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9/20(木)17:00より受注開始!

東京ゲームショウ2018に出展する日本HPが、9/20(木)よりNVIDIAの最新グラフィックスGeForce RTX 2080を搭載した『OMEN by HP Desktop 880-196jp ハイパフォーマンスモデル スペシャルエディション』の販売を予定しています。この記事ではこの限定モデルの特徴について簡単に解説します。



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台数限定(39台)で販売が予定されている「OMEN by HP Desktop 880-196jp スペシャルエディション」は、従来のハイパフォーマンスモデル(※実機レビュー)に「GeForce RTX 2080 グラフィックス」を搭載した特別モデルで、販売価格は¥327,800(税込)~となっています。

インテル Core i7-8700K プロセッサー(水冷CPUクーラー搭載)やストレージなどの構成はハイパフォーマンスモデルと同じですが、選択できるOSはWindows 10 Pro (64bit)のみで、メモリは最新規格の「DDR4-2666」が採用されています。


OMEN by HP 880-100jp シリーズ
スペシャルエディションとハイパフォーマンスモデルの違い
ハイパフォーマンスモデル
スペシャルエディション
ハイパフォーマンスモデル
Windows 10 Pro (64bit)
※880-196jp
Windows 10 Home (64bit)
※880-184jp
Windows 10 Pro (64bit)
880-186jp
インテル Core i7-8700K プロセッサーインテル Core i7-8700K プロセッサー
インテル Z370 チップセットインテル Z370 チップセット
水冷クーラー水冷クーラー
HyperX FURY DDR4 メモリ
32GB(16GB×2) 2666MHz (最大32GB)
DDR4 メモリ
32GB(16GB×2) 2400MHz (最大32GB)
512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)
2TB HDD (SATA, 7200回転)2TB HDD (SATA, 7200回転)
DVDライターDVDライター
NVIDIA GeForce RTX 2080
ファウンダーズ エディション
8GB(GDDR6)
NVIDIA GeForce GTX 1080Ti
11GB (GDDR5X)
内蔵無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.2
内蔵無線LAN
IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.2
750W ATX電源
Active PFC搭載、80PLUS PLATINUM
750W ATX電源
Active PFC搭載、80PLUS PLATINUM
¥327,800(税込)~
【 9/20(木)販売開始予定 】
¥274,890(税込)~



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注目のFounders Edition(ファウンダーズ エディション)と呼ばれる「GeForce RTX 2080」は、GPUメーカーのNVIDIA自らがデザイン・設計したグラフィックスカードです。GTX10シリーズはシロッコファンを1つ搭載した外排気のクーラーでしたが、最新のGTX20シリーズはファンを2つ搭載した「内排気クーラー」が採用されています。

上の画像は東京ゲームショウ2018の日本HPブースで行われたトークセッションのものです。エヌビディアの澤井理紀氏がもっている製品は「RTX 2080 Ti」になりますがRTX 2080と同じ外観になります。

RTX 2080の主な仕様はCUDAコア数が2944基、メモリは8GB GDDR6、インターフェイスは256bit、電源は6ピン+8ピンです。リファレンス仕様のブーストクロックは1710MHzですが、ファウンダーズ エディションは1800MHzにオーバークロックされています。それによって少し消費電力が増えてTDPは215→は225Wに増加しています。
 
GeForce RTX 2080 ファウンダーズエディションのスペック
ファウンダーズエディションリファレンス仕様
GPU アーキテクチャTuringTuring
NVIDIA CUDA コア29442944
ブーストクロック1800 MHz(OC)1710 MHz
ベースクロック15451545
メモリ速度14 Gbps14 Gbps
標準メモリ構成8GB GDDR68GB GDDR6
メモリ インターフェイス幅256 ビット256 ビット
メモリ帯域幅 (GB/sec)448 GB/秒448 GB/秒
グラフィックス カード電力225 W215 W
推奨システム電力650 W650 W



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「Turingアーキテクチャ」を採用した「GeForce RTX 20シリーズ」の大きな特徴は、「RTX」と呼ばれるレイトレーシング技術を搭載している点で、従来よりもリアルな描画(現実のような光源、反射、影などの表現)が可能になり、映画のような映像でゲームを作ることができるようになります。



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ディープラーニング(深層学習)は、白黒写真のカラー化や髪を染めた後のイメージを予想したり、自動運転や医療などでも活用されているものですが、GeForce RTX 20 シリーズにはこの人口知能を利用した「DLSS」というアンチエイリアシング技術が搭載されています。

従来のアンチエイリアシング技術「TAA」は動きが速い場面でノイズが出ることがありますが、この人口知能による「DLSS」を利用すると、そのような画面の乱れがなくよりきれいな映像でゲームを楽しむことができるようになります。



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デモ動画ではレイトレーシングの「映り込み」の凄さを表現したシーンが映し出されていました。上の画像では画面では見えないところにある炎が車に映り込んでいます。

物陰に隠れているつもりでも、近くにあるガラスの窓や物などに映り込んでいて敵に発見されてしまったり、逆に映り込みから敵を見つけることができるなど、今後のゲーム体験が大きく変わりそうな技術です。



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グラフィックスの性能比較ではRTX 2080とGTX 1080の性能差は1.4~1.5倍くらいですが、ディープラーニング スーパー サンプリング (DLSS) に対応しているゲームはそれよりも大きく向上しています。

上の画像ではPUPGが1.8倍くらいで、Epic Infiltrator、FF15 HDR、ARK: Survival Evolved、JX3などは2倍くらいの向上が見られます。

4Gamer.netの記事(※GeForce RTX 20シリーズのレビュー)を参考にすると、従来のゲームではRTX 2080とGTX 1080Tiの性能差は少ないのですが、リアルタイムレイトレーシングやDLSSに対応したゲーム(デモ版)ではスコアの差が大きくなっています。

既にハイエンドのGTX 1080Tiを所持している方は、対応ゲームが少ない現状では性能面でRTX 2080を購入するメリットはあまりなさそうですが、ミドルクラスのGTX 1060やエントリークラスGTX 1050からの買い替えなら性能の違いを体感できると思います。


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OMEN by HP Desktop 880 ハイパフォーマンスモデルは、西洋式甲冑(かっちゅう)をモチーフにしたゲーミングPCらしい外観が特徴的で、「内部が見えるサイドパネル」や筐体上部からストレージを交換可能な「ドライブアクセスドア」を搭載しています。

「GeForce RTX 2080 ファウンダーズエディション」は、記事掲載時点(2018年9月22日)ではAmazonやPCショップなどでは販売されていませんし、一般販売する予定がないという情報(※PC Watchの記事)も見かけたので、2018年9月20日より販売開始されるスペシャルエディションはとてもレアなモデルになりそうです。

※上の画像はGTX 1080Ti を搭載した従来モデルです。
 
OMEN by HP Desktop 880-196jp ハイパフォーマンスモデル スペシャルエディション
※2018年9月20日17:00より販売開始。39台限定。

【メーカー製品詳細ページ】

◆OMEN by HP Desktop 880-196jp 製品詳細
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◆OMEN by HP Desktop 880-196jp(スペックPDF)
※キーボードやマウスは付属しません

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