
この記事では、最新の第8世代インテルCore i7-8550Uプロセッサー(Kaby Lake R)を搭載した『HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル』のベンチマークテストを行っています。
4コア8スレッドのインテルCore i7-8550Uプロセッサーが、従来の第7世代プロセッサーと比較してどれくらい性能が向上したのかをチェック。消費電力、バッテリー駆動時間なども検証します。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデルは、2017年10月中旬より販売が開始された新モデルで、最新の第8世代インテルプロセッサー(Kaby Lake R)が搭載されています。 スタイリッシュなデザインやシルクゴールドのカラーリング、ディスプレイなどは従来モデルと同じです。外観やデザインのレビューは下記の記事をご覧ください。 【関連記事】 ◆スタイリッシュ&上品なシルクゴールド『HP ENVY 13』の外観・デザイン詳細レビュー | ||||

第8世代のインテルCore i7-8550Uプロセッサーは、第7世代プロセッサーよりもコアやスレッド数が2倍(4コア8スレッド)になっています。マルチスレッド性能の大きな向上が望めそうです。 | ||||
HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデルのスペック | |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.8GHz - 4.00GHz、4コア8スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 45W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。 |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト。 |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。 |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。 |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力(W)測定で使用。 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP ENVY 13-ad100 シリーズは、コアの数が2倍になった第8世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake R)を搭載!
プロセッサーのカスタマイズはできませんが、Core i5-8250U(※スタンダードモデル)、Core i7-8550U(※パフォーマンスモデル)を搭載した2モデルが用意されています。
・インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB) ※スタンダードモデル ・インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, キャッシュ 8MB) ※パフォーマンスモデル ※この記事ではパフォーマンスモデル(Core i7-8550U搭載)でテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第8世代 Core プロセッサー(Kaby Lake Refresh)
製品の開発コード名は「Kaby Lake R」で、型番は8000番台になります。14nmのプロセスルールは第7世代と同じですが、第8世代はコアの数が2倍になり、キャッシュの容量も増加しています。
■Core i7-8550Uプロセッサー(※製品の仕様情報)
ベース周波数1.8GHz、最大動作周波数4.0GHz、4コア/8スレッド、キャッシュ8MB、TDP15W。
■Core i5-8250Uプロセッサー(※製品の仕様情報)
ベース周波数1.6GHz、最大動作周波数3.4GHz、4コア/8スレッド、キャッシュ6MB、TDP15W。
■Core i5-7200U プロセッサー(※製品の仕様情報)
ベース周波数2.5GHz、最大動作周波数3.1GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ3MB、TDP15W。
■Core i3-7100U プロセッサー(※製品の仕様情報)
ベース動作周波数2.4GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ3MB、TDP15W。
第8世代(Kaby Lake R)と第7世代(Kaby Lake)プロセッサーの違い 第8世代プロセッサーの大きな特徴は、コアとスレッド数が第7世代の2倍になったことです。コアが増えたことでマルチスレッドの性能が大きく向上しています。特に動画のエンコードや画像処理などで高い処理能力を発揮します。 何かを並行して行う、例えばファイルをダウンロードしながらWebサイトを閲覧するような使い方や、バックグラウンドでウイルススキャンやOSのアップデートが行われたときに、従来の2コアでは余裕がない(100%近く使い切ってしまう)場合がありましたが、4コアの場合はそのような状況でも処理能力に余裕が感じられます。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i7-8550U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i7-8550U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・1.8 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・4.0GHz コアの数・・・4 スレッド数・・・8 L3キャッシュ・・・8MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第8世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake Refresh) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel UHD Graphics 620 を内蔵 ◆インテル Core i7-8550U プロセッサースペック詳細 | ||||

CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールすると、プロセッサーの情報(電圧やターボブースト時の動作周波数など)を確認することができます。Core i7-8550Uはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできません。
4コア動作時は最大3.7 GHzに設定されていますが、実機のテスト(CINEBENCH R15)では4コア動作時で最大3.1GHzくらいでした。型番末尾に「U」が付く省電力タイプは消費電力を抑えた設定(TDP 15W)になっているので、高負荷時に最大3.7 GHzまで動作クロックを上げることができないのかもしれません。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 2コア動作時・・・・・最大4.0 GHz 3コア動作時・・・・・最大3.7 GHz 4コア動作時・・・・・最大3.7 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
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■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆ENVY 13-ad100 パフォーマンス ・Core i7-8550U (最大4.0GHz, 4コア8スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル UHD グラフィックス 620 | OpenGL:45.03 fps(102.5%) CPU:536 cb(167.5%) CPU(Single Core):148 cb(118.4%) |
◆ENVY 13-ad000 スタンダード ・Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HD グラフィックス 620 | OpenGL:43.89 fps CPU:320 cb CPU(Single Core):125 cb |
第8世代のインテルCore i7-8550Uプロセッサーは、第7世代のCore i5-7200U プロセッサーよりもコア・スレッド数が2倍になり、マルチスレッド性能が大きく向上しています。 ■CPUテスト プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i7-8550UはCore i5-7200Uよりも約68%高いスコアが出ました。コアが倍増してもスコアが2倍にはなりませんが、かなり大きな性能向上です。動作温度も最大で81℃(平均69℃)で、サーマルスロットリング(熱によるパフォーマンスの低下)は発生しませんでした。 4コア動作時のクロック周波数は、テスト序盤は3.1GHzくらいまで上がりますが、中盤には少しづつ周波数が下がり、最終的には2.2GHzで動作していました。 ■CPU(Single Core)テスト 1コアのみの性能を測定するテストでは、Core i5-7200Uよりも約18%高いスコアで、クロック周波数の差(約29%)ほどスコアは伸びませんでしたが確実に性能は向上しています。ベンチマーク中の温度は、最大クロック周波数が4.0GHzまで上がる1コア動作時の方がマルチコアテスト時よりも高めの温度で推移していました。 【参考:Core i7-7560Uのスコア】 OpenGL:55.58 fps CPU:348 cb CPU(Single Core):155 cb ◆HP Spectre x2 12-c000(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i5-7260Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:335 cb CPU(Single Core):137 cb ◆HP Spectre x2 12-c000(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i5-7200Uのスコア】 OpenGL:43.89 fps CPU:320 cb CPU(Single Core):125 cb ◆HP ENVY 13-ad000(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i3-7100Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:253 cb CPU(Single Core):99 cb ◆HP ENVY 13-ad000(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度(マルチコアのテスト時) | 【最大温度】 81℃前後 【平均温度】 68℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
プロセッサーの温度(1コアのテスト時) | 【最大温度】 88℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度(OpenGLテスト時) | 【最大温度】 86℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 37℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.5 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 649 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約38.7W CPUテスト・・・最大 約49W |

HP ENVY 13-ad100 シリーズは LPDDR3 SDRAM(1866MHz)を採用。メモリの容量はスタンダードモデル、パフォーマンスモデル共に8GBを搭載しています。
・8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル、パフォーマンスモデル | ||||
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搭載されているLPDDR3メモリの詳細。最新プロセッサーに対応していないのかもしれませんが、メモリの情報は容量のみ表示されています。 レイテンシ(メモリのデータを転送する時の待ち時間)はCL-14(※参考画像)です。4GBx2の構成なのでデュアルチャネルで動作します。 ![]() | ||
■メモリ搭載量について 8GBのメモリは、インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途なら十分ですし、年賀状の作成も可能な容量です。 画像処理用途では使い方次第になりますが、8GBは必要最小限の容量になります。大きなデータや複雑な処理などを行う場合は16GB以上のメモリを搭載したパソコンの方が快適ですが、本格的ではないけれど気軽に画像処理や写真編集などもしてみたい方にとっては8GBのメモリでも十分だと思います。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP ENVY 13-ad000 シリーズはPCIe接続の超高速SSDを採用! SSDの容量はベーシックモデルが256GB、スタンダードモデルは512GBを搭載しています。
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル、パフォーマンスモデル ※この記事では512GB SSD搭載機でテスト。 | ||||

スタンダードモデルは512GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は465GB(そのうち54.1GBを使用)になります。※Windowsアップデート実行後の容量になります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは13.3GBで、そのうち11.7GBが使用されています。リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■512GB SSD (PCIe NVMe M.2)

CrystalDiskInfoで表示されるTOSHIBA製SSDの情報。型番はTHNSN5512GPUK TOSHIBA、ファームウェアは「5KHA4102」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
HP ENVY 13-ad000 シリーズには、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSD(PCIe NVMe M.2)が搭載されています。
パフォーマンスモデルに搭載されている512GB SSDのテストでは、シーケンシャルリードが920MB/s前後、シーケンシャルライトは740MB/s前後でした。転送速度は最速の部類ではありませんが、起動時間や操作時のレスポンスは十分速くて快適です。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温24℃) 34℃(ベンチマーク前)→約72℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約9~10秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||
高速なSSD向けのベンチマーク「CrystalDiskMark(バージョン 5.5.0 )」で行ったテストでは、Seq Q32T1で1795MB/sを記録。Sepの項目はCrystalDiskMark 3.0.4と同じくらいの速度が出ています。 | ||||

HP ENVY 13-ad100 シリーズ(スタンダードモデル、パフォーマンスモデル)のグラフィックスは、 プロセッサーに内蔵されている「インテル UHD グラフィックス 620」です。
・インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | ||||

■グラフィックス性能比較
※上のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■インテル UHD グラフィックス 620 第8世代インテル Core i7-8550Uプロセッサーに内蔵されているGPU。インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能です。 ゲーム向けのNVIDIA GeForce GTX 1060 with Max-Q Design グラフィックス(※実機ベンチマーク)とは大きな性能差があるので本格的な3Dゲームのプレイには向きませんが、ドラクエのような軽めのゲームならとりあえず動かせるくらいの性能はあります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
■インテル UHD グラフィックス 620 のスペック 【GPUコア】 Kaby lake GT2 【シェーダユニット】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1150 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 4.8GigaTexels/s 【メモリ クロック】 933MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 29.9GB/秒 ◆インテル Core i7-8550U プロセッサースペック詳細 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:945 | ||
Graphics Score :1018 Physics Score :7442 Combined Score :332 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3910 | ||
Graphics Score :3606 Physics Score :6998 Combined Score :3801 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:7528 | ||
Graphics Score :8354 Physics Score :5593 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:61453 | ||
Graphics Score :72154 Physics Score :40455 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】 ENVY 13 パフォーマンスモデルのCore i7-8550U(4.0GHz、4コア8スレッド)は、ENVY 13 スタンダードモデルのCore i5-7200U(3.1GHz、2コア4スレッド)よりもプロセッサーのテストで大きくスコアを伸ばしています。 ■プロセッサーの性能テスト Core i5-7200Uと比較した場合、Ice Stormのテストでは6%程度しかスコアが伸びませんでしたが、ほかのテストでは1.4~1.6倍くらい高いスコアが出ています。 ■グラフィックスの性能テスト Core i7-8550Uのインテル UHD グラフィックス 620は、Core i5-7200Uのインテル HD グラフィックス 620と比較すると大きな性能向上は見られませんでした。ほぼ同じくらいか少し良い程度のスコアです。 ■ベンチマーク中の温度について 負荷が高いFire Strike では瞬間的に90℃まで上がりましたが、サーマルスロットリングは発生していませんでした。平均では71℃くらいなので、高負荷時時の冷却性能は特に問題ないと思います。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 90℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 80℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 37℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.2 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1694 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約41.6W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3538 | ||
平均フレームレート:24.076 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1927 | ||
平均フレームレート:12.387 評価:設定変更を推奨 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:936 | ||
平均フレームレート:5.520 評価:動作困難 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
画面サイズ1920x1080では、最高品質・標準品質のいずれの場合でも画面がコマ送りの状態になるので快適にプレイすることはできません。1280x720・標準品質に設定すれば平均フレームレートが24くらいになるのでとりあえず動くようになりますが、画面の動きは少しぎこちなさが感じられます。
Core i5-7200Uに内蔵されているインテル HD グラフィックス 620 と比較した場合、同じくらいか少し良いくらいのスコアになります。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620 のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3106 平均フレームレート:21.428 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:1861 平均フレームレート:12.164 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:938 平均フレームレート:5.544 評価:設定変更が必要 ◆HP ENVY 13-ad000(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 83℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 83℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 37℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1642 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約44.3W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:7684 | ||
フレームレート:23~157fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4569 | ||
フレームレート:20~90fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3645 | ||
フレームレート:17~68fps 評価:普通 |
【Core i7-8550U, インテル UHD グラフィックス 620のスコア】
フルHD(1920x1080)では、最高品質、標準品質ともに「普通」で、このままでもプレイ可能ですが少し設定を調整したほうが快適という評価になります。1280x720・標準品質に設定した場合でも、キャラクターが多数登場するシーンではあまりフレームレートは伸びませんが、フルHDよりもフレームレートが高めで推移するので画面の動きはより滑らかになります。
インテル HD グラフィックス 620と比較した場合は、1280x720・標準品質のスコアが少し伸びませんでしたが、フルHD(最高品質、標準品質)ではほぼ同じくらいのスコアが出ています。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:8190 フレームレート:28~150fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:4584 フレームレート:18~90fps 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:3483 フレームレート:14~65fps 評価:普通 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 24℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-8550U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 82℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 82℃前後 【平均温度】 68℃前後 【アイドル時】 37℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1147.8 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 286 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約35W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |
![]() | ||||
HP ENVY 13-ad100 シリーズのディスプレイはフルHD(1920x1080)です。明るさ(輝度)を50に設定してバッテリー駆動時間のテストを行います。
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 90% ※1時間で約10%消費するので、バッテリー残量が0になるまで10時間くらい視聴できる計算になります。 第8世代のインテル Core i7-8550U プロセッサーは4コア8スレッドになったので、高負荷時の消費電力はCore i5-7200U(2コア4スレッド)よりも増加していますが、この負荷が低い動画視聴テストでは同じくらいの駆動時間になりました。 動画視聴のような負荷が低い状況では、低めのクロック周波数で消費電力を抑えることができますが、4コアをフルに使うような負荷が高い処理(動画のエンコードや画像処理など)を行った場合は、Core i5-7200U搭載機よりもバッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 【参考】 ENVY 13-ad000スタンダードモデル(フルHD)・・・90%(約10時間)※実機レビュー ENVY 13-ad000ベーシックモデル(フルHD)・・・90%(約10時間)※実機レビュー Spectre x360 スタンダードモデル(フルHD)・・・88%(約8時間20分)※実機レビュー Spectre x360 パフォーマンスモデル(4K)・・・85%(約6時間40分) ※実機レビュー Spectre x2 パフォーマンスモデル(3K2K)・・・75%(約4時間)※実機レビュー ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

今回テストで使用したENVY 13 ad-100 パフォーマンスモデルのバッテリー容量は53.700 Whでした。(※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。)
ENVY 13ad-100 パフォーマンスモデル・・・53.700 Wh
ENVY 13ad-000 スタンダードモデル・・・55.078 Wh
ENVY 13ad-000 ベーシックモデル・・・54.046 Wh
Spectre x2 パフォーマンスモデル・・・40.902 Wh
Spectre x360のバッテリー・・・58.397 Wh

■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 ・ディスプレイの輝度を下げる ・キーボードのバックライトをOFFにする ・電源プランを「省電力」にする ・プロセッサーの最大動作周波数を低めに制限する 機種によっては設定できないかもしれませんが、プロセッサーの最大動作周波数を制限して消費電力を抑えるという方法があります。 ENVY 13ad-100 パフォーマンスモデルはプロセッサーの動作周波数を設定することが可能です。動作周波数は任意の数値に設定できるので、2.5GHzで動作させたい場合は2500と入力します。 バッテリー駆動時とACアダプター接続時の設定が可能なので、ACアダプター接続時は最大パフォーマンスでCore i7-8550Uの性能を十分に発揮できる設定に、バッテリー駆動時は動作周波数を低めに設定にして消費電力や発熱を抑える設定にすることができます。 | ||||

HP ENVY 13-ad100 シリーズ(スタンダードモデル、パフォーマンスモデル)には45WのACアダプターが付属しています。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温22℃) | |
プロセッサーの温度 | 41~63℃ |
GPUの温度 | 41~51℃ |
消費電力 | 6.2~32 W前後 |
サイトにアクセスしたときやページを移動した瞬間に温度が高くなる場合がありますが、ページを見ているだけの状態ではアイドル時に近い温度(39~41℃前後)で推移。
消費電力もページを移動した瞬間に高くなり30Wを超えることがありましたが、ページを眺めているだけで何もしない状態ではアイドル時に近い6.2~10W前後くらいでした。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音はとても静かで、キーボード部分はほんの僅かに暖かい程度(28℃くらい)になります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温22℃) | |
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 59℃ 【平均温度】 41℃ |
GPUの温度 | 【最大温度】 50℃ 【平均温度】 40℃ |
消費電力 | 7.7~17 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に59℃くらいまで上がることがありましたが、平均温度は41℃でアイドル時よりも少し高いくらいの温度です。ファンの音はほとんど聞こえないくらい静かでした。キーボード部分は少し温かさが感じられるくらいの温度(32℃前後)になります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

【高負荷時の冷却性能】 ENVY 13 シリーズは底面からの吸気効率を良くするために、ディスプレイを開くとキーボードの部分が持ち上がる「リフトアップ・ヒンジ」という仕組みを採用しています。 アイドル時は38~40℃(室温24℃)くらいです。インターネットや動画視聴時は瞬間的に50℃を超えることがありましたが、大体においてアイドル時よりも少し高いくらいの温度で動作していました。 負荷が高いゲーミングPC向けのベンチマーク(3D MARKのFire Strike)では、Core i7-8550Uの温度は最大で90℃くらいまで上がりましたが、平均では71℃くらい(室温24℃でテスト)に収まっています。 プロセッサー・ダイで許容できる最大温度の100°Cまではかなり余裕がある状態です。 今回の数分程度のベンチマークでは熱によるパフォーマンスの低下(サーマルスロットリング)はほとんど発生していませんでしたが、連続で高い負荷をかけ続ければもう少し温度が上がる(90℃以上になる)場合があります。 冷却が厳しいノートパソコンは高い負荷をかけた瞬間から90℃以上になり、サーマルスロットリングが発生してパフォーマンスが低下してしまうのですが、ENVY 13に関してはそのようなことはなく、しっかりとプロセッサーを冷却することができているようです。 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・キーボードの中央付近~上側 ・キーボードの上側(メッシュがある部分) ・ボディの底面など 負荷が低いWebサイトの閲覧や文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度は中央付近がほんのり暖かい程度で約28℃くらい、動画視聴時は少し暖かさが感じられる30~33℃くらいになりました。(室温24℃) ゲームやベンチマークをした場合は少し温度が上がりますが、ファイナルファンタジーXIV 紅蓮のリベレーター終了時は、最も温度が高くなる中央付近が39℃くらいになりました。(室温24℃) ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・充電しながら使用する場合 ・OSのアップデート ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでウイルススキャンが動作している場合 【高負荷時のファンの音】 個体差があるかもしれませんが、ファンの音はCore i5-7200U搭載機よりも少し甲高くなっています。4コア8スレッドになったCore i7-8550Uを冷却するためには、高回転でファンを回す必要があるのだと思われます。 ファンはメリハリがある制御で、冷却が必要なときのみスイッチが入ったように高回転になりますが、インターネットや動画視聴時はとても静かで、アイドル時は無音に近い状態です。 | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温24℃) | |
インテル Core i7-8550U プロセッサー | 90℃(アイドル時38℃前後) |
インテル UHD グラフィックス 620 | 83℃(アイドル時37℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.3W 前後 |
スリープ時 | 0.5W 前後 |
アイドル時 | 6.1W 前後 |
起動時 | 約36W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約49W (CINEBENCH R15) |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデルのベンチマークテスト 新モデルは4コア8スレッドになったCore i7-8550Uを搭載しているので、従来の第7世代プロセッサーを搭載したモデルよりもマルチスレッド性能が飛躍的に向上しています。 ◆第8世代 インテル Core i7-8580U プロセッサー(4コア8スレッド) CINEBENCH R15のマルチスレッドテストでは、Core i5-7200Uよりも1.7倍くらい高いスコアをマーク。価格に見合ったパフォーマンスを期待できると思います。 ◆8GBメモリ (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状作成のような使い方では十分な容量です。非常に大きなデータを取り扱う場合は十分ではないかもしれませんが、ちょっとした画像処理や写真編集なども可能です。 ◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) 容量が512GBなので、多数の画像や動画を保存することができます。電源スイッチを押してからあっという間の10秒起動&レスポンスも良いのでPCの操作が快適です。 ◆インテル UHD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) 第7世代のインテル HD グラフィックス 620よりも少しブースト時の動作周波数が上がっていますが、ゲームベンチでは大きなスコアの向上はありませんでした。本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのドラクエXはフルHD・最高画質で「普通」という評価になります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 従来の2倍のコア(4コア8スレッド)になった第8世代のインテル Core i7-8550U プロセッサーを搭載したことで高負荷時の発熱が気になるところですが、実機のテストでは高負荷時の熱の問題はありませんでした。 バッテリー駆動時間は当サイトの動画視聴時間テストでは良い結果が出ていますが、4コアをフルに使うような処理を行った場合は、第7世代のインテルプロセッサーを搭載したモデルよりも最大消費電力が1.6倍に増えているので、使い方次第ではバッテリー駆動時間が短くなる可能性があります。 冷却ファンの音は、高負荷時はそれなりに大きくなりますが、負荷が低い状況(インターネットや動画の視聴など)ではファンが回転しているのかわからないくらいとても静かです。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 13 シリーズ製品詳細
◆HP ENVY 13-ad100 シリーズ※第8世代インテル(スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP ENVY 13-ad100 Laptop PC サポート
◆HP ENVY 13-ad100 シリーズ(ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆スタイリッシュ&上品なシルクゴールド『HP ENVY 13』の外観・デザイン詳細レビュー
【ベンチマーク】
◆HP ENVY 13-ad100 パフォーマンスモデル(Core i7-8550U)の性能・消費電力を検証!
◆HP ENVY 13-ad000 スタンダードモデル(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
◆HP ENVY 13-ad000 ベーシックモデル(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆シルクゴールドが美しい日本HPプレミアムノート『ENVY 13』速攻レビュー!
◆HP ENVY 13(Core i7-8550U 搭載モデル)の製品特徴・性能について
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年11月13日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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