
日本HPの12.3インチ・2in1タブレット『HP Spectre x2 12-c000 パフォーマンスモデル』の性能や消費電力、バッテリー駆動時間などを検証しました!
Spectre x2 パフォーマンスモデルは、第7世代インテル Core i7-7560U プロセッサー(Kaby Lake)、LPDDR3メモリ16GB 、1TB SSD(PCIe NVMe M.2)、インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵)を搭載。
ベンチマークで使用するパソコンについて |

この記事では、日本HPの2in1タブレット『HP Spectre x2 パフォーマンスモデル』の性能や消費電力を検証します。 ※パフォーマンスモデルの正式な型番はHP Spectre x2 12-c002TU になります。 【実機レビュー】 ◆【速攻レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の製品特徴・性能について ◆HP Spectre x2の外観・デザインのレビュー ◆HP Spectre x2 スタンダードモデル(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証! | ||||

HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(12-c002TU)のスペック | |
OS | Windows 10 Pro (64bit) |
プロセッサー | インテル Core i7-7560U プロセッサー(最大3.8GHz) |
チップセット | CPUに統合 |
メモリ | 16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィック | インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサー内蔵) |
電源 | 65W USB Type-C スマート ACアダプター |
ベンチマークの設定・使用するソフトついて |

この記事のベンチマークテスト(3DMARK、CINEBENCH R15、ゲームベンチ)ではインテルグラフィックスの電源プランを「最大パフォーマンス」に設定しています。(インターネットや動画の視聴、バッテリー駆動時間のテストなどは除く)
※設定が異なる場合は当サイトのような結果が出ない可能性があります。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
ベンチマークで使用するソフト | |
CrystalDiskInfo | HDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。 |
CrystalDiskMark | ストレージの速度を測定するベンチマークソフト。 |
CPU-Z | CPUの詳細な情報を表示するソフト。 |
GPU-Z | グラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。 |
HWMonitor | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
HWiNFO64 | PCパーツの温度を測定するソフト。 |
Fraps | ゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。 |
ワットモニターTAP-TST8 | 消費電力(W)測定で使用。 |
※デスクトップPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含みません。 ※ノートPCの場合は、ベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。 ※ディスプレイの輝度は100%に設定しています。 |

HP Spectre x2 12-c000 シリーズはインテル Iris Plus グラフィックス 640を内蔵した、第7世代インテル Core プロセッサー(Kaby Lake)を採用。スタンダードモデルはCore i5-7260U、パフォーマンスモデルはCore i7-7560Uを搭載しています。
・インテル Core i5-7260U プロセッサー (2.20-3.40GHz / 2コア・4スレッド) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・インテル Core i7-7560U プロセッサー (2.40-3.80GHz / 2コア・4スレッド) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事ではパフォーマンスモデル(Core i7-7560U搭載)でテスト。 | ||||

■プロセッサー性能比較
下記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
■第7世代 Core プロセッサー(Kaby Lake)
改良された14nmプロセスルールで高いクロック周波数での動作が可能になり、第6世代 Core プロセッサー(Skylake)よりも性能が向上しています。
■Core i7-7560U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.8GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ4MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7260U プロセッサー(※製品の仕様情報)
最大動作周波数3.4GHz、2コア/4スレッド、キャッシュ4MB、TDP15Wのプロセッサー。
■Core i5-7260UとCore i7-7560Uの差 動作周波数が11%くらい違いますが、コアやスレッド数は同じ2コア4スレッドなのでベンチマークでは大きな差は出ません。実際に使用した場合でも、インターネットやオフィスソフト、年賀状ソフト、軽めの画像処理のような用途では性能差は感じられないと思います。 末尾に「U」が付くノートPC向けの超低電圧モデルは発熱や消費電力などは低くなり、Core i5やCore i7という名称でもデスクトップPC向けプロセッサーのCore i3のようなスペック(2コア4スレッド)になるので、マルチスレッド性能が要求される動画のエンコードや、画像処理をする場合はデスクトップ向けプロセッサーと比較すると少し非力さが感じられることがあります。 ◆関連記事:日本HPのノートPC・タブレット「プロセッサー性能比較表」 | ||||
CPU-Zで表示されるインテル Core i7-7560U プロセッサーの詳細。チップセットはプロセッサーに内蔵されています。
■インテル Core i7-7560U プロセッサーのスペック プロセッサー・ベース動作周波数・・・2.4 GHz ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.8GHz コアの数・・・2 スレッド数・・・4 L3キャッシュ・・・4MB TDP(CPUの消費電力の目安)・・・15W プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・100°C ■特長 ・第7世代インテルCoreプロセッサー(Kaby Lake) ・14nmプロセス技術を採用 ・Intel Iris Plus Graphics 640 を内蔵 ◆インテル Core i7-7560U プロセッサースペック詳細 | ||||

CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)をインストールしてみました。Core i7-7560Uはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできませんが、電圧やターボブースト時の動作周波数などを見ることができます。
■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック 1コア動作時・・・・・最大3.8 GHz 2コア動作時・・・・・最大3.7 GHz | ||||
プロセッサーのベンチマーク(CINEBENCH R15) |

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。
◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
![]() | ||
■OpenGL カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。 ■CPU 3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。 ■CPU(Single Core) 1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。 | ||
◆Spectre x2 パフォーマンスモデル ・Core i7-7560U (最大3.8GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | OpenGL:55.58 fps(127%) CPU:348 cb(104.5%) CPU(Single Core):155 cb(106.8%) |
◆Spectre x360 パフォーマンスモデル ・Core i7-7500U (最大3.5GHz, 2コア4スレッド) ・メモリ8GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HDグラフィックス 620 | OpenGL:43.62 fps CPU:333 cb CPU(Single Core):145 cb |
Spectre x2 パフォーマンスモデルとSpectre x360 パフォーマンスモデルは最新の状態(Windows 10 Creators Updateを適用)、同じ環境(室温26℃)でテストを行っています。 ■CPUテスト プロセッサパワーをすべてを使うCPUテスト(マルチコア)では、Core i7-7560U(Spectre x2)とCore i7-7500U(Spectre x360)の差は約4.5%でした。動作周波数の差は約8%なので、Core i7-7560Uのスコアが少し伸びない結果となっています。 ■CPU(Single Core)テスト このテストは1コアのみの性能を測定します。Core i7-7560U(Spectre x2)とCore i7-7500U(Spectre x360)の差は約6.8 %で、マルチコアテストよりも動作周波数差の8%に近い結果が出ています。 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 97℃前後 【平均温度】 84℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 75℃前後 【平均温度】 70℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 737 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
OpenGLテスト・・・最大 約43W、CPUテスト・・・最大 約41W |

HP Spectre x2 12-c000シリーズは LPDDR3 SDRAM(1866MHz)を搭載。メモリ容量のカスタマイズは用意されていませんが、スタンダードモデルは8GB、パフォーマンスモデルは16GBのメモリが搭載されています。
・8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事では16GB搭載機でテスト。 | ||||
■メモリ搭載量について インターネットやメール、文書作成、オフィスソフト、動画の視聴などの用途なら8GB搭載しているスタンダードモデル(Core i5-7260U搭載)で十分です。画像処理の場合は使い方次第になりますが、はがき(年賀状)やA4サイズ程度のサイズなら作業可能です。下記のようにメモリを大量に消費する使い方をする場合は、16GBのメモリを搭載しているパフォーマンスモデルの方が快適だと思います。 ・画像処理ソフトを複数立ち上げたまま作業する場合。 ・解像度が大きいデータを取り扱う。 ・多数のレイヤーを使って作業する ◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか? | ||||

HP Spectre x2 12-c000 シリーズはPCIe接続の超高速SSDを採用! SSDの容量はスタンダードモデルが512GB、パフォーマンスモデルは1TBを搭載しています。
・512GB SSD (PCIe NVMe M.2) ※スタンダードモデル(12-c001TU) ・1TB SSD (PCIe NVMe M.2) ※パフォーマンスモデル(12-c002TU) ※この記事では1TB SSD搭載機でテスト。 | ||||

1TBのSSDを搭載していますが、実際に使用できるSSDの容量は941GBになります。※Windows アップデート後(2017/07/26の時点)
リカバリーイメージが入っているパーティションのサイズは11.9GBで、そのうち10.4GBが使用されています。リカバリーディスクを作成する場合は16GBのUSBメモリが必要になります。
■1TB SSD (PCIe NVMe M.2)

CrystalDiskInfoで表示されるSUMSUNG製SSDの情報。型番はMZVLW1T0HMLH-000H1、ファームウェアは「CXY70H1Q」です。
※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。
■ストレージのベンチマークテスト CrystalDiskMark 3.0.4 CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。 ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。 Read (リード)・・・読み込み速度 Write (ライト)・・・書き込み速度 Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き 4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度 | ||||


HP Spectre x2に搭載されているSSDには「PCIe NVMe M.2」という表記がされていますが、PCIe NVMeというのはストレージを接続するための規格で、従来のSATA3のSSDよりもデータ転送速度が非常に速くなっています。M.2というのはSSDの規格サイズのことです。
従来のSATA3のSSDは500MB/s前後出れば速い部類になるのですが、Spectre x2のSSDはシーケンシャルリードが最大で1700MB/sを超えています。シーケンシャルリードも1500MB/s前後で、512Kや4Kのような小さいファイルの読み書きも従来のSATA3よりも高速です。
少し誤差はありますが、Spectre x360に搭載されている1TB SSD(PCIe NVMe M.2)と大体同じくらいの性能になります。(※Spectre x360 速攻レビュー)
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温27℃) 35℃(ベンチマーク前)→約53℃(ベンチマーク後) ■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで) 約10秒 ※パスワードは設定しない状態での計測。 ※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。 | ||||

HP Spectre x2 12-c000シリーズは、Core i5-7260U、Core i7-7560U プロセッサーに内蔵されている「インテル Iris Plus グラフィックス 640」を搭載!
・インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサーに内蔵) | ||||

■グラフィックス性能比較
※ベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
■インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサーに内蔵)について インテル Iris Plus グラフィックス 640はCore i5-7260U、Core i7-7560U プロセッサーなどに内蔵されているGPUです。 ゲーミングPCに搭載されているGTX 1050Ti などと比較すると性能が低いので、本格的な3Dゲームを快適にプレイすることはできませんが、軽めのドラクエのようなゲームならとりあえずプレイできる性能があります。 ベンチマークのスコアは、パソコンに搭載されているメモリの種類(DDR4やDDR3など)によって少し差が出る場合があります。 ◆関連記事:日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
■インテル Iris Plus グラフィックス 640 【GPUコア】 Kaby Lake GT3e 【CUDAコア(シェーダユニット)】 24 【テクスチャユニット】 16基 【ROPユニット】8基 【グラフィックス ベース動作周波数】 300 MHz 【グラフィックス最大動的周波数】 1050 MHz 【テクスチャ・フィル速度】 4.8 GigaTexels/s 【メモリ クロック】 933 MHz 【メモリ容量 】 メインメモリと共有 【メモリ・インターフェース】 128ビット 【メモリのバンド幅】 29.9 GB/秒 ◆インテル Core i7-7560U プロセッサースペック詳細 | ||||
グラフィックス・ベンチマーク(3D MARK) |

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。
◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード
※総合スコアは各スコアの平均になります。 ※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。 ※Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。 ※Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。 | ||||
Fire Strike |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:1014(109.2%) Graphics Score :1118 (111.4%) Physics Score :5099 (103.7%) Combined Score :350 (107%) |
◆Spectre x360 13-ac008TU ・Core i7-7500U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HDグラフィックス 620 | スコア:928 Graphics Score :1003 Physics Score :4947 Combined Score :327 |
Sky Diver |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:3929(109.1%) Graphics Score :3929 (113.3%) Physics Score :4289 (91.9%) Combined Score :3497 (102.1%) |
◆Spectre x360 13-ac008TU ・Core i7-7500U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HDグラフィックス 620 | スコア:3601 Graphics Score :3467 Physics Score :4666 Combined Score :3423 |
Cloud Gate |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:6685(111.5%) Graphics Score :8733 (118.1%) Physics Score :3672 (101.7%) |
◆Spectre x360 13-ac008TU ・Core i7-7500U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HDグラフィックス 620 | スコア:5995 Graphics Score :7391 Physics Score :3610 |
Ice Storm |

◆Spectre x2 12-c002TU ・Core i7-7560U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル Iris Plus グラフィックス 640 | スコア:58282(111.4%) Graphics Score :68314(116.3%) Physics Score :38497 (101.8%) |
◆Spectre x360 13-ac008TU ・Core i7-7500U ・メモリ16GB(LPDDR3 1866MHz) ・インテル HDグラフィックス 620 | スコア:52297 Graphics Score :58732 Physics Score :37802 |
■Physics Score (プロセッサーのスコア) Core i7-7560U(最大3.8GHz)とCore i7-7500U(最大3.5GHz)の動作周波数の差は約8%ですが、このベンチマークでは1~3%くらいの差にとどまっています。Sky DiverのみCore i7-7560Uのスコアが10%ほど低いスコアが出ていますが、はっきりとした原因はわかりませんが、このテストは数回行っても同じ傾向でした。 ■Graphics Score(グラフィックスのスコア) インテル Iris Plus グラフィックス 640はインテル HDグラフィックス 620よりも5~18%くらい高いスコアが出ています。DirectX 11よりも古い世代のDirectX 9、DirectX 10のテストで差が大きくなっています。 ◆日本HPのノートPC「グラフィックス性能比較表」 | ||||
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 98℃前後 【平均温度】 79℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 83℃前後 【平均温度】 74℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 1839 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約43.2W |
ゲームベンチマーク(ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター) |

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。
◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準(ノートPC) ウインドウモード | |
スコア:3824 | ||
平均フレームレート:27.138 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準(ノートPC) フルスクリーンモード | |
スコア:2339 | ||
平均フレームレート:15.754 評価:普通 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーンモード | |
スコア:1175 | ||
平均フレームレート:7.272 評価:設定変更が必要 |
【Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
1920x1080(フルHD)最高品質は平均フレームレート:が10fps以下なので、画面がコマ送りのようなカクカクした動きになります。標準品質にすると少し動きが良くなりますが快適なプレイは厳しいスコアです。

画面解像度を1280x720・標準品質に設定すると平均フレームレートが27fps前後になり動き良くなりますが、3K2K(3,000×2,000)解像度のディスプレイで1280x720のウインドウモードを表示した場合は下のスクリーンショットような状況になり、ゲーム内のUIや文字が非常に小さく表示されます。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 88℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 76℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 1687 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約45.1W |
MHF ゲームベンチマーク(MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】) |

「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。
◆MHF ベンチマーク ダウンロード
※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。
![]() | 画面サイズ:1280x720 ウインドウモード | |
スコア:5169 | ||
フレームレート:32~90fps |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 フルスクリーンモード | |
スコア:2878 | ||
フレームレート:15~48fps |
【Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
1920x1080・フルスクリーンのテストではフレームレートは最大で40fps後半まで伸びるのでそれなりに動いてくれますが、20fps台で動作している場面では画面の動きが少しスムーズさに欠けて見えることがあります。
1280x720・ウインドウモードにすると負荷が軽くなり画面の動きも良くなりますが、3K2K(3,000×2,000)解像度で1280x720のウインドウモードに設定した場合はディスプレイに小さく表示されます。(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 87℃前後 【平均温度】 68℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 75℃前後 【平均温度】 67℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 512 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約43.2W |
ゲームベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4) |

『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。
◆ベンチマーク ダウンロード
![]() | 画面サイズ:1280x720 簡易描画設定・・・3 ウインドウ表示 | |
スコア:4403 | ||
フレームレート41~86fps 評価:標準的な動作 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 簡易描画設定・・・3 フルスクリーン表示 | |
スコア:3521 | ||
フレームレート:28~70fps 評価:標準的な動作 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 簡易描画設定・・・6(最高画質) フルスクリーン表示 | |
スコア:686 | ||
フレームレート:16~27fps 評価:調整を推奨 |
【Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
1920x1080(フルHD)・簡易描画設定6では動作が重く最高で27fpsでした。20fps前後くらいで推移していることが多く、画面の動きは少しぎこちなく見えます。
1920x1080(フルHD)・簡易描画設定3に設定すると最大で55fpsまで伸び動きは良くなりますが、動きが激しい場面では20fps後半くらいまで下がることがあります。
1280x720・簡易描画設定3は最低でも40fps前後をキープしていますが、ウインドウモードにした場合はプレイ画面が小さくなります。
(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 84℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 78℃前後 【平均温度】 71℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - 【アイドル時】 - | ||
ビデオメモリ使用量 | 913 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く) | |||
最大 約42W |
ゲームベンチマーク(ドラゴンクエストX) |

ドラゴンクエストX ベンチマークは、お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。
◆ベンチマーク ダウンロード
※このベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上するのですが、最低フレームレートはあまり向上しません。 | ||||
![]() | 画面サイズ:1280x720 グラフィック設定:標準品質 ウインドウ表示 | |
スコア:8718 | ||
フレームレート:19~168fps 評価:とても快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:標準品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:5954 | ||
フレームレート:16~114fps 評価:快適 |
![]() | 画面サイズ:1920x1080 グラフィック設定:最高品質 フルスクリーン表示 | |
スコア:4791 | ||
フレームレート:15~86fps 評価:普通 |
【Core i7-7560U, インテル Iris Plus グラフィックス 640のスコア】
画面サイズ1920x1080・最高品質の設定では、キャラクターが沢山登場するシーンでフレームレートが20fpsを切ることがありますが、30fps以上出ているシーンが多いのでそれなりに画面の動きも良く見えます。
最高品質でも普通にプレイできるレベルなので画質設定を下げる必要はないと思いますが、標準品質に設定すれば画面の動きはさらに良くなります。それでもキャラクターが沢山登場するシーンのフレームレートはあまり向上しません。
※3K2K(3,000×2,000)解像度で1280x720のウインドウモードに設定した場合はディスプレイに小さく表示されます。(※イメージ画像)
※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】 | |||
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、 アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。 ※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。 | |||
インテル Core i7-7560U プロセッサー | |||
プロセッサーの温度 | 【最大温度】 85℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
インテル Iris Plus グラフィックス 640 (プロセッサー内蔵) | |||
GPUの温度 | 【最大温度】 77℃前後 【平均温度】 72℃前後 【アイドル時】 38℃前後 | ||
GPU コアクロック | 【 最大 】 1050.0 MHz 【アイドル時】 300.0 MHz | ||
GPU メモリクロック | 【 最大 】 933.3 MHz 【アイドル時】 - MHz | ||
GPUクーラーのファンスピード | 【 最大 】 - RPM 【アイドル時】 - RPM | ||
ビデオメモリ使用量 | 361 MB | ||
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを含む) | |||
最大 約44.9W |
バッテリー駆動時間(YouTubeのフルHD動画を1時間再生) |

Spectre x2はSpectreシリーズで最も明るい450nitsのディスプレイが採用されています。
以前に、フルHDディスプレイを搭載したSpectre x360スタンダードモデルはディスプレイの明るさ(輝度)を50%(150nits)でテストしたので、Spectre x2のディスプレイも同じ明るさ150nitsにしてテストを行いました。
Spectre x2 (3K2Kディスプレイ搭載)・・・450nits(30%:150nits)
Spectre x360 (フルHDディスプレイ搭載)・・・300nits(50%:150nits) ※実機レビュー
Spectre x360 (4Kディスプレイ搭載)・・・340nits(50%:170nits) ※実機レビュー
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 75% ※1時間で約25%消費するので、バッテリー残量が0になるまで約4時間視聴できる計算になります。 【参考】 Spectre x360 (フルHDディスプレイ搭載)・・・88%(約8時間20分) Spectre x360 (4Kディスプレイ搭載)・・・85%(約6時間40分) ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%(150nits)に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

※個体差があるかもしれませんが、テストで使用したSpectre x2 のバッテリー容量は40902mWhでした。Spectre x360のバッテリー(58397mWh)の約7割くらいの容量になるので、Spectre x360よりも駆動時間は短くなります。
※バッテリー容量の計測はHWiNFO64を使用
■バッテリーの持ちを良くするには? ディスプレイの輝度はバッテリー駆動時間に大きく影響します。バッテリーを長く持たせるのなら「ディスプレイの輝度を下げる」ことが有効です。100%と30%では約3.7Wの違いがあります。少しでも消費電力を抑えるのなら「キーボードのバックライトをOFFにする」も行った方が良いでしょう。 Spectre x2 のアイドル時の消費電力(ACアダプター接続時) 100%(450nits)・・・9.5W前後 50%(225nits)・・・6.2W前後 30%(150nits)・・・5.8W前後 | ||||

今度は、プロセッサーの最大動作周波数を3.8GHz→2.3GHzに下げてテストを行ってみました。(◆プロセッサーの動作周波数を下げてノートPC・タブレットPCの消費電力や発熱を抑える方法)
プロセッサーの最大動作周波数を2.3GHzに下げた場合、当サイトのテストでは最大動作周波数を3.8GHzの時より約2%(約20分)バッテリー駆動時間が伸びました。通常の設定(3.8GHz)では何回テストしても75%以上になることはなかったので、誤差程度のわずかな差ですが若干改善はされた感じはします。
大きな違いが出なかった理由は、YouTubeのフルHD動画の視聴程度ではプロセッサーの性能をフルに使いきっていない状態で、設定変更前と変更後の消費電力がだいたい同じくらいだったと考えられます。
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 77% ※1時間で約23%消費するので、バッテリー残量が0になるまで約約4時間20分視聴できる計算になります。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%(150nits)に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||
ブログ記事作成、テキスト入力などで1時間作業した時のバッテリー駆動時間 |

ブログ記事作成時のバッテリー駆動時間を計測してみました。条件は上記のYouTubeテストと同じです。テキスト入力をメインとした作業ですが、画像処理は数点ほど、Webサイトの閲覧は数ページ程度行っています。
■主な作業内容
Webサイトの閲覧
Firefoxのダウンロード&インストール
ブログ記事の作成(テキスト入力)
簡単な画像処理(トリミング、画像サイズの変更など5点)
PDFをダウンロード(1ファイル)
Dropboxでファイルの同期(小さいファイルを数点)
【YouTubeのフルHD動画を1時間再生したときのバッテリー残量】 81% ※1時間で約19%消費するので、バッテリー残量が0になるまで約5時間15分作業できる計算になります。画像処理やWebサイトの閲覧などが多い場合はバッテリーの消費が早くなる可能性があります。 ■バッテリーの駆動時間は下記の条件で行っています。 ・YouTubeのフルHD動画を1時間再生 ・ディスプレイの明るさ(輝度)を30%(150nits)に設定 ・インターネット接続はWi-Fi経由 ・WebブラウザはMicrosoft Edge (マイクロソフト エッジ) を使用 ・バッテリー節約機能ON ・キーボードのバックライトをOFF ・音量は10に設定 ・グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定 ※「nit」輝度(明るさの度合い)を示す単位 ※動画によっては上記とは異なる結果になるかもしれないので、あくまでも参考としてご覧ください。 | ||||

HP Spectre x2 12-c000シリーズには65W USB Type-C スマート ACアダプターが付属しています。
インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 40~76℃ |
GPUの温度 | 40~67℃ |
消費電力 | 8~39 W前後 |
サイトにアクセスしたときやページを移動した瞬間に76℃近くまで上がることがありましたが、ページを見ているだけの状態では40~48℃で推移していました。
消費電力は瞬間的に40Wくらいまで上がりましたが、見るページによってはそこまで上がらないこともあります。ページを眺めているだけの状態はアイドル時に近い8~10W前後で推移していました。
冷却ファンの音は静かで、タブレットの背面上部は少し暖かさが感じられる36~37℃くらいになります。下部は少し低めで34~35℃くらいです。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でHP公式サイトを閲覧した時の数値。 ※閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温26℃) | |
プロセッサーの温度 | 48~69℃ 【平均52℃】 |
GPUの温度 | 48~62℃ 【平均51℃】 |
消費電力 | 16~36 W前後 |
プロセッサーの温度は瞬間最大で69℃まで上がりましたが、平均温度は52℃くらいになります。GPUは平均51℃でCPUコアと同じくらいの温度です。消費電力は16~26Wくらいで推移していましたが、時々瞬間的に30Wを超えることがありました。
プロセッサーの温度が50~60℃くらいの状況ではファンの音は静かです。Spectre x2の排気口に耳を近づければ全くファンの音が聞こえないということはありませんが、スピーカーの音にかき消されてしまう程度の大きさです。
※消費電力や温度は、Microsoft Edge でYouTubeの動画を視聴した時の数値です。 ※音量は10に設定。 ※YouTubeのフルHD動画を30分再生 ※動画はフルスクリーンで表示 ※このテストではディスプレイの輝度を100%に設定。 ※グラフィックス電源プランは「バランスモード」に設定。 ※ACアダプタを接続してテスト | ||||

【高負荷時の冷却性能】 ベンチマーク中のCore i7-7560U(最大3.8GHz)の温度は高負荷時で最大98℃まで上がりました。プロセッサー・ダイで許容できる最大温度は100°Cなのでギリギリまで温度が上がっていますが、瞬間的に高くなっているだけなので、平均では80℃前後に収まっています。◆関連項目:ベンチマーク(3D MARK) 【高負荷時に温度が高くなる場所】 ・タブレット上部の排気口付近 ・タブレット裏側の中央付近から上部 ・タブレット側面の上部 アイドル時やWebサイトの閲覧、文書作成などではプロセッサーの温度があまり上がらないので、表面温度は少し暖かい程度です。 動画をしばらく見ているときの温度は暖かいと感じるくらいの37℃前後ですが、充電しながら動画を見た場合はちょっと熱めのお風呂くらいの(42℃くらい)になる場合があります。高負荷のベンチマークをしたときはそれよりも熱くなるので、手で触り続けることはできないと思います。 キーボードはタブレットから独立していて熱を持たないので、負荷が高い時でも快適にタイピングすることができます。 【高負荷時のファンの音】 インターネットや動画の視聴などをしているときは静かですが、プロセッサーの温度が高くなるとファンが高速で回転するのでファンの音が聞こえるようになります。音の感じ方には個人差がありますが、耳障りな高音ではなくシャーとかサーというような音に聞こえます。 【急速充電時の消費電力】 Spectre x2には30分で50%の充電が可能な「ファストチャージ機能」が搭載されています。PCを使用していない状態(アイドル状態)で急速充電を行った場合の消費電力は36後半~38W前後でした。 充電しながら使用した場合は通常より熱を持つことがあります。特にPCを初めて使用する場合は充電しながらWindows アップデートを行うことになるので通常使用時よりもタブレット本体が少し熱くなります。 【Spectre x2の内部・エアフロー】 米HPにSpectre x2の内部の資料(PDF)がありました。エアフローはタブレット上部左上から吸気し、右上の冷却ファン(1つ)から内部の熱が放出するという流れになります。 ◆HP Spectre x2 12 DetachablePCの内部の資料(PDF) | ||||
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温26℃) | |
インテル Core i7-7560U プロセッサー | 98℃(アイドル時38℃前後) |
インテル Iris Plus グラフィックス 640 | 83℃(アイドル時38℃前後) |
ベンチマーク中の消費電力(ACアダプタ接続時、モニターを含む) | |
電源OFF時 | 0.6W 前後 |
スリープ時 | 0.8W 前後 |
アイドル時 | 9.5W 前後 |
起動時 | 約45.3W(瞬間最大) |
ベンチマーク中の最大消費電力 | 約45.1W (FF14ベンチ) |
※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。 ※ディスプレイの輝度を100%に設定してテストしています。 ※ACアダプターを接続した状態で計測。 |
ベンチマークテストのまとめ |

■HP Spectre x2 12-c002TU パフォーマンスモデルのベンチマークテスト Spectre x2 は薄型のタブレットPCなので高い負荷が続く用途には向きませんが、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途ではかなり快適に使えると思います。 Spectre x360よりもバッテリー容量が少なめなのでバッテリー駆動時間はやや短めです。外に持ち出して使用されることが多い方はその点を考慮する必要があると思います。 ◆第7世代 インテル Core i7-7560U プロセッサー Spectre x360に搭載されているCore i7-7500Uと比較した場合、CINEBENCH R15の1コアのテストでは約6%くらい高いスコアが出ましたが、マルチコアのテストでは少しスコアが伸びず約4%の差に留まりました。高負荷のテストでは排熱が追い付かないことが原因だと思われます。 ◆16GBメモリ (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) インターネットや文書作成、オフィスソフト、動画の視聴のような使い方ではかなり余裕があります。画像処理用途でもお勧めできる容量です。 ◆1TB SSD (PCIe NVMe M.2) ストレージは体感速度に非常に影響するパーツです。Spectre x2 は読み書き速度が非常に速い超高速タイプのSSDを搭載。10秒くらいで起動し、操作時のレスポンスも速く快適です。パフォーマンスモデルは大容量の1TBを搭載しているので、多数の画像や動画ファイルを保存することができます。 ◆インテル Iris Plus グラフィックス 640(プロセッサー内蔵) GTA5のような本格的な3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのドラクエXはフルHD・最高設定でもプレイできる性能があります。(※ドラゴンクエストX ベンチマーク) ◆ベンチマーク中の温度・消費電力(ディスプレイを含む) 高負荷時(ベンチマークやゲームをプレイするなど)はそれなりに熱くなります。インターネットや動画の視聴などでは高負荷時ほど熱くなりませんが、バックグラウンドでOSのアップデートやウイルススキャンなどが動作している状態や、急速充電しながら使う場合はそこそこ熱くなる場合があります。 電源管理の設定でプロセッサーの動作周波数を下げると、処理能力は低下しますが高負荷時の消費電力や発熱を抑えることができます。当サイトのテストではCINEBENCH R15で20~30℃くらい動作温度が下がりました。(※設定方法) | ||||
| ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x2 12-c000 シリーズ 製品詳細
◆HP Spectre x2 12-c000 (スペックPDF)
【トラブルシューティング・ドライバー・使用方法など】
◆HP Spectre x2 12-c000 サポート
【実機レビュー】
◆【速攻レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の製品特徴・性能について
◆HP Spectre x2の外観・デザインのレビュー
◆HP Spectre x2 スタンダードモデル(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre x2 パフォーマンスモデル(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre x2の専用化粧箱&付属品
【関連記事】
◆HP Spectre x2の消費電力や発熱を抑える方法
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年7月26日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks 、Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。
- 関連記事
-
-
【比較レビュー】Spectre x2はSurface Pro(2017)に対抗できるか? 2017/08/18
-
HP Spectre x2(Core i5-7260U)の性能・消費電力を検証! 2017/08/08
-
【徹底レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の外観・デザイン 2017/07/31
-
【速攻レビュー】タブレットPC「HP Spectre x2」の製品特徴・性能について 2017/07/29
-
HP Spectre x2(Core i7-7560U)の性能・消費電力を検証! 2017/07/26
-
HP Spectre x2 の消費電力や発熱を抑える方法 2017/07/26
-
2in1タブレットPC「HP Spectre x2」の専用化粧箱&付属品 2017/07/21
-
タグ