
この記事では、第8世代インテルCore i5-8250Uプロセッサー(Kaby Lake R)を搭載した『HP Spectre 13 (2017年11月モデル)スタンダードモデル』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証します。
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※Fire FoxやMicrosoft Edgeは「BackSpace」キーでこの位置に戻ります。 ※Google Chromeの場合は「Alt + ←」になります。 ◆ベンチマークで使用するパソコンについて ◆ベンチマークの設定・使用するソフトついて ◆プロセッサーの仕様・性能について(Core i5-8250U) ◆プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) ◆メモリの仕様・容量について(8GB オンボード,2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ◆ストレージの仕様・性能について(256GB SSD:PCIe NVMe M.2) ◆グラフィックスの仕様・性能について(インテル UHD グラフィックス 620) ◆グラフィックス・ベンチマーク(3D MARK) ◆ゲームベンチマーク(ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター) ◆ゲームベンチマーク(ドラゴンクエストX) ◆バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) ◆動作中の温度・消費電力(インターネット、動画視聴、ベンチマーク時) ◆ベンチマークテストのまとめ | ||||
ベンチマークで使用するパソコンについて |

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル:2017年11月17日より販売開始)は、クラムシェルタイプの13.3インチ・プレミアムノートPCです。Spectre 13シリーズの中では最も軽量なモデルになります。(※キーボードを含む場合) 【関連記事】 ◆速攻レビュー:Spectre 13(2017)の特徴・性能、新旧モデルの違い | ||||

Spectre 13シリーズは高級家具からインスピレーションを得て設計された「リングヒンジ」が大きな特長で、2017年11月モデルは美しく気品があるセラミックホワイトとペイル(淡い)ゴールドの新色を採用。従来の精悍なイメージのアッシュブラック&ゴールド(※従来モデル)から大きくイメージが変わっています。 【関連記事】 ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)の外観・デザイン徹底レビュー | ||||

この記事で使用するスタンダードモデルは、第8世代インテルCore i5-8250Uプロセッサー(Kaby Lake R)、8GBメモリ、256GB SSD、13.3インチ・フルHD・IPSディスプレイ(タッチ対応)を搭載。 | ||||
HP Spectre 13-af000 スタンダードモデルのスペック | |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
プロセッサー | インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.6GHz - 3.40GHz、4コア8スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)や、インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは下記の設定で行います。 【Windows10のバージョン】 ・バージョン 1703 ・OS ビルド 15063.877 ※Windows 10 Fall Creators Update適用前のバージョンになります。 【Windows10の電源プラン】 ・HP推奨 ※標準設定 【インテル UHD グラフィックスの電源プラン】 ・バランス ※標準設定 ※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。 ※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。 | ||||
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力の測定で使用 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)スタンダードモデルはCore i5-8250Uを搭載。
・インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではスタンダードモデルを使用。 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i5-8250U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
第8世代インテル Core プロセッサーのスペック比較 | ||||
プロセッサー | Core i7-8550U | Core i5-8250U | ||
開発コード名 | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake R (第8世代) | ||
プロセス | 14 nm | 14 nm | ||
コアの数 | 4 | 4 | ||
スレッド数 | 8 | 8 | ||
ベース動作周波数 | 1.80 GHz | 1.60 GHz | ||
ターボ・ブースト時の最大周波数 | 4.00 GHz | 3.40 GHz | ||
キャッシュ | 8 MB | 6 MB | ||
TDP(CPUの消費電力の目安) | 15 W | 15 W | ||
プロセッサー・ダイで許容できる最大温度 | 100°C | 100°C |
Core i5-8250UとCore i7-8550Uの主な違いは、ベース動作周波数、ターボ・ブースト時の最大周波数、キャッシュなどです。

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
第8世代プロセッサーのCore i5-8250UやCore i7-8550Uなどは、2コア4スレッドの第7世代のプロセッサー(Core i5-7200UやCore i7-7500Uなど)よりもコアやスレッドの数が2倍に増加しています。
4コア8スレッドになったことでマルチスレッド性能が向上し、動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力が得られるようになりました。また、ファイルをダウンロード(またはアップロード)しながらWebサイトを閲覧するような状況でも、従来の2コアのプロセッサーよりも処理能力に余裕が感じられます。
【関連記事】
◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Spectre 13 (2017年11月モデル) Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 519 cb (159%) | 155 cb (121%) | 約28.9W (193%) |
Spectre 13 (2017年11月モデル) Core i5-8250U (最大3.4GHz, 4コア8スレッド) | 514 cb (157%) | 142 cb (111%) | 約28.9W (193%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) | 354 cb (108%) | 145 cb (113%) | 約18.6W (124%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
■CPU(マルチコア)テスト
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i5-8250UとCore i7-8550Uとほぼ同じスコアで、Core i5-7200Uと比較した場合は約1.6倍高いスコアを記録。最大消費電力はCore i5-7200Uの約1.9倍となっています。
テスト中の4コア動作時のクロック周波数は、テスト序盤から17秒くらいまでは2.8~3.0GHzくらいをキープしますが、それ以降は2.2~2.4GHzくらいで動作していました。(※テスト時間は1分20秒くらい)
■CPU(シングルコア)テスト
1コアのみの性能を測定するテストでは、Core i5-8250UはCore i7-8550Uの91.6%くらいのスコアになりました。Core i5-7200Uと比較した場合は約1.11倍のスコアです。いずれも動作周波数の違いが影響しています。
■ベンチマーク中の温度
ベンチマーク中のプロセッサーの最大温度は約90℃くらいまで上がりますが、平均では70後半~80℃くらいでCore i7-8550U(最大4.0GHz)よりも少し低めで推移していました。サーマルスロットリング(熱によるパフォーマンス低下)はありませんでした。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度(マルチコアのテスト時) | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
プロセッサーの温度(1コアのテスト時) | 【最大温度】 89℃前後 【平均温度】 78℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度(OpenGLテスト時) | 【最大温度】 87℃前後 【平均温度】 76℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1097.9 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 646 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト | 最大 約46.2W(PC全体) ※プロセッサーのみ25.5W | ||
CPUテスト(マルチコア) | 最大 約50W(PC全体) ※プロセッサーのみ28.9W | ||
CPUテスト(1コア) | 最大 約35.7W(PC全体) ※プロセッサーのみ18.2W |

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)のメモリは、従来モデルのLPDDR3 SDRAM 1866MHzよりも高速なLPDDR3 SDRAM 2133MHzを搭載。容量はスタンダードモデルが8GB、パフォーマンスモデルが16GBです。
・8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではスタンダードモデルを使用。 | ||||

搭載されているLPDDR3メモリの詳細。4GBのメモリが2枚搭載されている構成なのでデュアルチャネル(メモリとCPU間の転送速度を向上させる技術)で動作します。メモリの速度は2133MHzです。CPU-Zではレイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL-16と表示されています。(※CPU-Zのスクリーンショット)
※この機種のメモリはオンボード(マザーボード直付け)なので、増設や交換はできません。
※テスト機はSK Hynix製のメモリが搭載されていますが、メーカーは予告なく変更される場合があります。
■メモリ搭載量について メモリの容量はスタンダードモデルが8GB、パフォーマンスモデルは16GBを搭載していますが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状の作成などの用途なら8GBで十分です。 画像処理で必要なメモリの容量は使い方次第になります。8GBでも画像処理は可能ですが、メモリを大量に消費する使い方(大きなデータを取り扱う、レイヤーを多数使用する、複雑な処理を行う、複数の画像処理ソフトを立ち上げたまま作業するなど)をする場合は、容量が大きい16GBのメモリを搭載したパソコンの方が快適に作業することができます。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)は、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載しています。容量はスタンダードモデルが256GB、パフォーマンスモデルが512GBです。
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではスタンダードモデルを使用。 | ||||

スタンダードモデルは256GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は224GB(そのうち37.5GBを使用)になります。※Windowsアップデートの内容によって使用されるディスクの容量は変わります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは13.9GB(そのうち12.2GBを使用)なので、リカバリーディスクを作成するには16GBのUSBメモリが必要になります。
■256GB SSD (PCIe NVMe M.2) の仕様

Spectre 13(2017年11月モデル)のパフォーマンスモデル(512GB SSD搭載)はTOSHIBA製のSSDが搭載(※実機ベンチマーク)されていましたが、256GBのSSDを搭載したスタンダードモデルにはSUMSUNG製のSSDが搭載されています。
CrystalDiskInfoで表示されるSUMSUNG製SSDの型番はMZVLW256HEHP-000H1 256.0GB、ファームウェアは「CXB73H1Q」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMark でストレージの性能を測定することができます。バージョンごとに計測方法が少し異なっていて互換性がない場合があるので、ベンチマーク結果は同じ世代のバージョンで比較していただきたいと思います。
ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。
Read (リード)・・・読み込み速度
Write (ライト)・・・書き込み速度
Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き
4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度
![]() | ■CrystalDiskMark 3.0.4 このテストでは、シーケンシャルリードが974MB/s前後、シーケンシャルライトは1041MB/s前後でした。SSDは512Kや4Kのような小さいファイルの転送速度も速いので、HDDを搭載したパソコンよりも起動時間や操作時のレスポンスが良く快適です。 | |
![]() | ■CrystalDiskMark 5.5.0 高速なSSD向けのベンチマークで行ったテストでは、Seq Q32T1で1658MB/sを記録。Sepの項目はCrystalDiskMark 3.0.4に近い速度が出ています。 | |
![]() | ■CrystalDiskMark 6.0.0 高速なSSD向けベンチマークの最新バージョン。5.5.0のSeqの代わりにSSD向けのランダムテスト「4KiBQ8T8」が追加されています。 Seq Q32T1で1661MB/sを記録。4KiB Q32T1や4KiB Q1T1はバージョン5.5.0の4K Q32T1と4Kと同じような結果が出ています。 | |
■ベンチマークをした時のSSDの温度(室温23℃) 35℃(ベンチマーク前)→約85℃(最大温度)※平均温度約72℃ ■起動時間(電源スイッチを押してからデスクトップ画面が表示されるまで) 約7~8秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 Spectre 13(2017年11月モデル)に搭載されているSSDは転送速度が速く、電源スイッチ入れてからあっという間の8秒くらいで起動。操作時のレスポンスなども速く快適です。高性能なSSDなので負荷が高いベンチマークを行うと温度が高くなりますが、パソコンを普通に使っていてベンチマーク時ほど温度が高くなることはありません。 | ||||

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)のグラフィックスは、 第8世代インテルCoreプロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 620」です。
・インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) ※グラフィックスは全モデル共通 | ||||
![]() | ||
GPU-Zで表示される「インテル UHD グラフィックス 620」の詳細。 ※右の画像では動作周波数やブースト時の数値が正常に表示されていません。動作は問題ありませんが、機種によっては正常な数値が表示されない場合があります。 下記の表は、同じ仕様のグラフィックスを搭載しているSpectre x360(2017年11月モデル)の数値を参考にしています。(※スクリーンショット) | ||
グラフィックス のスペック比較 | ||
グラフィックスの種類 | インテル UHD グラフィックス 620 ※参考画像 | インテル HD グラフィックス 620 ※参考画像 |
GPUコア | Kaby lake GT2 | Kaby lake GT2 |
シェーダユニット | 24 | 24 |
テクスチャユニット | 16 | 16 |
ROPユニット | 8 | 8 |
グラフィックス ベース動作周波数 | 300 MHz | 300 MHz |
グラフィックス 最大動的周波数 | 1150 MHz ※Core i7-8550U 1100 MHz ※Core i5-8250U | 1000 MHz |
テクスチャ・フィル速度 | 4.8GigaTexels/s | 4.8GigaTexels/s |
メモリ クロック | 1067MHz ※LPDDR3 2133MHz | 933MHz ※LPDDR3 1866MHz |
メモリ容量 | メインメモリと共有 | メインメモリと共有 |
メモリ・インターフェース | 128ビット | 128ビット |
メモリのバンド幅 | 34.1GB/秒 | 29.9GB/秒 |
Core i5-8250Uに内蔵されているインテル UHD グラフィックス 620 は第7世代のインテル HD グラフィックス 620よりもブースト時のグラフィックス最大動的周波数が 高くなっています。(※Core i7-8550Uは1150 MHz、Core i5-8250Uは1100 MHz)
※メモリ クロックやメモリのバンド幅などは、PCに搭載されているメモリの仕様(DDR4やDDR3など)や速度によって異なります。

■グラフィックス性能比較
※上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
インテル UHD グラフィックス 620は、前世代のインテル HD グラフィックス 620よりも少し良い程度のスコアが出ていますが、ゲーム向けのGeForce GTX 1060 with Max-Q Design(※実機ベンチマーク)とは大きな差があります。
■実際のインテル UHD グラフィックス 620の性能について インテル UHD グラフィックス 620は第8世代インテル Core プロセッサーに内蔵されているGPUです。インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能があります。 本格的な3DゲームのGTA5やファイナルファンタジーのようなゲームを快適にプレイすることはできませんが、ドラクエのような軽めのゲームなら「普通」にプレイ可能です。 ※プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ※ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:918 | ||
Graphics Score :1025 Physics Score :7782 Combined Score :296 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3906 | ||
Graphics Score :3686 Physics Score :6767 Combined Score :3299 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:7531 | ||
Graphics Score :8516 Physics Score :5362 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:64187 | ||
Graphics Score :74182 Physics Score :43619 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
■ベンチマークについて
軽めのゲームはとりあえずプレイできるくらいの性能はありますが、最新の3Dゲームをプレイするのは厳しい性能です。
高性能なゲーミングPC向けのテスト「Fire Strike」では、フレームレートが5FPS以下なのでコマ送りのような動きです。Sky Diverは16~17FPSくらいになりますがスムーズさに欠けて見えます。
負荷が軽めのCloud Gateでは、フレームレートが30以上(36~38FPSくらい)出るのでそれなりに動きが良くなります。最も軽いIce Stormでは300FPSくらい出ているので画面が滑らかに動きます。
■ベンチマーク中の温度について
負荷が高いテストでは瞬間的に90℃くらいまで上がりますが、平均では70℃台中盤くらいに収まっています。サーマルスロットリングも発生していないので、冷却性能は特に問題ないと思います。
◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 89℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 86℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1097.9 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1717 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約51.5W ※Sky Diver |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3534 | ||
平均フレームレート:24.062 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2010 | ||
平均フレームレート:13.054 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:920 | ||
平均フレームレート:5.401 評価:動作困難 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
■画面サイズ1920x1080・最高品質の場合
平均フレームレート5FPSくらいで画面がコマ送りなので快適なプレイは望めません。
■画面サイズ1920x1080・標準品質の場合
平均フレームレートが13FPSくらいになりますが、画面の動きはカクカクした感じに見えます。
■画面サイズ1280x1080・標準品質の場合
画面解像度を下げると平均フレームレートが24FPSくらいまで伸び少し動きが良くなりますが、30FPSが出ない状況なので画面の動きは少しスムーズさに欠けて見えます。そこそこ良い動きを求めるのなら最低でも30FPS以上、できれば40FPSくらいは欲しいところです。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 85℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 85℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1098.1 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1664 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約50.2W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。(※参考画像) | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8040 | ||
フレームレート:28~158 fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4819 | ||
フレームレート:24~88fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3805 | ||
フレームレート:16~66fps 評価:普通 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
ドラクエはフルHD(1920x1080)最高品質でも「普通」という評価で、キャラクターが多数登場する一部のシーンを除いては、それなりにプレイできるフレームレートが出ていますが、標準品質に画質を下げた方がフレームレートが高くなるので少し動きが良くなります。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 82℃前後 【平均温度】 68℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 82℃前後 【平均温度】 67℃前後 【アイドル時】 42℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1098.1 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 289 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約51W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

HP Spectre 13-af000 (2017年11月モデル)は、スタンダードモデル、パフォーマンスモデルともにフルHDディスプレイ(1920x1080)を搭載。明るさを50%に設定してバッテリー駆動時間のテストを行います。
【Spectre 13 に搭載されているディスプレイの明るさ】 ・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 | ||||

【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】90% ※1時間で約10%消費するので、バッテリー残量が0になるまで10時間くらい視聴できる計算になります。 ※動画によっては違う結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。 【今回のテスト結果について】 今回テストしたSpectre 13 (2017年11月モデル) スタンダードモデルは、4コア8スレッドの第8世代インテル Core i5-8250U プロセッサーを搭載しています。Core i7-8550Uが89%(※実機ベンチマーク)だったので、それよりも少し良い結果です。 4コアをフルに使う高負荷時の消費電力は第7世代のプロセッサーよりも増加しているので、使い方(負荷のかけ方)によっては従来モデルよりもバッテリーの消費が早くなる可能性がありますが、プロセッサーの負荷が低い動画視聴時では、コアが倍増した影響はそれほど大きくなさそうです。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 | ||||

■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 1)ディスプレイの輝度を下げる 2)キーボードのバックライトをOFFにする 3)電源プランを「省電力」にする 4)プロセッサーの最大動作周波数を低めに設定する 5)バッテリー節約機能をONにする ※4は機種やOSのバージョンによっては設定できない場合があります。Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Version 1709)にアップデートする前はプロセッサーの動作周波数を任意の数値に設定(2.2GHzで動作させたい場合は2200と入力)することができましたが、アップデート後はそのような項目は削除されています。 ※5「バッテリー節約機能をONにする」と無駄な消費電力を抑えることができます。プリインストールされているアプリケーションのバックグラウンドの動作が制限され、Windowsの更新なども一時停止になります。 | ||||

HP Spectre 13-af000 (2017年11月モデル)には「65W USB Type-C スマートACアダプター」が付属しています。容量は全モデル共通です。(※Spectre 13の専用化粧箱&付属品)
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温23℃) | |
プロセッサーの温度 | 44~79℃ |
GPUの温度 | 43~64℃ |
消費電力 | 7~37 W前後 |
サイトにアクセスした瞬間や、ページを移動した瞬間にプロセッサーの温度が高くなる場合がありますが、ページを見ているだけの状況ではアイドル時に近い温度になります。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音はとても静かです。キーボード部分(数字の5~0の付近)は、ほんの少し暖かく(30~32℃くらい)なる程度です。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温23℃) | |
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 63℃ 【平均温度】 50℃ |
GPUの温度 | 【最大温度】 57℃ 【平均温度】 49℃ |
消費電力 | 9.8~26 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は、負荷が高いベンチマークほど高くなりません。キーボードも熱くなることはなく、中央から上の部分(数字の5~0の付近)が少し温かく感じられる(32~34℃の間くらい)の温度になります。ファンの音は音声(音量設定10)にかき消されるくらい静かです。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温23℃) | |
インテル Core i5-8250U プロセッサー | 90℃(アイドル時42℃前後) |
インテル UHD グラフィックス 620 | 87℃(アイドル時42℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.6 W 前後 |
スリープ時 | 1.1 W 前後 |
アイドル時 | 7.2 W 前後 |
起動時 | 約51W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約51.5W (3D MARK) |
Core i5-8250Uプロセッサーの温度は、負荷が高いベンチマークでは90℃くらいまで上がることがありましたが、プロセッサー・ダイで許容できる最大温度(100°C)には少し余裕があります。平均では60後半~70℃後半(室温23℃)くらいで動作していました。
当サイトの動画視聴時間テストでは、バッテリー駆動時間(◆YouTubeのフルHD動画を1時間再生)はそれなりに良い結果が出ていますが、4コアをフルに使うような処理(CPUベンチマークや動画のエンコードなど)を行った場合は、第7世代のインテルCore i5-7200Uプロセッサー(2コア4スレッド)よりも最大消費電力が増えています。(◆プロセッサーのベンチマーク)
【高負荷時の冷却性能】 Spectre 13(2017年11月モデル)は4コア8スレッドになった第8世代インテルプロセッサーを効率よく冷却するために、従来モデル(※参考画像:底面)よりも底面の吸気口を大型化して冷却性能を強化しています。 内部には冷却ファンが2つ搭載されていて、後部に設置されている排気口から内部の熱を放出します。(※内部の分解イラストPDF) 薄型なのでSpectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも少し動作温度は高めになりますが、ベンチマークのスコアや動作中の温度を見る限り冷却性能は問題なさそうです。 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 手で触れる部分で温度が高くなる場所は下記の部分です。キーボードの数字5~0付近は内部にプロセッサーが搭載されている位置になります。 ・キーボードの中央付近~上側(数字の5~0付近) ・キーボードの上側(メッシュがある部分) ・ボディの底面など Webサイトの閲覧や文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度それほど高くなりません。最も高いところでもほんのり暖かい程度(約30~32℃くらい)になります。 動画視聴時は少し温度が上がり32~34℃くらいになりますが、少し暖かさが感じられる程度です。(室温23℃) プロセッサーの負荷が高くなるゲームやベンチマークをした場合は、キーボードの中央付近(数字の5~0の付近)の温度が40~42℃くらいまで上がることがあります。手で触れることはできますが少し熱さが感じられる温度です。(室温23℃) ※ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・初めてPCを使用する場合(いくつかのアップデートが行われるため) ・充電しながら使用する場合 ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンが動作している場合 | ||||

【高負荷時のファンの音】 冷却ファンはパソコンの温度に応じて回転速度が変わります。プロセッサーの温度が高くなるゲームやベンチマーク、動画のエンコードなどを行うと冷却ファンが高回転で回り、音もそれなりに聞こえるようになりますが、インターネットや動画の視聴時はプロセッサーの温度がそれほど上がらないのでファンの音はとても静かです。 Core i7-8550U(最大4.0GHz)を搭載したSpectre 13 パフォーマンスモデル(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)はベンチマークを行ったときに少し甲高い音に聞こえましたが、このスタンダードモデルはそのような印象はありませんでした。※音の感じ方には個人差があります。 最大動作周波数が少し低めのCore i5-8250U(最大3.4GHz)を搭載しているので、発熱がやや少なく冷却ファンもCore i7-8550U搭載機ほど高回転で回す必要がないのかもしれません。 | ||||
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre 13-af000 スタンダードモデルのベンチマークテスト 薄型軽量を売りとした製品はPC内部の冷却が厳しくなる傾向がありますが、このSpectre 13(2017年11月モデル)は、4コア8スレッドになった第8世代のプロセッサーの発熱に対応するために、底面の吸気口の拡大や冷却機構の見直しなどで従来モデル(※実機ベンチマーク)冷却性能が向上しています。 ◆第8世代 インテル Core i5-8250U プロセッサー(4コア8スレッド) 上位のCore i7-8550Uと比較した場合、CINEBENCH R15のCPU(マルチコア)テストではほぼ同じくらいでした。CPU Single(1コア)テストでは約92%くらいのスコアになりますが、体感ではわからないくらいの差です。 ◆8GBメモリ (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途では余裕がある容量です。画像処理や写真編集なども可能ですが、8GBで足りるかどうかは使い方や取り扱うデータサイズ次第になります。 ◆256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 電源スイッチを入れてから8秒程度で起動し、操作時のレスポンスも良く快適です。容量が256GBなので多数の写真や動画を保存するには少し物足りないかもしれませんが、書類のような小さいファイルがメインなら十分な容量です。 ◆インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) ファイナルファンタジーのような3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエXのような軽めのゲームは普通にプレイできる性能があります。 ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 負荷が高いベンチマークやゲームなどを行ったときはプロセッサーの温度が少し高めになりますが、インターネットや動画の視聴時はそれほど温度が高くなることがなく、冷却ファンの音も静かです。 ◆バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) 第8世代のプロセッサーは高負荷時の消費電力が第7世代よりも大きくなっているので、4コアをフルに使うような処理をした場合はバッテリーの減りが早くなる可能性がありますが、プロセッサーの負荷が低い動画視聴テストでは良い結果が出ています バッテリーで使用する場合は「省電力モード」や「バッテリー節約機能」をONに設定して、無駄な消費電力をなるべく抑えることをお勧めします。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)製品詳細
◆HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ(ユーザーガイド)
【実機レビュー】
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000 セラミックホワイトの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000(Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13-af000(Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆速攻レビュー:HP Spectre 13-af000 の特徴・性能、新旧モデルの違い
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックとセラミックホワイトの違い
【専用化粧箱】
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)専用化粧箱&付属品
【プレミアム壁紙】
◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【純正オプション】
◆HP Spectre レザークラッチバッグの詳細レビュー
■レビューについて
※商品仕様/価格については2018年1月30日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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