
日本HPの法人向け2in1コンバーチブルPC『HP EliteBook x360 1030 G2』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証しました!
今回テストするモデルは、第7世代インテル Core i5-7200U プロセッサー(Kaby Lake)、DDR4メモリ8GB 、256GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)、インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵)を搭載。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

『HP EliteBook x360 1030 G2』は、ディスプレイが360度回転する法人向け2in1モバイルPCです。洗練されたデザイン、高い堅牢性と美しい造形のアルミニウム削り出しのボディ、法人向けモデルならではの高いセキュリティなどが大きな特徴です。 【実機レビュー】 ◆HP EliteBook x360 1030 G2の外観・デザイン徹底レビュー | ||||

HP EliteBook x360 1030 G2のスペック | |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i5-7200U プロセッサー (2.5GHz - 3.1GHz、2コア4スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (2133MHz,DDR4) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | HP 65WスマートACアダプター(HP ファストチャージ対応) |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。 |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト。 |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。 |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。 |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力(W)測定で使用。 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP EliteBook x360 1030 G2は、第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)のCore i5-7200UとCorei7-7600Uを搭載したモデルが用意されています。この記事ではCore i5-7200U搭載機でテストしています。
・インテル Core i5-7200U プロセッサー (2.50-3.10GHz / 2コア・4スレッド / TDP15W) インテル vPro テクノロジー無効 ・インテル Corei7-7600U プロセッサー (2.80-3.90GHz / 2コア・4スレッド / TDP15W) インテル vPro テクノロジー有効 ※この記事ではCore i5-7200U搭載機でテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
下記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第7世代 Core プロセッサー(Kaby Lake)について
改良された14nmプロセスルールで高いクロック周波数での動作が可能になり、第6世代 Core プロセッサー(Skylake)よりも性能が向上しています。
■Core i7-7600U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.9GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ4MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7200U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.1GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ3MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7200UとCore i7-7600Uの差について PassMarkのベンチマークでは、Core i7-7600UとCore i5-7200Uのスコアの差は20%くらいになっていますが、インターネットやオフィスなどの用途ならCore i5-7200Uでも十分な性能があります。 Core i7-7600UはCore i5-7200Uよりも動作周波数が高いのですが高負荷時の発熱も多くなるので、冷却性能に限りがある薄型ノートPCに搭載した場合は、十分に性能を発揮できない場合があります。 末尾に「U」が付くノートPC向けの超低電圧モデルは発熱や消費電力などは低くなりますが、Core i5やCore i7という名称でもデスクトップPC向けプロセッサーのCore i3のようなスペック(2コア4スレッド)になります。 マルチスレッド性能が要求される動画のエンコードや画像処理をする場合は、デスクトップ向けプロセッサーのCore i5(4コア4スレッド)やCore i7(4コア8スレッド)と比較すると少し非力さが感じられることがあります。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i5-7200U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i5-7200U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・2.5 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.1GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・3MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第7世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel HD Graphics 620 を内蔵 ◆インテル Core i5-7200U プロセッサースペック詳細 | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
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■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆HP EliteBook x360 1030 G2 ・Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ8GB(DDR4 2133MHz) ・インテル HD グラフィックス 620 | OpenGL:43.52 fps CPU:325 cb CPU(Single Core):127 cb |
HP EliteBook x360 1030 G2に搭載されているインテル Core i5-7200U プロセッサーのベンチマークテストを行いました。同じプロセッサーを搭載したENVY 13とほぼ同じ(誤差程度ですが少し良い)スコアが出ています。 ■CPUテスト プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i3-7100U(2.4GHz、2コア4スレッド)よりも28%高いスコアが出ています。 ■CPU(Single Core)テスト 1コアのみの性能を測定するテストでは、Core i3-7100Uよりも28%高いスコアがでました。動作周波数の差(約29%)に近いスコアになっています。 上記のいずれのテストでも、ベンチマーク中の温度は80℃以下で、サーマルスロットリングも発生していませんでした。 【参考:Core i7-7560Uのスコア】 OpenGL:55.58 fps CPU:348 cb CPU(Single Core):155 cb ◆HP Spectre x2 (Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i5-7260Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:335 cb CPU(Single Core):137 cb ◆HP Spectre x2(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i5-7200Uのスコア】 OpenGL:43.89 fps CPU:320 cb CPU(Single Core):125 cb ◆HP ENVY 13(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i3-7100Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:253 cb CPU(Single Core):99 cb ◆HP ENVY 13(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 79℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 74℃前後 【平均温度】 64℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.5 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 682 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約30.2W CPUテスト・・・最大 約25.6W |

HP EliteBook x360 1030 G2は DDR4メモリ(2133MHz)を採用。容量は4GB、8GB、16GBを搭載したモデルが用意されています。メモリはオンボード(マザーボードに直付け)なので交換や増設などはできません。
・4GB オンボード (2133MHz,DDR4 SDRAM) ・8GB オンボード (2133MHz,DDR4 SDRAM) ・16GB オンボード (2133MHz,DDR4 SDRAM) ※この記事では8GB搭載機でテスト。 | ||||
■メモリ搭載量について メモリはパソコンにとって非常に重要なパーツの一つです。無駄に多くのメモリを搭載する必要はありませんが、ある程度空き容量に余裕がある方が快適にパソコンを使うことができます。 インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などに限るのなら4GBで間に合うかもしれませんが、画像処理や写真編集などをするのなら少なくとも8GB以上メモリを搭載しているパソコンの方が快適に作業できると思います。 下記のようにメモリを大量に消費する使い方をする場合は、16GBメモリ搭載したモデルをお勧めします。 ・画像処理ソフトを複数立ち上げたまま作業する場合。 ・解像度が大きいデータを取り扱う。 ・多数のレイヤーを使って作業する ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP EliteBook x360 1030 G2は、HDDよりもデータ転送速度が速いSSDを搭載! SSDの容量は128GB、256GB、512GBを搭載した3モデルが用意されています。128GBは従来のSATAⅢ接続のSSDですが、256GBと512GBはPCIe接続の超高速タイプが採用されています。
・128GB M.2 SSD(SATAⅢ) ・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※この記事では256GB SSD搭載機でテスト。 | ||||

256GB SSDを搭載したモデルの実際に使用できるSSDの容量は220GB(そのうち29.4GBを使用)になります。※Windowsアップデート実行後の容量になります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは18.4GBで、そのうち16GBが使用されています。容量が16GBのUSBメモリの実際に使用できる容量は14.5GBくらいなので、リカバリーディスクを作成する場合は32GBのUSBメモリが必要になります。
■256GB SSD (PCIe Gen3x4 NVMe)

CrystalDiskInfoで表示されるTOSHIBA製SSDの情報。型番はTHNSN5256GPUK TOSHIBA、ファームウェアは「5KHA4101」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合がありますが、記事掲載時点(2017年10月上旬)では、ENVY 13 ベーシックモデル(※実機ベンチマーク)に同じSSDが搭載されています。
HP EliteBook x360 1030 G2に搭載されている256GB SSDは、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格(PCIe Gen3x4 NVMe)が採用されています。今回行ってテストでも、シーケンシャルリードは1200MB/s前後、シーケンシャルライトは780MB/s前後で、従来のSSD(SATA3)よりも良いスコアが出ています。

CrystalDiskMark5のベンチマークも参考として掲載しておきます。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温26℃) 35℃(ベンチマーク前)→約74℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約13~15秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP EliteBook x360 1030 G2のグラフィックスは、 プロセッサーに内蔵されている「インテル HD グラフィックス 620」です。
・インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | ||||

■グラフィックス性能比較
※上のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■インテル HD グラフィックス 620 第7世代インテル プロセッサーに内蔵されているGPUです。第6世代に搭載されているビデオエンジンよりも動画を処理する機能が向上しています。 本格的な3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴、ビジネス用途では十分な性能があります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
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GPU-Zで表示される「インテル HD グラフィックス 620」の詳細。 GPUクロック数などが正常に表示されないので、ENVY 13に搭載されているCore i5-7200Uのスクリーンショットも掲載しておきます。(※参考画像) | ||
■インテル HD グラフィックス 620 のスペック 【GPUコア】 Kaby lake GT2 【シェーダユニット】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1000 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 2.4GigaTexels/s 【メモリ クロック】 933MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 29.9GB/秒 ◆インテル Core i5-7200U プロセッサースペック詳細 | ||||
グラフィックス・ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:855 | ||
Graphics Score :922 Physics Score :5097 Combined Score :307 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3688 | ||
Graphics Score :3579 Physics Score :4655 Combined Score :3408 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:6113 | ||
Graphics Score :7748 Physics Score :3517 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:57513 | ||
Graphics Score :67429 Physics Score :37970 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620の性能について】 EliteBook x360 1030 G2に搭載されているCore i5-7200Uは、ENVY 13 スタンダードモデルのCore i5-7200U(◆実機ベンチマーク)とほぼ同じスコアが出ています。 Fire Strikeのような負荷が高いテストではコマ送りのような動きになりますが、Cloud GateやIce Stormのような負荷が軽いテストではそれなりに動かせる性能があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 80℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 73℃前後 【平均温度】 66℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.5 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1708 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約35W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3009 | ||
平均フレームレート:20.546 評価:やや快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1753 | ||
平均フレームレート:11.390 評価:設定変更を推奨 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:897 | ||
平均フレームレート:5.252 評価:動作困難 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】
フルHD(1920x1080)の場合は、標準品質でも平均フレームレートが11くらいなので画面の動きがぎこちなく見えます。
1280x720・標準品質に設定すると画面の動きが少し良くなりますが、それでも平均フレームレートが20くらいなのでスムーズさに欠けているので快適なプレイな望めないと思います。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3824 平均フレームレート:27.138 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:2339 平均フレームレート:15.754 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:1175 平均フレームレート:7.272 評価:設定変更が必要 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 81℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 74℃前後 【平均温度】 67℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1611 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約35W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:7356 | ||
フレームレート:26~132fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4384 | ||
フレームレート:21~79fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3447 | ||
フレームレート:15~63fps 評価:普通 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】
フルHD(1920x1080)の最高品質、標準品質のテスト結果は「普通」ですが、画質設定を下げた方が快適にプレイできるという評価になります。画面解像度を下げて1280x720・標準品質に設定すると「とても快適」という評価になります。画面の動きもスムーズです。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:8718 フレームレート:19~168fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:5954 フレームレート:16~114fps 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:4791 フレームレート:15~86fps 評価:普通 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 72℃前後 【平均温度】 67℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 1066.7 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 271 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約32W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |
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HP EliteBook x360 1030 G2はフルHDディスプレイを搭載しています。当サイトではディスプレイの明るさ(輝度)を50に設定してバッテリー駆動時間のテストを行います。
※視聴する動画によっては、当サイトのバッテリー駆動時間とは異なる結果になるかもしれません。あくまでも参考としてご覧ください。
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 90% ※1時間で約10%消費するので、バッテリー残量が0になるまで10時間くらい視聴できる計算になります。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 【参考:他機種のバッテリー駆動時間】 ディスプレイの明るさを厳密に合わせることができないので、あくまでも目安としてご覧ください。4Kや3K2Kのような高解像度ディスプレイは消費電力が増えるので、バッテリー駆動時間が短くなる傾向があります。 ENVY 13 スタンダードモデル(フルHDディスプレイ搭載)・・・90%(約10時間)※実機レビュー Spectre x360 スタンダードモデル(フルHDディスプレイ搭載)・・・88%(約8時間20分)※実機レビュー Spectre x360 パフォーマンスモデル(4Kディスプレイ搭載)・・・85%(約6時間40分) ※実機レビュー Spectre x2 パフォーマンスモデル(3K2Kディスプレイ搭載)・・・75%(約4時間)※実機レビュー | ||||

今回テストで使用したHP EliteBook x360 1030 G2のバッテリー容量は54.077 Whでした。ENVY 13と同じくらいの容量になります。(※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。)
HP EliteBook x360 1030 G2・・・54.077 Wh
ENVY 13 スタンダードモデル・・・54.216 Wh
ENVY 13 ベーシックモデル・・・54.046 Wh
Spectre x2 パフォーマンスモデル・・・40.902 Wh
Spectre x360のバッテリー・・・58.397 Wh
■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 ・ディスプレイの輝度を下げる ・キーボードのバックライトをOFFにする ・電源プランを「省電力」にする | ||||

HP EliteBook x360 1030 G2には、HP 65WスマートACアダプター(HP ファストチャージ対応)が付属しています。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 38~52℃ |
GPUの温度 | 38~45℃ |
消費電力 | 6~22 W前後 |
サイトにアクセスしたときやページを移動した瞬間に52℃くらいまで上がることがありましたが、ページを見ているだけの状態では38~42℃の間で推移していました。
消費電力はページを眺めているだけの状態はアイドル時に近い6~9Wの間で推移していましたが、瞬間的に20~26Wくらいまで上がることがあります。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音は静かです。キーボード部分は最大で29℃前半くらいでほとんど熱さは感じられません。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 45~58℃ 【平均48℃】 |
GPUの温度 | 43~49℃ 【平均46℃】 |
消費電力 | 8.2~15.4 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に50℃以上になることがありますが、平均では48℃くらいになります。ファンの音はPC本体に耳を近づけても、スピーカーの音にかき消されてしまうくらい静かです。
キーボード部分はインターネット閲覧時よりも温度が上がりますが、中央の上側がほんのり暖かくなる程度(32~34℃)です。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

【高負荷時の冷却性能】 HP EliteBook x360 1030 G2は底面から吸気して、後部の排熱口から内部の熱を放出します。 Core i5-7200U(最大3.1GHz)はインターネットや動画視聴のテストでは、最大で50℃くらいでそれほど熱くなりません。冷却ファンも静かです。 負荷が高いベンチマークでは瞬間最大で80℃くらいまで上がりましたが、平均では70℃前後くらいでした。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度の100°Cまではかなり余裕があります。EliteBook x360の高負荷時の冷却性能は問題なさそうです。 【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・キーボードの中央付近 ・キーボードの上側 ・ボディの底面など 高負荷時に温度が高くなる場所はキーボードの中央付近から上側になりますが、アイドル時や負荷が軽い時(インターネットや文書作成など)は30℃以下で全く熱くなりません。 動画視聴時は少し暖かく(32~34℃くらいに)なりますが、高負荷時(ゲームやベンチマークをした場合)はそれなりに熱さが感じられる温度(36~40℃くらい)になります。 ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・充電しながら使用する場合 ・OSのアップデート ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでウイルススキャンが動作している場合 【高負荷時のファンの音】 プロセッサーの温度が高くなると冷却ファンが高速で回転するので、それなりに音が聞こえるようになります。インターネットや動画視聴時は静かなので、ファンの音が気になることはないと思います。 | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温26℃) | |
インテル Core i5-7200U プロセッサー | 81℃(アイドル時38℃前後) |
インテル HD グラフィックス 620 | 74℃(アイドル時38℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.2W 前後 |
スリープ時 | 0.4W 前後 |
アイドル時 | 6W 前後 |
起動時 | 約27W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約35W (3D MARK) |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP EliteBook x360 1030 G2のベンチマークテスト インテル Core i5-7200U プロセッサーを搭載したモデルは、プロセッサーの性能やバッテリー駆動時間はそれなりに良い結果が出ています。ビジネス用途では十分なスペックです。 ◆第7世代 インテル Core i5-7200U プロセッサー インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な性能です。発熱や消費電力なども薄型のモバイルノートPCに適しています。 ◆8GBメモリ (2133MHz,DDR4) ビジネス用途では十分な容量です。ちょっとした画像処理や写真編集などもこなすことができます。 ◆256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 高いセキュリティが求められる法人向けモデルはBIOSが個人向けのPCとは異なるので、10秒前後で起動する個人向けのPCよりは少し時間がかかりますが3~5秒遅い程度です。高速な規格が採用されているので、操作時のレスポンスが良く快適です。 ◆インテル HD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) 3Dゲーム向けではありませんが、軽めのドラクエXはとりあえずプレイできる性能があります。 ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時はプロセッサーの温度が高くなるので、冷却ファンが高回転になり音もそれなりに聞こえるようになりますが、負荷が低いインターネットや動画の視聴などでは発熱は少なく冷却ファンの音も静かです。 | ||||
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◆HP EliteBook x360 1030 G2(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年10月8日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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