HP Spectre x360 ベーシックモデルで「Surface ペン」を試してみる

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日本HPの13.3インチ・プレミアムノートHP Spectre x360 13-ac000 ベーシックモデルでマイクロソフトの「Surface ペン」が使えるのかどうかを試してみました!




■目次(ページ内リンク)
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◆HP Spectre x360 13-ac000ベーシックモデルで「Surfaceペン」をテスト
◆今回試してみるのは「Surface Pro 4対応 Surfaceペン」
◆何も設定しなくても「Surfaceペン」が使えた!
◆Windows Ink ワークスペースの「スケッチパッド」を試してみる
◆CLIP STUDIO PAINT PROで書き心地をテスト
◆Adobe Photoshop CCは筆圧感知しますが・・・
◆Painter 2017 やペイント(Windows10に付属)では筆圧感知せず・・・
◆「ペンの使用時のタッチ入力を無視」する設定は必要なし?
◆Bluetoothでペアリングする
◆筆圧感度を設定するには
◆「Surfaceペン」と「Spectre アクティブペン」の違い [2017/05/25 追記]
◆Surfaceペンでも画面の操作は問題なし。お絵かきできるかどうかはソフト次第
 




 HP Spectre x360 13-ac000ベーシックモデルで「Surfaceペン」をテスト

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フルHDディスプレイを搭載したベーシックモデルやスタンダードモデルにはにはアクティブペンが付属していませんが、「マイクロソフトのペンが使える」という話を聞いたので試してみることにしました。

今回のテストでは、HP Spectre x360 13-ac000 ベーシックモデルと Surfaceペン(Surface Pro 4対応)を使用して描き心地をチェックします。

【関連記事】
◆新型「HP Spectre x360」の製品特徴・性能について




 今回試してみるのは「Surface Pro 4対応 Surfaceペン」

IMG_3054_2017031223354239d.png

今回試してみるのは「Surface Pro 4対応 Surfaceペン」です。カラーはシルバー(3XY-00007)、ブラック(3XY-00017)、ブルー(3XY-00027)、レッド(3XY-00037)の4種類ありますが、Spectre x360のカラーがナチュラルシルバーなのでシルバーを購入しました。価格は色によって違いますがシルバーはAmazon.co.jpで7500円前後でした。

Surfaceペンに標準で取り付けられているのはHBのペン先です。サイドボタン(右クリック ボタン)がある平面側はマグネットになっています。

【Surface Pro 4対応 Surfaceペンの仕様】
本体サイズ:144 x 9.5 x 10.2 mm
ペンの重さ:20g
筆圧検知:1,024 段階
Surface 3、Surface Pro 3、Surface Pro 4、Surface Book に対応
Surface ペン先キットにも対応

◆【Amazon.co.jp】マイクロソフト 【純正】 Surface Pro 4対応 Surfaceペン シルバー 3XY-00007


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Surface ペンにはペン先キット (2H、H、HB、B の4種類) が付属。Surfaceペンに標準で取り付けられているのはHBのペン先です。


IMG_3123.png

サイドボタン(右クリック ボタン)がある平面側はマグネットになっているので、Spectre x360のマグネット部分にくっつきます。




 何も設定しなくても「Surfaceペン」が使えた!

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とりあえずペアリングや設定などを一切しないで、Spectre x360のディスプレイに「Surfaceペン」を押し当ててみました。「ペンが使える!」 ドライバーのインストールや設定などを行う必要があると思っていたのでちょっと意外な展開。

画面からペンを数ミリ程度離している状態でもカーソルを動かすことができます。
 
[追記 2017/03/18]スタンダードモデル(Core i7 搭載)でも「Surface ペン」を使用できることを確認しました。


IMG_3152_右クリック

ペン先を画面に長押しで「右クリック」。丸印が表示されてからペン先離すとメニューが表示されます。覚えると結構便利。




 Windows Ink ワークスペースの「スケッチパッド」を試してみる

スケッチパッド_170313_01

設定などをしなくてもいきなりペンが使えてしまったので、Windows Ink ワークスペースの「スケッチパッド」でペンの書き心地を試してみます。

「スケッチパッド」は筆圧の強弱は感知しますが、軽いタッチで描くと線が途切れることがあります。Spectre x360 のディスプレイはスベスベですが、「Surface ペン」のペン先は適度な抵抗感があるので、滑りすぎて描きにくいということはなく、それなりに良い描き心地です。




 CLIP STUDIO PAINT PROで書き心地をテスト

CLIP STUDIO PAINT PRO_スクリーンショット_170314_02

今度は、CLIP STUDIO PAINT PROでペンの書き心地をテストしてみます。

パームリジェクション機能(※関連項目)が動作しているようなので、手の側面を画面に置いた状態でイラストを描くことができます。

筆圧の強弱には反応していますが、綺麗な線を引くには適度な筆圧が必要です。Wacom Intuos ProやIntuos 4のような軽い筆圧領域での反応(1gON荷重)はイラスト専用ツールには及ばないので、軽すぎる筆圧では「ペンの入り」が良くないと感じたりり、線が途切れてしまうことがあります。




CLIP STUDIO PAINT PRO_スクリーンショット_170314_01
 
エアブラシでは筆圧の強弱にはしっかり反応していることがわかります。




スクリーンショット_音符

音符を書いてみました。意図しない場所に点や線が出ることはほとんどなかったので、お絵描き程度なら楽しめそうです。
 

「Surface ペン」でもイラストの制作はできないことはないと思いますが、ササッと描くような軽いタッチでの反応や描き心地を求めるのなら、ワコムのIntuosシリーズ(※公式サイト)のようなイラスト専用ツール(ペンタブレット)を用意したほうが良いと思います。

※ワコム公式サイトでは、予期しない問題が発生するかもしれないのでペンが付属するようなタブレットPCにはおすすめできないと書かれてありましたが、HP Spectre x360 13-ac000 ベーシックモデルにペンタブレットドライバーをインストールし、WacomのIntuos4が動作することを確認しました。




 Adobe Photoshop CCは筆圧感知しますが・・・

スクリーンショット Adobe Photoshop CC

Photoshop CCは筆圧感知しますが、しばらく描いていると思わぬところに点が出たり、意図しない線を引いてしまうことがありました。絵を描くツールとしては不安定な挙動なので、快適なイラストの作成は厳しいと思います。お遊びのお絵かきでさえも楽しめないかもしれません。

上記の問題は検証するためにインストールされたWacomタブレットのドライバーが原因かもしれません。タブレットドライバーをアンインストールし、Windows 10 Creators Updateを行った環境では安定して動作しているのでお絵かき可能です。この件に関してはもう少し検証したいと思います。





 Painter 2017 やペイント(Windows10に付属)では筆圧感知せず・・・

Painter 2017_スクリーンショット_170314_01

長年愛用しているペインターシリーズの最新版「Painter 2017」は筆圧感知しませんでした。筆圧を調節するブラシトラッキングも動作しません。



ペイント 筆圧検知しない02

Windows10に付属している「ペイント」も筆圧感知せず、線を引くつもりで描いても反応しなかったり点になったりしてしまいます。





 「ペンの使用時のタッチ入力を無視」する設定は必要なし?

ペンの設定を変更する手順をご説明します。「ペンの設定」ページでは、ペンのショートカットやWindows Ink ワークスペース、「ペンの使用時のタッチ入力を無視」などの設定が可能です。
 
■パームリジェクション機能
ペン入力時に手の平などが画面に触れてもペン入力が優先される機能です。

「ペンの使用時のタッチ入力を無視」する設定は標準でオフになっていますが、Spectre x360とSurfaceペン(Surface Pro 4対応)の組み合わせではこの設定を変更する必要はなさそうです。画面に手の平を置いた状態でもペン入力が優先されます。

アプリケーション次第なのかもしれませんが、必要な状況になったら設定変更すればよいと思います。


ペンの設定を変更する_01s

Windowsのタスクバーの画面右下にある「アクション センター」のアイコンをクリック。



ペンの設定を変更する_02s

「すべての設定」をクリック。



ペンの設定を変更する_03s

「デバイス」をクリック。



ペンの設定を変更する_04s

「ペンとWindows Ink」をクリック。



ペンの設定を変更する_07s

この画面でペンの設定が可能です。「ペンの使用時のタッチ入力を無視」の項目は、初期の状態ではオフになっているので、必要に応じてオンに設定します。

ペンのショートカットを利用するにはBluetoothでペアリングする必要があります。




 Bluetoothでペアリングする
 
ペンのショートカットを利用する場合は、Bluetoothでペアリングする必要があります。



IMG_3081ts.png

Bluetoothの設定をする前に、ランプが点灯するまでSurfaceペン上部のボタンを数秒間押します。



Bluetoothでペアリングする_170312_01s

ここからはPCでBluetoothの設定を行います。
まずは、Windowsのタスクバーに表示されているアイコンをクリック。



Bluetoothでペアリングする_170312_02s

Bluetoothのアイコンをクリック。



Bluetoothでペアリングする_170312_03s

「Bluetooth デバイスの表示」のアイコンをクリック。



Bluetoothでペアリングする_170312_04s

準備完了状態の「Surface Pen」をクリック。



Bluetoothでペアリングする_170312_05s

「ペアリング」をクリック。



Bluetoothでペアリングする_170312_06s

ペアリングが開始されたらしばらく待ちます。



Bluetoothでペアリングする_170312_07s
 
ペアリングが終了し接続が完了しました。


ペンの「ショートカットボタン」を利用する場合はBluetoothでペアリングする必要がありますが、ペン先のみ使用する場合はペアリングしなくても動作します。




 筆圧感度を設定するには

筆圧感度を調整できる「Surface アプリ」はSurface専用なのでSpectre x360では使用できませんでした。筆圧感度の調整は対応しているソフトで行うしかなさそうです。



スクリーンショット 筆圧の調整

CLIP STUDIO PAINT PROは筆圧感度の調整が可能です。上の画像は「柔らかめ」に設定しています。



Surface アプリ 00

Surfaceペンの筆圧感度を調整できる「Surface アプリ」をインストールしてみましたが、Surface専用ということでSpectre x360では使用できませんでした。

◆Surface アプリのインストールと使用



HPペンコントロール

「HPペンコントロール」はSpectre アクティブペン用のアプリですが、キーの割り当て設定のみで筆圧感度を調整する項目はありません。

◆HP ペンコントロール




 「Surfaceペン」と「Spectre アクティブペン」の違い

Spectre アクティブペンとSurfaceペンの比較
※上:Spectre アクティブペン、下:Surfaceペン(Surface Pro 4対応)


【Spectre アクティブペンの仕様】
・ペンのサイズ(長さ・直径):138×9.5mm※円筒形
・1024段階の筆圧検知
・ペンの重さ:16g (電池を含む:当サイトの計測でも16g)

【Surface Pro 4対応 Surfaceペンの仕様】
・ペンのサイズ(長さ・直径):144 x 9.5 x 10.2 mm
・筆圧検知:1,024 段階
・ペンの重さ:20g(電池を含む:当サイトの計測では21g)



■「Spectre アクティブペン」とSurface Pro 4対応「Surfaceペン」の違い


・ペンの形状が異なっています。

・ペンのサイズはSurfaceペンはSpectre アクティブペンよりも6mm長く、5g重くなっています。

・Surfaceペンは柔らかい感触ですが、Spectre アクティブペンは少し硬めになります。

・Surfaceペンにはトップボタン(ペン先の反対側)が付いていますが、Spectre アクティブペンにはありません。

・ペンの側面に付いているボタンは、Spectre アクティブペンが2つ、Surfaceペンは1つです。


■共通の特徴

・画面を撫ぜるような非常に弱い筆圧では反応しないことがあります。(適度な筆圧で描けば問題ありません)

・使用できる(筆圧感知する)ペイントソフトはCLIP STUDIO PAINT PRO(クリスタ)やAdobe Photoshop CCなどで、Painter 2017、Windows10付属のペイントなどは筆圧に反応しませんでした。

◆Spectre x360 パフォーマンスモデルでアクティブペンの描き味チェック!




  Surfaceペンでも画面の操作は問題なし。お絵かきできるかどうかはソフト次第

IMG_3172.png

当サイトで「Surface ペン」が使えることを確認しましたが、動作を保証するものではありません。予めご了承ください。

HP Spectre x360 13-ac000ベーシックモデル(Core i5 搭載)で「Surface ペン」が使えるのかどうか試してみましたが、拍子抜けするほど簡単に使うことができました。

イラスト制作で使えるかどうかはソフト次第です。CLIP STUDIO PAINT PROではお絵かきできそうな雰囲気でしたが、Painter 2017 やペイント(Windows10に付属)などは筆圧感知すらしませんでした。

本格的なCGイラスト制作や軽いタッチでの描き心地を求めるのなら、デスクトップPC&ペンタブレットのようなイラスト専用のPC環境を用意したほうが良いと思いますが、「Surface ペン」でも画面を操作したり、文字を書いたりするのは特に問題ありませんでした。

記事掲載時点(2017年3月13日)では4Kディスプレイを搭載したパフォーマンスモデルにのみ「アクティブペン」が付属しているのですが、いずれはオプション(または単品)で購入できるようにしていただければと思います。

【2017/05/10 追記】
Spectre アクティブペンは、ベーシックモデルとスタンダードモデルのカスタマイズ画面より選択可能ですが、5月10の時点ではカラーはナチュラルシルバーの1色のみとなっています。ペン単品は下記のアクセサリーのページから購入可能です。

◆個人用 (Spectre/OMEN/ENVY/Pavilion/HPシリーズなど) 入出力デバイスicon

下記の記事では「Spectre アクティブペン」の使用感を試しています。
◆Spectre x360 パフォーマンスモデルでアクティブペンの描き味チェック!
 

【メーカー製品詳細ページ】
◆HP Spectre x360 製品詳細icon
◆HP Spectre x360(スペックPDF)

【HP Spectre 13-ac000 x360 サポート】
◆トラブルシューティング・ドライバー・使用方法などicon
◆HP Spectre x360(ユーザーガイドPDF)

【実機レビュー】
◆HP Spectre x360 (アッシュブラック)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (ナチュラルシルバー)の外観・デザイン
◆HP Spectre x360 (Core i5-7200U)の性能・消費電力を検証!
◆HP Spectre x360 の専用化粧箱&付属品
◆HP Spectre x360 ベーシックモデルで「Surface ペン」を試してみる

【展示機レビュー】
◆新型「HP Spectre x360」の製品特徴・性能について

【関連記事】
◆新型「HP Spectre x360」vs薄型軽量「HP Spectre 13」徹底比較!
◆新型 HP Spectre x360 のカラーはどちらが好きですか?




■レビューについて
※商品仕様/価格については2017年5月10日時点のものです。
※製品仕様やPCパーツのメーカーは販売時期により変更になる場合があります。
※温度や消費電力の測定値は目安です。使用状況や環境によって変わります。
※できるだけ客観的にレビューしようと心がけていますが、実際の商品を見たり使用したときの感じ方には個人差があります。


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