
2017年11月17日から販売が開始されたHP Spectre 13(2017年11月モデル)の実機を手にとって見る機会があったので、外観やデザイン、2モデルの違いや性能について解説したいと思います。
【2018年3月20日】
・アッシュブラックの詳細レビューを掲載!NEW!
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックの外観・デザイン徹底レビュー
【2018年3月9日】
・アッシュブラック(英語キーボード)が販売開始!NEW!
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックとセラミックホワイトの違い
【2018年1月30日】
・スタンダードモデルの実機ベンチマーク記事を公開!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル:Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【2017年12月26日】
・気品があるカラーになった新モデルの魅力を高画質の画像でお伝えします。
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)の外観・デザイン徹底レビュー
【2017年12月19日】
・パフォーマンスモデルの実機ベンチマーク記事を公開!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル:Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
【2017年12月16日】
・専用化粧箱&付属品の詳細記事を公開!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)の専用化粧箱&付属品
【2017年12月13日】
・インテルCore i7-8550Uプロセッサーを搭載したパフォーマンスモデル(13-af019TU)の実機ベンチマークを掲載!
・日本語キーボードの画像を追加。
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2)のベンチマークを掲載。
HP Spectre 13(2017年11月モデル)は魅力的で惹かれる「セラミックホワイト」 |

HP Spectre 13(2017年11月モデル:HP Spectre 13-af000 シリーズ)は、セラミックホワイト&ペイル(淡い)ゴールドのカラーリングで登場!これまでのSpectre らしいアッシュブラック&ブロンズゴールドの配色から大きくイメージチェンジしました。 ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)の外観・デザイン徹底レビュー | ||||

爽やかで清潔感があるカラーのホワイトと高貴なイメージのゴールドの組み合わせは、これまでに販売された日本HPのプレミアムノートPCにはなかった配色なので、とても魅力的で惹かれるものがあります。 | ||||

ペイル)ゴールドの部分は照明の色合いや周囲の色に影響されるので、当サイトの画像よりも濃く見えたり、薄く見える場合があります。 公式サイトのイメージ画像はペイルゴールドの部分がシルバーに近い感じですが、私が実物を見た印象はそれよりもゴールドの色味が入っているように見えました。 | ||||

従来のモデルのSpectre 13(※参考画像)のようなピカピカした派手なゴールドではなく、少し光を抑えた表面処理で落ち着いた雰囲気に見えます。 | ||||
セラミックホワイトの天面は、塗装面が滑らで指紋が付きにくいアニオン電着塗装」 |

セラミックホワイトの天面は8つの工程で造られています。「アニオン電着塗装」は自動車などで使われる塗装で、ひっかき傷に強く指紋が付きにくいのが特徴です。 1)CNC アルミニウム削り出し(アルミニウムの板を削って天面の形にする) 2)バリ取り(削った際に出来る角の出っ張りを取り除く) 3)磨き(表面を滑らかにする) 4)サンドブラスト(研磨剤を吹き付けて表面をより滑らかにする) 5)陽極酸化処理(アルミニウムを電解処理し、人工的に酸化皮膜を生成) 6)アニオン電着塗装(セラミックホワイトに着色) 7)エッジ加工(筐体の内型に向けて縁を斜めに削る) 8)エッジ部分の陽極酸化処理 | ||||

セラミックホワイトは艶がないマットな仕上がりで、実際に触ってみると滑らかな感触でした。表面に細かい凹凸がありサラサラとした手触りの「梨地処理」とは異なります。 | ||||
美しいデザインを引き立たせるペイルゴールドのアクセントカラー |

従来モデル(※実機レビュー)のゴールドのアクセントはプレミアムPC向けのスラッシュロゴや背面側のヒンジやインターフェースがある部分のみでしたが、この新モデルはディスプレイやキーボード部分の側面にもペイルゴールドのアクセントカラーが使われています。 ※ペイルゴールドの色味は光の当たり方や周囲の色などによって変わります。 | ||||

ボディの周囲にもアクセントを使用することで、内側に向かって斜めに削られたエッジ部分の造形がより美しく引き立つようになりました。 | ||||

斜めに削られたエッジは指の引っかかりが良くなるので、ディスプレイを開けやすくなるという機能性も備えています。 | ||||
高級家具からインスピレーションを得て設計されたリングヒンジ |

高級家具からインスピレーションを得て設計された「リングヒンジ」は、滑らかな動きでディスプレイの開閉を行うことができます。 【YouTube動画】 ◆Spectre 13リング ヒンジ | ||||

光沢感があるリングヒンジ。このシリンダーヒンジの内側には、キーボード部分基盤(マザーボード)とディスプレイをつなぐ配線が収められています。 | ||||

リングヒンジは「天面側から見えない」ことが大きな特徴です。 | ||||
タッチ対応になった13.3インチワイド・フルHDディスプレイ&ナローベゼル |

この新モデルのディスプレイはタッチに対応していますが、Spectre アクティブペンは非対応です。 ディスプレイのサイズは13.3インチワイドで、画面解像度はフルHD(1920x1080)、視野角が広い(斜めから見た時でも色の変化が少ない)IPS方式を採用。発色や色味は一般的な用途では十分なレベルです。光沢なので映り込みがありますが、画像や動画はつや感があるのできれいに見えます。 ナローベゼル(幅が狭いディスプレイの縁)を採用したことで、従来モデル(※実機レビュー)よりも幅が17mmコンパクトなサイズになりました。スタイリッシュさも増しています。 | ||||
キーボードはEnterの横に1列がある配置 |

2017年2月に販売開始されたSpectre x360(※実機レビュー)で採用されたEnterの横に1列(home,pg up, pg dn,end)があるキーボード配置は、Spectre 13(2017年11月モデル)でも採用されました。ウェブブラウザーのスクロールをするときに便利ですが、慣れるまでは押し間違えてしまうことがあるかもしれません。 キーピッチ約19×19mm、キーストローク約1.3mmで、適度なクリック感がある心地よい打鍵感はこのモデルでも引き継がれています。 | ||||

※上の画像は日本語キーボードです。画像をクリックすると拡大表示します。 日本語キーボードは十字キーが押しやすい凸型の配列になっていますが、Enterの横に1列(home,pg up, pg dn,end)がある配置されている点は海外仕様と同じです。 | ||||
背面にUSB Type-C 3.1ポートを3基搭載 |

背面にUSB Type-C 3.1ポートは3基搭載。2つ並んで配置されている2ポートのみThunderbolt 3に対応しています。ACアダプタを3つのポートのどれに差しても充電可能です。 ※USB Type-C to USB A変換アダプター(※参考画像)が同梱されているので、従来のUSB機器を接続することができます。 ※付属するACアダプタの色は、本体に合わせた「ホワイト」になります。 | ||||

背面の右側にはヘッドフォン出力/マイク入力コンボポートを1つ搭載。「SPECTRE」の文字も刻まれています。 | ||||
吸気口や排気口を大型化し、第8世代プロセッサーの発熱に対応 |

新モデルは4コア8スレッドになり高性能化した第8世代インテルCoreプロセッサーの発熱に対応するために、吸気口や排気口を大型化し冷却機構を強化。内部にはデュアルファンが搭載されています。(※内部の分解イラストPDF) | ||||

塗装されているので見た目ではわかりませんが、底面の素材はカーボンファイバーです。 | ||||
スタンダードモデルとパフォーマンスモデルの違い |

HP Spectre 13(2017年11月モデル)は2モデル用意されています。違いはプロセッサー、メモリやストレージの容量などです。価格の差は3万円になります。
どちらが良いかは使い方次第ですが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどがメインの用途ならスタンダードモデルの性能で十分です。
画像処理や写真編集をするのなら、プロセッサーの性能が高くメモリの容量が多いパフォーマンスモデルのの方が快適に作業できると思います。SSDの容量もスタンダードモデルの2倍(512GB)なので、画像や動画をたくさん保存することが可能です。
【Windows 10 Proのメリット】
Windows 10 Proはセキュリティーや管理機能などがWindows 10 Homeよりも強化されていて、リモート操作なども可能です。それ以外では、Windowsの更新を延期できる機能を搭載しています。( ※スクリーンショット)
◆Windows 10 HomeとWindows 10 Proの機能比較
HP Spectre 13-af000 シリーズ | ||
モデル | スタンダードモデル (13-af018TU) | パフォーマンスモデル (13-af019TU) |
OS | Windows 10 Pro (64bit) | |
プロセッサー | Core i5-8250U (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB, 4コア8スレッド) | Core i7-8550U (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB, 4コア8スレッド) |
カラー | セラミックホワイト | |
メモリ | 8GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) | 16GB オンボード (2133MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス620 (プロセッサーに内蔵) | |
ディスプレイ | 13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080/最大1677万色/ 300nit / 166ppi) | |
インターフェイス | USB Type-C 3.1 ×3 / 電源オフUSBチャージ機能対応 (うち2つはThunderbolt 3 対応 ) ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | |
サイズ | 約308mm(幅) x 225(奥行) x 10.4(最薄部)-12.5(最厚部)mm | |
質量 | 約1.11 kg | |
バッテリー 駆動時間 | 約11時間15分 | |
販売価格 | ¥164,780(税込)~ | ¥197,780(税込)~ |
第8世代インテル Core プロセッサーの性能は? |

※スコアはPassMarkベンチマークから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
HP Spectre 13(2017年11月モデル)は、省電力の第8世代インテルCore i5/Core i7プロセッサーを搭載。シングルスレッド性能は第7世代と変わりませんが、第8世代は4コア8スレッドになりマルチスレッド性能が大きく向上しています。
Core i7-8550Uを搭載したENVY 13(※実機ベンチマーク)ではとても良い結果が出ていますが、Spectre 13でどれくらいの性能が発揮できるのかは実際にテストしてみないとわかりません。
この新モデルは吸気口や排気口が大きくなり、従来モデル(※実機レビュー)よりも冷却性能は良さそうですが、プロセッサーの冷却が十分でない場合は、熱によるパフォーマンスの低下(サーマルスロットリング)が発生する可能性があります。実機をテストする機会があったら、性能だけでなく動作中の温度や消費電力なども検証したいと思います。
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i7-8550Uの性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i5-8250Uの性能・消費電力を検証!
スタンダードモデル Core i5-8250U(1.60GHz-3.40GHz,キャッシュ 6MB, 4コア8スレッド) パフォーマンスモデル Core i7-8550U (1.80GHz-4.00GHz,キャッシュ 8MB, 4コア8スレッド) | ||||
Core i7-8550Uプロセッサーの実機ベンチマーク(CINEBENCH R15) |
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
CINEBENCH R15 プロセッサー性能比較 | |||
プロセッサー | CPU (マルチコア) | CPU (シングルコア) | CPU パッケージ の最大消費電力 |
Spectre x360 (2017年11月モデル) Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 544 cb (166%) | 157 cb (122%) | 約29.9W (200%) |
Spectre 13 (2017年11月モデル) Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) | 519 cb (159%) | 155 cb (121%) | 約28.9W (193%) |
Spectre 13 (2017年11月モデル) Core i5-8250U (最大3.4GHz, 4コア8スレッド) | 514 cb (157%) | 142 cb (111%) | 約28.9W (193%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) | 354 cb (108%) | 145 cb (113%) | 約18.6W (124%) |
Spectre x360 (2017年2月発売) Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) | 326 cb | 128 cb | 約14.9W |
Spectre 13 (2017年11月モデル)に搭載されているインテルCore i7-8550U、Core i5-8250Uプロセッサーの性能テストを行いました。
Spectre 13は薄型(Spectre x360よりも3mmくらい薄い)のモバイルPCなので内部の空間が狭く冷却に不利な構造なので、「どれくらい性能が発揮できるのか?」が気になると思います。
CINEBENCH R15のベンチマークでは、動作温度はSpectre x360(※2017年11月モデル:実機ベンチマーク)よりも高めです。瞬間的にプロセッサーダイで許容できる100℃に近いところまで上がりますが、熱による性能低下は少なくそれなりに良い結果が出ました。
第7世代のプロセッサー(Core i5-7200UやCore i7-7500Uなど)と比較すると、1コアの性能はそれほど違いませんが、マルチコアの性能は飛躍的に向上しています。インターネットやオフィスソフトでは4コアの性能向上は体感できないかもしれませんが、動画のエンコードや画像処理などでは高い処理能力を期待できそうです。
【2018年3月4日追記】
実機のテストではCore i7-8550U、Core i5-8250Uの性能差は少ないという結果が出ました。プロセッサーのコアをすべて使用するマルチコアテストではほぼ同じくらいのスコアなので、Core i7-8550U搭載機は少し熱によるパフォーマンス低下があるのかもしれません。
1コアのみ使用するテストでは最大動作周波数が違うので10%くらいの差が付きましたが、体感では性能違いはわからないと思います。
■マルチコアテスト時 最大温度は97℃前後(平均温度は83℃前後) ■シングルコアテスト時 最大温度は99℃前後(平均温度は92℃前後) ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i7-8550Uの性能・消費電力を検証! ■マルチコアテスト時 最大温度は90℃前後(平均温度は79℃前後) ■シングルコアテスト時 最大温度は89℃前後(平均温度は78℃前後) ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i5-8250Uの性能・消費電力を検証! | ||||
512GB SSD (PCIe NVMe M.2) のベンチマーク |
CrystalDiskMark(バージョン 5.5.0 )でパフォーマンスモデルに搭載されている512GB SSDの性能を測定しました。
![]() | 2017年12月の時点では、TOSHIBA製のSSDが搭載されています。(型番はTHNSN5512GPUK 512.1GB) 最速クラスのSSDではありませんが、PCを快適に使うには十分な速度があります。10秒以内にPCが起動し、操作したときの反応も速いので快適です。 ※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。 | |
【実機ベンチマーク】
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i7-8550Uの性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i5-8250Uの性能・消費電力を検証!
インテル UHD グラフィックス 620の性能について&実機ベンチマーク |

「インテル UHD グラフィックス 620」は、Core i5-8250UやCore i7-8550Uプロセッサーなどに内蔵されているグラフィックス(GPU)です。
GeForce GTX 1060 with Max-Q Design(※実機ベンチマーク)のようなゲーム向けのグラフィックスではないので、ベンチマークではスコアが低いのですが、インターネットや動画の視聴などは問題なくこなせる性能があります。
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:4016 | ||
Graphics Score :3766 Physics Score :6226 Combined Score :3882 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:994 | ||
平均フレームレート:5.921 評価:設定変更が必要 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3892 | ||
フレームレート:17~72fps 評価:普通 |
実機のテストでは、ファイナルファンタジーのような3Dゲームをプレイするのは厳しいという結果でしたが、ドラクエのような「軽い」と言われているゲームはフルHDで最高画質でも普通にプレイ可能という評価になります。
【実機ベンチマーク】
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i7-8550Uの性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)Core i5-8250Uの性能・消費電力を検証!
バッテリー駆動時間 |

Spectre 13 (2017年11月)のスタンダードモデルとパフォーマンスモデルでバッテリー駆動時間を検証しました。
【パフォーマンスモデル:Core i7-8550U搭載】
YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量は89%でした。1時間で約11%消費したので、バッテリー残量が0になるまで9時間5分くらい視聴できる計算になります。
【スタンダードモデル:Core i5-8250U搭載】
YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量は90%でした。1時間で約10%消費したので、バッテリー残量が0になるまで10時間くらい視聴できる計算になります。
テストでは動作周波数が少し控えめなCore i5-8250Uを搭載したスタンダードモデルの方が、バッテリー駆動時間が少し長いという結果が出ました
当サイトでテストしたノートPCのバッテリー駆動時間の比較 | |||
■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 ※YouTubeのフルHD動画をフルスクリーンで1時間再生 ※ディスプレイの明るさは、フルHDが50%、4Kと3K2Kは30%に設定。 ※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。 | |||
モデル名 | 1時間再生時の バッテリー残量 | ディスプレイ | バッテリー容量 |
ENVY 13-ad100パフォーマンスモデル ※Core i7-8550U | 90% (約10時間) | フルHD | 53.700 Wh |
ENVY 13-ad000スタンダードモデル ※Core i5-7200U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216 Wh |
ENVY 13-ad000ベーシックモデル ※Core i3-7100U | 90% (約10時間) | フルHD | 54.216u |
Spectre 13 (2017年11月モデル) ※Core i7-8550U | 90% (約10時間) | フルHD | 41.696 Wh |
Spectre 13 (2017年11月モデル) ※Core i7-8550U | 89% (約9時間5分) | フルHD | 41.072 Wh |
Spectre x360 (2017年11月モデル) ※Core i7-8550U | 89% (約9時間5分) | 4K | 62.093 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 88% (約8時間20分) | フルHD | 58.397 Wh |
Spectre x360 (2017年2月発売) ※Core i7-7500U | 85% (約6時間40分) | 4K | 58.397 Wh |
Spectre x2 スタンダードモデル ※Core i5-7260U | 76% (約4時間9分) | 3K2K | 41.149 Wh |
Spectre x2 パフォーマンスモデル ※Core i7-7560U | 75% (約4時間) | 3K2K | 40.902 Wh |
プロセッサーの負荷が低い動画の視聴では第8世代(4コア8スレッド)と第7世代(2コア4スレッド)のバッテリー駆動時間の違いはそれほど大きくありませんでしたが、第8世代はベンチマークや動画のエンコードのような負荷が高い処理では第7世代のプロセッサーよりも消費電力が増えるので、使い方によってはバッテリーの消耗が早くなる可能性があります。
HP Spectre 13 シリーズの新モデル(2017年11月モデル)と従来モデルの違い |

2017年11月に発売された新モデルと、2016年に発売された従来モデル(※外観・デザインのレビュー)との違いを簡単にまとめました。
新モデルは性能が良く、ディスプレイがタッチに対応しサイズもコンパクトになっているのですが、ボディの色は「セラミックホワイト」のみです。キーボードが少し特殊な配列になっている点は考慮する必要があると思います。
従来モデルは1年位前の製品なので、キャンペーンで価格でお得になっています。性能面では新モデルよりも劣りますが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な性能があります。薄型なので熱を持ちやすい傾向があります。(※実機ベンチマーク)
【新モデルと現行モデルの外観やデザインの違い】
・カラーはセラミックホワイトのみ
・ディスプレイがタッチに対応
・ナローベゼルを採用
・スピーカーの穴が、キーボード左右からキーボード上部に移動
・キーボードがEnterの横に1列がある配列に変更。
・冷却機構の強化(吸気口や排気口の大型化)
・Webカメラが顔認証に対応
【新モデルと現行モデルのスペックの違い】
・プロセッサーの性能が向上(第7世代から第8世代に変更)
・16GBのメモリを搭載したモデルを選択可
・高速なメモリ(2133MHz)を採用
【新モデルは現行モデルよりもコンパクトなサイズに】
・幅が325mm→308mmに縮小。
・奥行も229→225mmに縮小。
・最厚部は11.2mm→12.5mmに変更。※タッチパネル化、冷却の強化のため
・上部のベゼルが16.04→9.7mm、左右のベゼルが15.03→5.3mmに縮小。
【バッテリー駆動時間が長くなった新モデル】
・10時間→約11時間15分
【ACアダプター】
・ホワイトのACアダプター
・電源容量が45W→65Wに増加
・ダックヘッド(折りたたみ式プラグ)と電源コードが付属
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre 13-v100 製品詳細
セラミックホワイト&ペイルゴールドの専用化粧箱 |

HP Spectre 13(2017年11月モデル)の専用化粧箱は、本体のカラーに合わせたセラミックホワイト&ペイルゴールドになります。 【付属品】 Spectre 13を収納できる専用ケース(グレー)、USB Type-C to USB A、変換アダプター、速効!HPパソコンナビ特別版、ACアダプター、ダックヘッド(コンセント直付け用)、電源コード、保証書等 【関連記事】 ◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)専用化粧箱&付属品 | ||||

ACアダプターの色は本体のカラーに合わせた「ホワイト」になります。画像はACアダプター本体(約244g)にプラグ部分を収納できるダックヘッド(コンセント直付け用:約17g)を取り付けた状態で、重さは約261gになります。 | ||||

電源コードも付属しているので、コンセントの形状や使用状況などに応じて使い分けることができます。重さは約119gです。 | ||||

Spectre 13(2017年11月モデル)のインターフェースは最新規格のUSB Type-Cのみですが、同梱されている「USB Type-C to USB A 変換アダプター」で従来のUSB機器を接続することができます。 | ||||

Spectre 13専用ケースの色はグレーで、上部には「hp | EST. 1939 CALIFORNIA USA」の文字が刻まれています。Spectre x360 の専用ケースと似たような形ですが、Spectre 13に付属しているケースには蓋がありません。 Spectreの出し入れは抵抗感がある(簡単に抜け落ちないようにするため)ので、すっぽり入るような状態になるまで少し手間取るかもしれません。 【関連記事】 ◆HPの歴史について(HPの歩み、バーチャル・ミュージアムなど) ※1939年、ウィリアム・ヒューレットとデビッド・パッカードが、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトでヒューレット・パッカード社を創業。 | ||||
美しさに磨きがかかり従来モデルよりもコンパクトなサイズになった新モデル |

Spectre 13シリーズの2017年11月モデルは「セラミックホワイト」で登場しました。Spectreはアッシュブラック&ブロンズゴールドが最もふさわしいと思っていたので、初めてこのカラーを見たときは衝撃的でした。 アッシュブラックはとても精悍でカッコいいというイメージでしたが、セラミックホワイト&淡いゴールドの組み合わせは「とても品格があって美しい」という印象です。他のパソコンにはない「特別な雰囲気」を感じます。 従来モデルのアッシュブラックは手で触った跡が目立ちやすいのですが、このセラミックホワイトは滑らかな手触りで指紋が付きにくかったです。外で持ち運んで使ことが多い方にとっては、「汚れが目立ちにくい」のは大きなメリットになると思います。 このモデルはSpectreシリーズの中では薄型で軽量であることが最も大きな特徴の製品です。約1.11kgの重さは従来モデル(※実機レビュー)と同じですが、ナローベゼルを採用したことで幅が17mm、奥行きが4mmコンパクトなサイズになり、バッグなどへの出し入れがしやすくなりました。 カラーを一新して美しさに磨きがかかった「Spectre 13の2017年11月モデル」はとても魅力的な製品だと思います。 | ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre 13-af000(2017年11月モデル)製品詳細
◆HP Spectre 13-af000 セラミックホワイト(2017年11月モデル)スペックPDF
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラック(2017年11月モデル)スペックPDF
※アッシュブラックは英語キーボードになります。
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ
◆HP Spectre 13-af000 Laptop PCシリーズ(ユーザーガイド)
【実機レビュー】
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000 セラミックホワイトの外観・デザイン徹底レビュー
◆HP Spectre 13-af000(Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre 13-af000(Core i5-8250U)の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆速攻レビュー:HP Spectre 13-af000 の特徴・性能、新旧モデルの違い
◆HP Spectre 13-af000 アッシュブラックとセラミックホワイトの違い
【専用化粧箱】
◆HP Spectre 13(2017年11月モデル)専用化粧箱&付属品
【プレミアム壁紙】
◆公式サイトからダウンロードできる Spectre シリーズの素敵な壁紙
【純正オプション】
◆HP Spectre レザークラッチバッグの詳細レビュー
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年11月25日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※画像の色は実物と異なる場合があります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
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