
この記事では、新モデルのHP Pavilion 510-p100jpと旧モデルHP Pavilion 510-100jp(※実機レビュー)の違いや性能について解説しています。
【2017/06/27】
販売当初から大きくラインナップや仕様などが変更されているので、最新の情報に修正しました。
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆HP Pavilion 570-p000jp (第7世代インテル)の特徴 [2017/06/27 更新] ◆新モデル Pavilion 570-p000jp の主な変更点 [2017/06/27 更新] ◆新モデル Pavilion 570-p000jp と旧モデル Pavilion 510-p100jp のスペック比較 ◆プロセッサーの性能比較 ◆グラフィックスの性能比較 ◆メモリ搭載量について ◆【まとめ】新モデルはSSDやGTX 1050搭載モデルが追加され性能が向上! | ||||
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HP Pavilion 570-p000jp (第7世代インテル)の特徴 |
■HP Pavilion 570-p000jp(第7世代インテル)の特徴 ※2017年4月24日より販売開始。製品画像はイメージです。 【外観・デザイン】 ・立体的なドットテクスチャ、メタルコーティングが施されたフロントパネル ・はブリザードホワイトのフロントパネル 【性能面】 ・第7世代インテル Core プロセッサー(kaby lake) ・インテル H270 チップセット ・SSD搭載モデルは256GB M.2 SSD(PCIe NVMe) + 2TB HDDを搭載 ・パフォーマンス(SSD搭載)モデルはNVIDIA GeForce GTX 1050を搭載 ・8GB(8GB×1) PC4-19200 (2400MHz) ※最大16GB ・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)を標準搭載 ・内蔵無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 ・180W ATX電源 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・USB Type-C 3.0 × 1を前面に搭載 ・オーディオはB&O Playのサウンドテクノロジー(最大5.1チャンネルオーディオ対応の外部端子)を搭載 ・USB接続のキーボード&マウスが付属(※キーボードレイアウト) 【価格・モデル】 ※販売価格は下記のメーカー製品詳細ページでご確認ください。 【メーカー製品詳細ページ】 ◆HP Pavilion 570-p000jp 製品詳細 ◆HP Pavilion 570-p000jp(スペックPDF) | ||||
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新モデル Pavilion 570-p000jp の主な変更点 |

■新モデル Pavilion 570-p000jp と旧モデルPavilion 510-p100jpとの違い ※製品画像はイメージです。 【プロセッサー】 ・第6世代(Skylake)から第7世代(Kaby Lake)に変更。 ・型番末尾に「T」が付く省電力タイプではなく通常版を搭載。 ・AMD A10-9700 APU搭載モデルが追加されています。(2017年6月の時点) 【チップセット】 ・インテル H170チップセット→ インテル H270チップセットに変更。 【メモリ】 ・PC4-17000(2133MHz)→PC4-19000(2400MHz)に変更。 ・メモリは全モデル8GB搭載。 ※容量のカスタマイズ可。一部のモデルを除く 【ストレージ】 ・SSD搭載モデルはラインナップから削除され、一部のモデルがカスタマイズオプションで256GB M.2 SSD(PCIe NVMe) + 2TB HDD(5400回転)を選択可。 【グラフィックス】 ・パフォーマンスモデルはNVIDIA GeForce GTX 1050(2GB, GDDR5)をカスタマイズオプションから選択可。 【前面インターフェース】 ・USB2.0×2 →USB3.0 × 1、USB Type-C 3.0 × 1に変更。 【オプティカルドライブ】 ・ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応、DVDライター機能搭載)を搭載。 【拡張スロット】 M.2 x1スロット→M.2 x2スロットに変更。 【内蔵無線LAN】 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth 4.0→ IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2に変更。 | ||||
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新モデル Pavilion 570-p000jp と旧モデル Pavilion 510-p100jp のスペック比較 |
新モデル Pavilion 570-p000 はPCパーツのカスタマイズはできませんが、プロセッサーやストレージ、グラフィックスの構成が異なる6モデルが用意されています。モニター、オフィスソフト、保証などは購入時にカスタマイズが可能です。
新旧モデルスペック比較 | |
![]() HP Pavilion 570-p000jp NEW! | ![]() HP Pavilion 510-p100jp(※レビュー) |
価格(※2017年4月28日の時点) | |
【エントリーモデル】 ¥87,780(税込)~ 【スタンダードモデル】 ¥98,780(税込)~ 【パフォーマンスモデル】 ¥109,780(税込)~ 【AMD搭載モデル】 ¥93,280(税込)~ | 【エントリーモデル】 ¥63,580(税込)~ 【スタンダードモデル】 ¥71,280(税込)~ 【パフォーマンスモデル】 ¥87,780(税込)~ |
オペレーティングシステム | |
Windows 10 Home(64bit) | Windows 10 Home(64bit) |
フロントパネルカラー | |
ブリザードホワイト | ブリザードホワイト |
プロセッサー | |
【エントリーモデル】 Core i3-7100 【スタンダードモデル】 Core i5-7400 【パフォーマンスモデル】 Core i7-7700 【AMD搭載モデル】 AMD A10-9700 APU | 【エントリーモデル】 Core i3-6100T 【スタンダードモデル】 Core i5-6400T 【パフォーマンスモデル】 Core i7-6700T |
チップセット | |
【インテルプロセッサー搭載モデル】 インテル H270 チップセット 【AMD搭載モデル】 表記なし | インテル H170 チップセット |
プロセッサー冷却方式 | |
空冷クーラー | 空冷クーラー |
メモリ | |
PC4-19200 (2400MHz) 8GB(8GB×1) ※最大16GBをサポート | 【エントリーモデル】 PC4-17000(2133MHz) 4GB(4GB×1) ※12GBにカスタマイズ可 【スタンダードモデル】 8GB(8GB×1) ※16GBにカスタマイズ可 【パフォーマンスモデル】 8GB(8GB×1) ※16GBにカスタマイズ可 |
メモリスロット | |
2スロット(DIMM) | 2スロット(DIMM) |
ストレージ | |
【エントリーモデル】 1TB HDD (SATA, 7200回転) 【スタンダードモデル】 2TB HDD (SATA, 7200回転) ※カスタマイズオプション 256GB M.2 SSD(PCIe NVMe) + 2TB HDD (5400回転) 【パフォーマンスモデル】 2TB HDD (SATA, 7200回転) ※カスタマイズオプション 256GB M.2 SSD(PCIe NVMe) + 2TB HDD (5400回転) 【AMD搭載モデル】 128GB M.2 SSD(PCIe NVMe) + 1TB HDD (7200回転) | 1TB HDD (7200回転) ※エントリーモデル ※スタンダードモデル 2TB HDD (7200回転) ※パフォーマンスモデル |
増設用ストレージ(2nd) | |
- | - |
ブルーレイディスクドライブ (BDXL対応、DVDライター機能搭載) (ウルトラスリム) | DVDスーパーマルチドライブ (ウルトラスリム) |
サウンド | |
ALC3863-CG HighDefinition Audio準拠 チップセット内蔵 5.1チャンネルオーディオ対応 | ALC3863-CG HighDefinition Audio準拠 チップセット内蔵 5.1チャンネルオーディオ対応 |
グラフィックス | |
【インテルプロセッサー搭載モデル】 インテル HD グラフィックス 630 ※NVIDIA GeForce GTX 1050は パフォーマンスモデルの カスタマイズオプションから選択可 【AMD搭載モデル】 AMD Radeon R7 グラフィックス (APU内蔵) | インテル HD グラフィックス 530 |
拡張スロット | |
PCI Express x16×1スロット M.2 x2スロット | PCI Express x16×1スロット M.2 x1スロット |
ドライブベイ | |
ウルトラスリムベイx1 3.5インチ/2.5インチ兼用×1 | ウルトラスリムベイx1 3.5インチ/2.5インチ兼用×1 |
ネットワークコントローラー | |
10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション | 10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション |
内蔵無線LAN | |
IEEE 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2 | IEEE802.11b/g/n Bluetooth 4.0 |
前面インターフェイス | |
USB3.0 × 1 USB Type-C 3.0 × 1 メディアカードリーダー×1 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 | USB2.0×2 メディアカードリーダー×1 ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート×1 |
背面インターフェイス | |
USB3.0×2、USB2.0×2 ライン出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 | USB3.0×2、USB2.0×2 ライン出力×1 ライン入力×1 マイク入力×1 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) / 質量 | |
約164×322×322 mm 約 5.3 kg | 約164×322×322 mm 約 5.3 kg |
電源 | |
180W ATX電源 | 180W ATX電源 |
プロセッサーの性能について |

新モデルPavilion 570-p000jpと旧モデルのPavilion 510-p100jpは、いずれも第7世代のインテルプロセッサー(Kaby Lake)を搭載。新モデルは型番末尾に「T」が付く省電力タイプではなく通常タイプを搭載しているので、TDP(消費電力の目安)は少し高くなりますが性能も向上しています。
■Core i7-7700 (3.6 ‐4.2GHz / 4コア8スレッド, TDP 65W)
ハイパースレッディング・テクノロジーを搭載し、動画のエンコードやフォトショップのような画像処理ソフトで高い性能を発揮します。
■Core i5-7400 (3.0 - 3.5GHz, 4コア4スレッド, TDP 65 W)
インターネットやメール、オフィスソフトなどの用途では十分な性能ですが、動画のエンコードのようなマルチスレッド性能が要求される処理では、上位のCore i7-7700と比較すると少し性能差があります。
■Core i3-7100 (3.9GHz, 2コア4スレッド, TDP 51 W)
インターネットやメール、文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途では十分な性能ですが、コアの数が少ないのでマルチスレッドのスコアはCore i7-7700の半分くらいになります。動画のエンコードでは非力さを感じるかもしれません。
■AMD A10-9700 APU (3.5 - 3.8GHz, 4コア4スレッド, TDP 65 W)
PassMarkのスコアはCore i3-7100を少し下回っていますが、インターネットやオフィスソフトなどの用途では特に問題ない性能です。
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i7-7700 ◆製品仕様 | 3.6 GHz | 4 | 8 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
4.2GHz | 8 | 65 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i5-7400 ◆製品仕様 | 3.0 GHz | 4 | 6 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
3.5 GHz | 4 | 65 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i3-7100 ◆製品仕様 | 3.9 GHz | 2 | 3 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
- | 4 | 51 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
AMD A10-9700 APU | 3.5 GHz | 4 | 2 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
3.8 GHz | 4 | 65 W | |||
※最大周波数・・・ターボ・ブースト利用時 | |||||
グラフィックスの性能について |

■NVIDIA GeForce GTX 1050
デスクトップPC向けのゲーム用グラフィックスカードで、パフォーマンス(グラフィックス/SSD搭載)モデルにのみ搭載されています。PassMarkのベンチマークテストでは、OMEN by HP Desktop 870(※製品特徴・性能について)に搭載されているGTX1080の約40%、GTX1070の約44%、Radeon RX 480の約60%くらいの性能になります。
GTX 10シリーズの中ではローエンドのグラフィックスなので、GTA5のようなゲームをより高画質・高フレームレートでプレイしたいのなら、OMEN by HP Desktop 870を検討してみても良いかもしれません。
■インテル HDグラフィックス 630
ゲーム向けではありませんがインターネットや動画の視聴などの用途では十分な性能です。第7世代のインテル Core プロセッサー(kaby Lake)に搭載されているビデオエンジンは、第6世代よりも動画を処理するハードウェアの機能が向上し4K HEVC 10-bitビデオのデコード/エンコードなどに対応しています。
【関連記事】
◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックス性能比較表」
◆OMEN by HP 870(GTX 1080)の性能・消費電力を検証!
◆HP Pavilion 510-p171jp(インテル HDグラフィックス 530)の性能・消費電力を検証!
メモリ搭載量について |
HP Pavilion 570シリーズはPC4-19200 (2400MHz) のメモリを搭載しています。全モデル8GBで容量のカスタマイズはできません。
8GBのメモリは、インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な容量です。画像処理の場合は使い方次第になりますが、画像サイズがA4程度でレイヤーを多用しないのなら作業可能な容量です。
スペックPDFではメモリは最大16GBまでサポートされていますが、メモリを自分で交換・増設する場合は保証対象外となります。
【参考記事】
◆パソコンにどれくらいメモリを搭載すればよいのか?
【まとめ】新モデルはSSDやGTX 1050搭載モデルが追加され性能が向上! |

新モデルのHP Pavilion 570シリーズは、旧モデルのPavilion 510シリーズよりも性能面で大きく進化しました。 販売当初はパーツのカスタマイズができない仕様になっていましたが、2017年6月の時点ではラインナップが整理され、AMD A10-9700 APU搭載モデルが追加されています。 大容量のメモリやストレージ(256GB M.2 SSD + 2TB HDD)、ゲーム向けのGeForce GTX 1050などは、一部のモデルでカスタマイズオプションから選択可能になりました。 前面にUSB Type-C 3.0 × 1を搭載しているのでインターフェース部分が少し異なっていますが、フロントパネルや筐体のデザインは基本的に旧モデルと同じです。 旧モデルは型番末尾に「T」が付く省電力タイプのプロセッサーを搭載していたのですが、新モデルは通常タイプのプロセッサーを採用しWave 600シリーズ(※実機レビュー)との差別化が図られています。 | ||||
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【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Pavilion 570-p000jp 製品詳細
◆HP Pavilion 570-p000jp(スペックPDF)
【HP Pavilion 570-p000jp サポート】
◆ドライバー・ユーザーガイド・トラブルシューティング
◆HP Pavilion 570-p000jp(アップグレードガイドPDF)
◆マザーボードの仕様(570-p072jp)
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年6月27日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
※イラストはイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。
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