525_HP Elite Slice_レビュー170607_01a

第6世代インテル Core i7-6700T プロセッサー(Skylake)、128GB SSDを搭載した日本HPのモジュール型PC 『HP Elite Slice』の性能・消費電力を検証しました!


HP Elite Slice のスペック
OSWindows 10 Pro (64bit)
プロセッサーインテル Core i7-6700T プロセッサー
チップセットインテル Q170 チップセット
メモリPC4-17000(2133MHz) : 8GB(8GB×1)
ストレージSATA/600 : 128GB SSD
グラフィックインテル HD グラフィックス 530
電源65W ACアダプター(電源変換効率89%以上)



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■目次(ページ内リンク)
下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。
※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。

◆ベンチマークについて
◆プロセッサーの性能について(Core i7-6700T)
◆メモリについて(8GB, PC4-17000, 2133MHz)
◆ストレージの性能について(128GB SSD)
◆グラフィックスの性能について(Intel HD Graphics 530)
◆ベンチマーク(3D MARK)
◆ベンチマーク(CINEBENCH R15)
◆ベンチマーク(ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター)
◆ベンチマーク(MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】)
◆ベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4)
◆ベンチマーク(ドラゴンクエストX)
◆ベンチマーク中の温度・消費電力
◆ベンチマークテストのまとめ 

 
 



 ベンチマークについて

HP Elite Slice_IMG_6708

今回は日本HPの法人向けモジュール型PC 『HP Elite Slice』のベンチマークテストを行います。第6世代インテル Core i7-6700T プロセッサー(Skylake)、DDR4メモリ8GB 、128GB SSD(SATA/600) 、インテル HD グラフィックス 530(プロセッサーに内蔵)を搭載。

◆HP Elite Sliceの外観・デザイン・内部のレビュー

 
※デスクトップPCのベンチマーク中の消費電力は本体のみの数値です。
※ノートPCのベンチマーク中の消費電力はディスプレイを含む数値になります。
※ノートPCのディスプレイの輝度は100%に設定しています。
※ベンチマーク中の温度や消費電力などの計測は下記のソフトやツールを使用。
 

ベンチマークで使用するソフト
 CrystalDiskInfoHDD/SSDの基本情報を確認できるソフト。
 CrystalDiskMarkストレージの速度を測定するベンチマークソフト。
CPU-ZCPUの詳細な情報を表示するソフト。
GPU-Zグラフィックカードの詳細情報を表示するソフト。
HWMonitorPCパーツの温度を測定するソフト。
HWiNFO64PCパーツの温度を測定するソフト。
Frapsゲーム中のフレームレートを表示できるソフト。
ワットモニターTAP-TST8 消費電力(W)測定で使用。



525_HP Elite Slice_プロセッサー_01a

HP Elite Slice は第6世代のインテル Core プロセッサー(Skylake)を搭載。プロセッサーのカスタマイズはできませんが、Core i5-6500TとCore i7-6700Tを搭載した2モデル用意されています。
 
・インテル Core i5-6500T プロセッサー
・インテル Core i7-6700T プロセッサー

※今回はインテル Core i7-6700T プロセッサー搭載モデルでテスト。
 


■プロセッサー性能比較
下記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。
 
HP Elite Slice プロセッサー比較_170607_01d
 

■インテル Core i7-6700T プロセッサー
最大動作周波数3.60GHz, インテルスマート・キャッシュ 8MB, 4コア/8スレッド、TDP35Wのプロセッサー。動画のエンコードや画像処理で高い処理能力を発揮しますが、型番末尾に「T」が付く省電力タイプなので、型番が無印のCore i7-7700 プロセッサーよりは少し性能が低くなります。

■インテル Core i5-6500T プロセッサー
最大動作周波数3.10GHz, インテルスマート・キャッシュ 6MB, 4コア/4スレッド、TDP35Wのプロセッサー。動作周波数がそれほど高くありませんが、インターネットやオフィスソフトなどの用途では十分な性能です。

◆日本HPのデスクトップPC「プロセッサー性能比較表」
 


Elite Slice_CPU-Z_01

CPU-Zで表示されるインテル Core i7-6700T プロセッサーの詳細。


■インテル Core i7-6700T プロセッサーのスペック
第6世代インテルCoreプロセッサー(Skylake)
・14nmプロセス技術を採用
プロセッサー・ベース動作周波数・・・2.8 GHz
ターボ・ブースト利用時の最大周波数・・・3.6GHz
コアの数・・・4
スレッド数・・・8
L3キャッシュ・・・8MB
TDP(CPUの消費電力の目安)・・・35W
プロセッサー・ダイで許容できる最大温度・・・66℃

◆インテル Core i7-6700T プロセッサースペック詳細


Elite Slice_XTU

Core i7-6700Tはオーバークロック向けではないので動作周波数の変更はできませんが、CPUオーバークロックツールのインテル XTU(※関連記事)を使用することで、コアの電圧やターボブースト時の動作周波数などを見ることができます。
 

■Intel Turbo Boost Technology有効時の動作クロック
1コア動作時・・・・・最大3.6 GHz
2コア動作時・・・・・最大3.5 GHz
3コア動作時・・・・・最大3.4 GHz
4コア動作時・・・・・最大3.4 GHz




525_HP Elite Slice_メモリ_01a

HP Elite Sliceは8GBのDDR4(2133MHz)メモリを標準で搭載しています。
 

・8GB(8GB×1) PC4-17000 (2133MHz)
Elite Slice_CPU-Z_04
 
搭載されているメモリの詳細。8GBのDDR4メモリが1枚搭載されています。メモリのレイテンシ(応答の遅延時間)はCL-15と表示されています。
 

■メモリ搭載量について
標準で8GB搭載されているので、インターネットや動画の視聴、文書作成、オフィスソフトなどの用途では十分な容量です。

CGイラスト作成や画像処理の場合は使い方次第です。ハガキやA4くらいの画像サイズ(印刷可能な350dpi)で、シンプルなタッチのイラストやレイヤーをあまり使用しない場合は8GBでも作業可能ですが、より高解像度のデータで作業する、レイヤーを多数使用する、複数の画像ソフトを立ち上げたまま作業する場合は8GBでは足りない場合があります。

◆どれくらいパソコンにメモリを搭載すればよいのか?




525_HP Elite Slice_ストレージ_01a

HP Elite Sliceは500GB HDDを搭載したモデルと、128GB SSDを搭載したモデルが用意されています。
 

・500GB HDD (SATA/600、7200rpm)
・128GB SSD(SATA/600)

※今回は128GB SSD搭載モデルでテスト。

Elite Slice_ssd容量_02s

回復パーティション

※SSDやHDDの実際に使用できる容量はスペックに表記されている数値よりも1割ほど少なくなります。

128GB SSDの実際に使用できる容量は、システムドライブが約117GB(空き容量約87GB)です。回復パーティションはありますが、個人向け製品のリカバリーイメージの領域は表示されていません。

※Windows10のアップデート実行後の容量です。(2017年6月7日時点)



128GB SSD (SATA/600)

Elite Slice_CrystalDiskInfo_128GB SSD

CrystalDiskInfoで表示されるSanDisk製SSDの情報。型番はSD8SBAT-128G-1006、ファームウェアは「Z2311006」です。

※ストレージのメーカーは販売時期によって異なる場合があります。


128GB SSD (SATA/600) のベンチマークテスト

CrystalDiskMark 3.0.4 x64でストレージの性能を測定することができます。今回のテストは実際の使用で参考になる「ランダム」で行っています。0Fill (1 Fill) のデータは圧縮が容易なので、実際に使用した場合よりも良い結果が出ることがあります。

ランダム・・・0と1がランダムに混ざったデータの読み書き速度を測定。
Read (リード)・・・読み込み速度
Write (ライト)・・・書き込み速度
Seq (シーケンシャル)・・・連続したデータの読み書き
4KQD32・・・データを最も効率のよい順番に並べ替える機能(NCQ)を使ってランダムアクセスしたときの速度

Elite Slice_CrystalDiskMark_128GB SSD_02
 
CrystalDiskMarkを使用したベンチマークでは、シーケンシャルリードが約450MB/s、シーケンシャルライトが180MB/s前後でした。HDD搭載モデルでもそれなりに使えるのですが、SSDを搭載したモデルのほうが起動速度や操作時のレスポンスが速いので快適です。
 
■3回連続でベンチマークをした時の温度(室温25℃)
28℃(アイドル時)→約54℃(ベンチマーク中の最大値)

■起動時間(デスクトップ画面が表示されるまで)
約25秒
※PCの環境次第で起動時間が長くなる場合があります。
 



525_HP Elite Slice_グラフィックス_01a

HP Elite Sliceはインテル HD グラフィックス 530(プロセッサー内蔵)を搭載しています。

・インテル HDグラフィックス 530 (プロセッサーに内蔵)


■グラフィックス性能比較
※下記のベンチマークはPassMarkから抜粋したものです。あくまでも目安としてご覧ください。

HP Elite Slice グラフィックス比較_170607_01d
 
 
■インテル HD グラフィックス 530
第6世代インテルCoreプロセッサーに搭載されているGPU。専用のビデオメモリを搭載していないのでメインメモリと共有します。

ゲーム向けのグラフィックスと比較すると性能が低い部類になりますが、ドラクエのような軽いゲームはとりあえず動かせるくらいの性能はあります。インターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能です。

◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
 

 
Elite Slice_GPU-Z_01

GPU-Zで表示されるインテル HD グラフィックス 530の詳細。


■Intel HD Graphics 530 のスペック
【GPUコア】 Skylake GT2
【CUDAコア(シェーダユニット)】 24
【テクスチャユニット】 16基
【ROPユニット】 8基
【ベースクロック】 350 MHz
【ブーストクロック】 1100 MHz
【テクスチャ・フィル速度】 5.6GigaTexels/s
【メモリ クロック】 1067MHz
【メモリ容量 】 メインメモリ(システムメモリ)と共有
【メモリ・インターフェース】 64ビット
【メモリのバンド幅】17.1GB/秒

◆インテル Core i7-6700T プロセッサースペック詳細


 
 
 3D MARK

スクリーンショット_3Dmark

DirectX 11、DirectX 9、DirectX 10の機能を使用したベンチマークができるソフト。当サイトではSteamで販売されている有料版でテストしています。

◆3DMark-v1-3-708 ダウンロード



 
※総合スコアは各スコアの平均になります。
※Graphics Score・・・グラフィック性能を測定するテスト。
Physics Score ・・・CPUの性能測定に特化したテスト。
Combined Score ・・・CPUとGPUを利用したテスト。
 
 
 Fire Strike
DirectX 11の機能をフルに使って開発された非常に負荷の高いテスト

Elite Slice_Fire Strike_02
 
 
 ◆HP Elite Slice
 Core i7-6700T
 メモリ8GB(DDR4-2133MHz)
 インテル HD グラフィックス 530
 
 スコア:831
 Graphics Score880

 Physics Score 9816

 Combined Score298
 
 
 Sky Diver
DirectX 11世代のグラフィックス機能統合型CPU(=APU)向けのテスト
 
Elite Slice_Sky Diver_02
 
 
 ◆HP Elite Slice
 Core i7-6700T
 メモリ8GB(DDR4-2133MHz)
 インテル HD グラフィックス 530
 
 スコア:3898
 Graphics Score3558

 Physics Score 8232

 Combined Score3633


 Cloud Gate
DirectX 10レベルのグラフィックス機能を用いたテスト

Elite Slice_Cloud Gate_02
 
 
 ◆HP Elite Slice
 Core i7-6700T
 メモリ8GB(DDR4-2133MHz)
 インテル HD グラフィックス 530
 
 スコア:7466
 Graphics Score7526

 Physics Score
7266
 

 Ice Storm
DirectX 9レベルのグラフィックス機能を用いたテスト


Elite Slice_Ice Storm_02

 
 ◆HP Elite Slice
 Core i7-6700T
 メモリ8GB(DDR4-2133MHz)
 インテル HD グラフィックス 530
 
 スコア:61960
 Graphics Score
68176
 Physics Score
46975
 
以前にCore i7-6700Tを搭載したHP Pavilion 510-p171jp(※実機ベンチマーク)とほぼ同じスコア(誤差程度ですがHP Elite Sliceのほうが少し良い)が出ています。

Elite Sliceは小型PCですが内部の冷却もしっかりできているようです。ベンチマーク中のプロセッサーの温度は最大で67℃で、大きい冷却ファンを搭載しているPavilion 510(最大57℃)よりも少し高めですが、内部に熱がこもって性能が低下してしまうことはありませんでした。

◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
 
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 67℃前後
 【平均温度】 55℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 60℃前後
 【平均温度】 53℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1098.1 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 1745 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
最大 約43.3W



 MAXON CINEBENCH R15
 
スクリーンショット 2017-03-07t

グラフィックカードとCPUの性能テストを行い、コンピュータのパフォーマンスを評価します。

◆MAXON CINEBENCH ダウンロード
 

 
Elite Slice_CINEBENCH R15_02t 
 ■OpenGL
カーチェイスによる複雑な3Dシーンを使って、グラフィックカードのOpenGLモードでの性能を調べます。

■CPU
3Dレンダリングを行いプロセッサパワーのすべてを使う性能テスト。

■CPU(Single Core)
1コアのみで行うプロセッサ性能テスト。
 



 
 ◆HP Elite Slice
 Core i7-6700T
 (最大3.6GHz, 4コア8スレッド)
 メモリ8GB(DDR4-2133MHz)
 インテル HDグラフィックス 530
 
 OpenGL:43.46 fps(127%)
 CPU:730 cb(178%)
 CPU(Single Core):154 cb(137%)
 
 ◆HP Slimline 260-p050jp
 Core i5-6400T
 (最大2.8GHz, 4コア4スレッド)
 PC4-17000(2133MHz)
 インテル HD グラフィックス 530

 
 OpenGL:34.20 fps
 CPU:410 cb
 CPU(Single Core):
112 cb
 
■CPUテスト
このテストではマルチコアの性能(プロセッサパワーをすべてを使う)を測定します。Core i7-6700Tのスコアは730cbで、4コア4スレッドのCore i5-6400T(※実機ベンチマーク)の410cbより高いスコアが出ました。4コア8スレッドのCore i7はCore i5よりも動画のエンコードで高い処理能力を発揮します。

■CPU(Single Core)テスト:
1コアの性能を測定するテストでも、Core i7-6700TはCore i5-6400Tよりも動作周波数が高いので良いスコアが出ています。
 
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 25℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 69℃前後
 【平均温度】 63℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 56℃前後
 【平均温度】 51℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1098.1 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 635 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
OpenGLテスト・・・最大 約34.1W
CPUテスト・・・最大 約63.6W



 ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター

Pavilion 24-a270jp_リベレーター

この「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター」ベンチマークは、実際のマップとキャラクターを表示してお手持ちのPCで動作させた場合の指標となるスコアを確認することができます。

◆ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク ダウンロード
 

 
Elite Slice_リベレーター_1280x720標準_02 画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準(デスクトップ)
ウインドウモード
 スコア:3137
 平均フレームレート:21.085
評価:やや快適



Elite Slice_リベレーター_1920x1080標準_02 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準(デスクトップ)
フルスクリーンモード
 スコア:1505
 平均フレームレート:9.517
評価:設定変更を推奨



Elite Slice_リベレーター_1920x1080最高_02 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーンモード
 スコア:815
 平均フレームレート:4.652
評価:動作困難
 


【Core i7-6700T,  インテル HD グラフィックス 530のスコア】

1920x1080(フルHD)の場合は、最高品質、標準品質ともに平均フレームレートが10fps以下なので画面はカクカクとした動きになります。

画面解像度を1280x720、標準品質に設定すると少し動きは良くなりますが、平均フレームレートが21fpsくらいなので動きは少しぎこちなく見えます。
 
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 62℃前後
 【平均温度】 55℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 59℃前後
 【平均温度】 55℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1097.9 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 1685 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
最大 約45.1W



 MHF ベンチマーク 第3弾 【大討伐】

MHFベンチマーク

「モンスターハンター フロンティア オンライン」の ベンチマークです。

◆MHF ベンチマーク ダウンロード

※ベンチマークスコアの評価は公表されていないようです。



Elite Slice_MHF_1280x720_02 画面サイズ:1280x720
ウインドウモード
 スコア:4215
 フレームレート:21~63fps



Elite Slice_MHF_1920x1080_02
 
 画面サイズ:1920x1080
フルスクリーンモード
 スコア:1676
 フレームレート:9~24fps
 

 
【Core i7-6700T,  インテル HD グラフィックス 530のスコア】

1920x1080・フルスクリーンのテストでは20fpsを切ることが多く、画面の動きがぎこちないように見えます。

1280x720・ウインドウモードにすると負荷が軽くなり最大で63fpsまで伸びました。30fpsを切る場面がありますが、1920x1080・フルスクリーンよりも画面の動きは良くなります。

※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。


ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 57℃前後
 【平均温度】 53℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 57℃前後
 【平均温度】 53℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1048.5 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 518 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
最大 約38.5W



 ベンチマーク(PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4)

PSO ep4_ベンチマーク

『ファンタシースターオンライン2』がどのくらい快適にプレイできるかを点数で評価してくれるベンチマーク機能です。

◆ベンチマーク ダウンロード
 


Elite Slice_PSO2_1280x720_簡易設定3_01 画面サイズ:1280x720
簡易描画設定・・・3
ウインドウ表示
 スコア:3850
 フレームレート32~78fps
評価:標準的な動作



Elite Slice_PSO2_1920x1080_簡易設定3_01 画面サイズ:1920x1080
簡易描画設定・・・3
フルスクリーン表示
 スコア:1506
 フレームレート:20~45fps
評価:設定の調整を推奨



Elite Slice_PSO2_1920x1080_簡易設定6_01 画面サイズ:1920x1080
簡易描画設定・・・6(最高画質)
フルスクリーン表示
 スコア:---
 フレームレート:11~19fps
評価:
 
 
【Core i7-6700T,  インテル HD グラフィックス 530のスコア】

1920x1080(フルHD)・簡易描画設定6は非常に重くて、ベンチマークが正常に動作しない(スコアが表示されない)状態でしたが、Frapsで計測した場合は11~19fpsくらいで、快適にプレイするには厳しいフレームレートでした。

それなりに画面が動いてくれてプレイ可能な設定は「1280x720・簡易描画設定3」で、フレームレートは最高で78fps、最低でも32fpsで動作していました。

※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 61℃前後
 【平均温度】 56℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 58℃前後
 【平均温度】 56℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1048.2 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 545 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
最大 約39.2W



 ドラゴンクエストX ベンチマーク

DQXベンチマーク

お使いのパソコンで「Windows版ドラゴンクエストⅩ」をプレイすることができるか性能をチェックするためのソフトです。

◆ベンチマーク ダウンロード

 
 
ドラクエのベンチマークはキャラクターがたくさん出てくるシーンでフレームレートが大きく下がります。画質設定を軽くすると最高フレームレートは向上する のですが、最低フレームレートはあまり向上しません。このベンチマークの最高フレームレートは240fpsが最大値になります。
 




Elite Slice_DQX_1280x720_標準_01 画面サイズ:1280x720
グラフィック設定:標準品質
ウインドウ表示
 スコア:6292
 フレームレート:25~124fps
評価:快適



Elite Slice_DQX_1920x1080_標準_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:標準品質
フルスクリーン表示
 スコア:3765
 フレームレート:19~67fps
評価:普通



Elite Slice_DQX_1920x1080_最高_01 画面サイズ:1920x1080
グラフィック設定:最高品質
フルスクリーン表示
 スコア:2858
 フレームレート:17~55fps
評価:やや重い
 
 
【Core i7-6700T,  インテル HD グラフィックス 530のスコア】

1920x1080・最高品質では「やや重い」という評価です。キャラクターが沢山登場する重いシーンでは17fpsまで下がりますが、それ以外のシーンはそれなりにプレイできそうなフレームレートが出ています。画面の動きをよくするには、1280x720・標準品質くらいが最適でないかと思います。

※フレームレートはFrapsで計測(目視)しています。
 
ベンチマーク中のPCパーツの温度・消費電力 【室温 26℃】
温度、クロック周波数、ファンスピードなどはベンチマーク中の最高値、
アイドル時はPCを10分以上使用しない時の最小値を記載しています。
※ベンチマーク中の計測値はPC構成や環境で変動する場合があります。
インテル Core i7-6700T プロセッサー
プロセッサーの温度 【最大温度】 58℃前後
 【平均温度】 54℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
インテル HD グラフィックス 530
GPUの温度 【最大温度】 57℃前後
 【平均温度】 54℃前後
 【アイドル時】 33℃前後
GPU コアクロック 【 最大 】  1097.9 MHz
 【アイドル時】  350.0 MHz
GPU メモリクロック 【 最大 】  1066.7 MHz
 【アイドル時】  -
GPUクーラーのファンスピード 【 最大 】  -
 【アイドル時】 -
ビデオメモリ使用量 273 MB
ベンチマーク中のPC全体の消費電力(モニターを除く
最大 約38.2W




525_HP Elite Slice_消費電力_01a

HP Elite Slice のACアダプターの電源容量は搭載されているカバーによって異なります。今回のテスト機はコラボレーションカバーを搭載しているので、65WのACアダプターが付属しています。
 
 
■コラボレーションカバー(通話機能を搭載)
65W ACアダプター(電源変換効率89%以上)


■ワイヤレスチャージングカバー
90W ACアダプター(電源変換効率89%以上)
 




■インターネット閲覧中の消費電力・温度
サイトにアクセスしたりページを移動した瞬間に46℃前後まで上がりましたが、ページを見ているだけの状態ではアイドル状態に近い30℃台中盤~後半で推移していました。

※消費電力や温度は、Microsoft Edge ブラウザーでHP公式サイトを閲覧した時の数値。閲覧するWebサイトによっては計測した数値と異なる場合があります。

インターネット閲覧中の消費電力・温度(室温26℃)
プロセッサーの温度35~46℃ 【平均37℃】
GPUの温度34~39℃ 【平均37℃】
消費電力7~27 W前後



■YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度
Youtubeの動画をフルスクリーンで約30分視聴したときのプロセッサーの温度は瞬間最大で56℃まで上がりましたが、平均的には43℃くらいになります。消費電力は瞬間的に20Wを超えることがありましたが、大体において9~16Wの間で推移していました。
 
YouTubeの動画を約30分視聴したときの消費電力・温度(室温23℃)
プロセッサーの温度41~56℃ 【平均43℃】
GPUの温度41~47℃ 【平均43℃】
消費電力9~25 W前後




HP Elite Slice_IMG_6706


天板とボディーの隙間にあるブロンズゴールドにカラーリングされたスリットには、内部の熱を逃がす役割があります。

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内部にはプロセッサーを冷却するためのファンが2基搭載されていて、側面から後部にあるスリット(排気口)内部の熱を排気します。

今回のテストでは、プロセッサーの負荷が高いCINEBENCH R15のマルチコアテストで最大69℃で、その他のテストではそれよりも低く、50℃台後半までしか温度が上がらないこともありました。

ファンの音は高負荷時ではそれなりに聞こえるようになりますが、インターネットや動画視聴時などプロセッサーの温度が高くない状態では静かです。

高負荷時の消費電力は最大で約63.6W (CINEBENCH R15)でしたが、インターネットや動画視聴時の消費電力は7~27Wの間で推移していました。
 
ベンチマーク時のPCパーツの最高温度(室温26℃)
インテル Core i7-6700T プロセッサー69℃(アイドル時33℃前後)
インテル HD グラフィックス 53060℃(アイドル時33℃前後)
ベンチマーク中の消費電力(PC全体)
電源OFF時0.7 W 前後
スリープ時0.9 W 前後
アイドル時5 W 前後
起動時約 25 W(瞬間最大)
ベンチマーク中の最大消費電力約 63.6 W (CINEBENCH R15)
 ※消費電力はPCの使用環境によって違いが出る場合があります。



 ベンチマークテストのまとめ

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■HP Elite Sliceのベンチマークテストのまとめ

◆第6世代 インテル Core i7-6700T プロセッサー
型番末尾に「T」が付く省電力タイプなのでCore i7-7700などと比べると少し性能は低くなりますが、画像処理や動画のエンコードのような処理で高い性能を発揮します。

◆8GBメモリ DDR4-2133MHz
インターネットやオフィスソフトなどの用途では十分な容量ですが、画像処理で大きなデータを取り扱う場合は少し物足りないかもしれません。

◆128GB SSD(SATA/600)
SATA/600のSSDなのでベンチマークではまずまずのスコアですが、PCの起動や操作時のレスポンスが速いので快適です。容量はそれほど大きくないので、多数の画像や動画を保存するなら外付けドライブが必要になると思います。

◆インテル HD グラフィックス 530
最新3Dゲームをプレイするには厳しい性能ですが、PSO2(EPISODE4)のテストでは画面解像度1280x720で簡易設定3くらいの設定ならとりあえずプレイできそうなスコアが出ています。(※PSO2 キャラクタークリエイト体験版 EPISODE4

◆Elite Sliceの冷却性能について
コンパクトサイズのPCは内部に熱がこもり動作中の温度が高くなる傾向がありますが、Elite Sliceはスタイリッシュなデザインで内部の冷却の問題を解消しています。今回のテスト結果を見る限り、高負荷時でもプロセッサーをしっかりとした冷却できているので、コンパクトサイズのPCでありながら冷却性能に関しては十分だと思います。
 
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Elite Slice 製品詳細icon
◆HP Elite Slice(スペックPDF)

【HP カスタマーサポート-ソフトウェアおよびドライバーのダウンロード】
◆HP Elite Slice サポート
◆HP Elite Slice(ミーティングルーム用)サポート


【実機レビュー】
◆モジュール型PC『HP Elite Slice』の外観・デザイン・内部
◆HP Elite Slice(Core i7-6700T)の性能・消費電力を検証!

【関連記事】
◆【速攻レビュー】HP Elite Sliceの製品特徴・性能について




■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年6月9日時点のものです。
※PCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※ベンチマークの結果、温度、消費電力などの測定値はPCの使用状況や環境によって異なることがあります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※PassMarkベンチマークスコアはPassMark - CPU Benchmarks Video Card Benchmarks から抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。


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