GHz3.10 GHz
ターボ・ブースト時の
最大周波数
4.10 GHz4.10 GHz
キャッシュ9 MB8 MB
TDP45 W
65 W
プロセッサー・ダイで
許容できる最大温度
100°C100°C

Core i7-8750HとCore i7-8705Gの違いについて

 
コア・スレッド数の違いはマルチスレッドのパフォーマンスに大きく影響します。6コア12スレッドのCore i7-8750Hはベース動作周波数が低めに設定されてますが、ターボ・ブーストで最大4.10 GHzまで動作周波数が上がるので1コアの処理でもCore i7-8705Gと同等の処理能力を発揮します。
 
Core i7-8705GはプロセッサーとRadeon RX Vega M GL グラフィックスが1つのパッケージになっているので、TDPはCore i7-8750Hよりも高めの65Wになっています。



1~2コア動作時は最大4.1GHz、5~6コア動作時は最大3.9GHz

 
XTU_Core i7-8750H_02
※画像をクリックすると拡大表示します

オーバークロックツール「インテルXTU(※関連記事)」をインストールするとプロセッサーの情報(最大動作周波数やコアの電圧、電力の設定など)を詳しく知ることができます。


 
XTU_Core i7-8750H_02_最大動作周波数_s

Core i7-8750Hはオーバークロック向けではない(プロセッサーの倍率がロックされている)ので動作周波数を変更することはできませんが、最大動作周波数は1~2コア動作時で4.1GHz、3~4コア動作時は4.0GHz、5~6コア動作時は3.9GHzと表示されています。

Core i7-8750HとCore i7-8705G(※実機ベンチマーク)は1コア動作時の最大動作周波数は4.1 GHzですが、2~3コア動作時は約5%、4コア動作時はCore i7-8750Hの方が約8%高いクロック周波数で動作します。
 
Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック
Core i7-8750H
※6コア12スレッド
Core i7-8705G
※4コア8スレッド
1コア動作時4.1 GHz4.1 GHz
2コア動作時4.1 GHz(+0.2 GHz)3.9 GHz
3コア動作時4.0 GHz(+0.2 GHz)3.8 GHz
4コア動作時4.0 GHz(+0.3 GHz)3.7 GHz
5コア動作時3.9 GHz
6コア動作時3.9 GHz




プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15)

 
スクリーンショット 2017-03-07t

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード



CINEBENCH R15_Core i7-8750H_181112_03_t
■OpenGL
カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。

■CPU
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。

■CPU(Single Core)
1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。
  
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較
※()内はCore i7-8705Gとの比較
プロセッサーCPU
(マルチコア)
CPU
(シングルコア)
CPUパッケージ
の最大消費電力
Spectre x360 15-df0000 NEW!
Core i7-8750H
(最大4.1GHz, 6コア12スレッド
1143 cb
(143%)
175 cb
(104%)
約67.5W
(135%)
Spectre x360 15-ch000
Core i7-8705G
(最大4.1GHz, 4コア8スレッド)
798 cb
(100%)
168 cb
(100%)
約50.0W
(100%)

インテル Core i7-8750H プロセッサーはマルチスレッド性能が大きく向上!

 
新モデルのSpectre x360 15-df0000に搭載されているインテル Core i7-8750H プロセッサーは、旧モデルのSpectre x360 15-ch000(※実機ベンチマーク)に搭載されているCore i7-8705Gよりもコアの数が4→6(スレッド数は8→12)に増加し、マルチスレッド性能が大きく向上。マルチコアテストではCore i7-8705Gよりも約4割も高いスコアを記録しました。

いずれのプロセッサーも最大動作周波数が4.1HGzなので1コアの性能は大きな違いはありませんが、Core i7-8750Hの方が少し良いスコアが出ています。
  

6コア12スレッド対応した冷却機構を備える新モデル

 
このSpectre x360 15-df0000は、4コアよりも発熱が大きくなる6コアのプロセッサーに対応するために冷却機構の見直し(冷却ファンの大型化)が図られ、「HP コマンドセンター」というアプリケーションで冷却ファンの回転数を上げる「冷却重視モード」に設定することができるようになっています。(※スクリーンショット

マルチコアテストを1回行ったときのプロセッサーの温度は最大で約85℃、平均では約72℃くらいでした。(※テスト時間は約40秒)

3回連続でテスト(約2分間)した場合は少し温度が高くなりましたが最大で約89℃(平均78℃)に収まっていました。サーマルスロットリング※は発生していませんでしたが、より長い時間負荷をかけ続けてプロセッサーの温度が高くなった場合は、そのような機能が動作することがあります。
 
■サーマルスロットリングについて

サーマルスロットリングはプロセッサーが過熱で故障するのを防止する保護機能です。温度が上がりすぎないように動作周波数を下げて発熱を抑える仕組みなので、この機能が動作するとパフォーマンスが低下します。これまでの実機テストではプロセッサーの温度が90℃を超えるような状況で発生していました。
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度85℃
平均温度72℃
開始前35℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度62℃
平均温度54℃
開始前36℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量368 MB ※OpenGL時
ベンチマーク中の最大消費電力(ディスプレイを含む)
OpenGLテスト最大 88.2W ※PC全体
CPUテスト
(マルチコアテスト時)
最大 108W ※PC全体
(プロセッサーのみ 約67.5W)
CPUテスト
(1コアテスト時)
最大 44.6W ※PC全体
(プロセッサーのみ 約21.7W)




メモリの仕様・容量について

 
525x110_HP-Spectre-x360-15-df0000_メモリ_03a
 
Spectre x360 15-df0000は大容量の16GB DDR4メモリを搭載。旧モデル(※Spectre x360 15-ch000 ベンチマーク)のDDR4-2400MHz から DDR4-2666MHz になり速度が向上しています。オンボード(マザーボード直付け)なのでメモリの換装はできません。
 
・16GB オンボード (2666MHz,DDR4 SDRAM)
 

 
CPU-Z_Core i7-8750H_04
メモリの規格はDDR4-2666 (PC4-21300)で、レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL-19と表示されています。

16GBのメモリは8GBx2の構成なのでデュアルチャネル(同じ規格、容量のメモリを2枚搭載して転送速度を向上させる技術)で動作します。
 

■メモリ搭載量について

このモデルはクリエイティブな用途で使用されることを想定しているので、標準で16GBのメモリを搭載しています。

インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途ではかなり余裕がある容量で、複数のアプリケーションを立ち上げて作業したり、大量にメモリを使用する画像処理や写真編集などもこなすことができます。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?




ストレージの仕様・性能について

 
525x110_HP-Spectre-x360-15-df0000_ストレージ_01a

Spectre x360 15-df0000は超高速なSSD (PCIe NVMe M.2)を搭載! 容量は512GBが標準ですが、カスタマイズで1TB SSDを選択可能です。
 
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) [標準]
・1TB SSD (PCIe NVMe M.2)
※このテストでは1TB SSD搭載機を使用。
 
ストレージ容量_01s

1TB SSDの実際に使用できる容量は914GB(そのうち39.5GBを使用)になります。※Windowsアップデートの内容によって使用容量は変わります。

旧モデルのようにリカバリーイメージは表示されませんでした。新モデルはこれまでインストールされていた「HP リカバリーマネージャ」が廃止され、OSの機能を使用して回復やバックアップを行うように仕様変更されました。サポートページでは下記のクラウドを利用したリカバリ方法も掲載されています。

◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)
 

1TB SSD (PCIe NVMe M.2)

 
CrystalDiskInfo_1TB SSD_01

搭載されているSSDは東芝製で、型番は「KXG50ZNV1T02 TOSHIBA」、ファームウェアは「AAHA4102」です。

※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。


ストレージのベンチマーク  CrystalDiskMark でストレージの性能を測定

 
CrystalDiskMark_1TB SSD_03SSDはデータの転送速度やランダムアクセス性能がHDDよりも高いことが大きな特徴です。

PCI Express、NVMeに対応したSSDなので、SATA接続のSSDよりも高性能で読み書き速度が非常に速くなっています。

ベンチマークでは、Seq Q32T1の連続読み込みで3060MB/s、連続書き込みでは957MB/sを記録しました。
 
■CrystalDiskMark 6.0.0 x64 ベンチマーク(https://crystalmark.info/)
* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

   Sequential Read (Q= 32,T= 1) :  3060.256 MB/s
  Sequential Write (Q= 32,T= 1) :   957.535 MB/s
  Random Read 4KiB (Q=  8,T= 8) :  1030.602 MB/s [ 251611.8 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q=  8,T= 8) :   375.646 MB/s [  91710.4 IOPS]
  Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) :   291.136 MB/s [  71078.1 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) :   332.146 MB/s [  81090.3 IOPS]
  Random Read 4KiB (Q=  1,T= 1) :    29.544 MB/s [   7212.9 IOPS]
 Random Write 4KiB (Q=  1,T= 1) :    90.047 MB/s [  21984.1 IOPS]

■ベンチマークをした時のSSDの温度(室温26℃)

37℃(ベンチマーク前)→最大温度 約57℃

■ベンチマークをした時のSSDの温度(室温26℃)
37℃(ベンチマーク前)→最大温度 約57℃

■起動時間(電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)
※PCの環境や設定の違いにより起動時間が長くなる場合があります。

高速スタートアップ有効
約15~16秒

高速スタートアップ無効
約22~24秒

※上記のテストはBIOSバージョン「F.06」で行ったものです。初期の設定では「高速スタートアップ」が無効化されていましたが、出荷時期によってBIOSや高速スタートアップの設定が異なる場合があります。

【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9746
【2018年12月28日追記】BIOSを最新バージョンにすると起動時間が短縮

BIOSを F.09 Rev.A(※2018年12月時点の最新バージョン)にアップデートすると起動時間が12~13秒(高速スタートアップ有効)になりました。約3秒くらいの短縮ですが、起動時のHPのロゴが表示される時間が短くなるので体感的に「起動が速くなった」とわかります。

BIOSのバージョンが古い場合は試してみる価値があるかもしれません。下記のサポートページでは最新バージョンが公開されています。

◆サポートページ:ソフトウェアおよびドライバー 



グラフィックスの仕様・性能について

 
525x110_HP-Spectre-x360-15-df0000_グラフィックス_03a

グラフィックスはPascalアーキテクチャを採用した「NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design」を搭載。エントリークラスのゲーム向けGPUなので性能は控えめですが電力効率に優れているGPUです。

・NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design
 

グラフィックスの仕様(GPU-Z)

 
GPU-Z_GTX 1050Ti Max-Q_01
左の画像はGPU-Zのスクリーンショットです。スペックの詳細(GPUコアや動作周波数、メモリバス幅など)を見ることができます。
 
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design のスペック
製品名GeForce GTX 1050Ti
with Max-Q Design
GeForce GTX 1050Ti
GPUコアPascal (GP107)Pascal (GP107)
CUDAコア(シェーダ)数768768
テクスチャユニット(TMUs)4848
ROPユニット(ROPs)3232
ベースクロック(MHz)1291 MHz1493 MHz
ブーストクロック(MHz)1418 MHz1620 MHz
メモリタイプGDDR5GDDR5
メモリクロック1752 MHz1752 MHz
メモリ容量4GB
(4096MB)
4GB
(4096MB)
メモリバス幅128bit128bit
メモリ帯域幅(GB/s)112.1GB/s112.1GB/s
DirectX12 API with
feature level 12_1
12 API with
feature level 12_1
最大温度94.0℃
※スクリーンショット
94.0℃
※スクリーンショット
 
GeForcde GTX 1050Ti with Max-Q Design は「電力効率を重視した仕様」なので、Pavilion Gaming 15-cx0000(※実機ベンチマーク)に搭載されているGeForce GTX 1050Tiよりもベースクロックとブーストクロックが低めに設定されています。
 
GTX 1050Ti with Max-Q Designのブーストクロックは1418 MHzとなっていますが、実機のテストでは1708.5MHzまで伸びていました。
 

グラフィックス性能比較 (PassMark)

 
GTX 1050Ti with Max-Q Design_グラフィックス比較_01

上の表は「PassMark」ベンチマークから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
 

■GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Designの性能について

上記のベンチマークではGTX 1060の63%くらいのスコアです。ドラクエのような軽めのゲームはプレイできますが、ファイナルファンタジーやGTA5のようなゲームをプレイするには画質を下げる必要があります。

型番末尾に付けられている「with Max-Q Design」は冷却性能が限られる薄型のゲーミングノート向けの仕様です。性能よりも電力効率の良さを重視するので無印よりも少し性能が下がりますが、発熱や消費電力を抑えることができます。

高性能なGTX 1060やGTX 1070の場合は、実機テストで「with Max-Q Design」と無印の差が10%くらいありましたが、GTX 1050Tiの場合はそれほど明確な差はありませんでした。無印でも電力効率が良いので、それ以上効率が上げるのが難しいのかもしれません。

◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」


 

ベンチマーク(3D MARK:Time Spy)

 
Time Spy_t

DirectX 12世代のGPU性能を計測するベンチマークテストです。画面解像度は2560×1440になります。当サイトではSteamで販売されている有料版を使用。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード

 
 
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
 

 
GTX 1050Ti Max-Q_TimeSpy_01 Time Spy
 スコア:2442
  Graphics Score2226
 CPU Score 5429
 
Time Spyは負荷が高いベンチマークなので、エントリークラスのGTX 1050Ti with Max-Q グラフィックスでは20FPSを大きく切ってしまう状態で、画面は「少しぎこちない動き」に見えます。

グラフィックステスト1・・・14.70 FPS
グラフィックステスト2・・・12.63 FPS


旧モデル(◆Spectre x360 15-ch000 実機ベンチマーク)と比較すると総合的には1割ほど良いスコアで、グラフィックスのテスト1とテスト2では6~8%ほど高いフレームレートで動作していました。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
テスト1・・・13.80 FPS、テスト2・・・11.42 FPS
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※Time Spy テスト時
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度96℃
平均温度68℃
開始前36℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度77℃
平均温度65℃
開始前33℃
GPU コアクロック最大1695.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量 2642 MB
ベンチマーク中の最大消費電力 ※Time Spy テスト時
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 111 W
プロセッサーのみ最大 48.3 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。


 

ベンチマーク(3D MARK:Fire Strike Ultra)

 
fire strike Ultra_t

Fire Strike Ultraは、4K解像度(3840x2160)でDirectX 11のGPU性能を計測するベンチマークです。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード

 
 
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
 

 
GTX 1050Ti Max-Q_Fire Strike Ultra_01 Fire Strike Ultra
 スコア:1718
  Graphics Score1651
 Physics Score 14367
 Combined Score853
 
4K解像度(3840x2160)の重いテストなので、ゲーミングノートに搭載されているGTX 1070 with Max-Q Design(※実機ベンチマーク)でも20FPSを切ってしまいます。今回テストしたGTX 1050Ti with Max-Qの場合は、フレームレートが6~8FPSくらいしか出ないので画面はコマ送りのような動きになります。

グラフィックステスト1・・・8.30 FPS
グラフィックステスト2・・・6.33 FPS

 
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※Fire Strike Ultra テスト時
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度90℃
平均温度65℃
開始前37℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度72℃
平均温度63℃
開始前36℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量 2849 MB
ベンチマーク中の最大消費電力 ※Fire Strike Ultra テスト時
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 116 W
プロセッサーのみ最大 66.5 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。


 

ベンチマーク(3D MARK:Fire Strike)

 
fire strike_t

DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテストで、解像度はフルHD(1920x1080)になります。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード

 
 
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
 

 
GTX 1050Ti Max-Q_Fire Strike_01 Fire Strike
 スコア:6611
  Graphics Score7319
 Physics Score 14225
 Combined Score2615
 
このテストは3Dゲーム(DirectX 11)を「フルHD ・最高画質でどれくらいのフレームレートでプレイできるか?」のある程度の目安になります。

GTX 1070 with Max-Q Design(※実機ベンチマーク)は60FPSくらい出るのですが、GTX 1050Ti with Max-Qの場合は約半分くらいのフレームレートになります。30FPSくらい出ているので画面はそこそこ動きますが、より「滑らな動き」を求めるなら画質を下げる必要があります。

グラフィックステスト1・・・33.99 FPS
グラフィックステスト2・・・29.92 FPS


旧モデル(◆Spectre x360 15-ch000 実機ベンチマーク)と比較した場合は、テスト項目によって優劣がありますが大体同じくらいのフレームレートが出ています。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
テスト1・・・35.43 FPS、テスト2・・・28.52 FPS
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※Fire Strike テスト時
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度95℃
平均温度68℃
開始前37℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度77℃
平均温度65℃
開始前33℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量 1603MB
ベンチマーク中の最大消費電力 ※Fire Strike テスト時
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 119 W
プロセッサーのみ最大 48.9 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。


 

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク

 
FF15ベンチマーク_top

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION (ファイナルファンタジー15)ベンチマークで、お手持ちのPCがどの程度快適にプレイできるのかを測定することができます。インストーラーのダウンロードや計測スコアとプレイの目安については下記のサイトをご参照ください。

 ◆ファイナルファンタジーXVベンチマーク:ダウンロード
 
平均フレームレートはFraps(※公式サイト)を立ち上げた後、HWiNFO64(※公式サイト)を起動するとフレームレートの項目が表示されるようになります。(※スクリーンショット

上記の方法で計測できるのは最大値と平均値のみです。ロード画面中の最大フレームレート(最大240FPS)が記録されてしまうので、フレームレートの最大値と最小値は目測で確認しています。
 


GTX 1050Ti Max-Q_FF15_1920x1080_軽量_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:軽量品質
フルスクリーンモード
 スコア:4959
 評価:やや快適

軽量品質にすると画質の低さ(輪郭のギザギザ感や簡略化された影の処理など)が少し目立つようになりますが、動作が軽くなるので画面の動きは良くなります。

GeForce GTX 1050Ti with Max-Q DesignはエントリークラスのGPUなので、FF15を高画質でプレイするには少々厳しい性能ですが、「軽量品質」ならそこそこ快適にプレイすることができます。

テストを開始直後のシドニー・オールムがトラックに乗るシーンで最高フレームレートの62 FPSを記録。巨大なロボットと戦っている場面や後半のシヴァが登場するシーンなどでフレームレートが40FPSを切ることがありますが、大体において40~55FPSの間で推移していました。

最高フレームレート:62 FPS
平均フレームレート:48 FPS
最低フレームレート:36 FPS


■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :4329、フレームレート:52FPS(最高)、42FPS(平均)、33FPS(最低)
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス



GTX 1050Ti Max-Q_FF15_1920x1080_標準_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準品質
フルスクリーンモード
 スコア:3802
 評価:普通

標準品質にすると画質は少し良くなりますが動作はやや重くなります。

車で移動するシーンは33~40FPS、チョコボに乗っているシーンは35~41FPSくらいで推移。巨大なロボットと戦うシーンやシヴァが登場するシーンで瞬間的に30FPSまで下がることがありましたが、平均で38FPS出ているのでとりあえずプレイは可能です。

最高フレームレート:46 FPS
平均フレームレート:38 FPS
最低フレームレート:30 FPS


GTX 1050Ti Max-Q_FF15_1920x1080_高品質_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:高品質
フルスクリーンモード
 スコア:2691
 評価:やや重い

高品質にすると画質は良くなりますが動作が重くなるので、快適にプレイするには高性能なグラフィックスを搭載したPCが必要になります。

車で移動するシーンは20~26FPS、チョコボに乗っているシーンは17~29FPS、巨大なロボットと戦うシーンは17~26FPSくらいで推移していました。

平均フレームレートは29FPSくらい出ていますが、場面によっては20FPSを切ることがあるので画面の動きは少しぎこちなく見えます。

最高フレームレート:42 FPS
平均フレームレート:28 FPS
最低フレームレート:17 FPS


■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :2049、フレームレート:33FPS(最高)、22FPS(平均)、2FPS(最低)
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度97℃
平均温度74℃
開始前39℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度80℃
平均温度73℃
開始前36℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量3957 MB ※高品質
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 134 W
プロセッサーのみ最大 66.3 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。


 

ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

 
Pavilion 24-a270jp_リベレーター

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
 


GTX 1050Ti Max-Q_リベレーター_1920x1080_標準品質_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準(ノートPC)
フルスクリーンモード
 スコア:14010
 平均フレームレート:97.640
評価:非常に快適

標準画質は輪郭のギザギザ感が少し目立つようになりますが、最高画質よりも動作は軽くなります。平均フレームレートが100FPS近くまで伸びているので、画面の動きはかなりスムーズに見えます。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :11486、平均フレームレート:79.057
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス



GTX 1050Ti Max-Q_リベレーター_1920x1080_最高品質_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーンモード
 スコア:7351
 平均フレームレート:49.636
評価:非常に快適
 
最高品質でも平均フレームレートが50FPSくらい出ているので、画面の動きは滑らかに見えます。60FPS以上にこだわるのなら少し画質を下げる必要がありますがこの設定でも十分プレイは可能です。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :5707、平均フレームレート:38.461
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度98℃
平均温度83℃
開始前36℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度82℃
平均温度73℃
開始前32℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量1620 MB
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 129 W
プロセッサーのみ最大 47.8 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。


 

ゲームベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4)

 
PSO ep4_ベンチマーク

『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。フレームレートはFrapsで計測(目視で確認)しています。

◆ベンチマーク ダウンロード
 

 
GTX 1050Ti Max-Q_PSO2_簡易設定6_02 画面サイズ:1920x1080
簡易描画設定・・・6(最高画質)
フルスクリーン表示
 スコア:19749
 フレームレート:90~156 FPS
評価:快適
 
このテストは軽めなので、最高画質でも快適にプレイできるフレームレートが出ています。瞬間的に100FPSを切る場面がありましたが、それ以外は100FPS以上出ている状態でした。

最高フレームレート:156 FPS
平均フレームレート:129 FPS
最低フレームレート:90 FPS

※フレームレートはFrapsで計測しています。
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度91℃
平均温度75℃
開始前36℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度83℃
平均温度70℃
開始前36℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量559 MB
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 125 W
プロセッサーのみ最大 51.2 W
グラフィックスのみ
 ※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。




ドラゴンクエストX ベンチマーク

 
DQXベンチマーク

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。

◆ベンチマーク ダウンロード

※このベンチマークのフレームレートは240FPSが最高値になります。中盤以降のキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がりますが、画質設定を軽くしても最低フレームレートはあまり向上しません。
 


GTX 1050Ti Max-Q_DQX_1920x1080_最高_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーン表示
 スコア:17729
 フレームレート:54~240fps
評価:すごく快適

ベンチマークの前半は大体において200~239FPSの間で推移し、時々ベンチマークの限界値240FPSを記録。

後半はフレームレートが伸びずキャラクターが多数登場するシーンでは最低フレームレートの54FPSを記録しますが、ほとんどの場面では十分快適と評価できるフレームレート(100~200FPSの間)で推移していました。旧モデルよりもスコアがやや低いのは平均的にフレームレートやや低かったことが考えられます。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :18386、フレームレート:48~240fps
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度84℃
平均温度72℃
開始前40℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度71℃
平均温度63℃
開始前38℃
GPU コアクロック最大1759.0 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量 208 MB
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 98 W
プロセッサーのみ最大 34.9 W
グラフィックスのみ
 ※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。




ゲームベンチマーク(F1 2018)

 
20180825133549_1.jpg

2018年8月24日にSteamで販売が開始された「F1 2018」でベンチマークテストを行いました。スタートしてから1周のフレームレートを計測します。

2018年のF1グランプリは21箇所のサーキットで行われますが、今回のテストでは高いフレームレートが出やすいサーキットとフレームレートが伸びないサーキットをピックアップしています。

◆PC版「F1 2018」の推奨スペック&実機ベンチマーク


■F1 2018 ベンチマークの設定
解像度:1920x1080
表示モード:フルスクリーン
Vsync:オフ
アンチエイリアス:TAA
異方性フィルタリング:16x
グラフィック設定プリセット:超高
 
 
 
20180906085933_1.jpg
晴天時のフレームレート(フルHD・超高)
グランプリ名最低FPS平均FPS最高FPS
モナコGP283543
カナダGP283643
イタリアGP293540
シンガポールGP333936
日本GP(鈴鹿)334047
アメリカGP374246
アブダビGP384552

平均フレームレートは30FPS以上出ているのでプレイできないことはありませんが、最低でも40FPS以上は欲しいところです。


 
20180906090642_1.jpg
豪雨時のフレームレート(フルHD・超高)
グランプリ名最低FPS平均FPS最高FPS
モナコGP323843
カナダGP333742
イタリアGP303640
シンガポールGP253337
日本GP(鈴鹿)343943
アメリカGP354044
アブダビGP333942

豪雨時はフレームレートが伸びません。晴天時よりも数FPS低めの傾向です。


 
20181118025528_1.jpg
シンガポールGP(豪雨時)のフレームレート
シンガポールGP(豪雨)最低FPS平均FPS最高FPS
ミディアム536472
超高253337

シンガポールGPの豪雨で画質を「ミディアム」にすると、最低53FPS、平均64FPS、最高72FPSになりました。平均で35~45FPSくらいだった「超高」よりも画面の動きは滑らかになります。


旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考フレームレート


※シンガポールGP(豪雨)フルHD(1920x1080) 画質:ミディアム
最高60 FPS、平均52 FPS、最低31 FPS
◆PC版「F1 2018」の推奨スペック&実機ベンチマーク
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
※このテストはゲームを立ち上げてからベンチマークを行うので、
テスト開始前の温度は他のテストよりも高めになります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度96℃
平均温度77℃
開始前54℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度80℃
平均温度70℃
開始前47℃
GPU コアクロック最大1695.5MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量3963 MB
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 129 W
プロセッサーのみ最大  43 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。




【VRMark】VR(仮想現実)対応システムのためのベンチマーク

 
VRmark.png

「VRMark」はVirtual Reality(仮想現実)対応システムのためのベンチマークです。このテストはVRヘッドセットがなくてもVR Ready判定テストを行うことができます。Orange Roomは現在のVR環境を想定した標準的なテストですが、Blue Roomは将来登場すると思われる負荷が高い環境を想定したテストになっています。
 
【VR ベンチマーク】
◆VRベンチマーク「VRMark」でゲーミングPCのVR性能をチェック!
 

 
GTX 1050Ti Max-Q_VR MARK_orange_01 ■Orange Room
現在の標準的な負荷でVR性能を調べるテスト。
 スコア:3398
 平均フレームレート:74.08 FPS
目標フレームレート:109.00 FPS
 
Orange Roomは「現在の環境でどれくらいのVRを快適にプレイできるかどうか」の目安となるテストで、GTX 1050Ti with Max-Q Designグラフィックスは目標フレームレートの約68%のスコアでした。VRゲームを全くプレイできないことはないと思いますが、推奨スペックを下回るのでゲームによっては満足にプレイできないことがあるかもしれません。

最新のVRゲームは要求するスペックが高くなっているので、「VRゲームを快適にプレイしたい」のなら性能が高いグラフィックスを搭載しているOMENシリーズのゲーミングノート(◆実機ベンチマーク:OMEN by HP 15-dc0000)を選択した方が良いと思います。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :3434、フレームレート:74.87 FPS
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス


 
GTX 1050Ti Max-Q_VR MARK_cyan_01 ■Cyan Room
DirectX 12を利用したアプリケーションがどれくらい快適に動くかをテスト。
 スコア:2125
 平均フレームレート:46.32 FPS
目標フレームレート:88.90 FPS
 
Orange Roomよりも重いテストなので、目標を大きく下回る結果(目標フレームレートの約52%)になりました。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :2256、フレームレート:49.19 FPS
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス


 
GTX 1050Ti Max-Q_VR MARK_blue_01 ■Blue Room
将来のより高負荷なVR環境を想定したテスト。
 スコア:671
 平均フレームレート:14.63 FPS
目標フレームレート:109.00 FPS
 
Blue Roomは将来のより高負荷な環境を想定しているので、Orange RoomやCyan Roomよりも重いテスト(ハイエンドのGTX 1080Tiでも65FPSくらいしか出ない)になります。エントリークラスのGTX 1050Ti with Max-Q Designの場合は、目標フレームレートを大きく下回りました。

■旧モデル HP Spectre x360 15-ch000 の参考スコア
スコア :535、フレームレート:11.67 FPS
◆実機ベンチマーク:Radeon RX Vega M GL グラフィックス

ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-8750H プロセッサー
プロセッサーの温度最大温度81℃
平均温度60℃
開始前40℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
GPUの温度最大温度67℃
平均温度54℃
開始前38℃
GPU コアクロック最大1708.5 MHz
アイドル時139.0 MHz
GPU メモリクロック最大1752.0 MHz
アイドル時202.5 MHz
GPUクーラーのファンスピード最大- RPM
アイドル時- RPM
ビデオメモリ使用量1701 MB ※Blue Room
ベンチマーク中の最大消費電力
PC全体
(ディスプレイを含む)
最大 106 W
プロセッサーのみ最大 37.9 W
グラフィックスのみ
※プロセッサーとグラフィックスの消費電力は最大値のみピックアップしているので、それらを合計した消費電力はPC全体の最大消費電力とは異なります。




バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生)

 
スクリーンショット_バッテリー駆動時間_02t

4K(3840×2160)ディスプレイを搭載したHP Spectre x360 15-df0000で「バッテリー駆動時間」のテストを行いました。 テスト方法は、ディスプレイの明るさ(輝度)を50に設定し、Youtubeの動画(フルHD)を1時間視聴したときのバッテリーの減り具合をチェックします。

※NVIDIAグラフィックスの設定を「自動設定」にしているので、インターネットや動画視聴のような負荷が低い用途では高性能なNVIDIAのGPUではなく、消費電力が抑えられるプロセッサー内蔵グラフィックスの「インテル HD グラフィックス 630」が動作します。
 
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】87%
※1時間で約13%消費するので、バッテリー残量が0になるまで7時間42分くらい視聴できる計算になります。

4コアのプロセッサーを搭載した旧モデル(◆Spectre x360 15-ch000)はバッテリー残量が90%だったのですが、それよりも少し消費電力が多くなっています。6コアのプロセッサーを搭載した影響が少しあるのかもしれません。

※視聴する動画によっては、当サイトのバッテリー駆動時間とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。

バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています

 
・YouTubeのフルHD動画を1時間再生
・動画はフルスクリーンで表示
・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定
・インターネット接続はWi-Fi経由
・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用
・バッテリー節約機能ON
・キーボードのバックライトをOFF
・音量は10に設定
・切り替え可能なグラフィックスは「パフォーマンスを最適化」

 
■バッテリーの持ちを良くするには?
バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定(※スク リーンショット)が有効です。バッテリー節約機能はバックグラウンドでのアップデートやアプリの動作を制限(※OSに含まれているアプリのみ)するので消費電力を抑える効果があります。

・ディスプレイの輝度を下げる
・キーボードのバックライトを「OFF」にする
・電源プランを「省電力」にする
・バッテリー節約機能を「ON」にする
 



動作中の温度や消費電力について


 
525x110_HP-Spectre-x360-15-df0000_消費電力_03a

この項目ではインターネットや動画視聴時、ベンチマーク時の動作温度や消費電力などをまとめています。

HP Spectre x360 15-df0000には135WのACアダプターが付属していますが、旧モデル(◆Spectre x360 15-ch000)の150Wよりも少し容量が減りました。

※インターネットや動画視聴時は、NVIDIAコントロールパネルで「インテル UHD グラフィックス 630」が動作するモード(自動選択)でテストを行っています。


インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温24℃)
プロセッサーの温度36~64℃
グラフィックスの温度35~46℃
消費電力7~59 W前後

インターネット閲覧中の消費電力や動作温度はベンチマーク時よりも低めになります。プロセッサーやグラフィックスの温度が高くならないので冷却ファンの音も静かです。
 
 
※消費電力や温度はMicrosoft Edgeで日本HP公式サイトを閲覧した時の数値。
※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト

 
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温24℃)
プロセッサーの温度最大52℃ 【平均36℃】
グラフィックスの温度最大40℃ 【平均36℃】
消費電力10~37 W前後

動画視聴時の温度はインターネットをしている時と大きな違いはありませんが、一定の負荷をかけ続けるテストなので瞬間的な温度や消費電力はやや低めになります。
 
 
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。
※音量は10に設定。
※YouTubeのフルHD動画を30分再生
※動画はフルスクリーンで表示
※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。
※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。
※ACアダプタを接続してテスト
 

HP Spectre x360 15-df0000_0G1A8463
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃)
インテル Core i7-8750H プロセッサー最大温度98℃(平均温度 83℃)
※FF14リベレーター
アイドル時約 32℃
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti
with Max-Q Design グラフィックス
最大温度83℃(平均温度 70℃)
※PSO2
アイドル時約 32℃
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む)
電源OFF時0.01~4 W 前後
スリープ時0.05~5 W 前後
アイドル時11 W 前後
※変動幅が大きく5~3Wくらいまで下がることがある
起動時約  119 W(瞬間最大)
ベンチマーク中の最大消費電力約 134 W (FF15)
 ※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。
 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。
 ※ACアダプターを接続した状態で計測。


スリープ時やアイドル時の消費電力

 
モダンスタンバイ(インターネット常時接続)機能を搭載しているので、スリープ時やアイドル時の消費電力はそのような機能を搭載していない機種よりも変動幅が大きめです。
 

インテル Core i7-8750H プロセッサーの温度

 
負荷が高いベンチマークでは瞬間的に90℃以上まで上がることがありますが、平均では70℃後半~80℃前半くらいに収まっていました。

サーマルスロットリング(発熱しすぎないようにプロセッサーの温度を制御するセーフティー機能)は、数分くらいのテストでは2~3コアに発生していることが多かったのですが、負荷が高いテストを長時間行った場合はすべてのコアで発生する場合があります。
 

GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックスの温度

 
ベンチマーク時の温度は最大で83℃くらい、平均では70℃中盤くらいで動作していました。ミドルクラス以上のGPUは負荷が高いテストで温度や消費電力が高くなりますが、性能が低いGPUの場合はフレームレートが出せない負荷が高いテストよりも、性能が発揮できる(フレームレートが出せる)軽めのベンチマークで動作温度が高くなる傾向があります。
 
 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A8337

高負荷時に温度が高くなる場所

 
ゲームやベンチマークなどを行うとパソコン内部の温度が高くなるので、キーボード面もそれなりに熱さが感じられる温度になります。(※測定時の室温は約24~25℃)

・キーボード中央の「Y、U、I、O」「H、J、K、L」キー付近
・左右側面の排熱口付近
・ボディの底面など


手で触れる部分で最も温度が高くなるキーボードの中央付近(FF15ベンチマーク時)

 
FF15ベンチマーク時は45℃くらいまで上がることがありました。キーボードの中央にあるキーはゲームではあまり使用しないかもしれませんが、手で触れると少し熱さが感じられます。



キャラクターを操作するときに使用する「WASDキー」の温度(FF15ベンチマーク時)

 
中央付近よりも少し低めの34~35℃くらいで少し暖かさが感じられますが、熱いというほどではありませんでした。


矢印キーの周囲(FF15ベンチマーク時)

 
「WASDキー」よりも少し高めで36~37℃くらいでした。


アイドル時のキーボード表面の温度

 
何も操作しない状態(アイドル時)は、ベンチマーク時に温度が高くなるキーボード中央付近もあまり熱くなりません。28~30℃くらいでほんの僅かに暖かさが感じられる程度ですが、ベンチマークを行って本体の温度が高くなると冷えるまで少し時間がかかる場合があります。


インターネットや動画視聴時

 
アイドル時よりも少し温度が高くなりますが、最も温度が上がるキーボード中央付近でもほんの少し暖かくなる程度の温度(30℃前後)にとどまります。長時間動画を見続けた場合はもう少し温度が上がるかもしれませんが、高負荷のベンチマーク時ほど高くなることはありません。

 
≪ベンチマークやゲームなどをしていない状態でも温度が高くなる場合≫

バックグラウンドで処理が行われていると、プロセッサーの負荷が高くなり通常よりも少し熱を持つことがあります。

・充電しながら使用する場合
・オンラインストレージでファイルの同期(ファイルのアップロード&ダウンロード)
・OSのアップデート(バックグラウンドでダウンロード&インストール)
・バックグラウンドでファイルをダウンロードしながら使う
・バックグラウンドでウイルススキャンが動作している場合など

HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9806-2
【高負荷時のファンの音】
ベンチマークやゲーム時は内部の温度が高くなるので冷却ファンの音(回転音や風切り音など)はそれなりに大きくなりますが、インターネット(Webサイト閲覧)や動画視聴時はベンチマーク時ほど温度が高くならないのでファンの音は静かです。



HP Spectre x360 15-df0000ベンチマークテストのまとめ

 
HP Spectre x360 15-df0000_0G1A9792

【総評】2018年10月モデルはプロセッサーのマルチスレッド性能が大きく向上!

 
【新モデルと旧モデルの違い】

・プロセッサーのマルチスレッド性能が旧モデルよりも大きく向上。
・グラフィックスの性能は新モデルの方が少し良いのですが、テストによってはあまり変わらない場合がある。

今回テストした新モデル(Spectre x360 15-df0000)と旧モデル(◆Spectre x360 15-ch000)の大きな違いはプロセッサーの性能で、特にマルチスレッド性能が大きく向上しています。

グラフィックスはFireStrikeのテストでは大きな差はありませんでしたが、新モデルの方がCPU、メモリなどを含めた総合性能が高いので、FF15やF1 2018のようなゲームベンチマークでは良いスコア(高いフレームレート)が出ています。


■各パーツの評価

◆第8世代インテル Core i7-8750H プロセッサー(6コア12スレッド)
CINEBENCH R15のマルチコアテストでCore i7-8705Gよりも約4割高いスコアを記録。6コア12スレッドのプロセッサーはマルチコアを有効に活用できるアプリケーションで高い性能を発揮するので、動画のエンコードや画像処理などをされる方は新モデルの方が快適に作業できると思います。

◆16GBメモリ (DDR4-2666MHz)
多くのメモリを使用する画像処理に対応できる容量です。

◆1TB SSD(PCIe NVMe M.2)
転送速度が速いSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載。容量は512GBが標準ですが、カスタマイズで1TBを選択可能です。多数の画像や動画を取り扱うのなら容量が多い方が快適かもしれません。

◆NVIDIA GeForce GTX 1050Ti with Max-Q Design グラフィックス
「軽めのゲームを気軽に楽しみたい方向けのGPU」なので性能はそれほど高くありません。最新3DゲームをフルHD・最高画質でプレイするには少し物足りなさが感じられますが、画質を妥協(標準~低品質に)すればそれなりには動いてくれます。

◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む)
高負荷時のプロセッサーの温度は瞬間的に高くなりますが、平均では70℃後半~80℃前半くらいに収まっていました。インターネットや動画の視聴時はそれよりも低めの温度で動作します。
 
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)製品詳細icon
◆HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)スペックPDF

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 15-df0000 x360 Convertible PCサポートページicon
◆ユーザーガイドPDF(取扱説明書:コンピューターの概要・使い方)
◆HP クラウドリカバリツールの使用(Windows 10、7)

【実機レビュー】
◆速攻レビュー:HP Spectre x360 15(2018年10月モデル)の特徴や性能・新旧モデル比較
◆ベンチマーク:HP Spectre x360 15 (2018年10月モデル)はプロセッサーの性能が大きく向上!
 
【関連記事】
◆HP Spectre 2018年10月モデル(Folio 13、x360 13、x360 15)の性能・使い勝手を比較
◆Spectre シリーズ(2018年10月モデル:Folio 13、x360 13、x360 15)のディスプレイの色域を測定!
 
【設定に関する記事】
◆Windows10の高速スタートアップを有効(または無効)にする
 

■レビューについて
※商品仕様/価格については2018年12月28日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
 
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