
この記事では、第8世代インテルCore i7-8550Uプロセッサー(Kaby Lake R)を搭載した『HP Spectre x360 パフォーマンスモデル(2017年11月モデル)』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証します。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

2017年11月17日より販売が開始されたHP Spectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデル(2017年11月モデル)は、第8世代インテルCore i7-8550Uプロセッサー(Kaby Lake R)、16GBメモリ、1TB SSD,4Kディスプレイを搭載した最上位モデルです。 【関連記事】 ◆エッジの効いた美しさ Spectre x360(2017年11月モデル)の外観・デザイン ◆【速攻レビュー】Spectre x360(2017年11月モデル)の特徴&性能について | ||||

カラーはアッシュブラック、ナチュラルシルバーに加えて「ローズゴールド」が限定カラー(日本で1000台限定)で用意されています。 | ||||

デザインは従来モデル(※外観・デザインのレビュー)と似たような雰囲気ですが、後部が「エッジが効いた」ラインになりスタイリッシュさが増しています。 | ||||
HP Spectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデルのスペック | |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.8GHz - 4.00GHz、4コア8スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
最大パフォーマンスにしてもベンチマークでは「バランス」とあまり変わらないことが多く、消費電力も増加するので通常は初期設定のバランスをお勧めします。
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力の測定で使用 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP Spectre x360 13-ae000 シリーズ(2017年11月モデル)は、第8世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake R)を搭載!
プロセッサーのカスタマイズはできませんが、ベーシックモデルはCore i5-8250U、スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデルはCore i7-8550Uを搭載しています。
・インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB) ※スタンダードモデル ・インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB) ※スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデル ※この記事ではパフォーマンスモデルをテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh)
製品の開発コード名は「Kaby Lake R」で、型番は8000番台になります。14nmのプロセスルールは第7世代と同じですが、第8世代はコアやスレッドの数が2倍になり、キャッシュの容量も増加しています。
Core i7-8550U | Core i5-8250U | Core i7-7500U | Core i5-7200U | |
開発コード名 | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake R (第8世代) | Kaby Lake (第7世代) | Kaby Lake (第7世代) |
プロセス | 14 nm | 14 nm | 14 nm | 14 nm |
コアの数 | 4 | 4 | 2 | 2 |
スレッド数 | 8 | 8 | 4 | 4 |
ベース動作周波数 | 1.80 GHz | 1.60 GHz | 2.70 GHz | 2.50 GHz |
ターボ・ブースト時の 最大周波数 | 4.00 GHz | 3.40 GHz | 3.50 GHz | 3.10 GHz |
キャッシュ | 8 MB | 6 MB | 4 MB | 3 MB |
TDP | 15 W | 15 W | 15 W | 15 W |

■第8世代(Kaby Lake R)と第7世代(Kaby Lake)プロセッサーの違い 第8世代プロセッサーの大きな特徴はコアとスレッド数が第7世代の2倍になったことです。マルチスレッドの性能が大きく向上しているので、動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力を発揮します。 上の画像のように、オンラインストレージでファイルを同期しながらWebサイトを閲覧するような使い方をした場合や、バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンなどが行われたときに、プロセッサーの負荷が非常に高くなる場合があります。 そのような状況では従来の2コアでは余裕がない(100%近く使い切ってしまう)場合がありましたが、4コアの場合は処理能力に少し余裕が感じられます。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i7-8550U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i7-8550U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・1.8 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・4.0GHz コアの数・・・4 スレッド数・・・8 L3キャッシュ・・・8MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第8世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake Refresh) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel UHD Graphics 620 を内蔵 ◆インテル Core i7-8550U プロセッサースペック詳細 | ||||

Core i7-8550Uはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできませんが、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールすると、プロセッサーの情報(電圧やターボブースト時の動作周波数など)を確認することができます。
1~2コア動作時は最大4.0GHz、3~4コア動作時は最大3.7 GHzに設定されていますが、実機のテスト(CINEBENCH R15)では4コア動作時で最大3.2GHzくらいでした。
4コア8スレッドになっても型番末尾に「U」が付く省電力タイプは消費電力を抑えた設定(TDP 15W)になっているので、高負荷時に最大3.7 GHzまで動作クロックを上げることができない可能性があります。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 2コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 3コア動作時・・・・・最大3.7 GHz 4コア動作時・・・・・最大3.7 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
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■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆HP Spectre x360 13-ae000 ・Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) ・メモリ16GB(LPDDR3 2133MHz) ・インテル UHD グラフィックス 620 | OpenGL:45.14 fps CPU:544 cb CPU(Single Core):157 cb |
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較(Spectre シリーズ) | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 544 cb (166%) | 157 cb (122%) | 約29.9W (200%) |
Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) | 354 cb (108%) | 145 cb (113%) | 約18.6W (124%) |
Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
第8世代のインテルCore i7-8550Uプロセッサーは、第7世代のCore i5-7200U プロセッサーよりもコア・スレッド数が2倍になりマルチスレッド性能が大きく向上しています。
■CPU(マルチコア)テスト
プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i7-8550UはCore i5-7200Uの約1.66倍高いスコアを記録。それに伴い最大消費電力も約2倍になっています。
動作温度は瞬間最大で97℃まで上がるのでサーマルスロットリングは発生しますが、平均温度は82℃くらいになります。Core i7-8550Uを搭載したENVY 13(※実機ベンチマーク)よりも動作温度は高めですが、スコアは僅かに良いスコアが出ています。
4コア動作時のクロック周波数は、テスト序盤は3.1~3.2GHzくらいまで上がりますが、テスト開始後17秒くらいには3.0GHz前後になり、22秒以降は2.2~2.4GHzで推移していました。(※テスト時間は1分20秒くらい)
■CPU(シングルコア)テスト
1コアのみの性能を測定するテストではマルチコアほど伸びませんが、Core i5-7200Uの1.25倍のスコアが出ています。
ベンチマーク中の温度は、最大クロック周波数が4.0GHzまで上がる1コア動作時の方がマルチコアテスト時よりも高めの温度で動作していました。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度(マルチコアのテスト時) | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 82℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
プロセッサーの温度(1コアのテスト時) | 【最大温度】 98℃前後 【平均温度】 85℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度(OpenGLテスト時) | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 845 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約47W CPUテスト(マルチコア)・・・最大 約56W(プロセッサーのみ29.9W) CPUテスト(1コア)・・・最大 約36W(プロセッサーのみ17.5W) |

HP Spectre x360 13-ae000 シリーズ(2017年11月モデル)のメモリは、従来モデル(LPDDR3 SDRAM 1866MHz)よりも高速な LPDDR3 SDRAM 2133MHz を採用。
・8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※ベーシックモデル ・16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデル ※この記事ではパフォーマンスモデルをテスト。 | ||||
![]() | ||
搭載されているLPDDR3メモリの詳細。 レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL-10です。8GBx2の構成なのでデュアルチャネル(メモリとCPU間の転送速度を向上させる技術)で動作します。 ※テスト機はSK Hynix製のメモリ(※スクリーンショット)が搭載されていますが、メーカーは予告なく変更される場合があります。 | ||
■メモリ搭載量について メモリの容量はベーシックモデルが8GBで、スタンダードモデル、プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデルは16GBを搭載しています。 インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状の作成などの用途なら8GBで十分です。 画像処理用途では使い方次第になりますが、大きなデータを取り扱ったり、複数の画像処理ソフトを立ち上げたまま作業する場合は、容量が大きい16GBのメモリを搭載したパソコンの方が快適に作業することができます。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP Spectre x360 13-ae000 シリーズ(2017年11月モデル)はPCIe接続の超高速SSDを搭載。SSDの容量はベーシックモデルは256GB、スタンダードモデルが512GB、プロフェッショナルモデルとパフォーマンスモデルが大容量の1TBを搭載しています。
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※ベーシックモデル ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル ・1TB SSD (PCIe NVMe M.2) ※プロフェッショナルモデル、パフォーマンスモデル ※この記事ではパフォーマンスモデルでテスト。 | ||||

プロフェッショナルモデルとパフォーマンスモデルは1TBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は940GB(そのうち33GBを使用)になります。※Windowsアップデート実行後(2017年11月30日の時点)の容量になります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは12.2GB(そのうち10.7GBが使用)なので、リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■1TB SSD (PCIe NVMe M.2)

CrystalDiskInfoで表示されるTOSHIBA製SSDの情報。型番はTHNSN51T02DUK TOSHIBA 1024.2GB、ファームウェアは「5KHA4102」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
HP Spectre x360 13-ae000 シリーズ(2017年11月モデル)には、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSD(PCIe NVMe M.2)が搭載されています。HDDを搭載したパソコンよりも起動時間や操作時のレスポンスが十分速くて快適です。
パフォーマンスモデルに搭載されている1TB SSDのテストでは、シーケンシャルリードが950MB/s前後、シーケンシャルライトは800MB/s前後でした。HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル(※実機ベンチマーク)に搭載されている512GB SSDと同じくらいの性能です。
ベンチマークでは最も速いSSDを搭載している機種がありますが、SSD同士の速度は体感ではあまり違いがわからないというのが正直なところです。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温24℃) 33℃(ベンチマーク前)→約70℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約9~10秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||
高速なSSD向けのベンチマーク「CrystalDiskMark(バージョン 5.5.0 )」で行ったテストでは、Seq Q32T1で1792MB/sを記録。Sepの項目はCrystalDiskMark 3.0.4とだいたい同じくらいの速度が出ています。 | ||||

HP spectre x360 13-ae000 シリーズ(2017年11月モデル)のグラフィックスは、 第8世代インテルCoreプロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 620」です。
・インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) ※全モデル共通 | ||||
■インテル UHD グラフィックス 620 のスペック 【GPUコア】 Kaby lake GT2 【シェーダユニット】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1150 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 4.8GigaTexels/s 【メモリ クロック】 1067MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 34.1GB/秒 ◆インテル Core i7-8550U プロセッサースペック詳細 | ||||

■グラフィックス性能比較
※上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。実機のテストでは少し異なる結果が出る場合がありますので、あくまでも目安としてご覧ください。
■インテル UHD グラフィックス 620 第8世代インテル Core プロセッサーに内蔵されているGPUで、インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能があります。 3Dゲーム向けではないので、ファイナルファンタジーのようなゲームを快適にプレイすることはできませんが、ドラクエのような軽めのゲームならとりあえずプレイできる性能があります。 3Dゲームをプレイするのなら、NVIDIA GeForce GTX 1060 with Max-Q Design グラフィックス(※実機ベンチマーク)のようなゲーム向けのGPUを搭載したゲーミングノートが最適です。 ※プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ※ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:951 | ||
Graphics Score :1028 Physics Score :7647 Combined Score :331 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3529 | ||
Graphics Score :3274 Physics Score :6345 Combined Score :3268 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:6913 | ||
Graphics Score :7863 Physics Score :4860 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:51049 | ||
Graphics Score :57001 Physics Score :37388 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
■ベンチマークについて
ゲーミングPCでも重いFire Strikeでは、フレームレートが5FPS以下なのでコマ送りのような動きです。Sky Diverはややぎこちなさが感じられますが、負荷が軽めのCloud GateやIce Stormなどではそれなりに動きが良くなります。
■ベンチマーク中の温度について
負荷が高いテストでは瞬間的に90℃以上になり、サーマルスロットリングが発生していましたが、平均では70℃後半に収まっています。
◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 96℃前後 【平均温度】 78℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 75℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1902 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約54W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3859 | ||
平均フレームレート:26.570 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2395 | ||
平均フレームレート:15.806 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:1045 | ||
平均フレームレート:6.275 評価:設定変更が必要 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
画面サイズ1920x1080の最高品質では動作が重く画面がコマ送りの状態です。標準品質で15FPSくらいになりますが画面の動きは少しぎこちなさが感じられます。
1280x720・標準品質の場合は平均フレームレートが26FPSくらいになるので少し動きは良くなりますが、30FPSを切る状況では画面の動きが少しスムーズさに欠けて見えます。
Core i5-7200Uに内蔵されているインテル HD グラフィックス 620 と比較した場合、少し良いくらいのスコアになります。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620 のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3106 平均フレームレート:21.428 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:1861 平均フレームレート:12.164 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:938 平均フレームレート:5.544 評価:設定変更が必要 ◆HP ENVY 13-ad000(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 91℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 88℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1787 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約55.7W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8102 | ||
フレームレート:21~154 fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:5211 | ||
フレームレート:19~104fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3985 | ||
フレームレート:17~76fps 評価:普通 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
フルHD(1920x1080)・最高品質でもプレイ可能ですが、標準品質に下げた方が画面の動きが良くなります。1280x720・標準品質に設定した場合は「とても快適」という評価になり、画面の動きがさらに滑らかになります。
インテル HD グラフィックス 620と比較した場合は、すべてのテストで少し良いスコアが出ています。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:7229 フレームレート:24~151fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:4972 フレームレート:21~91fps 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:3911 フレームレート:19~70fps 評価:普通 ◆HP Spectre x360(Core i5-7200U 搭載)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 94℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 94℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 39℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 431 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約54W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

HP Spectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデルは4K(3840x2160)ディスプレイを搭載。通常は明るさを50%に設定してテストするのですが、この4KディスプレイはフルHDディスプレイよりも輝度が高いので、明るさ(輝度)を30に設定してバッテリー駆動時間のテストを行います。
【Spectre x360に搭載されているディスプレイの明るさ】
※パフォーマンスの4Kディスプレイは、フルHDディスプレイよりも輝度が高いものが採用されています。
・4Kディスプレイ(3840×2160)の輝度は340nit
・フルHDディスプレイ(1920×1080)の輝度は300nit

【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】89% ※1時間で約11%消費するので、バッテリー残量が0になるまで9時間5分くらい視聴できる計算になります。 4Kディスプレイを搭載した従来モデルのSpectre x360 パフォーマンスモデル(※関連記事)は85%(1時間で約15%消費)だったので、動画視聴のような負荷が低く1GHzくらいで動作する場合は、4コア8スレッドになった影響はそれほど大きくなさそうです。 しかしながら、4コアをフルに使うような高負荷時の消費電力は第7世代のプロセッサー(2コア4スレッド)よりも増加しているので、使い方(負荷のかけ方)によっては、従来モデルよりもバッテリーの消費が早くなる可能性があります。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 【参考:他モデルのバッテリー駆動時間】 ENVY 13-ad000スタンダードモデル(フルHD)・・・90%(約10時間)※実機レビュー ENVY 13-ad000ベーシックモデル(フルHD)・・・90%(約10時間)※実機レビュー Spectre x360 スタンダードモデル(フルHD)・・・88%(約8時間20分)※実機レビュー Spectre x360 パフォーマンスモデル(4K)・・・85%(約6時間40分) ※実機レビュー Spectre x2 パフォーマンスモデル(3K2K)・・・75%(約4時間)※実機レビュー ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

今回テストで使用したSpectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデルのバッテリー容量は62.093 Whでした。(※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。)
ENVY 13ad-100 パフォーマンスモデル・・・53.700 Wh
ENVY 13ad-000 スタンダードモデル・・・54.216 Wh
ENVY 13ad-000 ベーシックモデル・・・54.046 Wh
Spectre x2 12-c000 パフォーマンスモデル・・・40.902 Wh
Spectre x360 13-ac000 パフォーマンスモデル・・・58.397 Wh

■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 1)ディスプレイの輝度を下げる 2)キーボードのバックライトをOFFにする 3)電源プランを「省電力」にする 4)プロセッサーの最大動作周波数を低めに設定する 5)バッテリー節約機能をONにする ※4は機種やOSのバージョンによっては設定できない場合があります。 今回テストしたHP Spectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデルは、Windows 10 Fall Creators Update(Windows 10 Version 1709)にアップデート前はプロセッサーの動作周波数を任意の数値に設定できたのですが、アップデート後は2.2GHzで動作させたい場合は2200と入力するような項目が削除されていました。 電力効率が最も良い動作周波数を探る企画を考えていたのですが、予定を変更して最大プロセッサーの状態を100%(最大4.0GHz)→99%(1.9GHZ)に設定して消費電力や発熱を抑えるという記事(※速攻レビュー)を掲載しています。 バッテリー駆動時とACアダプター接続時は別々に設定できるので、ACアダプター接続時はCore i7-8550Uの性能を十分に発揮できる設定に、バッテリー駆動時は動作周波数を低めに設定して消費電力や発熱を抑えることができます。 | ||||

HP Spectre x360 13-ae000 シリーズには「65W USB Type-C スマートACアダプター」が付属しています。容量は全モデル共通です。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温24℃) | |
プロセッサーの温度 | 44~80℃ |
GPUの温度 | 44~64℃ |
消費電力 | 9.5~48 W前後 |
サイトにアクセスした瞬間や、ページを移動した瞬間にプロセッサーの温度が高くなる場合がありますが、ページを見ているだけのアイドル時に近い状況では45℃前後くらいになります。
消費電力はページを移動した瞬間に40Wを超えることがありましたが、ページを眺めているだけで何もしない状態では9.5~15Wくらいで推移していました。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音はとても静かです。キーボード部分はほんの僅かに暖かい程度(30℃くらい)になります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温22℃) | |
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 73℃ 【平均温度】 48℃ |
GPUの温度 | 【最大温度】 62℃ 【平均温度】 48℃ |
消費電力 | 12~28 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に70℃を超えることがありましたが、平均温度はアイドル時よりも少し高い48℃くらいでした。
ファンの音は音声(音量設定10)にかき消されるくらい静かで、キーボードの中央付近は少し温かさが感じられる32~34℃くらいになります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃) | |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 | |
インテル Core i7-8550U プロセッサー | 96℃(アイドル時39℃前後) |
インテル UHD グラフィックス 620 | 94℃(アイドル時39℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.3W 前後 |
スリープ時 | 0.6W 前後 |
アイドル時 | 9.3W 前後 |
起動時 | 約50W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約56W (CINEBENCH R15) |
Core i7-8550Uプロセッサーは、4コア動作時よりも動作周波数が4.0GHZまで上がる1~2コア動作時の方が温度が高くなる傾向があります。
負荷が高いベンチマークで瞬間最大温度が90℃を超えてプロセッサー・ダイで許容できる最大温度の100°Cに近づくことがありましたが、平均では80℃前後(室温24℃)に収まっています。
バッテリー駆動時間は当サイトの動画視聴時間テスト(◆YouTubeのフルHD動画を1時間再生)では良い結果が出ていますが、4コアをフルに使うような処理を行った場合は、第7世代のインテルCore i5-7200Uプロセッサー(2コア4スレッド)よりも最大消費電力が増加しているので、使い方次第ではバッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。持ち運び時は無駄な消費電力をなるべく抑える「省電力モード」に設定することをお勧めします。
高解像度の4Kディスプレイ(3840x2160)はドットがわからないくらい緻密で文字がとても綺麗に表示されるのですが、フルHDディスプレイ(1920x1080)搭載機よりも消費電力が少し多くなるのでバッテリー駆動時間は短くなります。

【高負荷時の冷却性能】 Spectre x360(2017年11月モデル)は、底面のメッシュから吸気し後部の排気口から内部の熱を放出します。従来モデル(※実機レビュー)は冷却ファンを1つ搭載していましたが、最新の2017年11月モデルは冷却ファンを2つ搭載して冷却性能を強化しています。 プロセッサーの温度が90℃以上になるとサーマルスロットリングが発生しますが、CINEBENCH R15のテストでは同じCore i7-8550Uプロセッサーを搭載したHP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル(※実機ベンチマーク)と同じくらいの(誤差程度ですが少し良い)スコアが出ているので、冷却に関しては特に問題なさそうです。 ※下記のサイトでSpectre x360 (2017年11月モデル)を分解した写真が掲載されています。 ◆Product End-of-Life Disassembly Instructions:HP Spectre x360 Convertible PC 13 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・キーボードの中央付近~上側(数字の5~0の付近) ・キーボードの上側(メッシュがある部分) ・ボディの底面など 負荷が低いWebサイトの閲覧や文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度は中央付近がほんのり暖かい程度で約30℃くらい、動画視聴時は少し暖かさが感じられる33~34℃くらいになりました。(室温24℃) ゲームやベンチマークをした場合は少し温度が上がります。最も温度が高くなる中央付近が40~41℃くらいになりました。(室温24℃) ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・初めて使用する場合(いくつかのアップデートが行われる) ・充電しながら使用する場合 ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンが動作している場合 | ||||

【高負荷時のファンの音】 高負荷時はプロセッサーが熱くなるので、ファンが高回転になりファンの音や風切り音が聞こえるようになりますが、インターネットや動画視聴時はとても静かです。 | ||||
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre x360 13-ae000 パフォーマンスモデルのベンチマークテスト 新モデルはプロセッサーの処理能力が大きく向上し、従来モデル(※実機レビュー)よりも性能面でとても魅力的な製品に仕上がっています。 ◆第8世代 インテル Core i7-8550U プロセッサー(4コア8スレッド) 4コア8スレッドになったことでマルチスレッド性能が第7世代プロセッサー(2コア4スレッド)よりも大きく向上。CINEBENCH R15テストではCore i7-7500Uよりも1.5倍くらい高いスコアを記録しています。 ◆16GBメモリ (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) 従来モデル(1866MHz)よりも高速なメモリ(2133MHz)を搭載。16GBのメモリはインターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などでは十分な容量で、大きなデータを取り扱う画像処理や写真編集などにも対応可能です。 ◆1TB SSD (PCIe NVMe M.2) PCが10秒くらいで起動し、操作時のレスポンスも良く快適です。1TBという容量はかなり余裕があるので、多くの画像や動画を保存することができます。 ◆インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) ゲームベンチでは第7世代のインテル HD グラフィックス 620と同じか少し良いくらいのスコアです。本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエXのような軽めのゲームはとりあえずプレイできる性能はあります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時はCore i7-8550U プロセッサーの温度が高くなりますが、インターネットや動画の視聴時はそれほど熱くなりませんし冷却ファンの音も静かです。 ◆バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) 負荷が低い動画視聴テストでは従来モデルよりも良い結果が出ていますが、高負荷時の4コア動作時の消費電力は大きくなっているので、使い方によっては従来モデルよりもバッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)製品詳細
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)スペックPDF
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC
◆HP Spectre 13-ae000 x360コンバーチブルPC(ユーザーガイド)
【実機レビュー:アッシュブラック】
◆エッジの効いた美しさ Spectre x360(2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
【実機レビュー:ローズゴールド】
◆ローズゴールドのSpectre x360 (2017年11月モデル)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【Spectre 専用化粧箱&付属品】
◆HP Spectre x360(2017年11月モデル)の専用化粧箱&付属品
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◆速攻レビュー:Spectre x360(2017年11月モデル)の特徴&性能について
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◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【アンケート】
◆Spectre x360(2017年11月モデル)の色はどれが好き?
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年12月4日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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