
日本HPの17.3インチ・ゲーミングノート「OMEN X by HP 17-ap000」の外観・デザインの実機レビューです。高画質な画像を多数掲載して、OMENシリーズ・ゲーミングノート最上位モデルの魅力をお伝えしたいと思います。
日本HPゲーミングノートの最上位モデル『OMEN X by HP 17-ap000』の製品特長 |

■17.3インチ・ゲーミングノート『OMEN X by HP 17-ap000』 ※2017年11月より販売開始。 【外観・デザイン】 ・ステルス戦闘機から着想を得た近未来的なデザイン ・トライアングルドットが施されたアルミニウムの天面 ・キーボード面はヘアライン加工が施されたアルミニウムを採用 ・きらりと輝くダイヤモンドカット加工が施されたイメージパッドの淵 【性能面】 ・Windows 10 Pro (64bit) ・インテル Core i7-7820HK プロセッサー(※オーバークロック対応) ・DDR4-2400MHz 32GB メモリ ・512GB SSD(PCIe NVMe M.2) + 1TB HDD(7200回転) ・NVIDIA GeForce GTX 1080 グラフィックス 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・17.3インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ※NVIDIA G-SYNC 対応 ・ディスプレイはリフレッシュレート120Hzに対応 ・冷却機構の強化(2つの大型ファン、ベイパーパチャンバーによる効率的な冷却) ・エアフローは下位モデルのOMEN by HP 17(2017)よりも55%向上 ・各キーにLEDライトを備えたバックライトキーボード ・キーボードにはメカニカル機構を採用 ・全キーロールオーバー&アンチゴースト機能 ・キーストローク:2.5mm ・6個のマクロキー ・豊富なインターフェース ・Audio by Bang & Olufsenデュアルスピーカー ・OMEN コマンドセンターでマクロキー設定が可能 ・サイズ 約 425 × 327 × 36(最薄部)- 40(最厚部)mm、質量4.51 kg ・330W ACアダプター ・バッテリ駆動時間 約5時間30分 【価格・モデル】 ※価格は2019年1月17日時点のものです。お得なキャンペーンを実施している場合があるので、最新価格はメーカー製品詳細ページをご確認ください。OSは標準でWindows 10 Pro (64bit)がプリインストールされています。 ■OMEN X by HP 17-ap008TX ¥294,580(税込)~ 【メーカー製品詳細ページ】 ◆OMEN X by HP 17 製品詳細 ◆OMEN X by HP 17-ap000(スペックPDF) | ||||
ステルス戦闘機から着想を得たアンギュラーフォームの近未来デザイン |

『OMEN X by HP 17-ap000』は日本HPゲーミングノートの最上位モデルです。ステルス戦闘機から着想を得たアンギュラーフォーム(角ばった形状)のデザインや、天面の「X」の文字で切り替えた表面テクスチャ、後部の大きな排熱口などが特徴的な製品です。 リング型のヒンジ部分や後部のデザインは、下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)や、OMEN by HP 15-ce000(※実機レビュー)とは少し異なっています。 【関連項目】◆トライアングル・ドットのテクスチャパターンが刻まれたアルミニウムの天面 | ||||

最新の3Dゲームを快適にプレイするために、オーバークロック可能なインテル Core i7-7820HK プロセッサー、超高速512GB SSD (PCIe NVMe M.2) 、大容量の32GB (DDR4-2400)メモリ、高性能なNVIDIA GeForce GTX 1080 グラフィックスなど、エクストリーム(過激な、極端な)モデルという名にふさわしい性能を備えています。 【関連記事】◆OMEN X by HP 17-ap000(Core i7-7820HK、GTX 1080)の性能・消費電力を検証! | ||||

ゲーミングノートは性能だけでなく冷却性能も重要なので、内部の空気の流れをよくするためにある程度の厚みが必要になります。OMEN X by HPのゲーミングノートは、プレミアムモデルのSpectre x360(※参考画像)で採用されている「側面の下部を絞り込んで薄く見せる」デザインを採用して、厚みを感じさせないシャープな印象に仕上げています。 【関連項目】◆冷却機構を強化してOMEN by HP 17よりもエアフローを55%UP! | ||||

FPSやアクション、レースゲームなどを滑らかな動きで楽しむことができる「リフレッシュレート 120Hz 対応ディスプレイ」を搭載。入力遅延、ティアリング、カク付きを除去するNVIDIA G-Syncにも対応しています。 【関連項目】▼リフレッシュレート 120Hz 対応ディスプレイ(17.3インチ/フルHD/非光沢/IPS) | ||||

メカニカル機構を採用したバックライトキーボードは、日本語配列でテンキーやマクロキーを備えていて、全キーロールオーバー&アンチゴースト機能を搭載。この画像のOMENのデスクトップ背景(テーマ)は標準でインストールされています。 【関連項目】◆バックライトキーボード(日本語配列、テンキー、マクロキー付き) | ||||

下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)や、OMEN by HP 15-ce000(※実機レビュー)はキーボード部分のみアルミニウムを採用していましたが、この最上位モデルはキーボード部分だけでなく天面にも質感が高いアルミニウムを採用。ディスプレイを閉じると天面のロゴやXマークは消灯状態になり、色はシルバーのように見えます。 【関連項目】◆トライアングル・ドットのテクスチャパターンが刻まれたアルミニウムの天面 | ||||

主要なインターフェースは後部に搭載し、側面には必要最小限の端子のみ備えます。オプティカルドライブ(DVDやブルーレイ)は非搭載です。 【関連項目】◆インターフェース(各部名称) | ||||

側面は内側に向かって斜めに削ったような形状になっていて、プレミアムモデルのSpectre 13(2017年11月モデル)と似ている雰囲気があります。(※参考画像) | ||||

ディスプレイを閉じた状態(前方)。OMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)よりも少し大きめのサイズです。 【関連項目】◆OMEN by HP 17-an000 のサイズ・質量 | ||||

ディスプレイを閉じた状態(後方)。軽快な印象だったOMEN by HP 17-an000(※参考画像)と比較すると「どっしり」とした印象です。外国のスーパーカーのリアエンドような重厚感があります。 【関連項目】◆冷却機構を強化してOMEN by HP 17よりもエアフローを55%UP! | ||||

天面のロゴや「X」の文字、後部のインターフェース部分にLEDを搭載。プリインストールされている「OMENコマンドセンター」で色を変更することができます。 【関連項目】◆LEDで光る天面の「OMEN 」のロゴマーク | ||||
ライアングル・ドットのテクスチャパターンが刻まれたアルミニウムの天面 |

下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)や、OMEN by HP 15-ce000(※実機レビュー)の天面は樹脂で、カーボン調のテクスチャやヘアライン加工(※参考画像)などが施されていましたが、最上位モデルのOMEN X by HP 17-ap000は天面に質感が高いアルミニウムを採用し、トライアングル・ドットのテクスチャパターンが刻まれています。 | ||||

トライアングル・ドットのパターンは、2015年くらいに販売されていたゲーミングノートHP OMEN 15-5100(※実機レビュー)で採用されていたものと似ています。 ドットパターンが使われていない部分はスッキリとしていますが、表面には手触りが良い「梨地処理」が施されています。 | ||||
ヘアライン仕上げのアルミニウムを採用したキーボード面 |

キーボード面やパームレスト部分には「ヘアライン加工」が施されているアルミニウムを採用。PCの電源が入っていない状態で触ると「ひんやり」とした冷たい感触です。 キーボードの上側中央には、LEDを搭載した「OMEN」の文字が光ります。「OMEN コマンドセンター」でLEDの色を変更することができます。 | ||||

細長いひし形のような形の電源スイッチ。中央のLEDは「OMEN コマンドセンター」で色を変更することが可能です。 | ||||

「ヘアライン加工」が施されているパームレスト部分には、ステルス機を意識したようなデザイン(三角形や角ばった形)を採用。 | ||||

パームレストの右側にはインテルプロセッサーやNVIDIAグラフィックスのステッカーがあります。 【関連記事】◆OMEN X by HP 17-ap000(Core i7-7820HK、GTX 1080)の性能・消費電力を検証! | ||||
Spectre 13のようなリング型のヒンジ部分 |

OMEN X by HP 17-ap000のヒンジ部分は、Spectre 13(※参考画像:ヒンジ部分)のようなリング型のデザインを採用。下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※参考画像:ヒンジ部分)とは大きく異なっています。 | ||||

ヒンジ部分の素材は樹脂ですが、アクセントとしてヘアライン加工が施されています。17.3インチワイドの大きなディスプレイを支える必要があるので、ヒンジ部分の動きは少し固めになります。 | ||||
LEDで光る天面の「OMEN」のロゴマーク |

最上位モデルのOMEN X by HP 17-ap000は、天面のロゴや「X」の文字、後部のインターフェース部分上部にLEDを搭載し光るようになっています。 | ||||

プリインストールされている「OMEN コマンドセンター」でLEDの色を変更することができます。変更できるのは8か所です。 【天面】 ・「OMEN」ロゴマーク(1か所) ・「X」のロゴマーク(4か所) 【後部:インターフェース部分】 ・テールランプ(1か所) 【キーボード部分】 ・「OMEN」ロゴマーク(1か所) ・電源スイッチ(1か所) | ||||

■OMEN コマンドセンター LEDコントロールでフレーム(ボディ)とキーボード面のLED設定が可能です。フレームで設定できるパターンは下記のシングルカラー、カラーショー、オフの3通りです。 【シングルカラー】 8か所のカラーを変更可能。設定した色で常時点灯します。 ※明るさを変更可能。(2段階) 【カラーショー】 最大4つのフェーズ(設定した色のパターン)を順に切り替えます。 ※例:赤→青→緑→黄 1つのフェーズはシングルカラーのように8か所のカラーを変更可能です。 ※明るさを変更可能。(2段階) ※持続時間を変更可能。(3段階) 【オフ】 PCの電源を入れてもLEDが光らないようにします。 | ||||

ディスプレイ下部の「OMEN」のマークはシルバーで鏡のような表面処理になっていますが、LEDは搭載されていないので光りません。ディスプレイの周囲(ベゼル)はマット(非光沢)な仕上がりになっています。 | ||||
リフレッシュレート120Hz 対応ディスプレイ(17.3インチワイド/フルHD/非光沢/IPS) |

HPのゲーミングノートは、ゲームを快適にプレイするためにリフレッシュレート120Hz(1秒間に120回の描画が可能)に対応したディスプレイを搭載。従来の60Hz(1秒間に60回の描画が可能)のディスプレイよりも滑らかな動きでゲームを楽しむことができます。 画面サイズは17.3インチワイド、画面解像度はHD(1920×1080ドット)、視野角が広いIPS方式、映り込みが少ない「非光沢」パネルなどの仕様はOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)と同じです。 【OMEN X by HP 17-ap000に搭載されているディスプレイの仕様】 ・17.3インチワイド・ディスプレイ ・フレッシュレート120Hzに対応 ・画面解像度はフルHD(1920×1080ドット) ・視野角が広いIPS方式 ・非光沢(ノングレア)パネル ・最大1677万色 ・300nit(※明るさ) ・NVIDIA G-SYNC 対応 【ゲームへの没入感を求めるのなら大画面の17.3インチ】 17.3インチワイド・ディスプレイ(幅383mm、縦217mm)は、15.6インチワイド(幅344mm、縦195mm)よりも3~4cmくらい大きいサイズになります。数値だけを見ると「たった3~4cmの違い」だと思うかもしれませんが、実機で17.3インチと15.6インチを比較すると感覚的には数値以上に大きく見えます。画面が大きい方が迫力がありますし、没入感も高くなる印象です。 17.3インチワイド(幅383mm、縦217mm) 15.6インチワイド(幅344mm、縦195mm)◆OMEN by HP 15-ce000のレビュー | ||||

【きれいな画質でゲームを楽しめるディスプレイ】 くっきりとした画質で色味や発色なども良いディスプレイです。IPS方式なので斜めから見ても色の変化が少なく、きれいな画質でゲームや映像を楽しむことができます。 「非光沢」パネルはつや感がある光沢に比べると映像が少し地味に見えるのですが、光の反射や映り込みが少ないのでゲームプレイや文書作成や画像処理などの作業がとても快適です。長時間作業したときの目の疲労も軽減されます。 【実際にゲームをプレイした感想】 リフレッシュレート120Hzのディスプレイは、ゲーム向けではない60Hzのディスプレイと比較すると画面の動きが滑らかに見えます。 NVIDIA G-SYNC(※NVIDIA G-SYNC - PC ゲーム モニター テクノロジ)にも対応しているので、ゲームプレイ中のカクつきやティアリング(画面のズレ)などはほとんどなく、残像感も少なかったです。 リフレッシュレート120Hzの性能を十分に生かすには高性能なグラフィックスが必要になりますが、OMEN X by HP 17-ap000はGeForce GTX 1080を搭載しているので性能面では問題ありません。 PUBGをフルHD・ウルトラでプレイした場合はフレームレートが70~120FPSくらいになります。常時120FPSをキープするのなら少し画質設定を調整する必要がありますが、100FPSくらい出るような状況なら「滑らかさ」を体感できると思います。 これ以上のスペックを求めるのならGTX 1080Tiを搭載した、デスクトップ型のゲーミングPC(※OMEN by HP 880 レビュー)を選ぶしかないと思います。 | ||||

ディスプレイの最大角度は、当サイトの実測値で約120度です。OMEN by HP 17-an000の130度(※参考画像)よりも少し浅めの角度になります。 床に座ってパソコンも床に置いて使う場合は、130度くらいの(ちょうど斜め上からのぞき込める)角度が欲しいと思うかもしれませんが、机に置いて使う場合は特に問題ないと思います。 | ||||
Web カメラ (約92万画素) |

ディスプレイの上部に約100万画素のWebカメラを搭載。 ※Windows Hellow を利用できないので、顔認証によるログインはできません。 | ||||
バックライトキーボード(日本語配列、テンキー、マクロキー付き) |

※画像をクリックすると拡大表示します。 「OMEN X Dimming Function 」と名付けられたOMEN X by HP 17-ap000のバックライトキーボード(日本語配列)は、十字キーが独立している配置でテンキーやマクロキーなどを備えています。「全キーロールオーバー&アンチゴースト機能」も搭載しゲーム中の正確なキー入力を実現しています。 【ロールオーバー】 複数のキーが同時に押された場合、押された順序ですべて認識される機能。 【アンチゴースト】 複数キーを連続で押した時の信号認識不良を防ぐ機能。 | ||||

OMEN X by HP 17-ap000に搭載されているキーボードはメカニカルスイッチを採用していることが大きな特徴です。キーストロークは約2.5mmで、下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)の1.5mmよりも深めになっています。 しっかりと押した感触が残るメカニカルスイッチの「カチッ」とした音や感触と、浅すぎず深すぎない2.5mmのストロークで心良くタイピングすることができます。 【キーピッチ】 約19.2×19.2mm 【キーストローク】約2.5mm JIS標準準拠[112キー。うち、マクロキーx6] ※キーピッチは主要キーの中心から隣のキーの中心までの長さ。 | ||||

バックライトは「Fn+F4」でオン・オフの切り替えが可能です。(※参考画像:バックライトOFF) 「OMEN コマンドセンター」のLEDコントロールでゲームで移動するときに使用される「WASDキー」のみ色を変更することができます。あらかじめ用意されている設定は下記の7種類です。 ・WASD(※設定画面) ・FPS向け(※設定画面) ・MOBA向け(※設定画面) ・MMO向け(※設定画面) ・マクロキー(※設定画面) ・全てのキーが同色 (※設定画面) ・任意のキーを自由にカスタマイズ(※設定画面) | ||||

あらかじめ用意されて設定だけでなく、任意のキーを自由にカスタマイズすることもできます。上の画像ではWASDキーやマクロキーなど一部のみ点灯させています。 | ||||

LEDコントロールで、キーを押したときの効果(アニメーション)を変更することもできます。上の画像は「OMEN X」のアニメーションに設定したときのものです。 アニメーションは下記の9種類です。あらかじめ用意されているテーマ(色)を使うことができますが、詳細設定で好みの色を設定することも可能です。アニメーションによっては動く速度や方向などを調整できるものもあります。 【カラーサイクル】キー全体の色が順番に変わります。 【スターライト】星がちりばめられたように光ります。 【ブリージング】しばらく光って一瞬消灯を繰り返します。 【ゴースト】押したキーのみ光ります。 【水の波紋】キーを押すと水の波紋のように光が外に向かって広がります。 【ウェーブ】光の色が波のように動きます。(動く向きを変更可) 【OMEN X】キーを押すとX字に光ります。 【雨粒】上から下に光が流れていきます。 【オーディオパルス】音に合わせてキーが光ります。 | ||||

テンキーの上にある「OMEN」キーを押すとOMEN コマンドセンターが起動します。ホーム画面ではCPUやGPUの使用率や温度、メモリの使用率などを見ることができます。 OMEN コマンドセンターで設定できる項目は機種によって異なりますが、OMEN X by HP 17-ap000はホーム画面とネットワーク設定、マクロキー設定、LEDコントロール、オーバークロックなどの設定が可能です。 【関連記事】◆インテル Core i7-7820HK プロセッサーのオーバークロックに挑戦! | ||||
タッチパッド (タッチジェスチャー対応) |

タッチパッドはボタンが独立しているタイプなので、確実にクリックや右クリックを行うことが可能です。タッチパッドの淵には光が当たると輝く「ダイヤモンドカット加工」が施されています。 【タッチパッド部分のサイズ】 約102mm(横幅)× 57mm(縦) 【タッチパッド全体(ボタンを含む)のサイズ】 約102mm(横幅)× 70mm(縦) ※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。 ※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。 ※マウスの「右クリック」は2本指タップでも可能です。 | ||||
Audio by Bang & Olufsen デュアルスピーカー |

OMEN X by HP 17-ap000は Audio by Bang & Olufsenのデュアルスピーカーを搭載。 | ||||

底面の前方側にあるスリットの部分にスピーカーが搭載されています。 【関連項目】◆OMEN X by HP 17-ap000の底面 | ||||
インターフェース(各部名称) |

側面のインターフェースは必要最小限の端子のみ搭載。端子類が前方側にあるので少し短めのケーブルでも使いやすくなっています。天面は平たんではなく、Xの中心に向かって少し盛り上がった形状になっています。 【左側面のインターフェース】 ・セキュリティロックケーブル用スロット ・USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応) ・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート ・マイク入力ポート | ||||

【右側面のインターフェース】 ・SDカードスロット ・USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応) ・電源コネクター ■SDカードスロットについて ※他社製品のすべての動作を保証するものではありません。 ※SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカードを一つのスロットで利用可能。 ※SD I/Oカードは利用不可。 ※SDHC・SDXCメモリカードの高速転送規格「UHS-I」には非対応。 ※「SDメモリーカード」の著作権保護機能には非対応。 ※メモリーカードのセキュリティ機能は利用できません。 ※miniSDカード、microSDカード等のメモリカードにアダプターを装着して使用することはできません。 | ||||

【背面のインターフェース】 ・ネットワークポート(RJ45) ・USB Type-C 3.1 Gen2 × 2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能対応) ・Mini DisplayPort ・HDMI 2.0 出力端子 ・USB3.1 Gen1 (電源オフUSBチャージ機能対応) | ||||
内部が見えるクリアパネルを採用した底面 |

OMEN X by HP 17-ap000は底面に一部に「内部が見えるクリアパネル」を採用。冷却用の空気を取り入れるための大きめの吸気口(メッシュの部分)が2ヶ所で、ゴム脚は吸気口を囲むように設置されています。 内部のパーツを効率よく冷却するための大型の冷却ファン(93.6x98.7x14.0mmx2)や、ベイパーパチャンバー(ヒートパイプの一種で熱伝導性を上げる仕組)を搭載して、高負荷時でも安定した動作を実現しています。 | ||||

クリアパネルから内部の基盤やヒートパイプの一部を見ることができます。小さい三角形の吸気口が多数配置されているメッシュの部分は、強度を確保しつつ大量の吸気が可能です。 ※内部を分解した詳細画像は下記のサイトで見ることができます。本体の分解は保証対象外となりますのでご注意ください。 ◆Product End-of-Life Disassembly Instructions:OMEN X by HP Laptop PC 17 | ||||
冷却機構を強化してOMEN by HP 17よりもエアフローを55%UP! |

底面も天板と同じように「X」を利用したデザインになっています。底面の吸気口(三角形のメッシュが多数ある部分)は、下位モデルのOMEN by HP 17-an000(※参考画像:底面)よりも2倍くらいの大きさになっていて、吸気口率がアップしています。 内部のエアフローはOMEN by HP 17-an000と比較した場合は55%も向上し、大柄なデスクトップ・ゲーミングPCのOMEN by HP Desktop 880(体積32L)と比較しても約半分くらいの空気の流れがあります。厚さが4cmくらいのノートPCでこの風量はなかなかすごいと思います。 OMEN by HP Desktop 880・・・65CFM(※実機レビュー) OMEN X by HP 17-ap000・・・31CFM OMEN by HP 17-an000・・・20CFM(※実機レビュー) ※CFM・・・1分間に1立方フィート(約 30cm3)の体積分の空気が何個分流れたかを示す単位。 | ||||

底面のメッシュの部分から吸気し、後部の排熱口から内部の熱を放出する仕組みはOMEN by HP 17-an000(※参考画像:後部の排熱口)と同じです。 | ||||

側面下部にも排熱口を追加して冷却性能を強化。 | ||||

OMEN by HP 17-an000の排熱口は凝った作りの2重構造(※参考画像)になっていましたが、このモデルは開口部を大きくシンプルな構造にしているので風の流れは良さそうです。排熱口の奥には放熱フィンが見えます。 | ||||
リサイクルマーク |

リサイクルマークは底面に印刷されています。 ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様) | ||||
OMEN X by HP 17-ap000 のサイズ・質量 |

※画像をクリックすると拡大表示します。 最上位モデルのOMEN X by HP 17-ap000は、下位モデルよりもサイズや重さが増しています。 17.3インチのディスプレイを搭載したOMEN by HP 17-an000と比較した場合は、幅が3mm、奥行きが19mm、高さが3~3.5mm大きくなっていて、重さは約900g増加しています。質量が4.51 kgもあるので「ずっしりとした」重さを感じますが、室内の移動なら問題ないと思います。 【OMEN X by HP 17-ap000 のサイズ・質量】 幅:425mm 奥行き:327mm 高さ:36 - 40mm(最薄部 - 最厚部) 質量:約4.51kg 【OMEN by HP 17-an000 のサイズ・質量】 幅:422mm 奥行き:304mm 高さ:33 - 36.5mm(最薄部 - 最厚部) 質量:約3.61kg ◆サイズ参考画像 【参考:OMEN by HP 15-ce000 のサイズ・質量】 幅:388mm 奥行き:275mm 高さ:24.8 - 28.5mm(最薄部 - 最厚部) 質量:約2.63kg ◆サイズ参考画像 | ||||
電源ユニット(330W ACアダプター) |

OMEN X by HP 17-ap000は高性能なプロセッサーやグラフィックスを搭載しているので、電源容量が大きい330WのACアダプターが付属しています。電源コードは取り外しが可能です。 ACアダプターはミニPCのように見える外観で、PC本体と同じように「X」でテクスチャが切り替えられています。シンプルでマットな部分には「OMEN」のロゴマークが付けられ、左右の三角形の部分にはトライアングルドットが施されています。 【ACアダプターのサイズ】 155mm(幅)× 155mm(奥行き)×37mm(厚さ) 質量:約1140g ※実測値:電源コードの重さは除きます。 【電源コード】 質量:約116g ※実測値 | ||||

電源コネクタは「ストレート型」です。電源の容量が大きいのでコネクタやケーブルなどはふと目になります。コネクタの右上に見えるライトは、充電中はオレンジに点灯し、充電が完了すると白に変わります。 | ||||
最上位モデルには「OMEN X 専用化粧箱」が付属 |

最上位モデルのOMEN X by HP 17-ap000には、プレミアム感を演出する「OMEN X 専用化粧箱」が付属しています。 | ||||
日本HPゲーミングノート「OMEN X by HP 17-ap000」徹底レビューのまとめ |
■高い処理能力や実用的な機能だけでなく「遊び心」もプラスしたゲーミングノート OMEN X by HP 17-ap000はHPゲーミングノートの最上位モデルです。下位モデルのOMEN by HP 15やOMEN by HP 17などと同様に、ステルス戦闘機から着想を得たデザインを採用していますが、質感が高いアルミニウムの天面や重厚感があるリアエンドなど、最上位モデルらしく落ち着いた風格を感じさせる外観に仕上がっています。 リング型のヒンジや少し盛り上がった後部の形状は、Spectre 13(※参考画像)をよりアンギュラーフォーム(角ばった形)で構成してゲーミングPC化したような雰囲気にも見えます。 デザインだけでなくゲームを快適にプレイするための機能面も抜かりはありません。オーバークロックが可能なプロセッサーやグラフィックスの発熱に対応するために冷却性能を大幅に強化。内部のエアフローはOMEN by HP 17-an000(※実機レビュー)より55%も向上しています。 ディスプレイは「リフレッシュレート120Hzに対応」しているので、滑らかな動きでゲームを楽しむことができます。くっきりとした画質で発色もきれいです。 インターフェース類は側面と後部に搭載していますが、従来のUSBや、SDカードスロット、ヘッドフォン端子など使用頻度が高そうな端子を、側面の前方側に設置して使い勝手を良くしています。 高い処理能力や実用的な機能を搭載しゲームを快適にプレイできるだけでなく、色を変更できるLEDやキーを押したときに様々なアニメーションを表現するバックライトキーボードを搭載し、触っていて楽しいゲーミングPCに仕上がっています。 | ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆OMEN X by HP 17 製品詳細
◆OMEN X by HP 17-ap000(スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆OMEN X by HP 17-ap000 サポート
◆OMEN X by HP 17-ap000(ユーザーガイドPDF)
◆内部の分解画像:OMEN X by HP Laptop PC 17(英語版PDF)
【実機レビュー】
◆OMEN X by HP 17-ap000の外観・デザイン徹底レビュー!
◆OMEN X by HP 17-ap000(Core i7-7820HK、GTX 1080)の性能・消費電力を検証!
◆インテル Core i7-7820HK プロセッサーのオーバークロックに挑戦!
【ゲームベンチマーク】
◆日本HPのゲーミングPCで「PUBG」プレイ時のフレームレートを計測!
◆PC版「F1 2017」の推奨スペック&実機ベンチマーク
【HP公式サイト:OMEN by HP Gaming シリーズのアクセサリー】
◆OMEN by HP with SteelSeries -全てを意のままに-
■レビューについて
※商品仕様/価格については2018年1月24日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
■デスクトップやロック画面の背景について
※デスクトップの背景(壁紙)は当サイトで用意したものです。ロック画面の背景はWindows スポットライトで提供されるものを使用しています。
- 関連記事
-
-
日本HPのゲーミングPCで「PUBG」プレイ時のフレームレートを計測! 2018/01/25
-
高性能ゲーミングノート『OMEN X by HP 17-ap000』徹底レビュー! 2018/01/24
-
インテル Core i7-7820HK プロセッサーのオーバークロックに挑戦! 2018/01/21
-
OMEN X by HP 17(Core i7-7820HK、GTX 1080)のベンチマーク 2018/01/20
-
カテゴリ
タグ