
日本HPの12.3インチ・2in1タブレット『HP Spectre x2 スタンダードモデル』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証しました!
Spectre x2 スタンダードモデルは、第7世代インテル Core i5-7260U プロセッサー(Kaby Lake)、LPDDR3メモリ8GB 、512GB SSD(PCIe NVMe M.2)、インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵)を搭載。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

この記事では、日本HPの2in1タブレット『HP Spectre x2 スタンダードモデル』の性能や消費電力を検証します。 ※スタンダードモデルの正式な型番はHP Spectre x2 12-c001TU になります。 【実機レビュー】 ◆【速攻レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の製品特徴・性能について ◆HP Spectre x2の外観・デザインのレビュー ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||

HP Spectre x2 スタンダードモデル(12-c001TU)のスペック | |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i5-7260U プロセッサー(最大3.4GHz) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W USB Type-C スマート ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。 |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト。 |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。 |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。 |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力(W)測定で使用。 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP Spectre x2 12-c000 シリーズは、第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)のCore i5-7260U(スタンダードモデル)、Core i7-7560U(パフォーマンスモデル)を搭載。Spectre x360(※実機レビュー)よりも動作周波数が高いプロセッサーが採用されています。
・インテル Core i5-7260U プロセッサー (2.20-3.40GHz / 2コア・4スレッド) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・インテル Core i7-7560U プロセッサー (2.40-3.80GHz / 2コア・4スレッド) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事ではスタンダードモデル(Core i5-7260U搭載)でテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
下記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■第7世代 Core プロセッサー(Kaby Lake)
改良された14nmプロセスルールで高いクロック周波数での動作が可能になり、第6世代 Core プロセッサー(Skylake)よりも性能が向上しています。
■Core i7-7560U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.8GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ4MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7260U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.4GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ4MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7260UとCore i7-7560Uの差 末尾に「U」が付くノートPC向けの超低電圧モデルは発熱や消費電力などは低くなりますが、Core i5やCore i7という名称でもデスクトップPC向けプロセッサーのCore i3のようなスペック(2コア4スレッド)になります。 動作周波数の差は400MHzで約11%の違いになりますが、コアやスレッド数が同じなのでベンチマークでは大きな性能差は出ません。これくらいの差は体感ではわからないと思います。 マルチスレッド性能が要求される動画のエンコードや、画像処理をする場合はデスクトップ向けプロセッサーと比較すると少し非力さが感じられることがあります。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i5-7260U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i5-7260U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・2.2 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.4GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・4MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第7世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel Iris Plus Graphics 640 を内蔵 ◆インテル Core i5-7260U プロセッサースペック詳細 | ||||

Core i5-7260Uはオーバークロック向けではないので、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールしても動作周波数の変更はできませんが、電圧やターボブースト時の動作周波数などは見ることができます。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大3.4 GHz 2コア動作時・・・・・最大3.4 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆Spectre x2 パフォーマンスモデル ・Core i7-7560U (最大3.8GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | OpenGL:55.58 fps CPU:348 cb CPU(Single Core):155 cb |
◆Spectre x2 スタンダードモデル ・Core i5-7260U (最大3.4GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | OpenGL:49.69 fps(89.4%) CPU:335 cb(96.2%) CPU(Single Core):137 cb(88.3%) |
Spectre x2 スタンダードモデルのCore i5-7260Uと、パフォーマンスモデルのCore i7-7560U(※実機ベンチマーク)の比較をします。 ■CPUテスト プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、両者のスコアは約4%の差で動作周波数の違い(約11%)よりも接近しています。高性能なCore i7-7560Uのスコアが伸びないのは、内部の冷却が追い付かず熱によるパフォーマンスダウン(サーマルスロットリング)が発生し、性能を十分に発揮できていないことが原因だと思われます。 ■CPU(Single Core)テスト このテストは1コアのみの性能を測定します。マルチコアテストよりも発熱が少なめでCore i7-7560Uのパフォーマンス低下が少なく、動作周波数の差(約11%)に近いスコアになっています。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 92℃前後 【平均温度】 81℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 72℃前後 【平均温度】 67℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 768 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約42.8W、CPUテスト・・・最大 約38.4W |

HP Spectre x2 12-c000シリーズは LPDDR3 SDRAM(1866MHz)を搭載。メモリ容量のカスタマイズは用意されていませんが、スタンダードモデルは8GB、パフォーマンスモデルは16GBのメモリが搭載されています。
・8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事では8GB搭載機でテスト。 | ||||
■メモリ搭載量について インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途なら8GB搭載しているスタンダードモデル(Core i5-7260U搭載)で十分です。画像処理の場合は使い方次第になりますが、はがき(年賀状)やA4サイズ程度のサイズなら作業可能です。下記のようにメモリを大量に消費する使い方をする場合は、16GBのメモリを搭載しているパフォーマンスモデルの方が快適に作業できると思います。 ・画像処理ソフトを複数立ち上げたまま作業する場合。 ・解像度が大きいデータを取り扱う。 ・多数のレイヤーを使って作業する ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP Spectre x2 12-c000 シリーズはPCIe接続の超高速SSDを採用! SSDの容量はスタンダードモデルが512GB、パフォーマンスモデルは1TBを搭載しています。
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・1TB SSD (PCIe NVMe M.2) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事では512GBSSD搭載機でテスト。 | ||||

スタンダードモデルは512GBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は465GBになります。※Windows アップデート後(2017/08/03の時点)
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは11.9GBで、そのうち10.4GBが使用されています。リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■512GB SSD (PCIe NVMe M.2)

CrystalDiskInfoで表示されるSUMSUNG製SSDの情報。型番はMZVLW512HMJP-000H1、ファームウェアは「CXY70H1Q」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■ストレージのベンチマークテスト CrystalDiskMark 3.0.4 CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。 ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||

HP Spectre x2には、「PCIe NVMe M.2」という従来のSATA3よりもデータ転送速度が非常に速い規格のSSDが搭載されています。
PCIe NVMe・・・ストレージを接続するための規格
M.2・・・SSDの規格サイズ
パフォーマンスモデルの1TB SSD(※実機ベンチマーク)とスタンダードモデルの512GBのベンチマーク結果を比較すると、シーケンシャルリードは少し差が付きましたが、シーケンシャルライトや512K、4Kのような小さいファイルの読み書き速度は同じくらいの速度です。体感では両者の違いはわからないと思います。
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温26℃) 35℃(ベンチマーク前)→約50℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約10秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP Spectre x2 12-c000シリーズは、Core i5-7260U、Core i7-7560U プロセッサーに内蔵されている「インテル Iris Plus グラフィックス 640」を搭載!
・インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサーに内蔵) | ||||

■グラフィックス性能比較
※ベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。実機のテストではグラフのようなパフォーマンスが発揮されない場合があります。
■インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサーに内蔵)について インテル Iris Plus グラフィックス 640はCore i5-7260U、Core i7-7560U プロセッサーなどに内蔵されているGPUです。 GTX 1050Tiのようなゲーム向けのGPUではないので、本格的な3Dゲームを快適にプレイするのは厳しい性能ですが、ドラクエのような軽めのゲームならとりあえず普通にプレイすることができます。 ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 当サイトのゲームベンチでは、同じ「インテル Iris Plus グラフィックス 640」を搭載していても、動作周波数が高いCore i7-7560U(3.8GHz)の方がCore i5-7260U(3.4GHz)よりも少し良いスコアが出ています。 ◆関連記事:日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
■インテル Iris Plus グラフィックス 640 【GPUコア】 Kaby Lake GT3e 【CUDAコア(シェーダユニット)】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1050 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 4.8 GigaTexels/s 【メモリ クロック】 933 MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 29.9 GB/秒 ◆インテル Core i5-7260U プロセッサースペック詳細 | ||||
グラフィックス・ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
Fire Strike |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:1014 Graphics Score :1118 Physics Score :5099 Combined Score :350 |
◆Spectre x2 12-c001TU ・Core i5-7260U ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:981(96.7%) Graphics Score :1069 (95.6%) Physics Score :5230 (102.5%) Combined Score :347 (99.1%) |
Sky Diver |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:3929 Graphics Score :3929 Physics Score :4289 Combined Score :3497 |
◆Spectre x2 12-c001TU ・Core i5-7260U ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:3905(99.3%) Graphics Score :3805 (96.8%) Physics Score :4467 (104.1%) Combined Score :3517 (100.5%) |
Cloud Gate |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:6685 Graphics Score :8733 Physics Score :3672 |
◆Spectre x2 12-c001TU ・Core i5-7260U ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:6160(92.1%) Graphics Score :7771 (88.9%) Physics Score :3570 (97.2%) |
Ice Storm |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:58282 Graphics Score :68314 Physics Score :38497 |
◆Spectre x2 12-c001TU ・Core i5-7260U ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:54284(93.1%) Graphics Score :60769 (88.9%) Physics Score :39523 (102.6%) |
■Physics Score (プロセッサーのスコア) Core i7-7560U(最大3.8GHz)とCore i5-7260U(最大3.4GHz)の動作周波数の差は約11%ですが、プロセッサーのスコアは大きな差がなく、Core i5-7260Uの方が誤差程度ですが良い場合がありました。 ■Graphics Score(グラフィックスのスコア) Core i7-7560UとCore i5-7260Uは同じ「インテル Iris Plus グラフィックス 640」を内蔵していますが、このテストではCore i7-7560Uの方が5~11%高いスコアが出ています。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 91℃前後 【平均温度】 73℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1777 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約42.4W |
ゲームベンチマーク(ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター) |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3698 | ||
平均フレームレート:26.101 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2206 | ||
平均フレームレート:14.703 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:1057 | ||
平均フレームレート:6.425 評価:設定変更が必要 |
【Core i5-7260U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
「普通」くらいの評価では画面の動きがぎこちないので快適なプレイな望めませんが、画面解像度を1280x720・標準品質に設定すると「快適」で平均フレームレートが26fpsくらいになりました。それでも30fpsを切っている状況なので、少しスムーズさに欠けたような動きに見えます。
3K2K(3,000×2,000)解像度のディスプレイで1280x720のウインドウモードを表示した場合は下のスクリーンショットような状況になり、ゲーム内のUIや文字が非常に小さく表示されます。(※イメージ画像)
スコアはCore i7-7560Uの方が少し良いのですが誤差程度の差です。ほぼ同じといって差し支えないと思います。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC)、ウインドウモード スコア:3824 平均フレームレート:27.138 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC)、フルスクリーンモード スコア:2339 平均フレームレート:15.754 評価:普通 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質、フルスクリーンモード スコア:1175 平均フレームレート:7.272 評価:設定変更が必要 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 85℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 74℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1646 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約42.7W |
ゲームベンチマーク(MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】) |

「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。
◆MHF ベンチマーク ダウンロード
※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。
![]() | 画面サイズ:1280x720 ウインドウモード | |
スコア:5183 | ||
フレームレート:31~91fps |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーンモード | |
スコア:2867 | ||
フレームレート:15~47fps |
【Core i5-7260U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
1920x1080・フルスクリーンのテストでは最大で40fps後半まで伸びますが、重いシーンでは20fps前後まで下がることがあります。
1280x720・ウインドウモードにすると画面の動きが良くなりますが、3K2K(3,000×2,000)解像度で1280x720のウインドウモードに設定した場合はディスプレイに小さく表示されます。(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720ウインドウモード スコア:5169 フレームレート:32~90fps 画面サイズ:1920x1080フルスクリーンモード スコア:2878 フレームレート:15~48fps ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 76℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 74℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 487 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約38.5W |
ゲームベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4) |

『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 簡易描画設定・・・3 ウインドウ表示 | |
スコア:4159 | ||
フレームレート39~86fps 評価:標準的な動作 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 簡易描画設定・・・3 フルスクリーン表示 | |
スコア:2831 | ||
フレームレート:23~62fps 評価:標準的な動作 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 簡易描画設定・・・6(最高画質) フルスクリーン表示 | |
スコア:560 | ||
フレームレート:15~26fps 評価:設定変更を推奨 |
【Core i5-7260U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
1920x1080(フルHD)・簡易描画設定6では動作が重く、最高でも30fpsには届きません。快適にプレイするには設定を変更する昼用があります。
1920x1080(フルHD)・簡易描画設定3に設定すると最大で60fps前後まで伸びました。簡易描画設定6よりも動きは良くなりますが、動きが激しい場面では20fpsくらいまでフレームレートが下がるこ場合あります。
1280x720・簡易描画設定3は最低でも40fps前後をキープし画面の動きが良くなりますが、ウインドウモードにした場合はプレイ画面が小さくなります。(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 簡易描画設定・・・3 スコア:4403 フレームレート41~86fps 評価:標準的な動作 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 簡易描画設定・・・3 スコア:3521 フレームレート:28~70fps 評価:標準的な動作 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 簡易描画設定・・・6(最高画質) スコア:686 フレームレート:16~27fps 評価:調整を推奨 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 80℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 73℃前後 【平均温度】 69℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 891 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約41.6W |
ゲームベンチマーク(ドラゴンクエストX) |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8094 | ||
フレームレート:18~160fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:5537 | ||
フレームレート:17~106fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4366 | ||
フレームレート:16~83fps 評価:普通 |
【Core i5-7260U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
最高品質でも普通にプレイできるという評価ですが、標準品質に設定すれば画面の動きはさらに良くなります。それでもキャラクターが沢山登場するシーンのフレームレートはあまり向上しません。
※3K2K(3,000×2,000)解像度で1280x720のウインドウモードに設定した場合はディスプレイに小さく表示されます。(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
【参考:Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】 画面サイズ:1280x720 ウインドウ表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:8718 フレームレート:19~168fps 評価:とても快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:標準品質 スコア:5954 フレームレート:16~114fps 評価:快適 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーン表示 グラフィック設定:最高品質 スコア:4791 フレームレート:15~86fps 評価:普通 ◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i5-7260U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 80℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 76℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 350 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約42.5W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

Spectre x2はSpectreシリーズで最も明るい450nitsのディスプレイが採用されています。
以前に、Spectre x360スタンダードモデル(フルHDディスプレイを搭載)のディスプレイの明るさ(輝度)を50%(150nits)でテストしたので、Spectre x2 のディスプレイも同じ明るさ150nitsにしてテストを行います。
Spectre x2 パフォーマンス(3K2Kディスプレイ)・・・450nits(30%:150nits) ※実機レビュー
Spectre x360 (フルHDディスプレイ)・・・300nits(50%:150nits) ※実機レビュー
Spectre x360 (4Kディスプレイ)・・・340nits(50%:170nits) ※実機レビュー
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 76% ※1時間で約24%消費するので、バッテリー残量が0になるまで4時間9分くらい視聴できる計算になります。 【参考】 Spectre x360 スタンダードモデル(フルHDディスプレイ搭載)・・・88%(約8時間20分) Spectre x360 パフォーマンスモデル(4Kディスプレイ搭載)・・・85%(約6時間40分) Spectre x2 パフォーマンスモデル(3K2Kディスプレイ搭載)・・・75%(約4時間) ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・動画はフルスクリーンで表示 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%(150nits)に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

※個体差があるかもしれませんが、今回テストで使用したSpectre x2 のバッテリー容量は41149mWhでした。Spectre x360の約7割くらいの容量になります。
Spectre x2 パフォーマンスモデル・・・40902mWh
Spectre x360のバッテリー・・・58397mWh
※バッテリー容量の計測はHWiNFO64を使用。
■バッテリーの持ちを良くするには? ディスプレイの輝度はバッテリー駆動時間に大きく影響します。100%と30%では約3.2Wの違いがあります。バッテリーの持ちを良くするのなら「ディスプレイの輝度を下げる」ことが有効です。 少しでも消費電力を抑えるのなら「キーボードのバックライトをOFFにする」も行った方が良いでしょう。他にはプロセッサーの最大動作周波数を下げて消費電力を抑えるという方法もあります。(◆プロセッサーの消費電力や発熱を抑える方法) Spectre x2 のアイドル時の消費電力(ACアダプター接続時) 100%(450nits)・・・8.5W前後 50%(225nits)・・・5.9W前後 30%(150nits)・・・5.3W前後 | ||||

HP Spectre x2 ベーシックモデルには65W USB Type-C スマート ACアダプターが付属しています。電源の容量はパフォーマンスモデルと同じです。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 39~66℃ |
GPUの温度 | 39~52℃ |
消費電力 | 8~34 W前後 |
サイトにアクセスしたときやページを移動した瞬間に66℃近くまで上がることがありましたが、ページを見ているだけの状態では39~48℃の間で推移していました。
消費電力は瞬間的に33Wくらいまで上がりましたが、見るページによってはそこまで上がらないこともあります。ページを眺めているだけの状態はアイドル時に近い8~10W前後で推移していました。
インターネット閲覧中の冷却ファンの音は静かです。タブレットの背面上部は少し暖かさが感じられる33~34℃くらい、下部は少し低めで30~32℃くらいになります。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 47~68℃ 【平均53℃】 |
GPUの温度 | 47~63℃ 【平均53℃】 |
消費電力 | 17~31 W前後 |
動画視聴中のプロセッサーの温度は平均で53℃くらいになります。バックグラウンドで何かが動作しているのかもしれませんが、瞬間最大で68℃くらいまで温度が上がることがあります。GPUの瞬間最大温度はプロセッサーよりも数℃低めですが、平均温度はプロセッサーと同じくらいになります。消費電力は時々瞬間的に30Wを超えることがありましたが、大体において17~26Wの間で推移していました。
個人差があると思いますが、ファンの音はプロセッサーが50~60℃くらいで動作している状況では静かだと思います。無音ではないのでSpectre x2の排気口に耳を近づければファンの音が聞こえますが、スピーカーの音にかき消されてしまう程度です。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

【高負荷時の冷却性能】 高負荷時のCore i5-7260U(最大3.4GHz)の温度は、CINEBENCH R15のCPUテスト時で最大92℃、平均温度は83℃でした。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100°Cなのでまだ少し余裕はあります。Core i7-7560U(最大3.8GHz)は最大97℃(平均温度84℃)と比較すると、最大温度は数℃ほど低めでした。(※HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証!) 【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・タブレット上部の排気口付近など ・タブレット裏側の中央付近から上部 ・タブレット側面の上部 アイドル時やWebサイトの閲覧、文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、表面温度は少し暖かい程度ですが、動画視聴時の温度は36~37℃くらいになるので、手で触れると暖かさが感じられるようになります。 バックグラウンドでOSのアップデートやオンラインストレージでファイルの同期、ウイルススキャンなどが動作している場合は負荷が高くなるので、ベンチマーク時ほどではありませんが熱くなる場合があります。 キーボードはタブレットから独立しているのでも熱を持ちません。負荷が高い時でも熱さを感じることなく快適にタイピングすることができます。 電源管理の設定でプロセッサーの動作周波数を下げると処理能力は低下しますが、高負荷時の消費電力や発熱を抑えることができます。(※HP Spectre x2の消費電力や発熱を抑える方法) 【高負荷時のファンの音】 インターネットや動画の視聴などをしているときは静かですが、プロセッサーの温度が高くなるとファンが高速で回転するのでファンの音が聞こえるようになります。音の感じ方には個人差がありますが、耳障りな高音ではなくシャーとかサーというような音に聞こえます。 【急速充電時の消費電力】 Spectre x2には30分で50%の充電が可能な「ファストチャージ機能」が搭載されています。PCを使用していない状態(アイドル状態)で急速充電を行った場合の消費電力は36後半~38W前後でした。 充電しながら使用した場合は通常よりも熱を持つ場合があります。特にPCを初めて使用する場合は充電しながらWindows アップデートを行うことになるので通常使用時よりもタブレット本体が少し熱くなります。 【Spectre x2の内部・エアフロー】 米HPにSpectre x2の内部の資料(PDF)がありました。エアフローはタブレット上部左上から吸気し、右上の冷却ファン(1つ)から内部の熱が放出するという流れになります。 ◆HP Spectre x2 12 DetachablePCの内部の資料(PDF) | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温26℃) | |
インテル Core i5-7260U プロセッサー | 92℃(アイドル時38℃前後) |
インテル Iris Plus グラフィックス 640 | 78℃(アイドル時38℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.6W 前後 |
スリープ時 | 0.7W 前後 |
アイドル時 | 8.3W 前後 |
起動時 | 約42.6W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約43W (CINEBENCH R15) |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre x2 12-c001TU スタンダードモデルのベンチマークテスト Spectre x2は高性能なプロセッサーやSSDを搭載していますが、バッテリー駆動時間はSpectre x360よりも短めです。外に持ち出して使用されることが多い方は、バッテリー駆動時間を考慮する必要があると思います。 ◆第7世代 インテル Core i5-7260U プロセッサー Core i7-7560U(最大3.8GHz)よりも動作周波数は少し低い3.4GHzですが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分すぎる性能です。 ◆8GBメモリ (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴のような使い方ではかなり余裕がある容量ですが、画像処理では「少なくとも欲しい」という容量なので、使い方次第では16GBの方が快適に作業できると思います。 ◆512GB SSD (PCIe NVMe M.2) スタンダードモデルは512GBのSSDを搭載。起動や操作時のレスポンスが速く快適です。パフォーマンスモデルの半分の容量ですが、多数の画像や動画ファイルを保存することができます。 ◆インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサー内蔵) 本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのドラクエXはフルHD・最高設定でもプレイできる性能があります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) インターネットや動画の視聴などではベンチマーク時のように熱くなりませんが、高負荷時はそれなりに熱くなります。急速充電しながら使う場合も、通常よりも熱くなる場合があります。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x2 12-c000 シリーズ 製品詳細
◆HP Spectre x2 12-c000 (スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre x2 12-c000 サポート
【実機レビュー】
◆【速攻レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の製品特徴・性能について
◆HP Spectre x2の外観・デザインのレビュー
◆HP Spectre x2 スタンダードモデル(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre x2の専用化粧箱&付属品
【関連記事】
◆HP Spectre x2の消費電力や発熱を抑える方法
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年8月8日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
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