
日本HPの13.3インチ・プレミアムノートPC『HP ENVY 13 スタンダードモデル』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証しました!
HP ENVY 13 スタンダードモデルは、スタイリッシュなデザインとシルクゴールドのカラーリングが美しいノートPCで、第7世代インテル Core i5-7200U プロセッサー(Kaby Lake)、LPDDR3メモリ8GB 、512GB SSD(PCIe NVMe M.2)、インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵)を搭載。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

この記事では、日本HPのプレミアムノートPC『HP ENVY 13 スタンダードモデル』の性能や消費電力を検証します。 【実機レビュー】 ◆スタイリッシュ&上品なシルクゴールド『HP ENVY 13』の外観・デザイン詳細レビュー ◆HP ENVY 13(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証! ◆シルクゴールドが美しい日本HPプレミアムノート『ENVY 13』速攻レビュー! | ||||
HP ENVY 13 スタンダードモデルのスペック | |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i5-7200U プロセッサー (2.5GHz - 3.1GHz、2コア4スレッド、TDP15W) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル HD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) |
電源 | 45W ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。 |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト。 |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。 |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。 |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力(W)測定で使用。 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP ENVY 13-ad000 シリーズは第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)を採用。Core i3-7100U(ベーシックモデル)、Core i5-7200U(スタンダードモデル)を搭載した2モデル用意されています。
・インテル Core i3-7100U プロセッサー (2.40GHz / 2コア・4スレッド) ※スタンダードモデル ・インテル Core i5-7200U プロセッサー (2.50-3.10GHz / 2コア・4スレッド) ※スタンダードモデル ※この記事ではスタンダードモデル(Core i5-7200U搭載)でテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
上記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第7世代 Core プロセッサー(Kaby Lake)
改良された14nmプロセスルールで高いクロック周波数での動作が可能になり、第6世代 Core プロセッサー(Skylake)よりも性能が向上しています。
■Core i5-7200U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.1GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ3MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i3-7100U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数2.4GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ3MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7200UとCore i3-7100Uの差 スタンダードモデルに搭載されているCore i5-7200Uは、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトを快適にこなすことができるプロセッサーです。 PassMarkのベンチマークテストでは、ベーシックモデルに搭載されているCore i3-7100UとCore i5-7200Uの性能を比較した場合、約20~25%くらいの性能差があります。※当サイトのテスト(3D MARK)では25~30%の差。 末尾に「U」が付くノートPC向けの超低電圧モデルは発熱や消費電力などは低くなりますが、Core i5やCore i7という名称でもデスクトップPC向けプロセッサーのCore i3のようなスペック(2コア4スレッド)なので、マルチスレッド性能が要求される動画のエンコードや画像処理をする場合は、デスクトップ向けプロセッサーのCore i5(4コア4スレッド)やCore i7(4コア8スレッド)と比較すると少し非力さが感じられることがあります。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i5-7200U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i5-7200U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・2.5 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.1GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・3MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第7世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel HD Graphics 620 を内蔵 ◆インテル Core i5-7200U プロセッサースペック詳細 | ||||

Core i5-7200Uはオーバークロック向けではないので、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールしても動作周波数の変更はできませんが、電圧やターボブースト時の動作周波数などは見ることができます。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大3.1 GHz 2コア動作時・・・・・最大3.1 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆ENVY 13 スタンダードモデル ・Core i5-7200U (最大3.1GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HD グラフィックス 620 | OpenGL:43.89 fps CPU:320 cb CPU(Single Core):125 cb |
ENVY 13 スタンダードモデルに搭載されている、インテル Core i5-7200U プロセッサーのベンチマークテストを行いました。 ■CPUテスト プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、HP ENVY 13 ベーシックモデルに搭載されているCore i3-7100U(2.4GHz、2コア4スレッド)よりも26%高いスコアが出ています。 ■CPU(Single Core)テスト 1コアのみの性能を測定するテストでは、Core i3-7100Uよりも26%高いスコアで、動作周波数の差(約29%)に近いスコアになっています。 上記のいずれのテストでも、ベンチマーク中の温度は80℃以下で、サーマルスロットリングも発生していませんでした。 【参考:Core i3-7100Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:253 cb CPU(Single Core):99 cb ◆HP ENVY 13(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証! 【参考:Core i5-7260Uのスコア】 OpenGL:38.22 fps CPU:335 cb CPU(Single Core):137 cb ◆HP Spectre x2(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 79℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 644 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約37.0W CPUテスト・・・最大 約30.7W |

HP ENVY 13-ad000 シリーズは LPDDR3 SDRAM(1866MHz)を搭載。容量はベーシックモデルが4GB、スタンダードモデルは8GBです。
・4GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※ベーシックモデル ・8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル ※この記事では8GB搭載機でテスト。 | ||||
■メモリ搭載量について スタンダードモデルはメモリを8GB搭載しています。インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途なら十分ですし、年賀状も余裕で作成できる容量です。 画像処理用途では必要最小限の容量になるので、大きなデータや複雑な処理などを行う場合は16GB以上のメモリを搭載したパソコンの方が快適に作業できますが、本格的ではないけれど気軽に画像処理や写真編集などもしてみたい方にとっては8GBでも十分だと思います。 ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP ENVY 13-ad000 シリーズはPCIe接続の超高速SSDを採用! SSDの容量はベーシックモデルが256GB、スタンダードモデルは512GBを搭載しています。
・256GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※ベーシックモデル ・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル ※この記事では512GB SSD搭載機でテスト。 | ||||

スタンダードモデルは512GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は465GB(そのうち54.1GBを使用)になります。※Windowsアップデート実行後の容量になります。
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは13.3GBで、そのうち11.7GBが使用されています。リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■512GB SSD (PCIe NVMe M.2)

CrystalDiskInfoで表示されるTOSHIBA製SSDの情報。型番はTHNSN5512GPUK TOSHIBA、ファームウェアは「5KHA4102」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
HP ENVY 13-ad000 シリーズには、従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSD(PCIe NVMe M.2)が搭載されています。
この記事ではスタンダードモデルの512GB SSDのベンチマークを行いましたが、シーケンシャルリードは1000MB/s前後、シーケンシャルライトは760MB/s前後でした。
以前に行ったENVY 13 ベーシックモデルと比較した場合は、512KライトのみスタンダードモデルのSSDの方が45%速いのですが、それ以外のテストではほぼ同じスコアです。(※ベーシックモデルのSSDベンチマーク結果の画像)
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温26℃) 35℃(ベンチマーク前)→約78℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約9~10秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||
高速なSSD向けのベンチマーク「CrystalDiskMark(バージョン 5.2.2 )」で行った結果も掲載しておきます。 このテストではSeq Q32T1のテストで1791MB/sを記録。Sepの項目はCrystalDiskMark 3.0.4とほぼ同じくらいの結果が出ています。 | ||||

HP ENVY 13-ad000 シリーズ(ベーシックモデル、スタンダードモデル)のグラフィックスは、 プロセッサーに内蔵されている「インテル HD グラフィックス 620」です。
・インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | ||||

■グラフィックス性能比較
※ベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■インテル HD グラフィックス 620 第7世代インテル Core i5-7200Uプロセッサーに内蔵されているGPUです。第6世代に搭載されているビデオエンジンよりも動画を処理する機能が向上しています。 本格的な3Dゲーム向けではありませんが、インターネットや動画の視聴など普通にパソコンを使用するには十分な性能があります。 プロセッサー内蔵グラフィックスは、専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。 ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
■インテル HD グラフィックス 620 のスペック 【GPUコア】 Kaby lake GT2 【シェーダユニット】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1000 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 2.4GigaTexels/s 【メモリ クロック】 933MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 29.9GB/秒 ◆インテル Core i5-7200U プロセッサースペック詳細 | ||||
ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
![]() | Fire Strike DirectX 11レベルのグラフィックス機能を用いたテスト(フルHD) | |
スコア:870 | ||
Graphics Score :951 Physics Score :5082 Combined Score :302 |
![]() | Sky Diver DirectX 11世代の機能統合型CPU(=APU)向けのテスト | |
スコア:3775 | ||
Graphics Score :3678 Physics Score :4811 Combined Score :3356 |
![]() | Cloud Gate DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:6274 | ||
Graphics Score :8094 Physics Score :3511 |
![]() | Ice Storm DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト | |
スコア:58507 | ||
Graphics Score :69294 Physics Score :37874 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】 ENVY 13 スタンダードモデルのCore i5-7200U(3.1GHz、2コア4スレッド)と、ENVY 13 ベーシックモデル(◆実機ベンチマーク)に搭載されているCore i3-7100U(2.4GHz、2コア4スレッド)の比較をします。 ■プロセッサーの性能テスト Core i5-7200UはCore i3-7100Uよりも25~30%くらい高いスコアが出ています。 ■グラフィックスの性能テスト グラフィックスのインテル HD グラフィックス 620は同じスペックですが、動作周波数が高いCore i5-7200Uの方が6~15%良いスコアが出ました。 ■ベンチマーク中の温度について ベンチマーク中のCore i5-7200の温度は、平均ではCore i3-7100Uよりも約3℃高い71℃、最大では約5℃高い83℃で動作していましたが、プロセッサー・ダイで許容できる最大温度も100°Cまではまだ余裕がありますし、サーマルスロットリングも発生していませんでした。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 83℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 83℃前後 【平均温度】 68℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1698 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約41W |
ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3106 | ||
平均フレームレート:21.428 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:1861 | ||
平均フレームレート:12.164 評価:設定変更を推奨 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:938 | ||
平均フレームレート:5.544 評価:動作困難 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】
今回テストしたスペックでは、画面サイズ1920x1080・標準でも平均フレームレートが12くらいがやっとで、カクカクとしたぎこちない動きになります。
1280x720・標準品質に設定すれば平均フレームレートが20くらいに上がるので、とりあえず動くようになりますが快適なプレイな望めないと思います。ファイナルファンタジーのようなゲームを楽しむのなら、OMEN by HP シリーズのような高性能でゲームが快適にプレイできるパソコンが必要になります。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3824 平均フレームレート:27.138 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:2339 平均フレームレート:15.754 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:1175 平均フレームレート:7.272 評価:設定変更が必要 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 79℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 79℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1639 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約40W |
ドラゴンクエストX ベンチマーク |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8190 | ||
フレームレート:28~150fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4584 | ||
フレームレート:18~90fps 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:3483 | ||
フレームレート:14~65fps 評価:普通 |
【Core i5-7200U, インテル HD グラフィックス 620のスコア】
フルHD(1920x1080)の最高品質、標準品質でも、それなりにプレイできるフレームレートは出ていますが、1280x720・標準品質に設定するとフレームレートがかなり伸びて「とても快適」という評価になります。
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:8718 フレームレート:19~168fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:5954 フレームレート:16~114fps 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:4791 フレームレート:15~86fps 評価:普通 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7200U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル HD グラフィックス 620 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 998.3 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 277 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約36W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |
![]() | ||||
HP ENVY 13-ad000 シリーズはフルHDディスプレイを搭載していますが、明るさの目安となるスペックが公開されていないので、ディスプレイの明るさ(輝度)を50に設定してバッテリー駆動時間のテストを行います。
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 90% ※1時間で約10%消費するので、バッテリー残量が0になるまで10時間くらい視聴できる計算になります。 プロセッサーの性能が2~3割くらい違うENVY 13ベーシックモデルと同じような結果が出ましたが、動画の視聴ではベンチマークのように性能の限界まで使用しない(大体1.2GHzくらいで動作する)ことが理由だと思われます。(◆HP ENVY 13:Core i3-7100Uの性能・消費電力を検証!) ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を50%に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 【参考】 Spectre x360 スタンダードモデル(フルHDディスプレイ搭載)・・・88%(約8時間20分)※実機レビュー Spectre x360 パフォーマンスモデル(4Kディスプレイ搭載)・・・85%(約6時間40分) ※実機レビュー Spectre x2 パフォーマンスモデル(3K2Kディスプレイ搭載)・・・75%(約4時間)※実機レビュー ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

今回テストで使用したENVY 13 スタンダードモデルのバッテリー容量は55.078 Whでした。(※バッテリー容量には個体差があるかもしれません。計測はHWiNFO64を使用。)
ENVY 13 スタンダードモデル・・・54.216 Wh
ENVY 13 ベーシックモデル・・・54.046 Wh
Spectre x2 パフォーマンスモデル・・・40.902 Wh
Spectre x360のバッテリー・・・58.397 Wh
■バッテリーの持ちを良くするには? バッテリーの持ちを良くするためには下記のように消費電力を抑える設定が有効です。 ・ディスプレイの輝度を下げる ・キーボードのバックライトをOFFにする ・電源プランを「省電力」にする ・プロセッサーの最大動作周波数を低めに制限する 機種によっては設定できないかもしれませんが、プロセッサーの最大動作周波数を制限して消費電力を抑えるという方法があります。 ENVY 13 スタンダードモデルは最大3.1GHzのCore i5-7200Uプロセッサーを搭載していますが、プロセッサーの動作周波数を設定することで、ACアダプター接続時は最大パフォーマンスで、バッテリー駆動時のみ最大2.5GHz(※任意の数値に設定可能)に設定して消費電力や発熱を抑えることができます。 | ||||

HP ENVY 13-ad000 シリーズ(ベーシックモデル、スタンダードモデル)には45WのACアダプターが付属しています。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 39~52℃ |
GPUの温度 | 39~45℃ |
消費電力 | 7.5~22 W前後 |
サイトにアクセスしたときやページを移動した瞬間に52℃くらいまで上がることがありましたが、ページを見ているだけの状態では40~42℃の間で推移していました。
消費電力は瞬間的に22Wくらいまで上がりましたが、ページを眺めているだけの状態はアイドル時に近い7.5~10W前後で推移していました。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音は静かで、キーボード部分はほんのり暖かい程度(30~33℃)です。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 41~52℃ 【平均43℃】 |
GPUの温度 | 41~46℃ 【平均43℃】 |
消費電力 | 9.6~18.6 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は瞬間的に50℃くらいまで上がりましたが、平均で43℃くらいでアイドル時(38℃前後)よりも少し高い程度になります。ファンの音はPC本体に耳を近づけても、スピーカーの音にかき消されてしまうくらい静かです。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

【高負荷時の冷却性能】 ENVY 13 シリーズは底面からの吸気効率を良くするために、ディスプレイを開くとキーボードの部分が持ち上がる「リフトアップ・ヒンジ」という仕組みを採用しています。 Core i5-7200U(最大3.1GHz)はCore i3-7100U(最大2.4GHz)よりも少し動作周波数が高くなりますが、インターネットや動画の視聴時、文書作成のような軽めの作業ではあまり温度が上がらず(アイドル時と同じくらいか少し高い程度)、瞬間最大でも50℃くらいでした。 負荷が高いベンチマーク(3D MARK)では最大で83℃くらいまで上がりましたが、平均では68~70℃くらいに収まっており、プロセッサー・ダイで許容できる最大温度の100°Cまではかなり余裕があります。 | ||||

【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・キーボードの中央付近 ・キーボードの上側 ・ボディの底面など アイドル時やWebサイトの閲覧、文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、キーボード部分の表面温度はほんのり暖かい程度(29~33℃くらい)ですが、動画視聴時は少し暖かさが感じられる温度(33~37℃くらい)です。ゲームやベンチマークをした場合は熱いお風呂くらいの温度になります。 ベンチマークやゲームなどをしていなくても、下記のような状況はプロセッサーの負荷が高くなるので、パソコンが少し熱を持つことがあります。 ・充電しながら使用する場合 ・OSのアップデート ・オンラインストレージでファイルの同期 ・バックグラウンドでウイルススキャンが動作している場合 【高負荷時のファンの音】 ベンチマークをするとプロセッサーの温度が高くなるのでファンの音が聞こえるようになりますが、インターネットや動画視聴時は静かです。 | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温26℃) | |
インテル Core i5-7200U プロセッサー | 83℃(アイドル時38℃前後) |
インテル HD グラフィックス 620 | 83℃(アイドル時38℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.3W 前後 |
スリープ時 | 0.5W 前後 |
アイドル時 | 7.3W 前後 |
起動時 | 約31W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約41W (3D MARK) |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP ENVY 13 スタンダードモデルのベンチマークテスト スタンダードモデルはプロセッサーの性能がベーシックモデル(Core i3-7100U)よりも25~30%くらい良く、SSDやメモリの容量も2倍です。インターネットや動画の視聴だけでなく、ちょっとした画像処理や写真編集などもするつもりならスタンダードモデルの方が快適に作業することができます。 ◆第7世代 インテル Core i5-7200U プロセッサー 最大3.1GHzのプロセッサーなので、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な性能です。これまでにより高性能なプロセッサーを搭載した製品をテストしていますが、Core i5-7200Uの性能や発熱、消費電力などのバランスは、薄型のノートPCにはちょうど良い感じに思えます。 ◆8GBメモリ (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) スタンダードモデルは8GBのメモリ(※ベーシックモデルの2倍の容量)を搭載しているので、インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴、年賀状作成のような使い方ではかなり余裕がありますし、ちょっとした画像処理や写真編集などもこなすことができます。 ◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) スタンダードモデルは512GBのSSD(※ベーシックモデルの2倍の容量)を搭載。電源スイッチを押してから10秒以内で起動し、操作したときのレスポンスが速く快適です。 ◆インテル HD グラフィックス 620(プロセッサー内蔵) 本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのドラクエXはとりあえずプレイできる性能があります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時はそれなりに熱くなり冷却ファンの音も聞こえますが、インターネットや動画の視聴などでは発熱は少なく冷却ファンの音も静かです。 【追記】 10月13日より、第8世代インテルプロセッサーを搭載したパフォーマンスモデルが追加されています。(※HP ENVY 13(Core i7-8550U 搭載モデル)の製品特徴・性能について) | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP ENVY 13 製品詳細
◆HP ENVY 13 (スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP ENVY 13-ad000 Laptop PC サポート
◆HP ENVY 13 (ユーザーガイドPDF)
【実機レビュー】
◆スタイリッシュ&上品なシルクゴールド『HP ENVY 13』の外観・デザイン詳細レビュー
◆HP ENVY 13 スタンダードモデル(Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
◆HP ENVY 13 ベーシックモデル(Core i3-7100U)の性能・消費電力を検証!
【関連記事】
◆シルクゴールドが美しい日本HPプレミアムノート『ENVY 13』速攻レビュー!
◆HP ENVY 13(Core i7-8550U 搭載モデル)の製品特徴・性能について
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年9月26日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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