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日本HPの法人向け2in1コンバーチブルPC「HP EliteBook x360 1020 G2」の外観・デザインのレビューです。製品画像を多数掲載して、製品の機能や魅力をお伝えします。

【レビューする製品】

・HP EliteBook x360 1020 G2(法人向け製品)


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■目次(ページ内リンク)
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◆法人向け2in1コンバーチブルPC『HP EliteBook x360 1020 G2』の製品特長
◆HP EliteBook x360 1020 G2の外観・デザイン
◆丈夫さと美しさを兼ね備えたアルミニウム&マグネシウム合金のボディ
◆ヘアライン加工が施された光り輝くアクセント
◆HPのプレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」
◆利用シーンに応じた使い方ができる5つのモード

◆12.5インチワイド・フルHD(1,920×1,080)光沢 IPSディスプレイ
◆ディスプレイのsRGBカバー率は96%(Spyder5 ELETEで測定) ※追記

◆覗き見をを防止する内蔵型プライバシースクリーン「HP Sure View」
◆720p HD Webカメラ(92万画素、固定焦点レンズ)IRカメラ(Windows Hello対応)
◆バックライトキーボード(日本語配列)
◆クリックパッド (タッチジェスチャー対応)
◆指紋認証機能
◆Bang & Olufsen クアッドスピーカー

◆インターフェース(各部名称)
◆底面/リサイクルマーク
◆サイズ・質量
◆HP 65W スマートUSB Type-C 3.1 ACアダプター(HP ファストチャージ対応)
◆付属品について
◆HP EliteBook x360 1020 G2の性能について
◆HP アクティブペン(※追加オプション)

【まとめ】
◆軽量&コンパクト、高い堅牢性とセキュリティを備えた法人向け2in1コンバーチブルPC
 




 法人向け2in1コンバーチブルPC『HP EliteBook x360 1020 G2』の製品特長

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■2in1コンバーチブルPC『HP EliteBook x360 1020 G2』の製品特長
※日本HPの法人向けモデル。2017年11月17日より販売開始。

【外観・デザイン】
・機能美を追及したデザイン
・質感が高く丈夫なアルミニウム、マグネシウム合金のボディ
・ボディ後部やタッチパッド周囲に施されたダイヤモンドカットのアクセント

【スペック】
・Windows 10 Home(64bit)/ Windows 10 Pro (64bit)
・第7世代インテルプロセッサー( Core i5-7200U / Core i7-7500U)
・オンボードLPDDR3(8GB / 16GB)
・128GB M.2 SSD(SATAⅢ)
・256GB M.2 SSD(SATAⅢ、SED自己暗号化機能付き)
・512GB Turbo ドライブ(M.2 SSD、PCIe Gen3x4 NVMe)
・インテル HDグラフィックス 620

【使い勝手・機能性・拡張性】
・米軍調達基準(MIL-STD)、天面加圧試験600kgfをクリアしたタフなボディ
・12.5インチ・フルHD(1920×1080)・IPSタッチディスプレイ
・ディスプレイは700nitの高輝度でリフレッシュレートは120Hz
・内蔵プライバシースクリーン(HP Sure View)
・360°回転可能なディスプレイ
・利用シーンに応じた使い方ができる5つのモード
・薄暗い場所でも快適にタイピングできるバックライトキーボード
・Audio by Bang & Olufsenのスピーカーを5基搭載
・薄さ約13.9mm、重量約1.13kg
・HP 65WスマートACアダプター(HP ファストチャージ対応)
・長寿命の高耐久性バッテリ搭載
・バッテリ駆動時間 最大約10時間30分

【セキュリティ】
・HP Manageability Integration Kit(HP MIK):管理ツールキット
・HP Sure Click:ブラウジングのセキュリティ強化
・HP BIOSphere:MBR/GPTを自動復旧
・HP Sure Start Gen3:業界初のBIOS自己修復機能
・HPマルチファクタ認証(多要素認証)


【ウイルス対策ソフト】
・Windows Defender(※OSに付属)

【価格・モデル】
※価格は2018年4月4日時点のものです。お得なキャンペーンを実施している場合があるので最新価格はメーカー製品詳細ページをご確認ください。

Windows 10 HomeとWindows 10 Pro を搭載したモデル(※homeとProの違いについて)が用意されていますが、仕事で使うのなら管理機能やセキュリティ面に優れていて、OSのアップデートを様子見できる「Pro」の方が最適です。期限はありますが新機能のアップデートのみ延期(※参考画像)して、セキュリティのみ最新に更新することができます。

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(Windows 10 Home、Core i5-7200U、8GBメモリ、128GB SSD)
¥153,780(税込)~

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(Windows 10 Pro、Core i7-7500U、8GBメモリ、256GB SSD)
¥186,780(税込)~

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP EliteBook x360 1020 G2 製品詳細icon
◆HP EliteBook x360 1020 G2(スペックPDF)



 HP EliteBook x360 1020 G2の外観・デザイン

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12.5インチの「HP EliteBook x360 1020 G2」は、高い質感や美しいデザインを追求したプレミアムモバイルPCです。同じようにディスプレイが360度回転する13.3インチのHP EliteBook x360 1030 G2(※実機レビュー)やHP Spectre x360(※実機レビュー:2017年11月モデル)と似たような雰囲気を持っています。

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ボディにはアルミニウム&マグネシウム合金を採用し、質感の高さと高い堅牢性を追求。美しく丈夫なボディの表面には梨地処理」が施されています。カラーバリエーションは「ナチュラルシルバー」の1色のみ。

【関連項目】▼丈夫さと美しさを兼ね備えたアルミニウム&マグネシウム合金のボディ

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ディスプレイは12.5インチで、画面解像度はフルHD(1920×1080)、斜めから見てもきれいに見えるIPS方式を採用し、覗き見を防止する「内蔵型プライバシースクリーン」を備えています。

EliteBook x360 1020 G2は、Spectre x360 (※参考画像:2017年11月モデル)と同じような狭縁ベゼルを採用しているので、ベゼルの幅が少し広いEliteBook x360 1030 G2(※参考画像)と比較するとシャープでスタイリッシュな印象です。

【関連項目】▼12.5インチ・フルHD(1,920×1,080)光沢 IPSディスプレイ
 
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Spectre x360 (※参考画像:2017年11月モデルの側面)の側面は光沢感がありますが、EliteBook x360 1020 G2は天面やキーボード面と同じ「梨地処理」でつやを抑えた仕上がりになっています。

360度回転するディスプレイを搭載しているので、5つのモード(ノートブック、スタンドモード、テントモード、タブレットモード、フラットモード)に変更することが可能です。

【関連項目】▼利用シーンに応じた使い方ができる5つのモード

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右側面には最新規格のUSB Type-C ポート(Thunderbolt 3対応)2基 とHDMIポートを備えています。

【関連項目】▼インターフェース(各部名称)

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左側面には、電源ボタン、セキュリティロックケーブル用スロット、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャックがあります。

【関連項目】▼インターフェース(各部名称)

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ディスプレイを閉じた状態(正面)。高い堅牢性のボディは米軍調達基準(MIL-STD)や天面加圧試験600kgfをクリア。

【関連項目】▼丈夫さと美しさを兼ね備えたアルミニウム&マグネシウム合金のボディ

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ディスプレイを閉じた状態(背面)。ボディの後部に光り輝くアクセントを採用。

【関連記事】▼ヘアライン加工が施された光り輝くアクセント

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ディスプレイを開いた状態(背面)。天面の中央にはSpectre シリーズやENVY 13などのプレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」が輝きます。

EliteBook x360 1030 G2の天面には白いアンテナライン(※参考画像)がありますが、EliteBook x360 1020 G2にはそのようなラインはなく、Spectre x360(※参考画像:2017年11月モデル)のような外観になっています。

【関連記事】▼HPのプレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」



 丈夫さと美しさを兼ね備えたアルミニウム合金のボディ
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タフなボディの素材はアルミニウム&マグネシウム合金です。質感が高いだけでなく米軍調達基準(MIL-STD)や天面加圧試験600kgf などをクリアする「高い堅牢性」も兼ね備えています。

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ボディの表面には手触りが良い「梨地処理」が施されています。ヒンジ部分はSpectre x360 (※参考画像:2017年11月モデルのヒンジ部分)のような光沢感がなく、ボディと同じ梨地処理になっています。

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ヒンジ部分の内側もボディと同じ梨地処理。電源スイッチは左側面にあります。



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キーボード面やパームレスト部分もボディと同じ梨地処理です。キーボードの左下には「ELITEBOOK」のロゴがさりげない感じで刻まれています。

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ボディ側面は前方に向かって細く絞り込むようなデザインで、実際の数値よりも薄く見える効果があります。Spectre x360(※参考画像:2017年11月モデル)のようにアクセントのカラーや光沢感を使用しないので、少しマイルドな印象になります。

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後部はエッジが効いたデザインになっていますが、Spectre x360(※参考画像:2017年11月モデルの後部)ほど尖がったデザインではなく少し丸みがあります。



 ヘアライン加工が施された光り輝くアクセント

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EliteBook x360 1020 G2は、光り輝くアクセントを天面とボディの後部、タッチパッドや指紋認証リーダーの周囲にのみ使用。ヒンジ部分やボディの3側面(前面、左右側面)などにアクセントが使用されているSpectre x360(※参考画像:2017年11月モデルの後部)とは大きく異なります。

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ステンレスのような光沢感があるアクセント部分には、細いスジがある「ヘアライン加工」が施されています。

「ELITEBOOK」のロゴは、Spectre x360(※参考画像:2017年11月モデルのロゴマーク)のようにオシャレさを狙った左寄りの配置ではなく、素直に中央に刻まれているので実直な感じに見えます。

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ヒンジ部分の表面の多くは「梨地処理」ですが、一部にのみ光沢感があるアクセントが施されています。



 HPのプレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」

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ディスプレイ下部に付けられている「スラッシュロゴ」は、Spectre x360(※参考画像:2017年11月モデルのロゴマーク)と同じシルバーで鏡のような光沢感があります。

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天面の「スラッシュロゴ」も鏡のような光沢感があります。



 利用シーンに応じた使い方ができる5つのモード

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EliteBook x360 1020 G2はディスプレイが360度回転するコンバーチブルPCです。

Spectre x360 シリーズでは4つのモードとして紹介されていますが、EliteBook x360 1020 G2のメーカー製品詳細ページではビジネスシーンを想定した5つのモードとして紹介されています。追加されたモードは会議向けの「フラットモード」になりますが、Spectre x360でも同じような使い方は可能です。

ヒンジはなめらかに動作しますが、ディスプレイの角度を保持するために適度な硬さがあります。

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【ノートブックモード】
通常のノートパソコンのように使用するモード。

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【テントモード】
画面の前にキーボードがなく映像に集中することができるテントモード。動画視聴に便利です。

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【スタンドモード】
こちらも動画の視聴に良さそうなモード。キーボード面が下になりますが安定感があります。

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【タブレットモード】
ディスプレイをぐるりと360度回転させたタブレットモード。手で持って使えそうですが、EliteBook x360 1020 G2の重さは約1.13kgなので長時間持ち続けることはできません。机や膝の上などに置いて使うことになると思います。



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【フラットモード】
ディスプレイを180度開いた状態で使うモードです。誰かとパソコンを囲んで見ることができるので、会議のようなシチュエーションで活躍しそうです。



 12.5インチワイド・フルHD(1,920×1,080)光沢 IPSディスプレイ

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HP EliteBook x360 1020 G2は12.5インチのフルHDディスプレイを搭載しています。主な特徴は下記のとおりです。

ディスプレイはフルHD(1920×1080)なので、高解像度の4K(3840×2160)のような緻密さや文字のきれいさ(※参考画像:フルHDと4Kの文字の違い)はありませんが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な解像度です。

【ディスプレイの特徴】
・画面サイズは12.5インチワイド(幅 276mm、高さ 155mm)
・解像度はフルHD(1920×1080ドット)
・700nitの高輝度ディスプレイ
・120Hz リフレッシュレート
・光沢なので映り込みあり
・IPSパネルなので斜めから見ても色の変化が少ない
・プライバシースクリーン機能を搭載
・タッチに対応
・ペンに対応(※HP Active Penは追加オプション)

【ベゼルの幅】
上側17mm、横側6.5mm、下側23mm

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【ディスプレイの明るさについて】
屋外の明るい環境で使うことを想定した700nitの高輝度ディスプレイを搭載しているので、室内環境で明るさを100にすると光の刺激が強く感じます。そのような場合は明るさを50~80くらいに下げた方が目に優しいと思います。

【ディスプレイの
色味や発色について】
ディスプレイの発色は鮮やかできれいです。色味もクセ(青っぽい、黄色っぽいなど)がない感じで、インターネットや動画の視聴などの用途では十分なレベル(きれいさ)だと思います。

【斜めから見た場合】
画面を斜めから見た場合でも色の変化が少ない(視野角が広い)IPS方式を採用しているので、誰かと一緒に画面を見る場合でもきれいな色味で映像を楽しむことができます。

【映り込みは?】
光沢パネルなので環境によっては「映り込み」が気になる場合がありますが、つや感があるので画像や映像などはきれいに見えます。

【ぎらつき感について】
感じ方には個人差がありますが、少し「ぎらつき」が感じられます。少し明るさを下げればそのような印象は少し和らぎますが、その点が気になる方はぎらつきが少ないSpectreシリーズ全般(Spectre x360のプライバシースクリーンを搭載していないモデル、Spectre 13、Spectre x2など)を選択した方が良いと思います。

※プライバシースクリーンを搭載したSpectre x360を除外しているのは、実機でじっくりと確認していないことが理由です。

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クラムシェルタイプのノートPCの場合は120~130度くらいですが、ディスプレイが360°回転する製品なので角度は自由自在です。テントのように立てたり、平面にした状態でも使うことができます。

【関連項目】▼利用シーンに応じた使い方ができる5つのモード



 ディスプレイのsRGBカバー率は96%(Spyder5 ELETEで測定)

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Spyder5 ELETEでディスプレイの色域をチェックします。
 
ディスプレイのsRGBカバー率は96%

【赤い三角形】このノートPCに搭載されているフルHDディスプレイの色域
【緑の三角形】sRGBの色域Web 作業のグラフィックの標準
測定結果は「sRGBカバー率96%」でした。赤い三角形が緑の三角形よりも少し大きい部分がありますが、カバー率は優秀な部類になります。このディスプレイは輝度が高い(700nitでとても明るい)なので、普通のノートPCよりも色が鮮やかに見えます。




 覗き見をを防止する内蔵型プライバシースクリーン「HP Sure View」

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EliteBook x360 1020 G2は、覗き見によるデータ盗難(ビジュアルハッキング)を防ぐための内蔵型プライバシースクリーン「HP Sure View」を搭載しています。プライバシースクリーンをオンにすると画面が少し青白くなり、斜めから画面を見たときに「文字や画像などが判別しにくい」状態になります。

このプライバシースクリーンは、13.3インチのHP EliteBook x360 1030 G2(※実機レビュー)やHP Spectre x360の一部のモデル(※実機レビュー:2017年11月モデル)にも搭載されています。

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プライバシースクリーンのON・OFFは「F2キー」で行います。ONの時は小さいランプが点灯します。

※出荷時はF2キーのみで有効になるよう設定されています。

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上の画像はプライバシースクリーンをオン・オフにした時のイメージです。画像をクリックすると拡大表示します。

プライバシースクリーンをオンにすると画面は少し青っぽくなりますが、正面から見た場合は通常と同じように文字や画像の判別は可能です。

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画像は隣の席から見た角度になります。薄っすらと何かが見えるような状態ですが、文字や画像の判別は難しい状態です。より見る角度が大きくなると真っ白になり何も見えない状態になります。



 720p HD Webカメラ(92万画素、固定焦点レンズ)IRカメラ(Windows Hello対応)
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ディスプレイの上部に92万画素のWebカメラ / Windows Hello対応のIRカメラを搭載。カメラの横にある小さい穴はサウンドを集音、録音するためのものです。

サインインオプション(※スクリーンショット )でWindowsのパスワードとPINの設定後、顔認識のセットアップを行えば「顔認証」でサインインすることができます。



 バックライトキーボード(日本語配列)

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※画像をクリックすると拡大表示します。

HP EliteBook x360 1020 G2の日本語キーボードの配列は、Spectre x360(※キーボード画像)のように特殊な配列(Enterの横にPage UpやPage Downなどがある)ではなく標準的なものです。十字キーはの凸型の配置になっています。標準的な配列が必要な方にとってはこの機種を選択する大きなポイントになると思います。

※ファンクションキーの割り当て(明るさや音量、バックライトなど)は日本HPの個人向け製品とは異なります。
※画面のスクリーンショットを撮る「プリントスクリーン」は右Shift+fnで行います。


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キーはSpectreシリーズと同じような適度な弾力性(クリック感)があるので、1.5-1.7mmというストロークでもしっかりとした打ち心地があります。

キーのベース色がブラックで文字の色がホワイトなので、シルバーのSpectre x360(※参考画像:2017年2月モデル)よりは視認性が良くなっています。

【キーピッチ】  約18.7×18.7mm
【キーストローク】約1.5-1.7mm
※JIS標準準拠・OADG準拠配列

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バックライトのON・OFFは明るさ調整ボタン「F9」で切り替えることができます。

個人向けのSpectre x360(※実機レビュー:2017年11月モデル)はONとOFFの2段階ですが、今回レビューしている法人向けのEliteBook x360 1020 G2やEliteBook x360 1030 G2(※実機レビュー)などは明るさが2段階で、「F9」を押すたびに消灯、点灯(暗め)、点灯の順に切り替わります。

何も操作しない状態が続くと16秒くらいでバックライトが消灯しますが、何かキーを押すと再び点灯するようになっています。



 クリックパッド (タッチジェスチャー対応)

HP EliteBook x360 1020 G2_0G1A0578
クリックパッドの淵には光が当たると輝く「ダイヤモンドカット加工」が施されています。クリックパッドの表面はスベスベした感触で、左下、右下のタッチパッドボタンはしっかりとしたクリック感があります。

【クリックパッドのサイズ】 約100mm(横幅)× 60mm(縦)

※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。
※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。
※マウスの「右クリック」は2本指タップでも可能です。

■NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)
この機種はNFCに対応しています。NFC対応デバイスをクリックパッドに置く(タッチする)と、PCと無線で接続してデータをやり取りすることができます。



 指紋認証機能

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右側のパームレストに「指紋認証センサー 」を搭載。センサーの周囲にはパームレストと同じような「ダイヤモンドカット加工」が施されています。

スクリーンショット_指紋認証
WindowsのパスワードとPINの設定後、指紋認証のセットアップを行えば「指紋」でサインインすることができます。指を少しづつずらしながらセンサーにタッチしてセットアップ画面の指紋のマークが全て青色になるようにします。



 Bang & Olufsen クアッドスピーカー

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デンマークのオーディオメーカーBang & Olufsenのスピーカーを5基搭載。内蔵ステレオマイク(2基)は周囲のノイズを除去する「HPノイズキャンセル機能」を備えています。

スクリーンショット_サウンド_03
付属しているBang & Olufsenのソフトウェアで自分好みのサウンドにチューニングすることができます。



 インターフェース(各部名称)

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左側面のインターフェース
・コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック
・セキュリティロックケーブル用スロット
・電源ボタン

※EliteBook x360 1030 G2のインターフェース(※参考画像
※Spectre x360 2017年11月モデルのインタフェース(※参考画像

HP-EliteBook-x360-1020-G2_0G1A0541_右側面インターフェース_02a
右側面のインターフェース
・音量大小ボタン
・USB Type-C ポート(Thunderbolt 3対応)x2
・HDMIポート

EliteBook x360 1020 G2は最新規格のUSB Type-C ポートのみ搭載しているので、従来のUSB機器を使う場合は変換アダプターが必要になります。

※EliteBook x360 1030 G2のインターフェース(※参考画像
※Spectre x360 2017年11月モデルのインタフェース(※参考画像



 HP EliteBook x360 1020 G2 の底面/リサイクルマーク

HP EliteBook x360 1020 G2_0G1A0044

底面には、内部を冷却するための空気を取り入れる大きな吸気口(1ヶ所)、内部の熱を放出するための排気口(1ヶ所)、前方のメッシュになっている部分はスピーカー用の穴(2か所)があります。

ネジ・・・トルクレンチのT5で回すことができます。

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内部の冷却は、大きなメッシュの部分から空気を吸い込んで後部側の排気口から熱を放出します。横に長いゴム脚は、排気口から出た熱が再び吸気口に入らないようにする役割があります。

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法人向けモデルはリサイクルマークが付属していませんが、追加オプションでラベルを選択することができます。記事掲載時点では+¥0 (税込)で追加可能でした。(※スクリーンショット

リサイクルマークを選択した場合は、箱の外側に貼られている赤いビニール袋(保証書材在中)の中に入っています。そのままマークを大切に保管するよりは、本体に貼った方が紛失することがないので良いと思います。

◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)



 HP EliteBook x360 1020 G2 のサイズ・質量

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モデルサイズ (幅x奥行きx高さ)質量
HP EliteBook x360 1020 G2
※12.5インチ
290×203×13.9 (最厚部分、突起部含まず)mm約1.13kg
HP Spectre 13-af000
※13.3インチ
308 x 225 x 10.4(最薄部)-12.5(最厚部)mm約1.11 kg
HP EliteBook x360 1030 G2
※13.3インチ
316×218×14.9(最厚部分、突起部含まず)mm約1.28kg
Spectre x360 13-ae000
※13.3インチ
307 × 218 × 13.6(最薄部) - 15.5(最厚部)mm約1.29 kg

EliteBook x360 1020 G2は、ディスプレイが360度回転する2in1コンバーチブルPCのEliteBook x360 1030 G2やSpectre x360 13-ae000(2017年11月モデル)よりも一回りコンパクトなサイズです。

重さはクラムシェルタイプのHP Spectre 13-af000と同じくらいになりますが、同じタイプの2in1コンバーチブルPCと比較した場合は約150~160g軽量です。少しでも荷物を軽くしたい方にとっては150gという差は結構大きな違いになります。

※参考:A4サイズは210mm x 297mmです。



 HP 65W スマートUSB Type-C 3.1 ACアダプター(HP ファストチャージ対応)

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EliteBook x360 1020 G2の電源は、バッテリーファストチャージ機能に対応した65WのACアダプターです。プラグ部分を折りたたむことが可能なダックヘッドと、電源コードが付属しています。


【ACアダプターのサイズ・質量】
ACアダプターの形状・サイズ・重さは、2017年2月以降に販売されたSpectre x360(2017年2月モデル)、Spectre x360(2017年11月モデル)、Spectre 13(2017年11月モデル)、Spectre x2 と同じです。

サイズ:74mm(幅)×74mm(奥行き)×28mm(厚さ)
質量:約244g ※電源コードや折りたたみ式プラグを除く。

ダックヘッド】
プラグ部分を折りたたむことができるので持ち運び時に便利です。

質量:約17g

【電源コード】
PCとコンセントまでの距離が長い場合や、電源タップに多数のコンセントがつながれていてダックヘッドでは挿せない場合に活躍します。

質量:約119g

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PCに接続するコネクタは向きを気にする必要がないUSB Type-Cです。2基搭載されているポートのいずれでも充電することができます。バッテリランプの状態は下記のとおりです。

【外部電源が接続されている場合】
・白色に点灯:バッテリの充電が90%を越えている状態。
・オレンジ色に点灯:バッテリの充電が0~90%完了している状態。
・消灯:バッテリが充電されていない状態。

【外部電源が接続されていない(バッテリが充電されていない)場合】
・オレンジ色で点滅:バッテリがロー バッテリ状態になった場合。
・すばやく点滅:完全なローバッテリ状態になった場合。
・消灯:バッテリが充電されていない状態。



 付属品について

HP EliteBook x360 1020 G2_付属品_0G1A9955

EliteBook x360 1020 G2の付属品は下記の内容になります。法人向けモデルなのでSpectreシリーズのプレミアム感がある専用化粧箱は付属しません。梱包箱は必要最小限のサイズと機能(輸送時にしっかりとパソコンを保護する)を備えたものになります。(※参考画像

・USB Type-C AC アダプター
・電源コード
・ダックヘッド(折りたたみ式プラグ)
・セットアップ手順
・iPass(グローバルWi-Fi)の1年間無料パス(認証コード)※https://www.ipass.com/hp
・安心してお使いいただくために(製品やサポートの連絡先など)
・同梱物
・製品の仕様に関する注意事項(※参考画像
・周辺機器やアクセサリ類のカタログ(英語)
・保証書(※梱包箱の保証書在中の袋に入っています)

※梱包箱のサイズ:483mm × 304mm × 63mm
※オプションでリサイクルマークを選択した場合は梱包箱の保証書在中の袋に入っています。
※添付品の内容は記事掲載時点(2018年4月4日)のものです。



 HP EliteBook x360 1020 G2の性能について

HP EliteBook x360 1020 G2_プロセッサー性能比較_02

上の画像は第8世代(4コア8スレッド)と第7世代(2コア4スレッド)のインテルプロセッサーの性能比較表です。

シングルスレッド(1コア)では大きな差はありませんが、マルチスレッドのテストではコアとスレッド数が2倍になった第8世代が大きくスコアを伸ばしています。

マルチコアを使う動画のエンコードや画像処理などでは第8世代のプロセッサーを搭載したSpectre x360(※実機レビュー:2017年11月モデル)の方が処理能力が高いのですが、インターネットやメール、オフィスソフトなどがメインの用途なら第7世代でも十分にこなせる性能があります。




 HP Active Pen(※追加オプション)

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■HP Elite x2 1012 G2用のペンが使用可能
EliteBook x360 1020 G2にはペンが同梱されていませんが、オプションで用意されているHP Elite x2 1012 G2用のペン「HP Active Pen with App Launch(T4Z24AA#AC3)」を使用することができます。価格は¥8,640(税込)です。

Spectre Active Pen(※参考記事)はN-trig系のプロトコルを採用していますが、こちらは「WACOM AES(アクティブ静電結合方式)」になります。

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■ペンを利用することでパソコンの使い勝手が向上
ペンにはタッチパッドやマウスなどで操作するよりも便利だと思うことがいくつかあります。

・自分がクリックしたい部分に素早く動かせる。
・ささっとメモを取る。
・イラストを描く。ラフやアイディアスケッチなどをする。
・文字を直接書いて入力するなど。

ペンは直接画面に触れて使うので直感的で素早い操作が可能です。ペンで直接文字を書くことができるので、変換しにくい文字や読み方がわからない文字などを入力するときに重宝します。

■HP Active Penの描き味
筆圧感知はSpectre Active Penの2倍の2048段階、ペンの追従性もそれなりに良く、パームリジェクション(指や手よりもペンの入力を優先)にも対応しています。

ペンの感触や反応はそれなりに良いのですが、画面をなぜるような(ササっとペン先を動かすような)かなり弱い筆圧では線が出ないことがあります。

良い描き味を求めるのならイラスト専用ツールをおすすめします。そこまで気にしないのなら、サブ機としてラフやアイデアスケッチなどをするには良いと思います。

Spectre Active Penのペン先は硬めで抵抗感が少ない(速い線を描きやすい)のですが、こちらのHP Active Penはペン先は少しソフトな感触で少し抵抗感があります。好みがあるのでどちらが良いとは言えませんが、柔らかめなタッチのSpectre Active Penの方が書きやすく感じます。

スクリーンショット_ワコムペン_01
■ペンを利用することでパソコンの使い勝手が向上
ペンにはタッチパッドやマウスなどで操作するよりも便利だと思うことがいくつかあります。

・自分がクリックしたい部分に素早く動かせる。
・ささっとメモを取る。
・イラストを描く。ラフやアイディアスケッチなどをする。
・文字を直接書いて入力するなど。

ペンは直接画面に触れて使うので直感的で素早い操作が可能です。ペンで直接文字を書くことができるので、変換しにくい文字や読み方がわからない文字などを入力するときに重宝します。



 まとめ:軽量&コンパクト、高い堅牢性とセキュリティを備えた2in1コンバーチブルPC
 
HP EliteBook x360 1020 G2_0G1A0340b
 
Spectre x360よりも光沢感があるアクセントが控えめな外観
12.5インチの2in1コンバーチブルPCの「EliteBook x360 1020 G2」は、Spectre x360(※実機レビュー:2017年11月モデル)と似たようなスタイリッシュなデザインですが、アクセント(光沢感がある部分)の使い方が控えめです。少し地味な印象になりますが、仕事で使う場合やあまり目立たない方が好みの方には使いやすい外観になっています。

■Spectre x360(2017年11月モデル)と比較して良いと思ったところ
・12.5インチのコンパクトなサイズ(ボディはA4サイズより数ミリくらい小さい)
・Spectre x360よりも約160g 軽量
・米軍調達基準(MIL-STD)をクリアする高い堅牢性(とても丈夫)
・キーのベース色がブラックなので文字が見やすい
・標準的なキー配列(Spectre x360のようにEnterの横にキー1列がない)
・セキュリティ面が充実している

EliteBook x360 1020 G2の方が良いと思った点はたくさんありますが、少し気になる点もあります。屋外で使うことを想定した高輝度の液晶パネルの発色はとても良いのですが少し「ぎらつき感」があることです。感じ方には個人差がありますが、そのような点を気にする方はSpectreシリーズを選択した方が快適に作業できると思います。

A4サイズくらいのコンパクトなサイズで軽い点は、少しでも荷物の重さを減らしたい方にとって大きなメリットです。標準的なキー配列であることもこの機種を選択する大きなポイントになります。

■法人向け製品は個人向け製品よりもセキュリティ面を重視
法人モデルは不正Webサイトからのマルウェアやウィルス感染を防ぐ機能、BIOS自己修復機能などを搭載。覗き見を防止するための「内蔵型プライバシースクリーン」機能は、出先で仕事をする方にとっては有益な機能だと思います。

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP EliteBook x360 1020 G2 製品詳細icon
◆HP EliteBook x360 1020 G2(スペックPDF)
※法人向けモデルですが個人の方でも購入可能です。

【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP EliteBook x360 1020 G2 サポートicon
◆HP EliteBook x360 1020 G2 (ユーザーガイドPDF) 

【実機レビュー】
◆薄型軽量&高い堅牢性の「HP EliteBook x360 1020 G2」徹底レビュー
◆HP EliteBook x360 1020 G2(第7世代 Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
 



■レビューについて
※商品仕様/価格については2018年4月4日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。

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