
この記事では、第8世代インテルCore i5-8250Uプロセッサーを搭載した『HP Spectre x360 Special Edition(2017年11月モデル)』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証します。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

限定カラー「ローズゴールド」のHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)は、日本で1000台限定(グローバルでは1万台を販売)で販売されているモデルです。標準モデルはアッシュブラック、ナチュラルシルバー(ベーシックモデル、スタンダードモデルのみ)が用意されています。 テスト使用するスペックは第8世代インテルCore i5-8250Uプロセッサー(Kaby Lake R)、8GBメモリ、256GB SSD、フルHDディスプレイを搭載したモデルになります。 ※このモデルはグローバル仕様なので「英語キーボード」になります。(※参考画像) 【関連記事】 ◆エッジの効いた美しさ Spectre x360(2017年11月モデル)の外観・デザイン ◆【速攻レビュー】Spectre x360(2017年11月モデル)の特徴&性能について | ||||

Spectre x360(2017年11月モデル)は「エッジが効いた」ラインが特徴的な製品で、丸みがある従来モデル(※外観・デザインのレビュー)よりもスタイリッシュさが増しています。 | ||||
HP Spectre x360 13-ae000 Special Edition のスペック | |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz - 3.40GHz、4コア8スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)や、インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは下記の設定で行います。 【Windows10のバージョン】 ・バージョン 1703 ・OS ビルド 15063.540 ※Windows 10 Fall Creators Update適用前のバージョンになります。 【Windows10の電源プラン】 ・HP推奨 ※標準設定 【インテルグラフィックスの電源プラン】 ・バランス ※標準設定 ※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。 ※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。 | ||||
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力の測定で使用 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

ローズゴールドのHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)はプロセッサーのカスタマイズはできませんが、ベーシックモデルはCore i5-8250U、スタンダードモデルとプロフェッショナルモデルはCore i7-8550Uを搭載しています。
・インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB) ※ベーシックモデル ・インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB) ※スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、 ※この記事ではベーシックモデルをテスト | ||||

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh)
製品の開発コード名は「Kaby Lake R」で、型番は8000番台になります。14nmのプロセスルールは第7世代と同じですが、第8世代はコアやスレッドの数が2倍になり、キャッシュの容量も増加しています。
■Core i5-8250UとCore i7-8550Uの違い
ベース動作周波数、ターボ・ブースト時の最大周波数、キャッシュ容量などが違いますが、コアの数とスレッド数が同じなので性能差はそれほど大きくありません。
Core i7-8550U | Core i5-8250U | Core i7-7500U | Core i5-7200U | |
開発コード名 | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake (第7世代) | Kaby Lake (第7世代) |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 14 nm | 14 nm |
コアの数 | 4 | 4 | 2 | 2 |
スレッド数 | 8 | 8 | 4 | 4 |
ベース動作周波数 | 1.80 GHz | 1.60 GHz | 2.70 GHz | 2.50 GHz |
ターボ・ブースト時の 最大周波数 | 4.00 GHz | 3.40 GHz | 3.50 GHz | 3.10 GHz |
キャッシュ | 8 MB | 6 MB | 4 MB | 3 MB |
TDP | 15 W | 15 W | 15 W | 15 W |
■第8世代(Kaby Lake R)と第7世代(Kaby Lake)プロセッサーの違い 第8世代プロセッサーはコアとスレッド数が第7世代の2倍になったことでマルチスレッドの性能が大きく向上しています。特に動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力を期待できますが、通常使用時でも下記の2、3のような状況では従来の2コアでは余裕がない(100%近く使い切ってしまう)場合がありましたが、4コアの場合は処理能力に少し余裕が感じられます。(※マルチスレッド使用時の参考画像) 1)マルチスレッドを使用するアプリケーションで高い処理能力を発揮 2)オンラインストレージでファイルを同期しながらPCを使う場合 3)バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンなどを行いながら使用する ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i5-8250U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i5-8250U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・1.6 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.4GHz コアの数・・・4 スレッド数・・・8 L3キャッシュ・・・6MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第8世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake Refresh) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel UHD Graphics 620 を内蔵 ◆インテル Core i5-8250U プロセッサースペック詳細 | ||||

Core i5-8250Uはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできませんが、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールすると、プロセッサーの情報(電圧やターボブースト時の動作周波数など)を確認することができます。
上位のCore i7-8550Uは1~2コア動作時は最大4.0GHz、3~4コア動作時は最大3.7 GHzに設定されていますが、Core i5-8250Uは1~4コア動作時のクロック周波数は最大3.4GHzになります。
■Core i5-8250UのIntel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大3.4 GHz 2コア動作時・・・・・最大3.4 GHz 3コア動作時・・・・・最大3.4 GHz 4コア動作時・・・・・最大3.4 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆HP Spectre x360 13-ae000 ・Core i5-8250U (最大3.4GHz, 4コア8スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 2133MHz) ・インテル UHD グラフィックス 620 | OpenGL:48.50 fps CPU:542 cb CPU(Single Core):141 cb |
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較(Spectre シリーズ) | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 544 cb (166%) | 157 cb (122%) | 約29.9W (200%) |
Core i5-8250U (最大3.4GHz, 4コア8スレッド) | 542 cb (166%) | 141 cb (110%) | 約29.9W (200%) |
Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) | 354 cb (108%) | 145 cb (113%) | 約18.6W (124%) |
Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
■CPU(マルチコア)テスト
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i5-8250UはCore i5-7200Uの約1.66倍高いスコアを記録しましたが、第8世代インテルプロセッサー同士の比較では、Core i5-8250UとCore i7-8550Uとの差はほとんどありませんでした。
動作温度もCore i7-8550Uとほぼ同じで、瞬間最大で97℃、平均温度は83℃くらいになります。
4コア動作時のクロック周波数はテスト序盤は3.1~3.2GHzくらいまで上がりますが、テスト開始後17秒くらいには3.0GHz前後に下がり、22秒以降は2.2~2.4GHzで推移していました。(※テスト時間は1分20秒くらい)
■CPU(シングルコア)テスト
1コアのみの性能を測定するテストでは、Core i7-8550Uよりも動作周波数が低いので1割程度低いスコアになりますが、最大温度や平均温度は数℃くらい低めになります。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 22℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度(マルチコアのテスト時) | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 83℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
プロセッサーの温度(1コアのテスト時) | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 82℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度(OpenGLテスト時) | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1098.1 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 653MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約45W CPUテスト(マルチコア)・・・最大 約56W(プロセッサーのみ29.9W) CPUテスト(1コア)・・・最大 約31W(プロセッサーのみ13.3W) |

ローズゴールドのHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)のメモリ容量は、ベーシックモデルが8GB、スタンダードモデル、プロフェッショナルモデルが16GBです。
・8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※ベーシックモデル ・16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル ※この記事ではベーシックモデルをテスト。 | ||||

搭載されているLPDDR3メモリの詳細。4GBx2の構成なのでデュアルチャネル(メモリとCPU間の転送速度を向上させる技術)
で動作します。
※この機種のメモリはオンボード(マザーボード直付け)なので、増設や交換はできません。
※メモリのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■メモリ搭載量について メモリの容量はベーシックモデルが8GBで、スタンダードモデル、プロフェッショナルモデルは16GBを搭載しています。 インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状の作成、簡単な画像処理などの用途なら8GBで十分ですが、画像処理用途で大きなデータを取り扱ったり、複数の画像処理ソフトを立ち上げたまま作業する場合は、容量が大きい16GBのメモリを搭載したパソコンの方が快適に作業することができます。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

ローズゴールドのHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)に搭載されているSSDはPCIe接続の超高速タイプです。SSDの容量はベーシックモデルは256GB、スタンダードモデルとプロフェッショナルモデルが512GBを搭載しています。
SSDは大きいサイズのファイルだけでなく、512Kや4Kのような小さいファイルの転送速度も速いので、HDDを搭載したパソコンよりも起動時間や操作時のレスポンスが良く快適です。
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※ベーシックモデル ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル ※この記事ではベーシックモデルでテスト。 | ||||

ベーシックモデルは256GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できる容量は226GB(そのうち31GBを使用)になります。※Windowsアップデートの適用などで、空き容量は上記の画像とは異なる場合があります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは12.2GB(そのうち10.7GBが使用)なので、リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■256GB SSD (PCIe NVMe M.2)

日本仕様のSpectre x360(2017年11月モデル)はTOSHIBA製のSSDが搭載(※実機ベンチマーク)されていましたが、ローズゴールドにはSUMSUNGのSSDが搭載されています。
CrystalDiskInfoで表示されるSUMSUNG製SSDの型番はMZVLW256HEHP-000H1 256.0GB、ファームウェアは「CXB73H1Q」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMark でストレージの性能を測定することができます。
ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。
Read (リード)・・・読み込み速度
Write (ライト)・・・書き込み速度
Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き
4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度
![]() | ■CrystalDiskMark 3.0.4 | |
このテストでは、シーケンシャルリードが1050MB/s前後、シーケンシャルライトは1140MB/s前後でした。 日本仕様のSpectre x360(2017年11月モデル)に搭載されているTOSHIBA製SSD(※ベンチマーク)よりも良いスコアですが、体感では速度の違いはわかりません。 | ||
![]() | ■CrystalDiskMark 5.5.0 | |
高速なSSD向けのベンチマークで行ったテストでは、Seq Q32T1で3017MB/sを記録。SepのリードはCrystalDiskMark 3.0.4とだいたい同じくらいの速度が出ています。 一部の項目(Seq Q32T1)でTOSHIBA製SSD(※ベンチマーク)よりも非常に速いスコアが出ていますが、そのほかの項目では大きな差はありません。 | ||
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温22℃) 36℃(ベンチマーク前)→約89℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約8~9秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

ローズゴールドのHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)のグラフィックスは、 第8世代インテルCoreプロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 620」です。
・インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) ※全モデル共通 | ||||
![]() | ||
■インテル UHD グラフィックス 620 の仕様 【GPUコア】 Kaby lake GT2 【シェーダユニット】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1100 MHz※ 【テクスチャ・フィル速度】 4.8GigaTexels/s 【メモリ クロック】 1067MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 34.1GB/秒 ◆インテル Core i5-8250U プロセッサー詳細 | ||
GPU-Zで表示される「インテル UHD グラフィックス 620」の詳細を見ると、Core i5-8250Uに内蔵されているインテル UHD グラフィックス 620 は第7世代のインテル HD グラフィックス 620よりもブースト時のグラフィックス最大動的周波数が100 MHz 高くなっています。 【ブースト時の最大動作周波数】 インテルUHDグラフィックス 620(Core i5-8250U)・・・1100 MHz※ インテルHDグラフィックス 620・・・1000 MHz ※Core i7-8550Uは1150 MHzになります。(※参考画像) | ||||

■グラフィックス性能比較
※上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。実機のテストでは少し異なる結果が出る場合がありますので、あくまでも目安としてご覧ください。
■インテル UHD グラフィックス 620 第8世代インテル Core プロセッサーに内蔵されているGPUで、インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能があります。 3Dゲーム向けではないので、ファイナルファンタジーのようなゲームを快適にプレイすることはできませんが、ドラクエのような軽めのゲームならとりあえずプレイできる性能があります。 3Dゲームをプレイするのなら、NVIDIA GeForce GTX 1060 with Max-Q Design グラフィックス(※実機ベンチマーク)やGTX 1070(※実機ベンチマーク)のようなゲーム向けのGPUを搭載したゲーミングノートが最適です。 ※プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ※ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:957 | ||
Graphics Score :1037 Physics Score :7372 Combined Score :332 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3891 | ||
Graphics Score :3636 Physics Score :6413 Combined Score :3666 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:7702 | ||
Graphics Score :8806 Physics Score :5354 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:67464 | ||
Graphics Score :79931 Physics Score :43642 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
■ベンチマークについて
負荷が高いゲーミングPC向けのFire Strikeではフレームレートが5FPSくらいでコマ送りのような動きです。Sky Diverは少し動きが良くなりますが16FPSくらいなのでややぎこちなさが感じられます。Cloud Gateでは40FPSくらいなのでそこそこ良い動きになり、負荷が軽めのIce Stormでは最大360FPSくらいになるのでかなり滑らかな動きになります。
■ベンチマーク中の温度について
負荷が高いテストでは瞬間的に90℃以上になりましたが、平均では80℃前後くらいになります。
◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 22℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 81℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 77℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1098.1 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1696 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約54.3W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3832 | ||
平均フレームレート:26.295 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2270 | ||
平均フレームレート:14.898 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:1003 | ||
平均フレームレート:5.997 評価:設定変更が必要 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
Core i5-7200Uに内蔵されているインテル HD グラフィックス 620 と比較した場合は、少し良いくらいのスコアになります。
■画面サイズ1920x1080・最高品質の場合
画面がコマ送りなので快適なプレイは望めません。
■画面サイズ1920x1080・標準品質の場合
フレームレートが15FPSくらいになるので最高品質よりも動くようになりますが、画面の動きはカクカクした感じに見えます。
■画面サイズ1280x1080・標準品質の場合
画面解像度を下げると負荷も低くなるので平均フレームレートが26FPSくらいまで伸びますが、30FPSを切る状況では画面の動きは少しスムーズさに欠けて見えます。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620 のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3106 平均フレームレート:21.428 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:1861 平均フレームレート:12.164 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:938 平均フレームレート:5.544 評価:設定変更が必要 ◆HP ENVY 13-ad000(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 22℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 78℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 77℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1097.9 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1737 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約53.6W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8174 | ||
フレームレート:29~160 fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:5212 | ||
フレームレート:23~97fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4036 | ||
フレームレート:17~72fps 評価:普通 |
【Core i5-8250U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
Core i5-7200Uに内蔵されているインテル HD グラフィックス 620 と比較した場合は、フルHDの最高画質では同じくらいで、負荷が低い設定では少し良いスコアが出ています。
■画面サイズ1920x1080・最高品質の場合
キャラクターが多数登場するシーンでは17FPSくらいまで下がりますが、その他のシーンは普通にプレイできそうなフレームレートが出ています。
■画面サイズ1920x1080・標準品質の場合
最大フレームレートが90FPSくらいまで伸びるようになります。キャラクターが多数登場するシーンでは23FPSくらいまで下がりますが、全体的には「快適」という評価です。
■画面サイズ1280x1080・標準品質の場合
負荷が低くなるので最大フレームレートが160FPSくらいまで伸び、「とても快適」という評価になります。一部のシーンでは大きくフレームレートが下がりますが、全体的には画面の動きは滑らかです。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:7229 フレームレート:24~151fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:4972 フレームレート:21~91fps 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:3911 フレームレート:19~70fps 評価:普通 ◆HP Spectre x360(Core i5-7200U 搭載)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 22℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-8250U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 91℃前後 【平均温度】 76℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 91℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1098.1 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 287 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約53.5W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

ローズゴールドのHP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)は、全てのモデルがフルHDディスプレイ(1920x1080)を搭載。明るさを50に設定してテストを行います。
【Spectre 13 に搭載されているディスプレイの明るさ】 ・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit 【Spectre x360に搭載されているディスプレイの明るさ】 ・4Kディスプレイ(3840×2160)の輝度は340nit ・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 | ||||

【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】91% ※1時間で約9%消費するので、バッテリー残量が0になるまで11時間6分くらい視聴できる計算になります。 ※動画によっては違う結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 | ||||
当サイトでテストしたノートPCのバッテリー駆動時間の比較 | |||
※YouTubeのフルHD動画をフルスクリーンで1時間再生 ※ディスプレイの明るさは、フルHDが50%、4Kと3K2Kは30%に設定。 ※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。 | |||
モデル名 | 1時間再生時の バッテリー残量 | ディスプレイ | バッテリー容量 |
HP Spectre x360 Special Edition (2017年11月モデル) ※Core i5-8250U | 91% (約11時間6分) | フルHD | 62.832 Wh |
ENVY 13-ad100パフォーマンスモデル ※Core i7-8550U | 90% (約10時間) | フルHD | 53.700 Wh |
ENVY 13-ad000スタンダードモデル ※Core i5-7200U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216 Wh |
ENVY 13-ad000ベーシックモデル ※Core i3-7100U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216 Wh |
Spectre 13 (2017年11月モデル) | 89% (約9時間5分) | フルHD | 41.696 Wh |
Spectre x360 (2017年11月モデル) ※Core i7-8550U | 89% (約9時間5分) | 4K | 62.093 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 88% (約8時間20分) | フルHD | 58.397 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 85% (約6時間40分) | 4K | 58.397 Wh |
Spectre x2 スタンダードモデル ※Core i5-7260U | 76% (約4時間9分) | 3K2K | 41.149 Wh |
Spectre x2 パフォーマンスモデル ※Core i7-7560U | 75% (約4時間) | 3K2K | 40.902 Wh |
【今回のテスト結果について】
動画視聴時は低めのクロック周波数で動作するので、2コア4スレッドの第7世代プロセッサーよりもコアやスレッド数が倍増した影響はそれほど大きくなさそうです。フルHDを搭載したSpectre x360 (2017年2月発売)よりもバッテリー駆動時間が伸びています。
しかしながら、高負荷時(4コア動作時)のベンチマークでは第7世代のプロセッサーよりも消費電力が増加しているので、使い方(負荷のかけ方)によっては従来モデルよりもバッテリーの消費が早くなる可能性があります。
■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 1)ディスプレイの輝度を下げる 2)キーボードのバックライトをOFFにする 3)電源プランを「省電力」にする 4)プロセッサーの最大動作周波数を低めに設定する 5)バッテリー節約機能をONにする ※4は機種やOSのバージョンによっては設定できない場合があります。Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Version 1709)にアップデートする前はプロセッサーの動作周波数を任意の数値に設定(2.4GHzで動作させたい場合は2400と入力)することができましたが、アップデート後はそのような項目は削除されていました。 ※5「バッテリー節約機能をONにする」と無駄な消費電力を抑えることができます。プリインストールされているアプリケーションのバックグラウンドの動作が制限され、Windowsの更新なども一時停止になります。 | ||||

HP Spectre x360 13-ae000 シリーズには「65W USB Type-C スマートACアダプター」が付属しています。容量は全モデル共通です。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温22℃) | |
Core i5-8250U プロセッサーの温度 | 38~63℃ |
インテル UHD グラフィックス 620の温度 | 38~54℃ |
消費電力(PC全体) | 7~39 W前後 |
Core i5-8250U プロセッサーは最大動作周波数が3.4GHzなので、Core i7-8550U(最大4.0GHz)と4Kディスプレイを搭載したモデル(※実機ベンチマーク)よりも最大温度や消費電力は少し低めになります。
サイトにアクセスした瞬間や、ページを移動した瞬間にプロセッサーの温度が高くなる場合がありますが、ページを見ているだけの状況ではアイドル時に近い温度(38~41℃前後)くらいでした。
最大消費電力はページを移動した瞬間に39Wくらいに上がりましたが、何もしないでページを眺めているだけの状態では7~15Wくらいで推移していました。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音はとても静かです。キーボード部分(数字キーの5~0の付近)はほんの僅かに暖かい程度(28℃くらい)になります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温22℃) | |
Core i5-8250U プロセッサーの温度 | 【最大温度】 64℃ 【平均温度】 44℃ |
インテル UHD グラフィックス 620の温度 | 【最大温度】 52℃ 【平均温度】 43℃ |
消費電力(PC全体) | 8.3~25.2 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に60℃を超えることがありましたが、平均温度はアイドル時よりも少し高い温度(44℃くらい)でした。
プロセッサーの温度はベンチマーク時ほど熱くならないので、ファンの音は音声(音量設定10)にかき消されるくらい静かです。
キーボードの中央(数字キーの5~0の付近)は少し温かさが感じられる30℃前後になります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温22℃) | |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 | |
インテル Core i5-8250U プロセッサー | 97℃(アイドル時38℃前後) |
インテル UHD グラフィックス 620 | 97℃(アイドル時38℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.4W 前後 |
スリープ時 | 0.6W 前後 |
アイドル時 | 6.5W 前後 |
起動時 | 約50W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約56W (CINEBENCH R15) |
負荷が高いベンチマークで瞬間最大温度が90℃を超えてプロセッサー・ダイで許容できる最大温度の100°Cに近づくことがありましたが、平均では80℃前後(室温22℃)に収まっています。
消費電力や動作中の温度は、4コア動作時は上位のCore i7-85500U(最大4.0GHz、4コア8スレッド)と同じくらいでしたが、1コアのみのテストではCore i5-8250U(最大3.4GHz、4コア8スレッド)の方が消費電力や最大温度は少し低めになります。
【高負荷時の冷却性能】 従来モデル(※実機レビュー)は冷却ファンを1つ搭載していましたが、Spectre x360(2017年11月モデル)は冷却ファンを2つ搭載して冷却性能を強化しています。 高負荷時はプロセッサーの温度が高くなりますが、ベンチマークスコアを見る限り4コア8スレッドになったプロセッサーの発熱には対応できているようです。 ※下記のサイトでSpectre x360 (2017年11月モデル)を分解した写真が掲載されています。 ◆Product End-of-Life Disassembly Instructions:HP Spectre x360 Convertible PC 13 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・キーボードの中央付近~上側(数字の5~0の付近) ・キーボードの上側(メッシュがある部分) ・ボディの底面など 数字の5~0の付近から上側は、内部にプロセッサーが搭載さてれいる位置になるので温度が最も高くなるところです。 負荷が低いWebサイトの閲覧や文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度は数字の5~0の付近がほんのり暖かい程度で約26~28℃くらい、動画視聴時は少し暖かさが感じられる30~31℃くらいになります。(室温22℃) ゲームやベンチマークをした場合は少し温度が上がり、最も温度が高くなる中央付近(数字の5~0の付近)が40~41℃くらいまで上がりました。(室温22℃) ※ベンチマークやゲームなどをしていなくても下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・初めて使用する場合(OSやアプリの更新が行われるので) ・充電しながら使用する場合 ・オンラインストレージでファイルの同期を行う場合 ・バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンが動作している場合 | ||||

【高負荷時のファンの音】 高負荷時(ベンチマークやゲームなどをした場合)はプロセッサーが熱くなるので、ファンの音や風切り音が聞こえるようになりますが、インターネットや動画視聴時はとても静かです。 | ||||
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre x360 13-ae000 Special Editionのベンチマークテスト ◆第8世代 インテル Core i5-8250U プロセッサー(4コア8スレッド) Core i5-8250Uのマルチスレッド性能はCore i7-8550U(※実機ベンチマーク)と同じくらいで、1コアの性能は1割くらい低い程度でした。体感では違いは感じられないと思います。インターネットやオフィスソフトなどでは十分な性能で、画像処理のサブPCとしても活躍しそうです。 ◆8GBメモリ (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) インターネットや文書作成、オフィスソフトなどでは十分な容量です。画像処理の場合は使い方次第ですが、大きなデータを取り扱う画像処理や写真編集などをするつもりなら、余裕がある16GBの方が快適に作業できると思います。 ◆256GB SSD (PCIe NVMe M.2) PCが10秒以内で起動し、操作時のレスポンスも高速です。多数の動画を保存する場合はそれほど多くない容量ですが、小さいサイズの文書ファイルや画像なら十分な容量です。 ◆インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) 本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエXのような軽めのゲームは「普通にプレイできる」という評価になります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時はプロセッサーの温度が高くなりますが、インターネットや動画の視聴時はそれほど熱くなりません。冷却ファンの音も静かです。 ◆バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) 動画視聴テストでは従来モデルよりも良い結果が出ています。第7世代のプロセッサーよりもコアが2倍になっているので、使い方によっては従来モデルよりもバッテリー駆動時間が短くなる場合がありますが、電源設定を調整することで発熱や消費電力を抑えることができます。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 Special Edition(ローズゴールド)製品詳細
◆HP Spectre x360 Special Edition スペックPDF
※ローズゴールドは英語キーボードになります。
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC(ユーザーガイド)
【実機レビュー:アッシュブラック】
◆エッジの効いた美しさ Spectre x360(2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
【実機レビュー:ローズゴールド】
◆ローズゴールドのSpectre x360 (2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【Spectre 専用化粧箱&付属品】
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)の専用化粧箱&付属品
【関連記事】
◆速攻レビュー:Spectre x360(2017年11月モデル)の特徴&性能について
【プレミアム壁紙】
◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【アンケート】
◆Spectre x360(2017年11月モデル)の色はどれが好き?
■レビューについて
※商品仕様/価格については2018年1月11日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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