
日本HPの13.3インチ・プレミアムノート「HP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル:ローズゴールド)」の外観・デザインのレビューです。高品質な画像を多数掲載して、限定カラー「ローズゴールド」の魅力をお伝えしたいと思います。
※この記事ではローズゴールドのベーシックモデル(13-ae071TU)を使用しています。
HP Spectre x360 13-ae000(2017年11月モデル:ローズゴールド)の製品特長 |

■HP Spectre x360 13-ae000 Special Edition(2017年11月モデル)の製品特長 ※限定カラーのローズゴールドは2017年11月28日より販売開始。シリーズ名は「HP Spectre x360 13-ae000」です。標準モデルのレビューはこちら(※アッシュブラックの外観・デザイン徹底レビュー) 【2017年11月モデル(ローズゴールド)の特徴・従来モデルとの違い】 ・エッジの効いたスタイリッシュなデザイン ・ローズゴールドは日本で1000台限定(※グローバルでは1万台) ・マルチスレッド性能が向上した第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載 ・指紋認証リーダーを新たに搭載 ・microSDカードスロットを追加 ・冷却機構の変更(デュアルファン) 【外観・デザイン】 ・エッジが効いたスタイリッシュなデザイン ・左右のベゼルを極限まで削ぎ落としたナローベゼル ・美しさと強さを両立したアルミニウム削りだしのボディ ・随所に施されたダイヤモンドカットのアクセント 【性能面】 ・Windows 10 Home(64bit) ・プロフェッショナルモデルは Windows 10 Pro (64bit) ・第8世代インテルプロセッサー( Core i5-8250U / Core i7-8550U) ・2133MHz,LPDDR3 SDRAMメモリ(8GB / 16GB) ・インテル HDグラフィックス 620 ・超高速なSSD(PCIe NVMe M.2)を採用(256GB / 512GB SSD) ・USB A 3.1×1 、USB Type-C 3.1×2 (Thunderbolt 3 対応) ・内蔵無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・360°回転可能なディスプレイ ・利用シーンに応じた使い方ができる4つのモード ・13.3インチ・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ (1920×1080) ・薄暗い場所でも快適にタイピングできるバックライトキーボード ・Bang & Olufsen クアッドスピーカー ・顔認証できるIRカメラを搭載 ・約307mm(幅)× 218mm(奥行き)× 13.6(最薄部)-15.5(最厚部)mm ・質量 約 1.29kg ・65W USB Type-C スマート ACアダプター ・30分で50%の充電が可能な「ファストチャージ機能」 ・バッテリ駆動時間 約 16 時間45分(※パフォーマンスモデルは約 10 時間) ※限定カラーローズゴールドは「英語キーボード」です。 ※「Spectre アクティブペン」が付属します。 ※OSは日本語版がプリインストールされています。 【製品詳細ページ】 ◆HP Spectre x360 Special Edition(ローズゴールド)製品詳細 ◆HP Spectre x360 Special Edition スペックPDF ※ローズゴールドは英語キーボードになります。 | ||||
優しい雰囲気の限定カラー「ローズゴールド」 |

HP Spectre x360 13-ae000(2017年11月モデル)は、2017年2月に販売開始された従来モデル(※HP Spectre x360 13-ac000のレビュー)の後継機です。 2017年11月モデルはアッシュブラック、ナチュラルシルバーの標準モデルに加えて、限定カラーの「ローズゴールド」が追加され3色展開になりました。新色のローズゴールドは日本では1000台限定となりますが、グローバル仕様なので「英語キーボード」が搭載されています。(◆関連項目:バックライトキーボード US 配列) 【関連記事】◆Spectre x360(2017年11月モデル)の色はどれが好きですか? | ||||

2017年11月モデルは後部の形状が大きく変更され「エッジの効いた」デザインになりました。丸いラインの従来モデル(※参考画像)と比較すると直線的でスタイリッシュさが増しています。 性能面では第8世代インテルCoreプロセッサー( Core i5-8250U / Core i7-8550U)を搭載し、従来モデルよりもマルチスレッド性能が大きく向上。インターフェースには最新規格のUSB Type-Cだけでなく従来のUSBも搭載している点は従来モデルと同じですが、2017年11月モデルはmicroSDカードスロットや指紋認証リーダーなどが追加されています。 【関連記事】◆Core i5-8250Uの性能・消費電力を検証! | ||||

新色の「ローズゴールド」は、淡い色味なので思わず「さくらピンク」と言ってしまいそうになります。精悍なイメージのアッシュブラックとは正反対の「優しい感じのカラー」です。 全体的に同系色のカラーリングで、アッシュブラック&ブロンズゴールド(※参考画像)のような色による対比(コントラスト)はありませんが、つや感が少ないボディに対して側面には光沢感がある処理を施し、表面処理の違いでメリハリ感を出しています。 【関連項目】◆ボディの質感&こだわりが感じられるアクセント部分の表面処理 | ||||

光沢感がある処理が施されているボディー側面は、より薄くシャープな印象に見せるために前方に向かって細く絞り込む形状になっています。(※参考画像:アッシュブラック) | ||||

2017年11月モデルは角の丸みが少なくなりスタイリッシュさが増しました。ディスプレイの縁には従来モデル(※参考画像)と同様にナローベゼルを採用。 標準モデルには4Kディスプレイを搭載したモデル(※実機レビュー)が用意されていますが、ローズゴールドはフルHD(1920×1080)ディスプレイを搭載機のみとなっています。 ディスプレイのサイズは13.3インチで広視野角のIPS方式を採用。タッチにも対応していて、Spectreアクティブペン(※関連記事)も使用可能です。 【関連項目】▼13.3インチワイド・IPSタッチディスプレイ | ||||

2017年11月モデルは後部のエッジの効いたデザインが特徴的ですが、前方(ディスプレイが開く側)には少し丸みが残されています。 左側面には従来のUSB機器を接続することができるUSB3.1を搭載し、従来モデル(※参考画像)には無かったmicroSDカードスロットが追加されています。 【関連項目】◆インターフェース(各部名称) | ||||

「エッジの効いた」形状が美しい2017年11月モデルの後部。(※比較画像:アッシュブラックの後部) 右側面には従来モデルと同様に最新規格のType-C 3.1ポートを2つ備えていますが、2017年11月モデルは新たな機能「指紋認証リーダー」が搭載されています。オプティカルドライブ(DVDやブルーレイ)は非搭載です。 【関連項目】◆インターフェース(各部名称) | ||||

ディスプレイを閉じた状態(正面)。ボディ周囲のアクセントカラーは、ボディと同じ色ですが、光沢感があるので光が当たると明るめに見えます。 | ||||

ディスプレイを閉じた状態(背面)。ローズゴールドのヒンジ部分は光沢感を抑えた表面処理で、2017年11月モデルのアッシュブラックのヒンジ部分(※参考画像)とは異なる仕上がりになっています。従来モデル(※参考画像)のブロンズゴールドで細くトリミングされているヒンジ部分と似たような感じです。 | ||||

ディスプレイを開いた状態(背面)。プレミアムPCに付けられる「スラッシュロゴ」が輝きます。 【関連項目】◆鏡のような光沢感の「スラッシュロゴ」 | ||||
ボディの質感&こだわりが感じられるアクセント部分の表面処理 |

Spectre x360(2017年11月モデル)は後部が直線的なラインになりました。デザイン的には従来モデル(※参考画像)と最も大きく異なる部分です。光が当たると陰影が付いてメリハリ感が出るので、よりスタイリッシュな印象に見えます。 | ||||

ボディの素材はCNC精密加工で削り出されたアルミニウムで、表面には手触りが良い「梨地処理」が施されています。 ローズゴールドのヒンジ部分の処理はボディと同じような「梨地処理」が施されていて、縁のラインの部分のみ光沢感がある仕上がりになっています。 ヒンジ部分全体に光沢感がある標準モデル(アッシュブラック、ナチュラルシルバー)とは大きく違う印象で、落ち着いた感じに見えます。 ※参考:2017年11月モデル(アッシュブラック)のヒンジ部分 | ||||

2017年11月モデルの後部は直線的でモダンな印象になりました。SPECTREの文字は中央ではなく左寄りに配置されています。従来モデルの後部(※参考画像)は、丸みがありかなり柔らかい印象に見えます。 ※参考画像:2017年11月モデル(アッシュブラック)の後部 | ||||

ボディー側面のアクセント部分は先方に向かって細く絞り込むような形状になっているので、実際の数値(最薄部 13.6mm)よりもさらに薄く見えます。角ばったデザインを採用した2017年11月モデルでも、前方の形状は丸みが残されています。 アクセント部分の色はアッシュブラックの場合はブロンズゴールドですが、ナチュラルシルバーやローズゴールドはボディの色に準じた同系色のカラーになります。光沢感があり細いスジのようなへアライン加工も施されています。 ローズゴールドはアッシュブラック&ゴールドのような色によるメリハリ感はありませんが、アクセント部分を 光沢感がある仕上がりにすることでボディの形状がハッキリと引き立つようになっています。 | ||||

2017年11月モデルの後部は角ばった形状になっていて、丸みがある従来モデル(※参考画像)とは大きく異なります。また、音量ボタンや底面のゴムなどもボディと同様に直線や三角形を用いたデザインを採用しています。 ※参考画像:2017年11月モデル(アッシュブラック)の側面 | ||||

直線や三角形などを使った角ばったデザインの電源スイッチ。電源がONのときは中央のLEDが点灯します。 ※参考:2017年11月モデル(アッシュブラック)の電源スイッチ | ||||

キーボード左下に控えめな感じで刻まれている「SPECTRE」のロゴ。パームレスト部分にもボディと同様な梨地処理が施されています。 ※参考画像:2017年11月モデル(アッシュブラック)の「SPECTRE」のロゴ | ||||

角の丸みは従来モデル(※参考画像)よりも少なくなっています。2017年11月モデルは4コア8スレッドになった第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載し、マルチスレッド性能が大きく向上。 【関連記事】 ◆HP Spectre x360 (Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証! ◆HP Spectre x360 (Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証! | ||||
鏡のような光沢感の「スラッシュロゴ」 |

2017年11月モデルはディスプレイの下にある「スラッシュ・ロゴ」のカラーは「鏡のような光沢感があるシルバー」を採用。従来モデルはアッシュブラックでもナチュラルシルバーでもブロンズゴールド(※参考画像)になっていました。 シルバーはどのボディカラーにも合わせやすい色なので、アッシュブラック、ナチュラルシルバー、ローズゴールドのいずれのカラーにもマッチします。 それぞれのボディカラーに合わせてかっちり決めるのも1つの方向性ですが、こってりとした色味の中に白やシルバーなどを使うと、少しスッキリとした(肩の力を抜いた)印象になります。 ※参考画像:2017年11月モデル(アッシュブラック)のスラッシュロゴ | ||||

「スラッシュロゴ」はプレミアムモデルにのみ付けられるマークです。鏡のような光沢感があります。周囲の色が映り込んだり光などを反射するので正確な色を撮るのは難しいのですが、色はシルバーではなく薄いピンクのように見えます。 ※参考画像:2017年11月モデル(アッシュブラック)のスラッシュロゴ | ||||
360°回転ディスプレイで4つのモードに変幻自在 |

Spectre x360はディスプレイが360度回転するので、利用シーンに応じて4つのモードに変更することができます。 2軸のギアが可動するヒンジはなめらかですが、ディスプレイの角度を保持する必要があるので適度な固さがあります。 | ||||

【ノートブックモード】 通常のノートPCのように使用できるモード。 | ||||

【テントモード】 4つのモードの中で最も省スペースで、動画視聴時に便利なモードです。画面の前にキーボードがないので映像に集中することができます。 | ||||

【スタンドモード】 こちらも動画の視聴に良さそうなモードですが、キーボード面が下になることが気になるかもしれません。 | ||||

【タブレットモード】 このモードは画面を縦にして使うこともできます。机や膝の上などに置いて使うのなら問題ありませんが、PCの重さが約1.29kgなのでタブレットとして手で持ち続けるのは厳しいと思います。 | ||||
13.3インチ・フルHD・光沢・IPSタッチディスプレイ(1920×1080ドット) |

Spectre x360(2017年11月モデル)のディスプレイの画面解像度はモデルによって異なります。標準モデルにはフルHD(1920x1080)と4Kディスプレイを搭載したモデル(パフォーマンスモデルのみ)がありますが、ローズゴールドはフルHD(1920x1080)搭載モデルのみ用意されています。(※参考画像:アッシュブラック) 【フルHDディスプレイと4Kディスプレイの違い】 ・ドットの緻密さ ・輝度(画面の明るさ) ・発色の良さ フルHDと4kの大きな違いは画面解像度です。4Kはドットが肉眼ではわからないくらい緻密なので、文字のギザギザ感がなくとても綺麗に表示されます。(※参考画像) 画像や映像に関しては、従来のフルHD向けに作られたものを4Kで表示しても綺麗に見えるわけではありません。4K解像度の緻密さを生かす(くっきりと表示させる)には、それに対応したサイズの画像や映像が必要になるので、4Kコンテンツが少ない現状ではフルHDと4kの違いはあまり感じられないかもしれません。 画面の明るさや発色はフルHDディスプレイでも十分なレベルで、画像や動画などをきれいな色味で楽しむことができます。4Kディスプレイはそれよりも発色が良く鮮やかに見えますが、それほど大きな違いではないのでフルHDと4K搭載機を並べて見比べないとわからないかもしれません。 【フルHDディスプレイのメリット】 4Kディスプレイ搭載機はフルHDディスプレイよりも消費電力が少し増えるので、バッテリー駆動時間はメーカー公称値で約10時間になります。フルHDは約16時間45分(メーカー公称値)なので、バッテリーの持ちに関してはフルHDの方が有利です。 【フルHDディスプレイのスペック】 13.3インチワイド(幅294mm、高さ166mm) フルHD(1920×1080、最大1677万色) 光沢 IPSタッチディスプレイ 輝度:300nit 密度:166ppi 【4Kディスプレイのスペック】 13.3インチワイド(幅294mm、高さ166mm) 4K(3840×2160、最大1677万色) 光沢 IPSタッチディスプレイ 輝度:340nit 密度:331ppi ◆4Kディスプレイを搭載した Spectre x360(2017年11月モデル)のレビュー ≪全モデル共通の仕様≫ ・13.3インチワイド ・光沢なので映り込みあり ・IPSパネルなので斜めから見ても色の変化が少ない ・タッチに対応 ・Spectre アクティブペンを使用可能 ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※「ppi」1インチあたりのピクセルの数を示す単位。大きいほうが密度が高くなります。 ■HDCPについて ※Spectre x360シリーズ(2017年11月モデル)はHDCPに対応していますが、すべてのHDCP対応機器との接続を保証するものではありません。接続機器やアダプタの仕様により異なります。 | ||||

視野角が広いIPSパネルなので画面を斜めから見ても色の変化が少なくきれいに見えます。 表面が「光沢」なので映り込みが気になる場合がありますが、オプションで映り込みを抑える低反射タイプの「Spectre x360 13-ae000用液晶保護フィルム」が用意されています。 | ||||
Web カメラ (約200万画素) / 顔認証ができるIRカメラ |

ディスプレイの上部には200万画素のWebカメラを搭載。Windows Helloに対応しているので顔認証によるログインが可能です。 | ||||
バックライトキーボード(US 配列) |

※画像をクリックすると拡大表示します。 【ローズゴールドのキーボードはUS配列】 ローズゴールドは「英語 キーボード」になりますのでご注意ください。英字入力とローマ字入力の切り替え方、アンダーバーのような記号の配置、Enter周囲のキーの形が違うなど、日本語キーボードとはかなり使い勝手が異なります。率直な感想は速攻レビューで書いていますが、使い始めは操作方法に結構戸惑いました。(※速攻レビュー) ※[Alt] を押しながら [~](チルダ:tabの上のキー)を押すと英字入力とローマ字入力ができる日本語入力モードに切り替えが可能です。 ◆英語キーボードの使い方(入力切替、ひらがな、カタカナ、記号の入力方法) 【Enterキーの右側に一列がある配列を採用】 従来モデルのSpectre x360 13-ac000から採用された「Enter」キーの右側に「Home」「pg up」「pg dn」「end」ある配列を引き続き採用。 Webブラウザーでページをスクロールするときに使うと便利ですが、このような配置を使ったことがない方は慣れるまでに少し時間が必要になるかもしれません。 【参考画像】◆従来モデルのキーボード | ||||

キーには適度な弾力性(クリック感)があるので、約1.3mmという短めのキーストロークでも心地よくタイピングすることができます。 【キーピッチ】 約18.7×18.7mm 【キーストローク】約1.3mm JIS標準準拠[89キー] | ||||

明るさ調整ボタン(F5キー)バックライトのオン・オフを切り替え可能です。 ブラックに白い文字は見やすい色の組み合わせですが、ローズゴールドにグレーの文字はコントラストが低いので決して見やすい配色ではありません。 キーに光が当たって明るく見える場合はそれほど問題ないのですが、比較的明るめの場所でも光の当たり方や見る角度によっては文字が見にくくなる場合あるので、環境の明るさに関わらず状況に応じで「バックライト」を点灯させる必要があると思います。 | ||||
イメージパッド (タッチジェスチャー対応) |

イメージパッドは横に長く大き目のサイズで、周囲には光輝く「ダイヤモンドカット加工」施されています。左下や右下タッチパッドボタンはしっかりとしたクリック感があります。 【イメージパッドのサイズ】 約120mm(横幅)× 60mm(縦) ※左下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの左ボタンと同様に機能します。 ※右下のタッチパッド ボタン・・・外付けマウスの右ボタンと同様に機能します。 ※マウスの「右クリック」は2本指タップでも可能です。 | ||||
Bang & Olufsenのサウンド&クアッド・スピーカー |

キーボード面の上部と底面に2つずつ(合計4つ)スピーカーを搭載。 従来モデルはキーボード部分を枠で囲むようなデザイン(※参考画像)でしたが、2017年11月モデルは端のギリギリまで枠を広げたデザインに変更されています。キーの周囲に余裕があるので開放的な印象です。 | ||||

上質なサウンドに定評のあるBang & Olufsenのソフトウェアで、自分好みのサウンドにチューニングすることが可能です。 | ||||
インターフェース(各部名称) |

【左側面のインターフェース】 ・USB3.1 Gen1 ×1 ・ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート ・電源ボタン ・microSDカード ※2017年11月モデルで追加 従来モデルは左側面に排気口(※参考画像)がありましたが、2017年11月モデルは排気口が後部に設置されているので側面にスリットはありません。 | ||||

【右側面のインターフェース】 ・音量ボタン ・指紋リーダー ※2017年11月モデルに追加された新機能 ・USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3 対応、電源オフUSBチャージ機能対応 ) | ||||
HP Spectre x360 13-ae000 (2017年11月モデル) の底面/リサイクルマーク |

2017年11月モデルは、第7世代のプロセッサーよりもコアやスレッド数が倍増した第8世代のプロセッサーを搭載するために冷却機構を強化。吸気口のメッシュが従来モデル(※参考画像)よりも少し大きくなっています。 底面のゴム脚は横に長い形になっていて、後部の排気口から放出された熱が再び吸気口に入るのを防ぐ効果もあります。 下記のSpectre x360 (2017年11月モデル)を分解した写真を見てみると、プロセッサーの熱を逃がすための「ヒートシンク」はV字のような二手に分かれた形状で、内部の熱を放出する冷却ファンを2つ搭載しているのがわかります。 【参考サイト】 ◆Product End-of-Life Disassembly Instructions:HP Spectre x360 Convertible PC 13 | ||||

底面にはスピーカーを2つ搭載。 | ||||

後部のデザインは直線的で角ばったデザインになっていますが、底面のゴム脚もそのようなデザインに合わせた形状になっています。 海外ではこのようなアンギュラーフォーム(角ばった、ごつごつした)デザインが流行っていて、OMENシリーズのゲーミングノート(※外観・デザインのレビュー)では、Spectreシリーズよりもさらに直線的で角ばったデザインが採用されています。 | ||||

リサイクルマークは底面に印刷されています。 ◆家庭系PCのリサイクル(個人のお客様) | ||||
HP Spectre x360 13-ae000 (2017年11月モデル) のサイズ・質量 |

※画像をクリックすると拡大表示します。 【サイズ・質量】 幅:307mm 奥行き:218mm 高さ:13.6mm(最薄部)- 15.5mm(最厚部) 質量:約1.29kg ※アッシュブラックの画像 | ||||
サイズ | Spectre x360 13-ae000 (2017年11月モデル) | Spectre x360 13-ac000 (従来モデル) |
幅 | 307mm | 307mm |
奥行 | 218 mm | 219mm |
高さ (厚み) | 最薄部:13.6 mm 最厚部:15.5 mm | 最薄部:13.9 mm 最厚部:14.9 mm |
質量 | 約1.29 kg | 約 1.31 kg |
2017年11月モデルは従来モデル(※参考画像:サイス)よりも奥行きが1mm短くなり、最薄部が0.3mm薄くなりました。逆に、最厚部は0.6mm厚みが増していますが、質量は20g軽量になっています。最大でも1mm程度の違いなので、実際に製品を手にした印象ではサイズ感はほとんど同じです。
電源ユニット(65W USB Type-C スマート ACアダプター) |

HP Spectre x360(2017年11月モデル)には、30分で50%充電できるファストチャージ(急速充電)に対応した「65W USB Type-C スマート ACアダプター」が付属しています。アダプターの形状やサイズは従来モデル(※付属品)と同じです。 接続端子は向きを気にする必要がないUSB Type-Cなので、端子を抜き差しするときにとても使い勝手が良く感じます。 【ACアダプターのサイズ・質量】 74mm(幅)×74mm(奥行き)×28mm(厚さ) 質量:約239g ※電源コードや折りたたみ式プラグを除く。 【折りたたみ式プラグ】 質量:約17g ※ACアダプターにダックヘッドを取り付けたときの重さは約256gになります。 | ||||

持ち運び時に便利な折りたたみ式プラグ(ダックヘッド)は取り外しできる仕組みになっています。金属部分を折りたたんで収納できるのでコンパクトなサイズになりますし、カバンの中に入れたときに他のものを傷つけてしまうことがありません。(※参考画像) | ||||

ダックヘッドと電源コードも付属しているので、利用シーンに応じて使い分けることができとても便利です。 電源コードはダックヘッドよりも重いので、外に持ち運ぶときはあまり使わないかもしれませんが、コンセントや電源タップの形状(差込口の向きや、使用状況)によっては、ダックヘッドよりも電源コードのほうが使いやすい場合があります。 【電源コード】 質量:約119g | ||||
ローズゴールドには「Spectre アクティブペン」が付属 |

ローズゴールド(全てのモデル)にはナチュラルシルバーの「アクティブペン」が付属します。従来モデルとスペックや書き心地などは同じです。 筆圧検知が1024段階なのでワコムのタブレットではエントリークラスの性能になります。イラスト専用のツールではないので非常に弱い筆圧(画面を撫でるようなタッチ)での反応はいま一つに感じますが、適度な筆圧(押し付ける必要はない)で描けばそれなりにきれいな線を引くことは可能です。本格的なイラスト作成ではお勧めしていませんが、ラフやアイディアスケッチなどでは使えると思います。(※参考記事:アクティブペンの描き味チェック!) イラストを描かなくてもペンは直感的で素早い操作ができますし、読みがわからなかったり変換が難しい漢字を直接画面に書いて入力できるので、とても便利に感じることがあります。 【Spectre アクティブペンの仕様】 ・ペンのサイズ(長さ・直径):138×9.5mm※円筒形 ・ペンの重さ:16g (電池を含む:当サイトの計測でも16g) ・1024段階の筆圧検知 ※単6電池が1本付属 ※替え芯は付属しません。 | ||||
PUレザーの専用スリーブケース |

HP Spectre x360 (2017年11月モデル)にはPUレザーの専用スリーブケースが付属。Spectre x360 がぴったりと収まるサイズで、内側には本体を傷つけないような柔らかい素材が使われています。窮屈感がないのでPCの出し入れがしやすく、マジックテープ付きの蓋やペンを収納できるポケットも付いています。 スリーブケースの色は標準モデル(アッシュブラック、ナチュラルシルバー)はブラックですが、ローズゴールドはライトグレーになります。 | ||||

ケースの上部には「hp | EST. 1939 CALIFORNIA USA」の文字が刻まれています。 ※1939年、ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトでヒューレット・パッカード社を創業。 【HP公式サイト】 ◆HPの歴史について(HPの歩み、バーチャル・ミュージアムなど) | ||||
プレミアム感を演出するホワイト&ペイルゴールドのSPECTRE専用化粧箱 |

2017年11月モデルにもプレミアム感があるSpectre x360専用化粧箱が付属しています。 公式サイトの「よくあるご質問」には本体のカラーに準じたものになると記載されていたので、箱の一部がピンクになるのかと思っていたのですが、実際にはSpectre 13(2017年11月モデル)と同じ「ホワイト&ペイルゴールド」のカラーリングでした。(※参考画像:Spectre 13の専用化粧箱) 【付属品】 専用スリーブケース、速効!HPパソコンナビ特別版、スマートACアダプター、電源コード、ダックヘッド(コンセント直付け用)、保証書等 ※ローズゴールドにはアクティブペンが付属します。 ※ボディの汚れをきれいにふき取るには、眼鏡やカメラなどで使用するような「マイクロファイバークロス」がおすすめです。専用クロスは付属していませんが、オプションでクリーニングクロスが用意されています。 | ||||
ローズゴールドは魅力的なカラーですが、英語キーボードを搭載している点に注意 |

■優しい雰囲気の限定カラー「ローズゴールド」
日本HPのSpectreシリーズは、デザインの美しさ、質感、カラーリングなどを徹底的に追及したプレミアム・モバイルPCです。
これまでは精悍でスタイリッシュな印象のアッシュブラック、特別感はありませんが人に見られるようなシーンで使いやすいナチュラルシルバーの2色展開でしたが、2017年11月に登場したモデルは限定カラーの「ローズゴールド」が追加されました。女性向けの優しい雰囲気で、思わず「さくらピンク」と言ってしまいそうな素敵なカラーです。
ボディが金属なので「ローズゴールド」の色味は光の当たり方や周囲の色によって少し違って見えますが、室内の照明で見た場合は落ち着いた感じの(少しくすんだ感じの、少し灰色がかった)ピンクに見えます。製品担当者のお話では「英語キーボードでも色が気に入ったから購入した」という方がいらっしゃったそうです。
■限定モデル「ローズゴールド」の特徴
・ローズゴールドは日本で1000台限定(グローバルでは1万台)
・英語キーボードを搭載
・ヒンジ部分の表面処理(ローズゴールドは光沢感を抑えた仕上がり)
・ホワイトのACアダプター
・ホワイト&ペイルゴールドの専用化粧箱
・グレーの専用ケース(同梱品)
・ローズゴールド全モデルにSpectre アクティブペンが付属
「英語キーボード」を搭載している点にご注意ください。入力の切り替えやキーの配列、Enter付近のキーの形などが違うので、英語キーボードを初めて使う方は操作に戸惑うかもしれません。(※英語キーボードの使い方:入力切替、ひらがな、カタカナ、記号の入力方法)
■ローズゴールドと標準モデル(アッシュブラック、ナチュラルシルバー)の違い
・1TB SSDや4Kディスプレイ搭載モデルが用意されていない
・覗き見を防止するための「HP Sure View(※オプション)」搭載モデルがない
ローズゴールドには上記の機能を備えたモデルが用意されていないので、大容量の1TB SSDや4Kディスプレイ、覗き見を防止する「HP Sure View」などの機能が必要なら標準モデルを選ぶしかないと思います。性能面では第8世代インテルプロセッサー(Core i5-8250U / Core i7-8550U)を搭載しているので標準モデルとの違いはありません。(※Core i5-8250Uのベンチマーク)
【価格・モデル】 ※価格は2019年9月25日時点のものです。最新価格はメーカー製品詳細ページでご確認ください。 ■HP Spectre x360 Special Edition パフォーマンスモデル (Core i7-8550U, 4K) 137,500円(税込)~ 【製品詳細ページ】 ◆HP Spectre x360 Special Edition(ローズゴールド)製品詳細 ◆HP Spectre x360 Special Edition スペックPDF ※ローズゴールドは英語キーボードになります。 | ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)製品詳細
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC(ユーザーガイド)
【実機レビュー:アッシュブラック】
◆エッジの効いた美しさ Spectre x360(2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
【実機レビュー:ローズゴールド】
◆ローズゴールドのSpectre x360 (2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【Spectre 専用化粧箱&付属品】
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)の専用化粧箱&付属品
【関連記事】
◆速攻レビュー:Spectre x360(2017年11月モデル)の特徴&性能について
◆英語キーボードの使い方(入力切替、ひらがな、カタカナ、記号の入力方法)
【プレミアム壁紙】
◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【アンケート】
◆Spectre x360(2017年11月モデル)の色はどれが好きですか?
■レビューについて
※商品仕様/価格については2019年9月25日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
■デスクトップやロック画面の背景について
※この記事のデスクトップの背景(白い花の壁紙)は公式サイトからダウンロード(※関連記事)することができます。ディスプレイの項目のロック画面の背景は当サイトで用意したものです。
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