
この記事では、第8世代インテルCore i7-8550Uプロセッサー(Kaby Lake R)を搭載した『HP Spectre 13 パフォーマンスモデル(2017年11月モデル)』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証します。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

2017年11月17日より販売が開始されたHP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)は、クラムシェルタイプの13.3インチ・プレミアムノートPCです。Spectre 13シリーズの中では最も軽量なモデルになります。(※キーボードを含む場合) 【関連記事】 ◆速攻レビュー:Spectre 13(2017)の特徴・性能、新旧モデルの違い | ||||

新モデルのカラーは、精悍なイメージのアッシュブラック&ゴールド(※従来モデル)から大きく変わり、美しく気品があるセラミックホワイトとペイル(淡い)ゴールドを採用。 この記事で使用するパフォーマンスモデルは、第8世代インテルCore i7-8550Uプロセッサー(Kaby Lake R)、16GBメモリ、512GB SSD、13.3インチ・フルHD・IPSディスプレイ(タッチ対応)を搭載。 ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)の外観・デザイン徹底レビュー | ||||

高級家具からインスピレーションを得て設計された「リングヒンジ」が大きな特長です。 | ||||
HP Spectre 13-af000 パフォーマンスモデルのスペック | |
OS | Windows 10 Pro(64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.8GHz - 4.00GHz、4コア8スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
最大パフォーマンスにしてもベンチマークでは「バランス」とあまり変わらないことが多く、消費電力も増加するので通常は初期設定のバランスをお勧めします。
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力の測定で使用 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP Spectre 13-af000 (2017年11月モデル)は、第8世代インテル Core プロセッサーを搭載。Core i5-8250Uを搭載したスタンダードモデルと、Core i7-8550Uを搭載したパフォーマンスモデルが用意されています。
・インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではパフォーマンスモデルを使用。 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i7-8550U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
第8世代インテル Core プロセッサーのスペック比較 | ||||
プロセッサー | Core i7-8550U | Core i5-8250U | ||
開発コード名 | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake R (第8世代) | ||
プロセス | 14 nm | 14 nm | ||
コアの数 | 4 | 4 | ||
スレッド数 | 8 | 8 | ||
ベース動作周波数 | 1.80 GHz | 1.60 GHz | ||
ターボ・ブースト時の最大周波数 | 4.00 GHz | 3.40 GHz | ||
キャッシュ | 8 MB | 6 MB | ||
TDP(CPUの消費電力の目安) | 15 W | 15 W | ||
プロセッサー・ダイで許容できる最大温度 | 100°C | 100°C |
Core i7-8550UとCore i5-8250Uの主な違いは、ベース動作周波数、ターボ・ブースト時の最大周波数、キャッシュなどです。

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
第8世代プロセッサーのCore i5-8250UやCore i7-8550Uなどは、第7世代のCore i5-7200UやCore i7-7500Uよりもコアやスレッドの数が2倍になりマルチスレッドの性能が大きく向上しています。
4コア8スレッドになったことで動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力を発揮しますが、ファイルをダウンロード(またはアップロード)しながらWebサイトを閲覧するような状況でも、従来の2コアのプロセッサーよりも処理能力に余裕が感じられます。
【関連記事】
◆日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 ※()内はCore i5-7200Uとの比較 | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Spectre x360 (2017年11月モデル) Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 544 cb (166%) | 157 cb (122%) | 約29.9W (200%) |
Spectre 13 (2017年11月モデル) Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 519 cb (159%) | 155 cb (121%) | 約28.9W (193%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) | 354 cb (108%) | 145 cb (113%) | 約18.6W (124%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
■CPU(マルチコア)テスト
今回テストしたSpectre 13 (2017年11月モデル)は、Spectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも3mmくらい薄い(内部の空間が狭く冷却に不利な構造)ので、最大温度や平均温度は少し高めになりますが、大きな性能低下は無くそれなりに良いスコアが出ています。
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i5-7200Uの約1.6倍高いスコアを録記。最大消費電力は約1.9倍となっています。
テスト中の4コア動作時のクロック周波数は、テスト序盤から17秒くらいまでは3.0GHz前後くらいを維持しますが、それ以降は2.2~2.4GHzくらいで推移していました。(※テスト時間は1分20秒くらい)
■CPU(シングルコア)テスト
1コアのみの性能を測定するテストでは、マルチコアほど大きな差にはなりませんでした。Core i5-7200Uの1.21倍のスコアで、Spectre x360(2017年11月モデル)とほぼ同じくらいです。
■ベンチマーク中の温度
ベンチマーク中のプロセッサーの温度は、2.2~3.2GHzくらいで動作するマルチコアテスト時よりも最大クロック周波数が4.0GHzまで上がる1コア動作時の方が高くなります。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度(マルチコアのテスト時) | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 83℃前後 【アイドル時】 43℃前後 | ||
プロセッサーの温度(1コアのテスト時) | 【最大温度】 99℃前後 【平均温度】 92℃前後 【アイドル時】 43℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度(OpenGLテスト時) | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 77℃前後 【アイドル時】 41℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 641 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約47.5W CPUテスト(マルチコア)・・・最大 約52W(プロセッサーのみ28.9W) CPUテスト(1コア)・・・最大 約37.4W(プロセッサーのみ18.7W) |

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)のメモリは、従来モデルのLPDDR3 SDRAM 1866MHz よりも高速なLPDDR3 SDRAM 2133MHzを搭載。容量はスタンダードモデルが8GB、パフォーマンスモデルが16GBです。
・8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではパフォーマンスモデルを使用。 | ||||

搭載されているLPDDR3メモリの詳細。メモリの速度は2133MHzです。8GBx2の構成なのでデュアルチャネル(メモリとCPU間の転送速度を向上させる技術)で動作します。
CPU-Zではレイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL-16と表示されています。(※CPU-Zのスクリーンショット)
※この機種のメモリはオンボード(マザーボード直付け)なので、増設や交換はできません。
※テスト機はMicron製のメモリが搭載されていますが、メーカーは予告なく変更される場合があります。
■メモリ搭載量について メモリの容量はスタンダードモデルが8GB、パフォーマンスモデルは16GBを搭載していますが、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状の作成などの用途なら8GBで十分です。 画像処理で必要なメモリの容量は使い方次第になりますが、メモリを大量に消費する使い方(大きなデータを取り扱う、レイヤーを多数使用する、複雑な処理を行う、複数の画像処理ソフトを立ち上げたまま作業するなど)をする場合は、容量が大きい16GBのメモリを搭載したパソコンの方が快適に作業することができます。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)は、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSD(PCIe NVMe M.2)を搭載。容量はスタンダードモデルが256GB、パフォーマンスモデルが512GBです。
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル(13-af018TU) ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※パフォーマンスモデル(13-af019TU) ※この記事ではパフォーマンスモデルを使用。 | ||||

パフォーマンスモデルは512GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は463GB(そのうち32.3GBを使用)になります。※Windowsアップデートの実行後(2017年12月)の容量。アップデートの内容によって使用されるディスクの容量は変わります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは13.7GB(そのうち12.0GBを使用)なので、リカバリーディスクを作成するには16GBのUSBメモリが必要になります。
■512GB SSD (PCIe NVMe M.2) の仕様

CrystalDiskInfoで表示されるTOSHIBA製SSDの情報。型番はTHNSN5512GPUK TOSHIBA 512.1GB、ファームウェアは「5KHA4102」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■ストレージのベンチマーク
CrystalDiskMark でストレージの性能を測定することができます。
ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。
Read (リード)・・・読み込み速度
Write (ライト)・・・書き込み速度
Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き
4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度
![]() | ■CrystalDiskMark 3.0.4 | |
このテストでは、シーケンシャルリードが830MB/s前後、シーケンシャルライトは670MB/s前後でした。SSDは512Kや4Kのような小さいファイルの転送速度も速いので、HDDを搭載したパソコンよりも起動時間や操作時のレスポンスが良く快適です。 | ||
■CrystalDiskMark 5.5.0 | ||
高速なSSD向けのベンチマークで行ったテストでは、Seq Q32T1で1523MB/sを記録。Sepの項目はCrystalDiskMark 3.0.4とだいたい同じくらいの速度が出ています。 数値を見る限り最速クラスではありませんが、起動の速さや操作時のレスポンスなどは十分なレベルです。 | ||
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温22℃) 28℃(ベンチマーク前)→約57℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約9秒前後 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)のグラフィックスは、 第8世代インテルCoreプロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 620」です。
・インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) ※グラフィックスは全モデル共通 | ||||
![]() | ||
GPU-Zで表示される「インテル UHD グラフィックス 620」の詳細。 ※右の画像では動作周波数やブースト時の数値が正常に表示されていません。動作は問題ありませんが、機種によっては正常な数値が表示されない場合があります。 下記の表は、同じ仕様のグラフィックスを搭載しているSpectre x360(2017年11月モデル)の数値を参考にしています。 | ||
グラフィックス のスペック比較 | ||
グラフィックスの種類 | インテル UHD グラフィックス 620 ※参考画像 | インテル HD グラフィックス 620 ※参考画像 |
GPUコア | Kaby lake GT2 | Kaby lake GT2 |
シェーダユニット | 24 | 24 |
テクスチャユニット | 16 | 16 |
ROPユニット | 8 | 8 |
グラフィックス ベース動作周波数 | 300 MHz | 300 MHz |
グラフィックス 最大動的周波数 | 1150 MHz | 1000 MHz |
テクスチャ・フィル速度 | 4.8GigaTexels/s | 4.8GigaTexels/s |
メモリ クロック | 1067MHz ※LPDDR3 2133MHz | 933MHz ※LPDDR3 1866MHz |
メモリ容量 | メインメモリと共有 | メインメモリと共有 |
メモリ・インターフェース | 128ビット | 128ビット |
メモリのバンド幅 | 34.1GB/秒 | 29.9GB/秒 |
※Core i7-8550Uに内蔵されているインテル UHD グラフィックス 620 は第7世代のインテル HD グラフィックス 620よりもブースト時のグラフィックス最大動的周波数が150 MHz 高くなっています。
※メモリ クロックやメモリのバンド幅などは、PCに搭載されているメモリの仕様(DDR4やDDR3など)や速度によって異なります。

■グラフィックス性能比較
※上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
インテル UHD グラフィックス 620は、前世代のインテル HD グラフィックス 620よりも少し良い程度のスコアが出ていますが、ゲーム向けのGeForce GTX 1060 with Max-Q Design(※実機ベンチマーク)とは大きな差があります。
■実際のインテル UHD グラフィックス 620の性能について インテル UHD グラフィックス 620は第8世代インテル Core プロセッサーに内蔵されているGPUです。インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能があります。 本格的な3DゲームのGTA5やファイナルファンタジーのようなゲームを快適にプレイすることはできませんが、ドラクエのような軽めのゲームなら「普通」にプレイ可能です。 ※プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ※ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:967 | ||
Graphics Score :1050 Physics Score :7490 Combined Score :334 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:4016 | ||
Graphics Score :3766 Physics Score :6226 Combined Score :3882 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:7628 | ||
Graphics Score :8717 Physics Score :5309 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:59373 | ||
Graphics Score :68017 Physics Score :41095 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】 ■ベンチマークについて Fire Strikeではフレームレートが5FPS以下なのでコマ送りのような動きです。Sky Diverは16~17FPSなのでとりあえず動きますがスムーズさに欠けて見えます。負荷が軽めのCloud Gateでは36~39FPSくらい出るのでそれなりに動きが良くなります。軽めのゲームはとりあえずプレイできるくらいの性能はありますが、最新の3Dゲームをプレイするのは厳しい性能です。 ■ベンチマーク中の温度について 負荷が高いテストでは瞬間的に90℃以上になるのでサーマルスロットリングが発生しますが、平均では70℃台後半~80℃台中盤に収まっています。 今回テストしたSpectre 13 (2017年11月モデル)は、Spectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりもベンチマーク中の動作温度は数℃くらい高くなりますが、スコアは大きな低下は見られませんでした。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 98℃前後 【平均温度】 84℃前後 【アイドル時】 43℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 89℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 41℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1701 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約52.5W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3817 | ||
平均フレームレート:26.174 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2144 | ||
平均フレームレート:13.997 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:994 | ||
平均フレームレート:5.921 評価:動作困難 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
Core i5-7200U(インテル HD グラフィックス 620)を搭載したノートPCと比較した場合は、1~2割程度良いスコアが出ています。
画面サイズが1920x1080の場合は、標準品質でも画面の動きがぎこちなく見えるので快適なプレイは望めないと思います。
画面サイズ1280x720で標準品質の場合は負荷が軽くなるので、平均フレームレートが26FPSくらいになり画面の動きは良くなりますが、30FPSを切る状況では画面の動きが少しスムーズさに欠けて見えます。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620 のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3106 平均フレームレート:21.428 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:1861 平均フレームレート:12.164 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:938 平均フレームレート:5.544 評価:設定変更が必要 ◆HP ENVY 13-ad000(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 43℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 86℃前後 【平均温度】 78℃前後 【アイドル時】 41℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1742 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約54.6W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。(※参考画像) | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8286 | ||
フレームレート:22~154 fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4904 | ||
フレームレート:18~92fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3892 | ||
フレームレート:17~72fps 評価:普通 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
ドラクエはフルHD(1920x1080)最高品質でも「普通」という評価ですし、キャラクターが多数登場する一部のシーンを除いては、それなりにプレイできるフレームレートが出ています。
インテル HD グラフィックス 620と比較した場合は、1920x1080のテストでは同じくらいのスコアで、1280x720標準品質のテストでは14%くらい良いスコアが出ています。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:7229 フレームレート:24~151fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:4972 フレームレート:21~91fps 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:3911 フレームレート:19~70fps 評価:普通 ◆HP Spectre x360(Core i5-7200U 搭載)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 23℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 86℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 43℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 86℃前後 【平均温度】 78℃前後 【アイドル時】 41℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 276 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約50W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

HP Spectre 13-af000 (2017年11月モデル)は、スタンダードモデル、パフォーマンスモデルともにフルHDディスプレイ(1920x1080)を搭載。Spectre x360の4Kディスプレイは輝度が高い(340nit)ので明るさを30%に設定してバッテリー駆動時間のテストを行いましたが、フルHDディスプレイの場合は輝度が300nitなので、明るさを50%に設定してテストを行います。
【Spectre 13 に搭載されているディスプレイの明るさ】 ・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit 【Spectre x360に搭載されているディスプレイの明るさ】 ・4Kディスプレイ(3840×2160)の輝度は340nit ・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 | ||||

【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】89% ※1時間で約11%消費するので、バッテリー残量が0になるまで9時間5分くらい視聴できる計算になります。 ※動画によっては違う結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 | ||||
当サイトでテストしたノートPCのバッテリー駆動時間の比較 | |||
※YouTubeのフルHD動画をフルスクリーンで1時間再生 ※ディスプレイの明るさは、フルHDが50%、4Kと3K2Kは30%に設定。 ※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。 | |||
モデル名 | 1時間再生時の バッテリー残量 | ディスプレイ | バッテリー容量 |
ENVY 13-ad100パフォーマンスモデル ※Core i7-8550U | 90% (約10時間) | フルHD | 53.700 Wh |
ENVY 13-ad000スタンダードモデル ※Core i5-7200U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216 Wh |
ENVY 13-ad000ベーシックモデル ※Core i3-7100U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216 Wh |
Spectre 13 (2017年11月モデル) | 89% (約9時間5分) | フルHD | 41.696 Wh |
Spectre x360 (2017年11月モデル) ※Core i7-8550U | 89% (約9時間5分) | 4K | 62.093 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 88% (約8時間20分) | フルHD | 58.397 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 85% (約6時間40分) | 4K | 58.397 Wh |
Spectre x2 スタンダードモデル ※Core i5-7260U | 76% (約4時間9分) | 3K2K | 41.149 Wh |
Spectre x2 パフォーマンスモデル ※Core i7-7560U | 75% (約4時間) | 3K2K | 40.902 Wh |
【今回のテスト結果について】
今回のテストしたSpectre 13 (2017年11月モデル)は、これまでテストした中では「バッテリーの持ちは良い方」になります。
動画視聴時はプロセッサーの負荷が低いので、第7世代プロセッサー(2コア4スレッド)よりもコアやスレッド数が倍増した影響はそれほど大きくなさそうですが、4コアをフルに使う高負荷時の消費電力は第7世代のプロセッサーよりも増加しているので、使い方(負荷のかけ方)によっては従来モデルよりもバッテリーの消費が早くなる可能性があります。

■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 1)ディスプレイの輝度を下げる 2)キーボードのバックライトをOFFにする 3)電源プランを「省電力」にする 4)プロセッサーの最大動作周波数を低めに設定する 5)バッテリー節約機能をONにする ※4は機種やOSのバージョンによっては設定できない場合があります。Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Version 1709)にアップデートする前はプロセッサーの動作周波数を任意の数値に設定(2.2GHzで動作させたい場合は2200と入力)することができましたが、アップデート後はそのような項目は削除されています。 ※5「バッテリー節約機能をONにする」と無駄な消費電力を抑えることができます。プリインストールされているアプリケーションのバックグラウンドの動作が制限され、Windowsの更新なども一時停止になります。 | ||||

HP Spectre 13-af000 (2017年11月モデル)には「65W USB Type-C スマートACアダプター」が付属しています。容量は全モデル共通です。(※Spectre 13の専用化粧箱&付属品)
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温23℃) | |
プロセッサーの温度 | 45~83℃ |
GPUの温度 | 43~68℃ |
消費電力 | 7~42 W前後 |
サイトにアクセスした瞬間や、ページを移動した瞬間にプロセッサーの温度が高くなる場合がありますが、ページを見ているだけの状況ではアイドル時よりも少し高い温度(45~50℃前後)くらいになります。
消費電力は瞬間的に40Wを超えることがありましたが、ページを眺めているだけの状態では7~18Wくらいで推移していました。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音はとても静かです。キーボード部分(数字の5~0の付近)は、ほんの僅かに暖かく(30~32℃くらいに)なります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温22℃) | |
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 75℃ 【平均温度】 56℃ |
GPUの温度 | 【最大温度】 67℃ 【平均温度】 53℃ |
消費電力 | 9.6~31 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に75℃くらいまで上がることがありましたが、平均温度は50℃中盤くらいになります。
ファンの音は音声(音量設定10)にかき消されるくらい静かです。キーボードの中央から上の部分(数字の5~0の付近)は少し温かさが感じられる33℃前後くらいになります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温23℃) | |
インテル Core i7-8550U プロセッサー | 99℃(アイドル時43℃前後) |
インテル UHD グラフィックス 620 | 90℃(アイドル時41℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.4W 前後 |
スリープ時 | 0.6W 前後 |
アイドル時 | 6.7W 前後 |
起動時 | 約53W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約54.6W (FF14リベレーター) |
Core i7-8550Uプロセッサーの温度は、負荷が高いベンチマークでは瞬間的にプロセッサー・ダイで許容できる最大温度(100°C)に近づくことがありましたが、平均では大体78~85℃前後(室温23℃)くらいに収まっています。
当サイトの動画視聴時間テストでは、バッテリー駆動時間(◆YouTubeのフルHD動画を1時間再生)は良い結果が出ていますが、4コアをフルに使うような処理を行った場合は、第7世代のインテルCore i5-7200Uプロセッサー(2コア4スレッド)よりも最大消費電力が増えています。(◆プロセッサーのベンチマーク)
【高負荷時の冷却性能】 Spectre 13(2017年11月モデル)は4コア8スレッドになった第8世代インテルプロセッサーを効率よく冷却するために、従来モデル(※参考画像:底面)よりも底面の吸気口を大型化して冷却性能を強化しています。 内部には冷却ファンが2つ搭載されていて、後部に設置されている排気口から内部の熱を放出します。(※内部の分解イラストPDF) Spectre 13シリーズは薄型(内部の空間が狭く冷却に不利)なので、Spectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも最大温度や平均温度は少し高めになりますが、ベンチマークでは大体同じくらいのスコアが出ていたので、熱による性能低下は予想していたよりも少ない印象です。改良された冷却機構はうまく機能していると思います。 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 手で触れる部分で温度が高くなる場所は上記の部分です、キーボードの数字の5~0付近は内部にプロセッサーが搭載されている位置になります。 ・キーボードの中央付近~上側(数字の5~0付近) ・キーボードの上側(メッシュがある部分) ・ボディの底面など Webサイトの閲覧や文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度は最も高いところでもほんのり暖かい程度(約30~32℃くらい)です。 動画視聴時はもう少し温度が上がって32~34℃少し暖かさが感じられる(32~34℃)くらいになります。(室温23℃) プロセッサーの負荷が高くなるゲームやベンチマークをした場合は、キーボードの中央付近(数字の5~0の付近)の温度が40~43℃くらいまで上がることがあります。(室温23℃) ※ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・初めてPCを使用する場合(いくつかのアップデートが行われるため) ・充電しながら使用する場合 ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンが動作している場合 | ||||

【高負荷時のファンの音】 プロセッサーの温度が高くなるゲームやベンチマーク、動画のエンコードなどを行うと冷却ファンが高回転で回ります。Spectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも少し甲高い音に聞こえましたが、プロセッサーの温度がそれほど上がらないインターネットや動画視聴時はとても静かです。 ※音の感じ方には個人差があります。 | ||||
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre 13-af000 パフォーマンスモデルのベンチマークテスト Spectreシリーズの中では薄型軽量を売りとした製品なので、Spectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも少し動作温度は高めになりますが、ベンチマークスコアを見る限り4コア8スレッドになった第8世代プロセッサーの性能は発揮できているようです。 ◆第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサー(4コア8スレッド) CINEBENCH R15テストではCore i7-7500Uよりも1.5倍くらい高いスコアを記録。インターネットやオフィスソフトなどでは違いはわからないかもしれませんが、動画のエンコードや画像処理などでは違いを体感できると思います。 ◆16GBメモリ (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) 大きなデータを取り扱う画像処理や写真編集などにも対応可能な容量です。インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途ではかなり余裕があります。 ◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) PCが10秒以内で起動し、操作時のレスポンスも良く快適です。容量が512GBなので多くの画像や動画を保存することができます。 ◆インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) 本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエXのような軽めのゲームは普通にプレイできる性能があります。 ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時の温度はSpectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも少し高めになりますが、インターネットや動画視聴時はそれほど熱くなりません。 ◆バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) 負荷が低い動画視聴テストでは良い結果が出ていますが、第8世代のプロセッサーは高負荷時の消費電力が第7世代よりも大きくなっているので、使い方によってはバッテリーの減りが早くなる可能性があります。 バッテリーで使用する場合は「省電力モード」や「バッテリー節約機能」をONに設定して、無駄な消費電力をなるべく抑えることをお勧めします。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)製品詳細
◆HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ(ユーザーガイド)
【実機レビュー】
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000 セラミックホワイトの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000(Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13-af000(Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆速攻レビュー:HP Spectre 13-af000 の特徴・性能、新旧モデルの違い
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックとセラミックホワイトの違い
【専用化粧箱】
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)専用化粧箱&付属品
【プレミアム壁紙】
◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【純正オプション】
◆HP Spectre レザークラッチバッグの詳細レビュー
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年12月19日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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