
2017年3月9日より、第7世代インテル Core プロセッサーを搭載した日本HPのコンパクトデスクトップPC『HP Pavilion Wave 600-100jp』が新登場!
この記事では新モデルの製品特徴や性能、旧モデルHP Pavilion Wave 600-000jp(※実機レビュー)との違いを比較しています。
■目次(ページ内リンク) 下記のリンクをクリックすると目的の場所にジャンプします。 ※[BackSpace]キーでこの位置に戻ります。 ◆新モデル HP Pavilion Wave 600-a100jp の特徴 ◆HP Pavilion Wave 600-a100jp の主な変更点(旧モデルとの違い) ◆HP Pavilion Wave 600-a100jp の5モデルの特長・選び方 ◆第7世代 インテル Core プロセッサーの性能について ◆AMD Radeon R9 m470 グラフィックス の性能について ◆ストレージ(SSD、HDD)の性能について ◆メモリ搭載量について ◆【まとめ】新モデルは第7世代インテルプロセッサーを搭載し、メモリのカスタマイズが可能に! ※この記事では旧モデル(※HP Pavilion Wave 600-000jp 実機レビュー)の製品画像を掲載しています。 | ||||
| ||||
新モデル HP Pavilion Wave 600-a100jp の特徴 |
■HP Pavilion Wave 600-a100jp シリーズの主な特徴 ※2017年3月9日より販売開始。 【外観・デザイン】 ・マザーボード、グラフィックカード、ストレージをトライアングルのように配置 ・ボディにファブリック素材を採用 ・内蔵したスピーカーからのサウンドが伝わりやすい設計 ・排熱効果と音響効果を両立 【性能面】 ・省電力の第7世代インテル Core プロセッサー ・インテル H170 チップセット ・パフォーマンスモデルは128GB M.2 SSD + 2TB HDDを搭載 ・グラフィックス搭載モデルは「AMD Radeon R9 m470」を搭載 ・内蔵無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 )を標準で搭載 【使い勝手・機能性・拡張性】 ・音が360度に広がる天板のパラボラリフレクター ・Bang & Olufsenのサウンドシステム ・豊富なインターフェイス 【価格・モデル】 ※販売価格は下記のメーカー製品詳細ページをご確認ください。 【メーカー製品詳細ページ】 ◆HP Pavilion Wave 600-100jp 製品詳細 ◆HP Pavilion Wave 600-100jp(スペックPDF) | ||||
| ||||
HP Pavilion Wave 600-a100jp の主な変更点(旧モデルとの違い) |
■新モデル HP Pavilion Wave 600-100jp シリーズの主な変更点 新モデルには最新の第7世代インテルプロセッサーが搭載されています。メモリに関しては一部のモデルのみカスタマイズで16GBメモリを選択可能です。 筐体の外観やデザイン、チップセット、メモリ、グラフィックスなどの仕様は旧モデルのPavilion Wave 600-000jp(※実機レビュー)と同じです。 【実機レビュー】 ◆HP Pavilion Wave 600-a100jp シリーズの外観・デザイン ◆HP Pavilion Wave 600-a172jp(Core i7-7700T、Radeon R9 m470)の性能・消費電力を検証! 【プロセッサー】 Core i7-6700T(最大3.6GHz,4コア8スレッド)→ Core i7-7700T(最大3.8GHz,4コア8スレッド)に変更。 Core i5-6400T(最大2.8GHz,4コア4スレッド)→ Core i5-7400T(最大3.0GHz,4コア4スレッド)に変更。 Core i3-6100T(最大3.2GHz,2コア4スレッド)→ Core i3-7100T(最大3.4GHz,2コア4スレッド)に変更。 【関連項目】◆第7世代 インテル Core プロセッサーの性能について 【カスタマイズで16GBメモリを選択できるモデル】 ・スタンダードモデル ・パフォーマンス(グラフィックス搭載)モデル ・パフォーマンス(グラフィックス /SSD搭載)モデル 【グラフィックス】 インテル HD グラフィックス 530(プロセッサーに内蔵)→ インテル HD グラフィックス 630(プロセッサーに内蔵)に変更。 【関連項目】◆グラフィックス の性能について 【ワイヤレスキーボード & マウス】 キーボードはスタイリッシュなデザインで、一部にアルミニウム素材を採用したものに変更されています。(※詳細はこちら) | ||||
| ||||
※旧モデル(Wave 600-a000jp)は販売当初はカスタマイズできませんでしたが、2017年3月10日の時点では一部のモデルでメモリのカスタマイズ(最大16GB)可能になっています。
HP Pavilion Wave 600-a100jp の5モデルの特長・選び方 |

HP Pavilion Wave 600-100jp シリーズは、プロセッサーやストレージ、グラフィックスの構成が異なる5モデルが用意されています。DVDやブルーレイドライブなどは非搭載で、一部のモデルのみメモリのカスタマイズが可能です。
※販売価格は2017年3月9日時点のものです。
![]() | |
HP Pavilion Wave 600-a100jp エントリーモデル | |
¥87,780(税込)~ |
エントリーモデルはCore i3-7100T(最大3.40GHz, キャッシュ 3MB, 2コア/4スレッド)、4GBメモリ、1TB HDD、インテル HD グラフィックス 630を搭載。 ・インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら問題なし ・HDDを搭載しているので起動速度や、操作時のレスポンスはそれなり ・メモリが4GBなので大きなサイズの画像処理ではメモリが不足することがある ・2コア4スレッドのCore i3なので動画のエンコードの処理能力は高くない メモリが4GBでもインターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどがメインの用途なら問題ないと思いますが、画像処理や写真編集などをするのなら8GB以上のメモリを搭載したモデルをおススメします。 | ||||
![]() | |
HP Pavilion Wave 600-a100jp スタンダードモデル | |
¥98,780(税込)~ |
スタンダードモデルはCore i5-7400T(最大3.00GHz, キャッシュ 6MB, 4コア/4スレッド)、8GBメモリ(16GBにカスタマイズ可)、1TB HDD、インテル HD グラフィックス 630を搭載。このモデルはメモリのカスタマイズはできません。 ・インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な性能 ・Core i5でも最大3GHzなので画像処理用途ではやや非力 ・HDDを搭載しているので起動速度や、操作時のレスポンスはそれなり ・メモリを8GB搭載しているので画像処理は可能 ・カスタマイズで16GBのメモリを選択可 インターネットやメール、動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な性能です。メモリを8GB搭載しているので画像処理や写真編集などの作業も可能ですが、それでも足りない方のためにカスタマイズで16GBのメモリが選択できるようになっています。 | ||||
![]() | |
HP Pavilion Wave 600-a100jp スタンダード (グラフィックス /SSD搭載)モデル | |
¥120,780(税込)~ |
スタンダード(グラフィックス /SSD搭載)モデルは、Core i5-7400T(最大3.00GHz, キャッシュ 6MB, 4コア/4スレッド)、8GBメモリ、128GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)+ 1TB HDD(7200回転)、AMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載。このモデルはメモリのカスタマイズはできません。 ・インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な性能 ・Core i5でも最大3GHzなので画像処理用途ではやや非力 ・SSDを搭載しているので起動速度や、操作時のレスポンスが速い ・メモリを8GB搭載しているので画像処理は可能 ・ライトゲーム向けAMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載 軽めのゲームをプレイされる方向けのモデルです。SSDは起動や操作時のレスポンスが良いので、HDD搭載モデルよりも快適に作業できると思います。 ◆Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力 | ||||
![]() | |
HP Pavilion Wave 600-a100jp パフォーマンス (グラフィックス搭載)モデル | |
¥131,780(税込)~ |
パフォーマンス(グラフィックス搭載)モデルは、Core i7-7700T(最大3.80GHz, キャッシュ 8MB, 4コア/8スレッド)、8GBメモリ(※16GBにカスタマイズ可)、2TB HDD(7200回転)、AMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載。 ・インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な性能 ・Core i7-7700Tは画像処理や動画のエンコードが速い ・HDDを搭載しているので起動速度や、操作時のレスポンスはそれなり ・メモリを8GB搭載しているので画像処理は可能 ・カスタマイズで16GBのメモリを選択可 ・ライトゲーム向けAMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載 Core i7-7700Tは省電力タイプですが、4コア/8スレッドなので画像処理や動画のエンコードなどで高い性能を発揮します。SSDを搭載していないので起動速度や、操作時のレスポンスはそれなりです。Radeon R9 m470 グラフィックスは軽めのゲームなら快適にプレイできる性能があります。 ◆Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力 | ||||
![]() | |
HP Pavilion Wave 600-a100jp パフォーマンス (グラフィックス /SSD搭載)モデル | |
¥142,780(税込)~ |
パフォーマンス(グラフィックス /SSD搭載)モデルは、Core i7-7700T(最大3.80GHz, キャッシュ 8MB, 4コア/8スレッド)、8GBメモリ(※16GBにカスタマイズ可)、128GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)+ 2TB HDD(7200回転)、AMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載。 ・インターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途なら十分な性能 ・Core i7-7700Tは画像処理や動画のエンコードが速い ・SSDを搭載しているので起動速度や、操作時のレスポンスが速い ・メモリを8GB搭載しているので画像処理は可能 ・カスタマイズで16GBのメモリを選択可 ・ライトゲーム向けAMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載 性能が高いプロセッサー、起動やレスポンスが速いSSD、軽めのゲームを快適に楽しめるAMD Radeon R9 m470 グラフィックスを搭載した最上位モデル。軽めのゲームは快適にプレイすることができますが、バトルフィールドやGTA5のような重い3Dゲームをプレイするのなら高性能なゲーミングPC(※OMEN by HP 870の実機レビュー)が必要です。 ◆Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力 | ||||
第7世代 インテル Core プロセッサーの性能について |
ベンチマークスコアはPassMarkから抜粋しています。あくまでも目安としてご覧ください。

HP Pavilion Wave 600-a100jp シリーズは、最新の第7世代インテル Core プロセッサーを搭載!
型番末尾に「T」が付くプロセッサーは消費電力が低い省電力タイプです。Core i7-7700Tは無印のCore i7-7700や型番末尾に「K」が付くものより性能は少し低くなりますが、それでも最大動作周波数3.8GHz、4コア8スレッドのプロセッサーなので画像処理や動画のエンコードなどで高い処理能力を発揮します。
下位のCore i3-7100Tでもインターネットやオフィスソフトなどの用途では十分な性能ですが、2コア4スレッドのプロセッサーなのでマルチスレッド性能が重要な画像処理や動画のエンコードのような用途では少し非力さが感じられるかもしれません。
◆デスクトップPC「プロセッサー性能比較表」
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i7-7700T ◆製品仕様 | 2.9 GHz | 4 | 8 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
3.8 GHz | 8 | 35 W | |||
※型番末尾に「T」が付く省電力プロセッサー | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i5-7400T ◆製品仕様 | 2.4 GHz | 4 | 6 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
3.0 GHz | 4 | 35 W | |||
※型番末尾に「T」が付く省電力プロセッサー | |||||
プロセッサー名 | ベース周波数 | コア数 | キャッシュ | ||
Intel Core i3-7100T ◆製品仕様 | 3.4 GHz | 2 | 3 MB | ||
最大周波数※ | スレッド数 | TDP | |||
- | 4 | 35 W | |||
※型番末尾に「T」が付く省電力プロセッサー | |||||
AMD Radeon R9 m470 グラフィックス の性能について |
ベンチマークスコアは当サイトで行ったものです。あくまでも目安としてご覧ください。

AMD Radeon R9 m470 グラフィックス(※ベンチマーク)は、NVIDIA GeForce GTX 950Mくらいの性能になります。重い3Dゲームをプレイするのは厳しい性能ですが、軽めのドラクエXをプレイするには十分な性能です。FF14イシュガルドベンチマークではフルHD・標準品質ならそれなりに良い評価が出ています。
■FF14イシュガルドベンチマーク(フルHD・標準品質)
スコア:6715、評価:とても快適、平均フレームレート51.402
■ドラゴンクエストX ベンチマーク(フルHD・最高品質)
スコア:10029、評価:すごく快適、フレームレート:42~152fps
◆HP Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力
◆日本HPのデスクトップPC「グラフィックスカード性能比較表」
■インテル HD グラフィックス 630 の性能について 第7世代インテルプロセッサーに内蔵されているGPUです。性能が低い部類に入るので重い3Dゲームは不可ですが、ドラクエのような軽いゲームはとりあえずプレイできる性能はあります。 | ||||
ストレージ の性能について |


※このベンチマークは旧モデル(600-000jp)のものです。あくまでも参考としてご覧ください。
HP Pavilion Wave 600-100jpシリーズの一部のモデルには、PCIe Gen3x4 NVMeという規格の非常にデータの転送速度が速いSSDが搭載されています。
SSDとHDDはデータ転送速度が大きく違うので、起動の速さや操作時のレスポンスに大きく影響します。プロセッサーの10%程度の性能の違いは体感ではわからないのですが、SSDの場合は起動速度やレスポンスがHDDよりも圧倒的に速いので違いがはっきりとわかります。
メモリ搭載量について |
4GBのメモリでもインターネットや文書作成、動画の視聴、オフィスソフトなどはこなせますが、画像処理の場合はいろいろ作業をしているうちにメモリが不足することがあるかもしれません。
8GBのメモリはインターネットや動画の視聴、オフィスソフトなどの用途ではかなり余裕がありますが、画像処理の場合は「少なくともこれくらいは欲しい」という容量です。レイヤーの数や取り消し回数などの設定が控えめなら、はがきサイズ~A4サイズの画像処理やCGイラスト作成などは可能です。
複数の画像処理ソフトを立ち上げたまま作業する、非常に大きいサイズの画像を取り扱う、多数のレイヤーを使用しながら作業を進める場合は、16GBメモリを搭載したほうが快適に作業することができます。
◆パソコンにどれくらいメモリを搭載すればよいのか?
【まとめ】第7世代インテルプロセッサーを搭載し、メモリのカスタマイズが可能に! |

三角型の個性的なデザインの筐体や、ボディに使われているファブリック素材などは変更されていませんが、第7世代インテル Core プロセッサーを搭載し旧モデル(※Wave 600-000jp 実機レビュー)よりも少し性能が向上しています。 プロセッサーやストレージのカスタマイズはできませんが、メモリに関しては一部のモデルのみ16GBを選択可能です。グラフィックス搭載モデルは旧モデルと同じAMD Radeon R9 m470を搭載しています。 | ||||
【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Pavilion Wave 600-a100jp 製品詳細
◆HP Pavilion Wave 600-a100jp(スペックPDF)
【実機レビュー】
◆HP Pavilion Wave 600-a100jp シリーズの外観・デザイン
◆HP Pavilion Wave 600-a172jp(Core i7-7700T、Radeon R9 m470)の性能・消費電力を検証!
【関連記事:旧モデル】
◆HP Pavilion Wave 600-a000jpの外観・デザイン
◆HP Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力を検証!
◆【速攻レビュー】Pavilion Wave 600の製品特徴・性能について
■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年3月10日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。
- 関連記事
-
-
【詳細レビュー】HP Pavilion Wave 600-a100jpの外観・デザイン 2017/04/11
-
Pavilion Wave 600-a172jp(Core i7-7700T)の性能・消費電力 2017/04/09
-
HP Pavilion Wave 600-100jpの製品特徴・性能・新旧モデル比較 2017/03/10
-
HP Pavilion Wave 600の2TB HDDを6TB HDDに換装! 2016/12/17
-
HP Pavilion Wave 600に32GBメモリ(16GBx2)を増設! 2016/11/19
-
省スペースPC『HP Pavilion Wave 600』の分解方法&注意点 2016/11/16
-
Pavilion Wave 600(Radeon R9 m470)の性能・消費電力 2016/10/26
-
【詳細レビュー】HP Pavilion Wave 600 の外観・内部 2016/10/26
-
タグ